国語入試問題必勝法 (講談社文庫)
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国語入試問題必勝法の感想・レビュー(258)
表題作については参考になったようなそうでもないような。一番印象に残っているのが『猿蟹合戦とは何か』での乃木大将の奥様への言及だったことには、「ええっ!?」と驚いた自分の反応をちょっと反省。しかし乃木大将、「明治の精神に殉死する」(by『こころ』)と純粋な気持ちをお持ちの方と思いますが、『坂の上の雲』においての戦のやり方やこの本での説明では、あまり素晴らしい方には思えない……。『人間の風景』は『吉里吉里人』に出てきた小説家を思い出した。というか清水義範を読むと何だか井上ひさしを思い出して懐かしい…。
受験生ではないですがタイトルに騙されました(笑)。必勝法もあながち間違ってない気もしますけどね。けど「霧の中の終章」はリアル過ぎて笑えなかったです
ありふれたハウツー本風のタイトルに、ただ面白いだけで何の役にも立たない内容。そのギャップが既に面白い。パロディーというよりモノマネか一人芝居かな。長嶋さんと靄がお気に入り。
国語入試問題を揶揄した表題作は、あとがきで「まったく役に立たない」と書かれてはいるが、もしかしたら使えるのではないかと思わせる。「いわゆるひとつのトータル的な長嶋節」では、野球のみならずリクルート疑惑や本能寺の変、その他どうでもいいことを長嶋茂雄氏ほか野球人に語らせていて笑えた。かと思うと「時代食堂の特別料理」などしみじみと味わえる作品も入っていて、バラエティに富んだ短編集だった。
何と言っていいか言葉に詰まる本。笑い飛ばすか呆れるかと思えばしんみりとさせられたりと、読後感がいろいろありすぎて一言では言えない感じです。ここは「いろいろあった」と言うべきところでしょうか。
面白かった。『ブガロンチョ』『ケケシラガ』をWikipediaで検索したのは私だけではないですよね!短編ごとに、くだらなさとシリアスさがすごい温度差に感じますが、どちらも好きです。この作家さんは初めてですが、他にも読んでみたい
きたる教育実習のために指導案を書いていて、「ああ、あれを読んで我が戒めに!」と仰々しいことを言いつつ再読した。清水義範の本領発揮、あれやこれやの有象無象をよく観察していらっしゃる。表題作は問題を作る側としてにやにやしてしまうけど、ぐさりと刺される感じ。「時代食堂」はオムニバス形式のドラマに仕立てられそうな逸品。その他の作品も様々な文体で描かれるドラマの数々が溢れに溢れ、何かもうご馳走様でした。
ISO9001もビックリの高品質USO800(嘘八百、笑)国語がどうしようもなく苦手なので、中高生の頃に読みたかったな。表題作以外の短編も面白く大爆笑というよりは、ぷっと吹き出す笑いのジャブがエンドレスという感じ。途切れることなく、ないことないことがつらつらと出てきて、ちゃんとそれが出鱈目だと分かる、そのさりげなさ加減が絶妙で素晴らしい。時にぶっと吹き出し、背中はぷるぷる震えニヤニヤ笑いが止まらない、人前で読むのは非常に危険な本。あ~面白かった。でも、しんみりじんわりと沁みる「時代食堂の特別料理」も好き。
板栗香(育児中につき更新遅め)
「いわゆるひとつのトータル的な長島節」の中で、「それはその、どうなんでしょう。なかなかにひとつの明解なですね、端的にこれだと決めつけた答えを出すことはいわゆるディフィカルト、むづかしいことなんですが、・・・(続く)」で大受け。読書中、長島さんの声が頭の中で響いてました。(笑)
ナイス!
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07/12 23:12
「いわゆるひとつのトータル的な長島節」の中で、「それはその、どうなんでしょう。なかなかにひとつの明解なですね、端的にこれだと決めつけた答えを出すことはいわゆるディフィカルト、むづかしいことなんですが、・・・(続く)」で大受け。読書中、長島さんの声が頭の中で響いてました。(笑)
ナイス!
