流星ワゴン
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流星ワゴンの感想・レビュー(637)
父親ってなんなんでしょうね。妻に気を使い、子供に気を使い。でも、妻も子供もお互いに気を使っているのでしょうけどねε=( ̄。 ̄;A フゥ…何気にチュウさんがいい味を出してました。なかなか男は父親に素直になれませんよね(^。^)
キャラメルボックスを先に見ていたので大まかな筋は知っていたけど、活字だとより胸に迫ってくるものがありました。最低な現実が変わったわけではないけど、ほんのちょっと希望が持てそうなラストに救われました。
重松さんは父親になってこの本を書いたそうです。自分も、今自分の父親と会って、それも同い年の朋輩として付き合うとしたら、自分の父親と仲良くできるのかとか、いろいろ考えさせられました。 この主人公は、一連の旅から現実の世界に戻ってきて、絶望の未来を変えていくことはできるのでしょうか。。。切ない本でした。
上手いなぁ.展開がわかってても涙がこぼれる.はたして,私は同じ年齢の父と出会い,分かり合うことができるだろうか...現在の年齢でこの本に出合えたことに感謝!
人生の分かれ道なんて、見えない。あのときああしていれば、ああ言っていれば、見えていれば気付いていれば。私の人生は変わったろうか?後悔を切り離してどこへも逃げ込む事のできない私たちは、おそらくワイン色のオデッセイにも、橋本親子にも出会う事はない。それでも、読後感は不思議と爽やかで、私たちが生きる上でできることは、後悔も現実もひっくるめて受け入れることなんだと、なんとなくそう思った。
キャラメルボックスを観てこの本の存在を知りました。ストーリーを知るつつ読むことに躊躇いましたが、それでもこの本は刺激的でした。過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる。自分が変わることで周囲が変わりだす。そんな原則を改めて気づかせてくれる小説だ。現実は辛くて辛くて堪らないが、もがき苦しみながら未来を変えていくという努力の美しさに救われる。人間である喜びを知れる一冊だ。
読みたいと思ったのは2010年で、ウチの図書館に2冊あり、1冊はずっと貸出中、もう1冊はずっと書庫の中。出してほしいと言ってまで…と思ったので、棚に戻るまで様子を見てたら、正直忘れてしまってました。年末、棚に有る背表紙を見るまでは。重松さんは2冊目です。総じて、父と息子の物語ですよね。終始ウルウル、所々で本泣き。今読んだ、今読めた事に意味があるのかもなぁ。「未来を変えよう」「後悔をしたくない!!」と奮闘している、誰かにもしかすると私も出会ってるのかもしれませんね。
初めはSFのような設定に戸惑いましたが、主人公が自分と同じ年の親と出会うことで、親の気持ちに触れたり、子供のときにぶつけられなかった思いを伝えられたり、息子への接し方をかつての父親として、祖父として教えられわだかまりが溶けていくにつれて、不思議と馴染んでいきました。最悪な現実はすぐに変えられなくても未来を信じることはできる、ここから始めるしかない…という主人公に勇気をもらいました。
大きく分けると「面白かった」に一票なんだけれど、イマイチ乗れなかった微妙なテイストの作品。やり直しなんて利かないのが当たり前の人生に対する「もし・・」という設定は全然アリなんだけど、登場人物のちょっとしたセリフ回しや行動に何か違和感があって入り込めなかった。小説の登場人物に感情移入できるかどうかっていうのは小説の巧拙ももちろんあるんだけど、同じくらいにフィーリングもあるので、人によっては「全然イケてる」となる作品かもしれません。
重松さんの作品には泣かされる事が多いです。健太君を成仏させようとする橋本さんと、カズを殺さないでと懇願するチュウさんの姿に泣かされました。最後がご都合主義な終わり方じゃないところが良かったです。
ずいぶん前に一度読んだのですが、先日舞台化されたものを観たので久しぶり再読。過去に戻る作品はたくさんあるけど、過去を簡単に変えられない、というところが好き。読む際の自分が、結婚してるか、親・子供がいるか、いたら何歳くらいか、など、自分の状況によって、感じ方が変わりそう。また読もうと思います。
私も父も彼らより若干年上だけど,互いによそよそしい現状は似ている。長女は小学生高学年だし,妻の年齢も似ているし・・・とても他人事に思えない。過去に直面した主人公のつらさがそのまま自分の中に入ってきて切なくなったけど,読み進めずにいられなかった。いろいろ考えさせられる。
