笑わない数学者 (講談社ノベルス)
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笑わない数学者の感想・レビュー(581)
再読。全ての謎が解けきっていないのに不満を覚えないミステリーというのは希有。最後の「きみが決めるんだ」という台詞が素晴らしくこの話をまとめている。
「定義するものが存在するものだ。」孤高の数学者の考えに触れるのが面白い。それがエピローグの犀川と萌絵の関係ともつながっていて、トリック、作品全体を通したまとまりがすごい。
S&Mシリーズで「全てがF〜」の次に好きな作品。残り時間を意識した老数学者と犀川の会話は、美しく刺激的で時を忘れる。社会と隔絶し、学問に全霊を捧げようとする強烈なエゴに、一握りの芸術家か持つ崇高さと痛々しさを感じる。初読時は「純粋」について考えたなぁ。
ごちそうさまでした。トリックは前二作より易しめ。むしろ途中のミニゲームのほうが難しいかも。「全てがFになる」を読まれていない方はまずそちらをどうぞ。
S&Mシリーズで読んだのはこれが五冊目くらい。建築学科の先生と学生が主人公であるから、いつも建築学の話題が出てきて毎回毎回おもしろいシリーズだと読んでいる。出てくる建物も奇抜で面白い建築であることもあいまって。しかし、この「笑わない数学者」は今までの中で一番、建築的だったと感じた。内と外の定義がテーマであることが特に。そして、相変わらず、犀川先生、面白すぎる。
少し間が空いてしまったけど、犀川先生シリーズ第3段です。 今回も楽しく読めたけれども、最後が少し曖昧だった気がする。結局あのおじいさん誰だ? ミステリーは白黒はっきりって勝手にイメージしてしまっている私の頭ではちょっと物足りなかったのかな。動機とかもね。 ミステリーは状況を事細かくイメージしようとするから、なんか創造力がつきそうと思った。単純?笑 第4段も楽しみです。
もともと森博嗣の作品中ではこれが一番好きなんだけど、お気に入りさんたちが立て続けに読んでたので矢も盾も堪らなくなり、何度目かわからない再読。とにかく三ツ星館のコンセプトが最高。犀川がその建築の真の意味に気付いた時、事件の謎解きもコペルニクス的転回を見せる。また「それは、人々に神がいると信じさせたことだ」というセリフも重要な伏線であることには初めて気付いた。(ガリレオは何故有罪判決を受けたのか?) 今回これを読み終えたのはクリスマス・イブ。感想を考えながら見上げた夜空にはオリオンが綺麗に輝いていた。
今回のトリックは比較的わかりやすい。注意深く読んでいる人ならおそらくすぐに気付くことができる。正直、作中で二人がなかなかそれを閃かないのはちょっとじれったく感じた。・・・が、本当の謎はその先にある。答えは不定、(不貞?)曖昧なようで自明な答え。・・・ところでビリヤードの経験は無いんだけど10はありなのかな?
s&mシリーズ第3弾。やはり手の込んだ孤島ミステリ。いや「ミステリィ」と書くべきか。ただ、多少トリックが雑に思えた。蟻一匹通さぬ緻密性というよりかはむしろ、舞台装置の派手さで見せるタイプなのか。〈笑わない数学者〉から作者の思想哲学が見え隠れする。そして読後感がさわやか。この二つは評価すべき。
昔挫折した今作に再度挑戦!言い回しが苦手だったり、オリオン像のトリックが早めに分かったりと、私とは肌が合わない感じ。ただ、物の見方や考え方、価値観について改めて考えさせてくれる一冊です。生活や労働から離れてただひたすら思索にふける時間なんて、もう殆ど無くなったなぁ…と、推理とは関係ないところでしんみりしちゃいました。
第三作〜!オリオン像のトリックがわかりました。しかし、殺人のトリックや動機がわからなかったです。動機がわかったら、あまりスッキリしなかったです。もしかしたら、天王寺翔蔵博士は、生きているかもしれません。今回は、萌絵さんは、意外な一面がたくさんありました。合気道の特技があると思わなかったです。ラストは、「もし、解けなかったら、私にキスして下さる?」というシーンがありました。キスしたのか、わからないまま、終わってしまいました。次作は、どんな展開になるのを楽しみにしています!!
