ルー=ガルー 忌避すべき狼 (講談社ノベルス)
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ルー=ガルー 忌避すべき狼を追加
ルー=ガルー 忌避すべき狼の感想・レビュー(251)
舞台設定をのみこむまでに少々時間がかかったけれど、入り込んだらあとは最後まで一気読みだった。リアルが必要とされない近未来。日常のさまざまなものがネットで事足りる現代を考えれば、いつかこんな様な世界になるのではないかと思う。葉月が「もっと鮮やかに。もっと明瞭に。この世界には奥行きがある。」と自分に言い聞かせるシーンが一番好き。今から10年以上前の作品なのに古さがなく、最近出た続編はさらに期待できる!
10年ぶりに再読。内容は相変わらずの京極イズム。 小難しい理屈とか、人を食ったような会話とか。 少女達が主人公というのもあっていつもよりジュブナイル的要素があるかな? Don't trust over 30 って感じの捻くれたジュブナイル。 京極フリークなら絶対読んでおくべき作品。
2を読んだ後の再読。2を読んで我慢できなくなった。先に読んでおくと更に2が面白いですね。この一冊を通して「人を殺すこととは?」という命題を書き切っている。前半少々もたついて読みにくいけれど、後半のスピード感が前半のもたつきを吹き飛ばしてくれる。高度に機械化された近未来、そう夢物語じゃない気もしますね。この作品を読んでいるとそれが動物にとっていいことなのかなんなのかわからないけれども。
2が出たので再読。おぼろげには覚えてたけど、読んでおいてよかった。10年前にはまだ完全なつくりごとの世界と認識して読んだけど、現在はなんだか精神的にこの世界に近づいてきたなあ、と少し怖くなる。そんな中、楽しんで滅茶苦茶やれる美緒の存在は救い。
終盤の展開が熱い。全食料が人の手によって生産されている+人肉食っていうのはソイレントグリーンが元ネタかなあ。美緒がカッコいい。あかじるの挿絵を入れて欲しかった。
後半の伏線回収は見事だったが、前半が退屈だったことを考えるとあまり評価できない。個人的に一番面白かったのは「なぜ人を殺してはいけないのか?」という問いに静枝が「法律で決まっているから」と答えたことだ。最初はよく分からなかったが、理由を聞き、納得すると、いままで自分が考えてきたことに一定の答えが出た。
うん、絶対歩未が探偵役だと思ってました。しかしああなるとはなあ……。事件だけでなく、一見関係ないところまで含めて絡み、そして魅力を放っているのは京極夏彦らしいと思う。2巻が、ほんとに楽しみです(もう買ってあるけど)。
京極さんのSF…?と困惑しながらちまちま読んでたけど、矢部さんの事件が起きた辺りから一気読みしてしまった。百鬼夜行の流れを組んでると小耳に挟んだので警察の石井さんにむむむっとなったが、予想外の結末。匣の未来版ととればいいのかな…。憑いたのは魍魎ではなく狼?
近未来、人々は高度に管理され、他者との接触のほとんどがモニターを介して行われるようになった社会。ある日、主人公・葉月の住むエリアで連続殺人事件が発生する…。無機的なシステムを舞台にした、どこでも有機的な人間を描いた近未来少女武侠小説。『2』が出る前に何とか読み終えたかった作品を『2』発売の一月後、今やっと読了。前半、ひたすら退屈で難儀したが20章あたりから加速していく。終局にむけて収斂する構成はいつもの京極作品そのものだ。流石に巧い。京極夏彦氏がどんな近未来を描いたか知りたい人は読んでみては?
前半を読み進めるのは結構時間が掛かったが、後半は展開が面白くて時間を気にする暇もなく没頭してしまった。読了後はなんとも言えない余韻を残してくれる。 京極堂シリーズとは時代設定が全く違うし、若い女の子ばっかり出てくるのに、ラノベっぽくならずしっかり京極さんの小説になっているのが素晴らしいなあと思う。
『2』が出る前に再読。半分くらいまではページをめくるペースがのろくて焦りさえあったんだけど、半分過ぎたくらいからは一気に加速。あれこれ想いや考えをめぐらせる、ちょっと重い余韻(決して不快なものではないです)が残りました。『2』、楽しみです!
舞台として2030年代の日本を設定したSFミステリ。管理社会の中、他者との距離感を掴めずに生きる少女たちが、それでも徐々に触れ合い成長していく様は余りにもどかしく、いじらしい。頁単位では微々たるものでしかない関係性の変化が一挙として表面化し、放熱を始める終盤の展開には問答無用で引き込まれた。一押しは23章。道路を行く場面では空の高さと日差しとがありありと感じられ、鎖された世界を脱した解放感に胸が詰まった。黒幕の正体には予想がついたものの、単なる修辞だと捉えていた記述が伏線として機能する終盤の告白には感服。
面白い!素直に面白いと思いました。最初から最後まで面白い。難しい漢字と表現は相変わらずでしたが、近い未来?遠い未来?こうなっててもおかしくないと思える、そして今現在生きている自分を見つめる考えさせられる。そういえば今こうしてる私も端末に向かっているわけで・・・(=_=)
京極夏彦が流行のライトノベルを書いてみたけど、やっぱりそこは京極夏彦が書いたから哲学的な要素満載であんまりライトじゃなかったってオチ。京極さんのイメージはやっぱり「百鬼夜行シリーズ」のイメージなのでこういう近未来的な話は新鮮だった。実際数十年したらこういう端末に繋がれて何もかも監視される世の中が来るのかもしれない。そうなったら今以上に人と人との関係は希薄になっていくだろう…… 後女の子みんな可愛い(←ここ重要)特に美緒は榎木津さんを彷彿とされるいいキャラをしていた。是非1クールでアニメ化して欲しい
・・・人間って何? 端末に繋がれ、情報世界がリアルだった少女達が、現実世界の事件をきっかけに、人間の、動物としての本能を取り戻していく様子が、後半になるにつれて一気に加速して面白いです。黒幕の行動理念も、決着の付き方も、まさに獣。しかし女の子達は可愛い!
