マリオネット・エンジン (講談社ノベルス)
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マリオネット・エンジンの感想・レビュー(86)
相変わらず表現がオーバー?な点は否めませんが、様々な知識をふんだんに取り込んでいてよかった。SF寄りなのも私好みで。 特に、砂糖に恐怖を抱かされたのは初めてです・・・
シュガー・エンドレスは最高に刺激的な話だぜ。あとは、世界観=オチで完結していて予想の範疇を越えることはない。世界観だけ楽しむなら他もアリだけど、ストーリーも含めて考えるとワクワク感が足りない。シュガー・エンドレスもその部類に入るけど、あれだけは身近な恐怖を題材にしているから印象に残る。読みやすさと物語の深さを考慮すれば良い作品なんだけど、物足りなさが残っちゃう。一文で書くならば『スナック感覚のSF小説』
西澤保彦氏の若かりしころの作品もふくんだ非ミステリ、SFホラー短編集。とはいえ、ミステリでもSFチックな設定を使ってたり、既存の作品に散見されるコンプレックスや自意識やらが極度に肥大化してデフォルメされたキャラとか、その存在だけで十分ホラーだったりするから既視感バリバリ。エロチックな表現やジェンダー意識なんかも通ずるところがあるし、基本的な作風って変わらないのね。シュガー・エンドレスなんかは読み慣れた西澤保彦っぽさに溢れてて安心するけどが、青い奈落も良かった。意味はよくわかりませんが。
「SFホラー短編」となっていますが「SFでホラー」ではなく「SFだったりホラーだったり」と解釈した方が妥当だと思います。個人的には最初の「シュガー・エンドレス」が一番好き。砂糖に対する印象が変わります。食べるの怖くなっちゃいますよ。全体的には雰囲気を味わう作品です。ロジカルに考えちゃうとおかしなところは多々ありますし、西澤さんの他の著作と同じタイプの面白さを期待するとガッカリするかもしれません。あまり考え過ぎずに感性で楽しむのが良いと思います。
☆☆☆ SFとホラーの短編集。「シュガー・エンドレス」が一番リアルに迫って怖い。ちょっと時間かかるけど完全犯罪じゃないか、と思ったら無自覚でそこまで腹黒くなかった主人公にびっくり。スポーツドリンクとか飲むの怖くなるね・・・。表題作は設定と用語がちと難しいけど意味わかるとそれなりに。
もともとSF苦手だが西澤保彦なので読んだ。1作目のシュガーエンドレスがものすごい傑作。気味の悪い怖さがある。今や保険金殺人とかで有名になった手で、よくブラックジョークなどにも出てくるがこれをはじめに思いついた人はすごい。
SF的設定を施しつつ正統派ミステリを展開を見せるのが上手い著者の、初めて「sf」の文字を冠した短編作品集。裏書にSFホラーとあるものの、ホラー色は少ない。ただ、白砂糖に取り付かれる「シュガー・エンドレス」は通常と違った怖さがあり、秀逸。表題作は設定を飲み込むのに時間がかかってしまい、その間に話が進んでしまうためわかりづらい。
岸田秀さんの論を取り入れたりして、どれも意欲作という感じ。やはり、甘くしつこい味覚と恐怖感を巧みに引き出すシュガー〜は秀逸。個人的には、西澤さんならではの軽妙な語り文で進められる楽しいSFが読んでみたいなあ。
他の皆さんも言っているようにシュガー・エンドレスは非常に良い出来栄えだった。また家の中もスイスイと読み進めることができた。しかしそれ以外の作品は???な感じ。やはりこの人はミステリーのロジックを主眼に置いたほうがうまいと思う。
表題作を始め??なところもあったけれど、西澤さんらしいSFホラーを楽しめました。前作の「スナッチ」も、ほほぅ~そんな見方もできるんだーと思いましたが、「シュガー…」も、なるほどねーと思わせてくれました。
西澤さんの描く、能力が無いように見える主人公がその世界を動かす理由になるみたいな感じで面白かった。SF的な要素が入っている長編を読みたいなとは思った。
「シュガー・エンドレス」はネタとして面白いし、「家の中」も怪しい雰囲気があって良かった。しかしここまで。後半からわけのわからない代物になって、とくに表題作は変なカタカナが多くて意味不明。SF読みの人にはわかるのかしら。
『スナッチ』でもそうだったがトンデモな学説を無批判に使うところがたいへん気持ち悪い。表題作は無駄に設定が複雑すぎる。SF読みにもあまりお勧めできない。
SFとホラーの短編集。甘いものへの執着が悲劇を生む「シュガー・エンドレス」以外は凝った世界観で作られているためすんなりとその作品世界が理解できない。タイトル作はラストになってようやく西澤作品らしさを感じられた。SF読み以外にはあまりお勧めできない。
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感想・レビュー:41件














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