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07/12 23:12
はじめて清水義範の本を読んだ。この本は色々な種類の短編集であった。「いわゆるひとつのトータル的な長嶋節」と「人間の風景」という作品が面白かった。声を出して笑った。しかしながらいくつかの作品はなんだかよく分からなかった。それぞれにもっと読みたいなー、と思ったところで終ってしまう感じがした。
一見すると、受験生向けの受験参考書に見えてしまう。しかし、中を開くと、まず猿蟹合戦。は!?と思いましたが、短編集だったのですね。時代食堂がお気に入りです。
まさしく受験生である身としては気が抜けてしまうような、参考になるようなならないような(笑)とにかくとんでもない本であることは間違いありませんが。昭和の時代を感じさせつつも古びないこの面白さ。「色々あった。」って使ってみたいなあ。すべての受験生に、ある意味読んでほしい一冊ですね。
文章のコラージュ遊び。/「清水義範」というのは実は数人の共用ペンネームなのではないか? そんな疑いを持ってしまうほど鮮やかな文体の使い分けである。しかし彼は、入試問題を作るセンセイから長嶋茂雄まで誰にでもなれてしまうのに、やっぱり清水義範(ただ一人!)だ。
清水義範センセイ…こんな文筆家がいらっしゃるなんて、私、知りませんでした!もっと早く出会いたかった…昨日、出会えてよかった2011年の春。この本は、私の人生に忘れがたい焼印を残していきました。ジュワッ。パロディ作家として語られることが多いそうですが、それは書かれたのが昭和62年だから。練習しても見に付けることは難しいであろう笑いのセンス、ネタを自由自在に転がす手練は相当高度。ものまね芸人でいう青木隆治のように、面白いと凄いが一体化してます。電車で読むと笑いが止まらずキケン。
参考書ではないです。真面目に不真面目という感じで、とても面白く笑ったりしながら読みました。国語入試問題のいじり倒し方は最高だったし、認知症の老人目線で描いた短編「靄の中の終章」は笑ってツッコミながらも、ちょっと恐かった。
古本屋にて。1990年10月15日とあって、そこでまたよくわからない感動している。解説でまた一つオチがついていてヤラレタ。すごーく人に勧めたい。
これは短編集です、大学受験のときに見かけなくてよかった(笑)。こういう切り口の小説は初めてで最初は少し面食らったけど、トリビアの泉みたいな知識と笑いの融合って感じで遊び心がステキだった。特に時代食堂と人間の風景がよかったな。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 03/09
清水さんの文章は味があって面白いですね。なるほど、へー、と感心する内容も盛りだくさんですが、最後の人間の風景・・・は吹き出して笑ってしまいました。シュールな面白さ?何でしょうか。なんとも言えません。靄の中の終章・・・には、こういう小説チックなのも書くのかぁ・・・と意外でした。タイトルの必勝法は・・・今更知ってもなぁと思う反面、誰かに説明したーぃ!!欲求にかられます。なるほど、納得、へー!!と、目から鱗ものです。
凄いよね。こんな小説読んだことない。この発想はどこから出てくるのだろう。個人的に短編は苦手なんですけど、色々な味のある短編集でどれも楽しめました。『人間の風景』には笑わされました。我慢できなくて電車の中でにやにや。別に我慢する必要はないんだけど少し恥ずかしかった。怪訝な目で僕を見る人に教えてあげたかった。この本、こんなに面白いんですよって。
試験から遠ざかって久しく、新鮮な気持ちで国語を学べるわ・・なんて思ったけれど・・・(笑) 清水さんの視点は面白い。長嶋さんの章が特に興味深かった。
はじめに、これは受験生の為の本ではない事を念のために申し添えておきます(笑)陽気な皮肉本、と言えば良いでしょうか⁈一方の口角を上げて笑う(冷笑か失笑かはたまた苦笑か,,,)はずの笑いを、歯を見せて笑う明るい笑いにしてしまう、、、そんな本。でも、『時代食堂・・・』は涙こらえた(電車内だったので)お話。
日本語を読んだ、と充実した本。
これを読んだときにはすでに国語の試験を受けるような状況ではありませんでしたが、問題文を先に読むと言う点だけは以前から実践していましたね。
10数年ぶりの再読。中学生だった当時も十分面白いと思ったけれど、読書経験を積んだ今になってこの人の本当のすごさが良くわかるようになりました。元ネタを知らなくても楽しい文体模写というか、文体じゃないものまで模写してしまう文体模写というか(てか、それをパスティーシュって言うんだっけ??わからん)。ともあれ、忙しい時にうっかり手に取ると後悔する一冊であります。
表題作は、エッセイでこの小説の通りにセンター入試問題を解いていったら高得点が取れたと書いてありましたが、それを納得してしまうシニカルな小説でした。SF風作品ありパスティーシュあり、そして老人の小説はリアルですね。彼の観察眼の暖かい鋭さが生きています。
いや、実際はこの本を読んだからって現代文の成績はあがらないのだけど、大学受験の現代文を思う存分揶揄っている。読み物としても面白いし、解き方に対するアプローチも感心させられた。短編集なので他の作品も入っているが玉石混合。
試験を受けなくなって久しいですが、国語入試必勝法はちょっと試してみたくなりますね。「霧の中の終章」は怖いし…。いや、もうその…一気に不安になりました。
小学校・中学校と国語の問題は全然わからなかった。何々に一番ふさわしいのは、次の中のどれでしょう。という問題は全ての選択肢が正解に思えて途方にくれていた。それは、こういう理由が在ったのですね。中学生の時に読んでいれば...
センスの良さに半ば感心半ばあきれ顔。
国語入試必勝法?は完全に教育を馬鹿にしてるだろこれ(笑)
かと思えば認知症で記憶と思考回路がどんどん壊れていく描写はリアルで本当に怖い、かと思えばブガロンチョとかいう今度はグルメを馬鹿にした文章で…一体清水さんは何者なんでしょうか。
入ってい話がバラバラで、読み応えあってすごく面白かったです。
国語入試問題必勝法の
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感想・レビュー:84件


















































