連鎖 (講談社文庫)
連鎖を読んだ人はこんな本も読んでいます
連鎖を追加
連鎖の感想・レビュー(392)
厚生省食品衛生監視員の主人公が、汚染食品横流しの真相究明に乗り出すが、そこにはウラのウラまでがあった‥‥‥面白かったです。いったん真相解明そして円満解決となったあとで、もっかいひっくり返すというのがお見事っす。「奪取」がよかったので本作を読んでみたのですが、デビュー作からして出来上がってますね、この人は。読後感も文句なく★★★★★
チェルノブイリ原発事故による汚染食品を、ある商社が相次いで積み戻していた。その件について調べていた記者・竹脇が、車による転落事故で意識不明の重体になる。彼の友人であり厚生省の食品Gメンである羽川は、事故が自殺未遂として処理されたことに疑念を抱き、竹脇が調べた道を辿ることで真相を明らかにしようとする。その過程で、ココアを扱う別の商社でも、同じように積み戻しがされ関係者が転落死していたことが判明する。2つの商社と2つの事故を結ぶ「鎖」とは?真相が解明された後で、もうひとつの「連鎖」が主題化される手は憎い。
同じ年代の作家を読んでみたい・・・そんなことから真保裕一氏が浮上。デビュー作ということで購入、読了しました。どうやら「冒険小説」がお得意ならしいので期待しています。この書籍は、偶然、チェルノブイリが関係しており、ちょっとドキッとしましたが、かなり我々年代では話題になる内容でした・・・(ちょっと今時の人には古いかも・・・)
チェルノブイリ放射能汚染の輸入食品をめぐるミステリー。元食品Gメンの食品検査官が探偵役だ。震災における福島第一原発事故で放射能汚染が話題となっている現在においては、もはや他人事とは思えない内容である。しかしながら、いかんせん興味がわきづらく話のスケールも小さい。徐々に恐怖を煽るような展開にしようとする意図は感じられたが、細かいデータが小難しい上に緊迫感に欠ける場面が多かった。最後のどんでん返しでちょっと盛り上がったが、全体としては中の下といった印象である。専門分野についてよく調べこんである点は評価できる。
面白かった!!
確かに、何重にも話が入り組んでいるのはわかりにくい。だが、それでも最後にはすっきりと分かるし、内容にも無理はない。
復讐はしてはいけないというが、それが嫌味なく最後に伝わってきた。
放射能を帯びた輸入食品をめぐる食品検査官のサスペンス、という触れ込みに期待したが、登場人物の多さ、複雑さばかりが目に付き、食べ物と人間の生との深い掘り下げはほとんど無し。放射能めぐる批判的スタンスも皆無。って、勝手に期待したのは私だけだったのかな。★☆☆☆☆
食品流通業界の端くれに属する私にとって、輸入食品とは興味の尽きることのない題材でした。終盤の真相暴露は、復讐の連鎖の深さに恐怖を感じました。
放射能汚染食品というワードに興味を引かれ手にとった。食品Gメン羽川が横流しの真相を探っていく。私にとって後半複雑に過ぎた傾向がみられる。★★★☆☆
昨今の放射能と食品を取り巻く環境からこの本を手にとってみたけど、話の中心はそこじゃなかった。食品Gメンという設定はおもしろかったけど、なんだかちょっと物足りない感じだったかな、特に最後のオチが。
題名の通り、複雑に連鎖した事象を、主人公羽川が少しずつ解明していくという推理小説みたいな作品です。ここまでストーリーを複雑にする必要があるのかという感想はさておき、食品に限らず技術に関するものまで、輸出入の実態が非常にわかりやすく書かれていて、いい勉強になったというのが、正直な感想です。
食品検査官、放射能汚染食品、通関といった設定が珍しく、興味を持って読み進めることができた。かっこよすぎない主人公、美しすぎない女性たちも、テーマの方に視点を持続させるには良い。ただ、複雑な事件のからみの割には、事件を引き起こす要因の人間関係が淡白で、物足りない。デビュー作としてはもちろん力作だが、ミステリーとしてはあっけなさが残る作品だ。
