斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫)
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斜め屋敷の犯罪の感想・レビュー(826)
1人殺すためにここまでする犯人に、脱帽。いわば交換殺人なんだけど、トリックが壮大。作者は模型を作ったのかな。それよりも絵入りとはいえ、このトリックを文章にするのはむずかしかったと思う。読む方もむずかしかったけど。
一日は考えてみたけどやっぱり分からなかったよ。トリックが明らかになった時、その率直さと豪快さに体内からシュウシュウと気が抜けて笑ってしてしまった。なんつう発想だ。どうにも奇妙で得体の知れない気持ちの悪さを醸し出しておきながら……。いいなぁ、この動機が怨む者から託された者、まさしく一世一代の大殺人って所にロマンがあって。占星術から一気にこれに飛んだけど、御手洗と石岡君は随分仲良くなってるね。
トリックが凄い。人一人を殺すためにこれだけのトリックを用意するなんて。見取り図を何回見ても俯瞰で理解できない方向音痴の自分には、これを見破るのは絶対無理。
建物全体が傾いている通称「斜め屋敷」を舞台に起こる連続密室殺人。動機の解明もままならず、犯行トリックにいたってはお手上げ状態の刑事陣のもとに探偵・御手洗が参上するも、不可解な事件は続き…。|これはすごい!実現可能かどうかどうでもよくなって、本格ミステリーのロマンすら感じる。疑わしい人物はいることはいるが、方法が全く思いつかない。読者への挑戦を宣言しているけれど、解かせる気ないでしょう、これ。どう考えても説明不可能と思っていたことが読了後にはすっきり見通せる、本格ミステリーの醍醐味を味わえる一作。
トリックがスゴすぎる!浜本が何故、流氷館と名付けたかが隠れてます。占星術殺人事件でもそうでしたが、御手洗が現れてからページを捲る手が止まらない。まさに、傑作です!!!
単純明快な占星術殺人事件と打って変わって、トリックが大掛かり過ぎて分かるわけがない(最初から解くつもりはなかったけれど) 占星術~よりは落ちると思うがそれでもやはり楽しく読めた。解説でポーやボードレールの引用にについてあったが、あそこまで読み取ることができるとは。僕は文字を表面上をなぞっているだけなのかと少しがっかりした。まだまだ修行が足りませんね。異邦の騎士が評判良いので楽しみです。
『館物は準備を施せる人間が怪しい』というオレ理論と、花壇の菊から連想した戦争…このへんが動機かなと推理してなんとなく犯人の想像はついた。邪道極まりないけど大体いつもこんな感じw トリックはちょっと穴が多い気はするもののトンでもなさすぎてまるでわからなかったし、動機もなかなか面白かったので満足。なによりやっぱり御手洗がいい。この探偵は色あせない。あ、ちなみにオレ理論は最近は全く当てはまりません。
☆9
僕は最初に花壇の絵を見たときに「蓮の花かな?」と想像した。そして次に「そうか!ハスと斜がかかっているのかっ!」と、勝手に謎を解いたような気になっていた…うん。恥ずかしい。
しかしそんな下らない答えではなく、僕の想像を遥かに超える展開と結末に、最後は完全にお手上げ。まさに見事。
御手洗潔が登場してからは、ページをめくる手が止まらない止まらない。久々に傑作に出会えたなという感じ。
御手洗シリーズ二作目。クイーン以来の”読者への挑戦状”は島田作品全部にあるんだろうか。 この作品だと犯人まではわかったけれども,動機とトリックが全くわからず。しかし,この発想はすごかったw 完全改訂版というのもあるらしいけれども,それとの差異が気になる。作者が言及していたアンフェアな部分が直ってるのかしら。
御手洗さんが登場してからのテンポがすごいよかった。作者の筆がのっている感じがした。読者への挑戦は、今回は勝負せずに投げて続きを読んでよかったかもしれない。でも真面目に取り組んで考えてみるのもまた一興かもしれない。絶対わからなかっただろうけど。まさかあれがヒントだなんて。う~むまた騙された。建物に無駄な構造なんてなかった。