健太くんが離れていく場面で泣きました。 変えたいのに変えることができない…。もどかしいんだろうな。チュウさんは親父よりも素直なのが良かった。どの家庭にもある光景だったりするのかなー。読んでて幸せになったり苦しくなったりして読みごたえがありました。
出てくる事柄は、どれも良くないことだけど、橋本親子と主人公のやりとりや、主人公とチュウさんのやりとりが、ほんわかさせてくれるお話しだった。なにより、38歳のオヤジは、実世界の自分の言動に喜んだり、残念がったりしているところや、主人公が大人になったから気付けるオヤジの思いが、これまでの主人公とオヤジの関係とは違うものにしていたところがよかった。でも、なんでチュウさんは38歳だったのかな?また、いつか読み直そう…
ありえないだろう設定。でも、もし可能ならあってもいいかもしれない。正直、現実は最低、直視したくない、考えたくない、放り投げてどうにでもなれと思うことは結構ある。それでもそうできない自分がいて。そんな時、この本を思い出せたらと思う。いま、この瞬間の選択が未来を変えるかもしれない。一歩を踏み出すのは自分なんだと。淡々と進む話の中に出てくる親子のもどかしい関係やほんわかするあたたかさがよかったです。
38歳・秋。主人公と同じ年齢なので、親父との関係とかリアリティが感じられて、いろいろ考えさせられました。サイテーでサイアクの現実が待っていても頑張って生きて行こう、そう思わせてくれる作品でした。
橋本さんが健太くんに成仏を促すシーンと、チュウさんがカズを殺さないでくれと懇願するシーンが泣けた。健太くんが戻ってきてしまったときは拍子抜けして、今の涙を返してよと思ったけど(笑)2人はこれからもワゴンに乗って行くのかな。2人で出した答えならそれでいいか。チュウさんのキャラがいい。美代子のことだけは実際あんな風には許せないんじゃないかと思う。
暗いだけの話かと思っていたけど、読み切ったらなんとなくほんわかしました。自分が親になったら、と考えながら読むと、切ない気もしたけど、楽しんで読めました。
家庭内崩壊やリストラ…実父ともずっとうまくいっていない死んじゃってもいいと思っていた主人公の前にワゴンが現れ、自分と同じ歳の父と出会い朋輩として大事な場面を巡っていくと結構ベタな内容だけど良かった。器用じゃなくても目の前を見つめて強く生きるのって大事。一つだけ残念だと思ったのは…理由もなく浮気する妻。厭らしい感じで好きになれなかった。
現実から逃避しようと乗ったワイン色のオデッセイは、過去の大切な日・大切な場所へ運んでくれる。それがどんなに辛く、変えられない過去だとしても。気づくこと、気づけば変えられることを教えてくれる切ないタイムスリップ。昔気質のチュウさんも良いけど、橋本親子の優しさが切ないです。健太くんがサッカーボールを受け取れなかった場面、広樹くんが孤独を抱え込んでペットボトルをパチンコで打つ場面・・子供2人に泣かされました。まだ主人公の現実は良くなったわけではないけど、橋本親子の分まで幸せになってほしいと思います。
人生は日々選択の連続で、当然過去の選択時に戻ってやり直すことは出来ない。ただその選択に至った過程で「きずき」相手の状況や心理を日々理解しようとする事を心がけて生きて生きたいものだ。ただ毎日忙しくまたストレス社会の中でふと「きずき」を忘れてしまいます。主人公カズが橋本親子や亡父によって、相手を思いやる事にきずき、息子広樹や妻美代子との関係を修復していこうとする強い気持ちを持てた事が「明日への希望」につながると思う。 日々「きずき」を忘れずに暮らしていきたいものだ。
未来が分かっているのに変えられないもどかしさや お互いに思いあっているのにすれ違ってしまう親子の姿がとても切なかったです。どんなに願ってもやり直す事はできない。でも ここから始める事は出来るんです。
★5 父から見る子、子から見る父…号泣でした。女性をあまりからませていないのも良かった!アラフォー世代の子供を持つ中年が読めばストライクなはず。
妻に裏切られ、息子は中学に入った頃から登校拒否、家庭内暴力となり、人生を投げ出したくなった38歳のカズ。そんなカズを乗せて、成仏できない橋本父子のワゴン車は走る。カズのターニングポイントとなった大切な時間、場所に。 過去をやり直すことは出来ないし、あの時ああすれば良かったと後悔する事も多いけれど、その事実のとらえ方でもっと人生が変わってくるよって、橋本父子は教えてくれたのかもしれない。嫌いだった父であったが、同じ歳の父と出会うことで、父・チュウさんとも友人の様になれ、認め合えた。優しいファンタジー。
重松さんは、親子の心を描くのがうまいなぁと思う。親の心子知らず、子の心親知らず。目に見える事実は、真実とは違うんだなぁと思う。目に見える事実のその先(もしくは裏、芯)まで、心を配れる(気づける)人間になりたいと思う。いいお話だった。