ようやく読了。細切れに読んでいたので、話が断片的にしか残らず、自分の中でつなげるのに苦労した。最初のほうは一向に展開が進まず、だらけた気持ちで読んでいたが、終盤になってようやく気持ちが乗って来た。連続殺人の裏に潜む狂気。否応なしに巻き込まれていく少女達。子供を守るため奔走する大人。様々な人の思いが交錯し、物語は終焉へと向かう。そこで投げ出される疑問――「殺人」は赦されることか。非常に難しい問いだが、一つ言えることは、これを犯さずして救いの道は開かれなかったということ。ルー・ガルー(忌避すべき狼)なくしては
これまで、タイトルを聴いたことはあっても、手に取って読んだことはなかったのですが、アニメ化の話を聞いていたのと、iPad / iPhone で読める電子書籍版が出たので、紙の本ではなくアプリの方を買って読んでみました。 表紙は紙の本と同じですね。読み始めたら面白くて時間も過ぎるのを忘れるくらい熱中して読み進めました。とはいえ、そんなにまとまった時間も取れないので、iPad で読んだり、すきま時間に iPhone で読んだりしていました。 2001年に書かれたとは思えないくらい、情報機器が普及した統制管
(☆☆☆☆)自分を赦してあげる──。という言葉が印象に残った作品。未来設定のものでも価値観が現代だったりする作品が多いなか、これはちゃんとそこらへんも作ってあってやっぱり京極だなぁとか思ったり。エンタメとしては敵が微妙だったりするのかもしれないけれど、特別気になる程でもない。キャラは美緒がいい。榎木津といい京極にこういうキャラを書かせるといい味だすなぁ
アプリで読了。「人を殺すことは…」の問いをこう捌いてみせるのかあ。前半は京極作品ならではのくどさを堪能、後半物語が加速しはじめてからは一気読み。こういう設定の小説をiPodという<端末>で読んだことも楽しかった。
iPhoneで読める、と知ってダウンロード。物珍しいだけで落としてみたけどアタリだったな。相当楽しめた。なーんも変わらないようで、やっぱりちょっとは変わってしまう人間、て未来でも一緒かしらん。なんだかとってもワクワクしたよ。ちょっとだけ電脳コイルの「体がズレる」って話をフラッシュバックしたりした。実体はいずこへ。なんつってな。
映画とは大分ちがった内容だった。京極さん流の考察や検証の長さが小説にはある。こればっかりは慣れだなぁと。読書中は臭いに関する考察がよく頭をよぎった。この小説には、その感覚が希薄だったし。今の時代からみると、未来の彼らの世界は色んな感覚が鈍っている。その代わりに、暮らしは楽になっている。もし日本が技術大国になっていくとしたら、なかなかリアルな未来像だと思った。
映画を観てよく分からなかったので原作へ。典型的なディストピアながらどこか羨ましくなる瞬間もあり。他の作品と地続きになっていたことが一番の驚き。二段組は苦手な筈なのに、文が段を跨がないので非常に読みやすかった。あと表紙が可愛い。
本当に読みにくい序盤、特に静枝の思考に関して。いちいちがくどい表現なんだけど、どれも自分が上の世代に思っていてイライラすることでもある。顔をしかめて変なしわを作るより小難しい言葉で煙に巻いてみようかなという気持ちになる。
購入。初・京極夏彦。とあるイベントで飽きるぐらいアニメ映画化の宣伝をしていたので購入。アニメの絵より、ノーマルな表紙の方が好み。序盤~中盤は読みにくかったが、主人公の少女達が事件に本格的に巻き込まれてから目が離せなくなった。京極夏彦=妖怪という短絡的なイメージしかなかったので、読者参加企画とはいえ近未来SFを読めたのは良かった。次は映画でも観に行こう。ちなみに孤狼なアユミが好みでした。
20章まで読むのにすっごい手間取った。がそこからは一気に読めた。けど、そんなに面白く感じなかった。と思ったら読者公募企画。なんとなく納得。表紙外して読んでいたせいか脳内キャラデザと公式(?)の間に差がある。美緒はいつき(キュアサンシャイン)のようなイメージだったのに表紙裏みたらなんだこのおっさん!(驚愕) まぁ微妙でした。
講談社版になったので久しぶり読み返した。そうしたら最近考えていたことが落ち着く場所に落ち着いてしまった。アタリマエのことを小難しく語るのが京極作品。でもアタリマエだと思っていることを説明するのってすごく難しいよね。
モノの考え方が徹底して大人のまま中二ワールド全力疾走。個人的には面白かったけど、そのどちらかだけを求めたらどっちもケツが落ち着かない感じだろうなあという気が。後から気がついたけど、男女の恋愛要素が全くと言っていいほど無いのが『自然』でいいなあ。直近に読んだ本が「女の子主人公だからって取ってつけたように別段ストーリーと関係なく恋に落としとく話が世の中多すぎる。
ルー=ガルー 忌避すべき狼の
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感想・レビュー:66件














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