ボードレールやポーの引用が独特の陰影を生み出し、うら寂しくも美しいオホーツク海の情景も手伝って渋みのある人間ドラマが演出される。一方メイントリックはとにかく派手であり、このコントラストがなかなか絶妙。舞台となる「流氷館」は数多存在する館ミステリの中でもずば抜けて複雑怪奇な建築で、傾いてはいるものの文字通り金字塔であろう。
タイトルがクローズドサークルっぽくて中身はぜんぜん違うので、疑心暗鬼の緊張感は味わえません。80年代の作品ということもあって、登場人物に感情移入しずらかった(当時の経済状況を反映した作品だった)。犯人に関しても、動機と殺人に至るまでのプロセスが釣り合わなく感じた。売り物のトリックも、不可能密室殺人という部分にこだわり過ぎて大胆すぎたような。
再読。もう少し厚かった気もするが、そうでもなかったような。これは、トリック・犯人とも覚えてたが、それでもおもしろいので、たいしたもんだというか、大半忘れてるぞ、おれ。
友達に借りて読んだ。面白かった!トリックがまさかだった!!あんなの分かるわけがない(笑)屋敷が斜めに建てられた理由も納得。私、どうしてもキャラ読みしてしまっていて、御手洗さんがいつ出てくるのか、少しソワソワした(笑)御手洗さんと石岡くんとの温度差が面白かった。
アイデアの勝利。粗さは目立つが、それを補って余りある大胆なトリックがこの作品の旨みだと思った。この作品の凶器になれたら楽しいだろうな。
人里離れて建てられた奇妙な屋敷で起こる、連続密室殺人。『占星術〜』に次いで2冊目の島田作品でした。大胆なトリックで面白いんだけど、前作同様に“推理する”ための小説に感じました。上質な数学の問題みたいな。ストーリーを追うだけじゃなくて自分で考えてこその本。
久しぶりに「やられた!」とおもわず呟いてしまいました!笑 どうにかしてサロンを通らない階段の使い方を考えていたのに、まさかあんな手でくるとは‥‥。まさにお屋敷の全てを駆使した大胆なトリックですね。御手洗さんが出てくるまでとても長いですが、出てきたと思ったら(紆余曲折ありながらも)ずばっと解決です。ずばっと。‥‥ずばっと?笑
★5
世界に誇れる大傑作。
純粋ミステリーで余計な詮索なしに楽しめる。
島田氏のテーマであろう都市文明論・社会ミステリー・メッセージ性の強い作品よりも、謎にどっぷりはまれるこんな作品をもっと読みたい。
御手洗潔が登場するまでがじれったい!いつ来るの…とジリジリしていたら後半登場、嵐のようでした。はじめは建物の構造を把握するのに必死で、でもこれ絶対大切だから!と見取り図を往復していました。このトリックのための舞台は面白かった。雪跡と人形の謎もすっかりはまって納得。面白かった。
密室もののミステリーには空間把握能力が絶対に重要なので、これに関して苦手な私にとっては、謎解きは難しかった。御手洗のキャラクターに不安要素をいだきつつも謎を明かしていく様子は読んでるこちらにも楽しさが伝わってきた。
再読。北海道の僻地に建つ斜めに傾けた西洋館でおきた連続密室殺人。舞台設定に凝っているところがとても好き。それにしてもこんなに想像のはるか上をいくトリックをどうして思いつけるのか、島田先生に聞いてみたい。とくに視覚的、空間的なトリックにおいて島田先生を超える作家さんを知らない。御手洗がなかなか出ないのが焦れったくはあるけど、御手洗がいたら連続殺人ができないというのが名探偵モノのつらいところかな。
ねーよwwwwwwwwwwwwwwwww。しかし、ドア一枚隔てただけの密室はばかばかしくなるくらい視野が広がりますなあ。
御手洗登場まで長かった…!今回は会話がいまいち頭に入らなかったためか、自分は占星術〜より読みにくく感じた。でも驚きのトリックには文句無し+お手上げ。
斜め屋敷の犯罪の
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