人と話すサル「カンジ」
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人と話すサル「カンジ」の感想・レビュー(3)
類人猿言語研究の世界的リーダーたる著者が、ピグミーチンパンジー「カンジ」らの成長観察を通じ、類人猿の認知機構・コミュニケーションの有様から道具製作までを論じ、さらに、人類の言語・道具製作の知見を示そうとするもの。本書ではカンジらの知能や豊かなコミュニケーション能力が示され、特に、原初的な石器製作におけるカンジの創作力に私は驚かされた。一般に、1970年代中盤からは、類人猿の言語能力に否定的に見てきたが、これを一定程度覆す内容が示され、少なくとも、シンボル利用の意思疎通は類人猿でも可能と思われる。
「ボノボ(ピグミーチンパンジー)の知能はかなり高く、人語を解したり抽象的な思考が出来たりとか何かとスンゲーですよ!原始時代の人間を類推するのに大きな手がかりにもなるし「知性とは/知能とは何ぞや」という事を人間以外のサンプルで例証できるのです!みんなボノボの良さを判ってお願い!」という主旨の本です。おおそうなのか!と興奮できます。中でも「バンバニーシャ、何を考えているの?」「カンジのこと」というくだりは背筋が寒くなったと同時に「ほっこり」したです!ウキー!バナナくれ。
11/01:amasaki
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