図書館借り。初版で読んだ覚えはあったが、何となくてにとったが、今このタイミングで再読できたことはとても幸運だった。結局自分以外はほぼ(黒ひげ除く)変わらないが、大事なのは自分が変わることだと、自分では解釈してみた。久しぶりにおとんと酒でも飲みたいなぁと思った。まぁピンピンしてますけど。
過去を変えることは出来ないけど、受け止め方を変えることは出来る。悔い改めて今に活かすことは出来る。そういう話かなと思う。主人公の巡る過去が辛くて、特に妻にやたら腹が立って、途中読むのやめようかと思った(-.-;)カズ、チュウさん、健太くん、橋本さん…4人の、親が子を想い子が親を想う温かい気持ちに支えられて読み終えました。簡単に解決されない主人公の辛い現実がリアルで、だからこそそれに立ち向かう姿に励まされました。
重松さん初読み。凄く良かった。人生のターニングポイントへ連れて行ってくれるオデッセイ。皆がせつなくて苦しくて愛おしい。橋本さんの気持ちも、健太の思いも、広樹の気持ちも、チュウさんの思いも、カズの決意も。つい自分に置き換えて考える。さて赤ワイン色のオデッセイは、私をどこへ連れて行ってくれるのか?不安でもあり、楽しみでもあり・・・。
買ったまま、書架に放置してあってようやく読みました。後付で確認したら7年前に買ってる!この1,700円って…もったいない。もう文庫も出てると言うのにね。うちの息子は「まだ」2歳だからどこへ行くのも一緒で秘密もなければ知らない事はないのだけれど、すぐに私の知らないことをしたり、考えたりするようになるんだよなーと、改めて子育てを考えた。父と息子の関係で話が進んでいくので、世の父親に読んでもらいたい1冊だな。それはそうと、勤めていた中学の図書館に入っていた気がする。子どもにこのエロ要素は理解できなかっただろうな
人間はその時には理解できなくても年を重ねるとわかる事も多い。嘆き悲しみ迷いそして諦めて(良い意味での)歩いていくんじゃないかな。。などということを思いました
息子が中学生になり、いつまでも「子ども」といえなくなった辺りから、知らないことも増えるとともに、親としてその「距離」を知らず知らす気にかけていた気がします。同時に、息子である自分と父との場合を思いだそうとしてみたりも。でも、父の思いを何も知らず、今では聞きようもないことに気づかされるだけでした。作者が敢えて父と息子の関係のなかで、今作のテーマにアプローチしようとしたことに興味があります。世間では、「オカンとボクと、ときどき、オトン」じゃないけど、母と息子という関係がより普遍的で描きやすいのかとも思うから。
アキ@1.17思い出してや
やっぱり鈴木成一氏の装丁が、いいなあ。読後の余韻に浸るのに、いい感じです。先に読んだ「鈴木成一 装丁を語る。」でも紹介されていた作品だったので、二重にうれしい気がします。
ナイス!
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01/23 02:45
やっぱり鈴木成一氏の装丁が、いいなあ。読後の余韻に浸るのに、いい感じです。先に読んだ「鈴木成一 装丁を語る。」でも紹介されていた作品だったので、二重にうれしい気がします。
ナイス!
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01/23 02:45
“間違ってはいない。けれど、そうではないやり方だってあったのだ、と思う。”(117) 過去を変えようとするのではなく、今という一瞬一瞬を、自分の周りにいる人たちの少しの表情の変化が未来を大きく変える伏線になっている可能性もあるのだから、今この瞬間を、この瞬間の選択を大切にすること、また不器用で弱い自分も、同じように不器用で弱い自分の周りの人たちのことも認めること、それが大切。自分ですぐに変えることができるのは、自分の心だけなのかもしれないなぁ。
ひきこもり、暴力をふるう息子。浮気を重ねる妻。会社からはリストラ寸前……死を決意した37歳の僕は、死んだはずの父子が運転する不思議なワゴン車に乗り込んだ。
変わることのない現実。やり直すことのできない過去。
過去に戻り、いろんなことに気づいて行く主人公カズ。不仲の父と、親子でなければ友達になれるのだろうか。
とても切ないけれども、何とか現実、過去を変えていこうとする姿がとても印象的で面白かったです。
流星ワゴンの
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感想・レビュー:122件












































