地獄番 鬼蜘蛛日誌
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地獄番 鬼蜘蛛日誌の感想・レビュー(55)
01/23:よぼろっと
07/30:作楽
07/08:きみこ
★★★★★ デビュー作とは思えないほど深く鮮烈。帯にあるように確かに「現代版蜘蛛の糸」ではあるが、それだけで終わらない凄みがある。いろんな負の感情と、表裏一体の隠れた愛が剥き出しでぶつかってくる。読後、「生きるということ」を始めとして色々なことを深く考えさせられた。「輪」から抜けたあとは、一体どうなるんだろう。やはり「空」(クウ:なにもない)なのだろうか。
途中、グロテスクな描写があるのでそういうのが苦手な人は要注意。でも、鬼蜘蛛さんがいろんな理不尽なものと戦っているように見えて、そこに人間の(鬼蜘蛛になっちゃってるけど)意地があるように感じられるので意外と好感が持てた。私この作家さん好きだわ。
04/22:偽tttてん!
勢いがあり、熱があり、物凄く荒削りな中にも一本の筋があり、何も期待しないで読んだので結構面白かった。確かにクセがあるので読む人によってはイマイチだと思うのも分かる。個人的にだがなんとなく作者の見ている方向が分かる気がして、それでいて展開が読めなかったり意外な流れがあったり感心してしまった。白竜に対する思慕の念が唐突に思え、その芯たるものがよく変わらなくて戸惑ったけれどそれも色々複雑なのかなー?父性だったり憧れだったり、嫉妬だったりとか…。読んで良かったです。激しく熱い物語だった。
03/27:ゆかり
何だろぉ。。分かったような分からんような。この元女郎さんが何で鬼蜘蛛に選ばれたんか。。何か意味があったのか。何でこんなに閻魔さんを怨んでるんやろう。正義ぶってるのが嫌いなんかなぁ。怨んでも怨まれても地獄行きかぁ。。。身に覚えなくても??それって嫌だな。。鬼にもなりたくない。誰とも関わりたくなくなるわ。ただ地獄にいる人・・人ではないけど・・でも青空は心洗われるんやなぁ。。。 途中から『~ですがね』って話し方が異常に多いことが気になった・・・この人の癖かって思えば仕方ないんやろうけど。ちょっと読みづらかった
09/14:きよ
08/29:さくら
怨む相手を鬼になって待ち続ける。怨まれる亡者は地獄の責めを受け続ける。いつまでも続く負の連鎖。一人の女性がその連鎖の中己の事や周りの事を見続け、考えて行く。そうなる為の物語なんだなあ、そうなって良かった、と思うけど、蜘蛛が苦手な自分は姿を想像してしまう描写が、なんとも。
現代版の芥川龍之介「蜘蛛の糸」。現代版だから、蜘蛛の糸が垂れて来るのを大人しく待っているなんて事はしない。母を恨み、神仏すら恨み、野垂れ死んだ元花魁は、閻魔相手に啖呵を切り、鬼蜘蛛と化す。怨み怨まれ、飽く事無く報復を続ける地獄の日々が見せつける、業深き人間の哀しさ…。彼女が真に救われる日は訪れるのか?念のため、本作はホラーでは無い。カテゴリ不明。母と娘の葛藤を描いている様にも、一人の女性の成長記(成仏記?)の様にも読み取れる。テビュー作なので、かなり荒っぽいが、切なさと爽快感双方を楽しめる作品である。
05/29:charu
05/26:ぐま
主人公の言葉使いや、文体がやや崩れ気味なのが気になりました。もう少し文章が重くても良かったのではないかなと感じ、時代的な雰囲気が弱かったのが残念です。ただ、文章を我慢して読み進めていくと作者が何を書きたかったのかということが胸に迫ってきます。最後の辺りでは、思わず涙が溢れました。荒削りですが、とても良い作品です。
02/13:storm50
01/18:はむちゃん
鬼蜘蛛となった女から見た地獄の様子が描かれている。穴の外で全身に風を受け、そばにいた者がさらさらと崩れていくシーンや、汗水垂らしながら鬼や竜を背負って岩壁を登っていくシーンが印象的。
07/01:せきや
悪いことをすると地獄に堕ちるよと幼い時に言われたことがある。宗教云々ではなく、その教えは大人になった今でもどこかしらで覚えている。それは死後に何があるのかが分からない畏怖からくるものだろう。針の山や賽の河原など、地獄をイメージするものが次々と出て来る。そこで行われるのは鬼による粛正。ただ、その粛正が正しいものなのかは読者に委ねられる。罪と罰、救済。重いテーマではあるけれど、読みやすかった。鬼蜘蛛の垂らす糸も、持っていきかたがうまい。
06/07:アイカワ
05/17:ゆきだるま
04/29:おわり
☆☆☆テーマがあり、展開があり、答え(決して押し付けがましいものではない)を示している。坊さん・尼さん系の人じゃない事を期待したいが…
03/28:人工肉工場
地獄に堕ちて、鬼蜘蛛となった元・花魁が地獄番として、地獄の様子を日誌に書き綴る。目の前に広がるのはまさしく地獄絵図。裁きを受けているのは、鬼か亡者か。地獄の血生臭さが、空の下の穏やかさによって、より強調されている。鬼蜘蛛の廓言葉もテンポよく、面白かった。真の救いとは何か。新しい地獄観(地獄の世界観?)だった。
02/05:すえひろ
01/22:りっか
01/20:KEN
地獄、蜘蛛とくれば思い出すのが芥川龍之介の「蜘蛛の糸」。表紙もそれを髣髴とさせる物がありますが、これは地獄の鬼蜘蛛の糸。おまけに蜘蛛は元女郎。善行ひとつで垂れるほど、そんなに甘くはございません・・・・
01/04:who
面白かったでーす!とてもシニカルな、でもいっぱい笑える作品でした。鬼蜘蛛(女)の性格が強烈で…ラストがちょっとだけ残念。なんかこう、急に穏やかな方向に転がっていっちゃった感じで。でも、やっぱり好きです。
12/19:saya
元花魁で遊女であった女が地獄に落ちて鬼蜘蛛になる。その生前の母子の思いがあり、そして壮絶な遊女回想部分が宮木あや子の『花宵道中』をふっと思い出しました。地獄のあれこれとか救いのなさとか。それがある一点でかっと開けているのが私にはとても面白く思いました。そこがまた蜘蛛なのでぺちぺちっと糸を出して登っていくところがリアルで。閻魔様に宛てた日誌という形式が秀逸。ただ、、、予定調和内で終わらずぶっ飛んで欲しかった、ラスト。表紙を読み終わってから見ると、感慨深いです。蜘蛛の糸もだけど、杜子春 の親子風景を思ったよ。
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感想・レビュー:27件














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