面白かった。定義すれば、存在する。当たり前のように思っていることでも、改めて定義しようとするとその曖昧さが表出してくる。きっとそういう話。さて、定義とは何か?
S&Mシリーズ3作目。2/3過ぎた辺りから断然話が動きだし面白くなってきた。私的には一番好きかも。慣れてきたのかな?今回もタバコが吸いたくなったり(吸わないけど)コーヒーが飲みたくなったり。あと毎回ふれられている執事の諏訪野さんの事。「今時、そんな名称の職業があればの話である」とありますが、現在の方が需要(?)があるのではないかと思いますよ、先生。・・・という1996年の作品。
天王寺翔蔵。数学者は笑わない。笑うのは作家と建築家だけ。
一冊とばし。プラネタリウムのくだりはなんとなく想像できたんだけどなー。実は○○でしたネタは使い過ぎはよくない。でもきっと推理小説として読んではダメで、哲学と数学の狭間に心地よさを求めるんだと思う。真実の話がスキ。
建物に関するトリックの方は図面を見て始めの方に気づいたんですが算数の問題が解けない。読み進めて行けば答えにたどり着くと思ってたが結局、発展問題が出題されただけで答えは教えてくれなかった。 正直に言うと読んでる最中に算数の問題は考えるのを放棄してフローチャートだけ書いたんです。こうなったらプログラムまで組んでやります。西之園萌絵的な考え方をPCに任せるだけなんだからズルじゃないんです。そう定義します。
トリックは分かりやすい部類ですね。序盤からヒントはけっこう出てるので、情報を整理しながら読むタイプの人だとたぶんこれ、って思いながらの読書になると思います・w・ ストーリーの展開の仕方は少しパターン化でしょうか。萌絵パターン?w でも、今回は理系的思考っていうのは、こういうことだ、みたいな明示があるのでにやにやしながら読む事ができました。印象的なセリフは「サンドイッチと関係あるんですか?」・w・
萩原刑事の気持ちもよくわかる…… まあ読んですぐ理解できる小説というのは底が浅いものであるのかも知れないけど…… そういう意味では、森博嗣の小説は、単なるエンターテイメント、単なるミステリというだけでないのかも。
おおまかなトリックは予想通りだったけど、数学と哲学的なエピソードが多くて、頭を使う小説でした●それにしても萌絵は毎回危ない目に会いますねぇ。好奇心旺盛すぎ(笑)●ビリヤードの問題、気になって、旦那さんに解いてもらいました(笑)自分じゃ無理でしたー。
オリオン像のトリックはきっとそーだなと思ってたけど、2つ↓のコメントで、えっ???なんですが・・・。天王寺家のは謎のまま・・・。
ここた内なのか外なのか、最後の犀川と博士の問答、そしてラストの描写。謎が解き明かされて私が理解できたのかそれすらもよくわからない。う~~ん何とも言えない終わり方だけど、結構好み。
早い段階でトリックが分かった、っと思ったら下の人のコメはなんだ!?俺もひかかったみたいだな。
再読.森さんがトリックが早い段階でわかったほうがトリックにかかっている.みたいなことを言っていたような気がしたので改めて読んでみた.・・・わからん.ヒントは題名らしいのだが.
犀川先生と萌絵との知的でおしゃれなやり取りを楽しもうと手にした3作目。今回も2人の活躍で全ての謎は解かれてすっきり終わるのだろうと思っていたら、全く違いました。最後には、細部における疑問を解消するのに欠かせない、最大の真実を読者の見解に委ねてくるとは…。色んな意味で楽しませてくれる作品でした。
3冊目。ビリヤード球を使う問題に頭を使った。【追記】それとやっぱり、24,25ページの会話は大学受験前に読めていたらなぁと思う。犀川「なんてったって、楽しいのは虚の方だものね」 ほんと、工学部ってあんまり楽しくないんですよ。一番下品な格言とは?についても同感です。
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