放射能汚染の食品ということで興味深く読んだ。今回原発の事故で放射能汚染の食品が今後出回らないとは限らないし、、でも、篠田と高木の関係の伏線が少し弱い気がした
不正が不正を生むという連鎖よりも、人の憎しみが憎しみを呼ぶという連鎖の方が恐ろしいなぁと思いました。特にラスト2章は衝撃的でした。
61点 食品Gメンというなじみのない世界にディープに突っ込んだ作品。序盤→中盤と扱われている内容になかなか興味が湧かず、どうにもピンときません。惰性で迎えた残り数十ページ←ここからが凄かった。めまぐるしく変わる一気の展開からのよもやの結末は、まったく想像の外で「ほほう」と驚嘆させられました。入り込み辛さはありますがクオリティの高い作品です。
読後、無意識に口をついて出ました。「面白かった~!」と。真保作品は「ホワイトアウト」しか読んだことないけれど、これが抜群に面白かったので期待値が高かったのですが、期待を裏切らない読み応えでした。最後の最後まで気が抜けない展開。クドクなりすぎない人物描写。ラストはちょっと詰め込みすぎな所も否めませんが、そこを割り引いても面白いと心底納得出来る作品です。題材も【食物汚染】という興味深いもの。それに纏わるシステムなど初めて知りえる情報も多く、それだけでも一読の価値ありと思います。他の作品が楽しみ!
面白かった!!今なお続く食の問題、今だに根絶出来ていない事には恐怖を感じた。ラストのどんでん返しも見事!復讐の虚しさに涙が出た。悪循環にしかならない、わかっていても誰かにぶつけずにはいられない気持ちを消化するのって難しい。誰もができるようになれば、犯罪なんて起こらないのかもしれないけど。
汚染食品の横流しを追っていくうちにたどり着いた真相とは。法律の隙間をくぐり輸入される汚染食品には戦慄を覚えます…。最近は特に。検疫官羽川の竹脇への複雑な感情がストーリーに良い味付けをしていてよかったです。デビュー作だったんですね…すごいなあ真保先生。
一昔、いや二昔前のチープなサスペンス物語を見ているようでした。 汚染食品の流通に関することは、確かによく調べているのですが、物語として、描写の仕方としては、正直言ってイマイチ。余計な描写が多すぎるんです。登場人物の会話にも無駄が多すぎます。 したがって、スピード感もなく、だらだらとした感じで物語が展開します。 途中で読むのをやめようか、と思ったほどでした。
汚染食品の横流しを追う検疫官。中国餃子など食の安全への昨今の意識もあって、「そういうテーマを扱った作品なのね」と思っていましたが、これが20年近く前の作品だということに驚き。主人公と友人との因縁や、端々の台詞のハードボイルドなかっこよさ。脇を固める人物たちも生き生きとしていて○。そして終盤のどんでん返し。結末での演説に、とってつけた感を感じてしまったものの、良作でした。
図書館で「デパートへ行こう!」の作者だったので手に取った本。いや、面白い!こんな本も書いてたんやね。ほかの本も読んでみます。
1991年江戸川乱歩賞受賞作。この作品でデビューって、レベル高いなぁ。内容は複雑で、メモとりながら読みたいぐらいだったけど、一気に読ませる面白さ。復讐の「連鎖」は悲劇しか生まない。
内容は難しい。けど、「連鎖」という題名通り、何人もの人生が複雑に悲劇的に絡み合う。主人公の検疫官(自らをだめな人間と自嘲している人物)がここまで洞察力がある!?独りで見抜けちゃうとしたらすごい(小説ですけど)。
これは面白かった。複雑な関係を理解するのに頭を使うが、これでもかと次々畳み掛けてくる新事実に脱帽。ラストの羽川の演説にも感動した。
連鎖の
%
感想・レビュー:54件














ナイス!





























