限りなく透明に近いブルー (講談社文庫 む 3-1)
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限りなく透明に近いブルーの感想・レビュー(1742)
再読。酒、ドラック、セックスを延々とやってる若者たちの話。過激な内容なんだけど客観的に書かれて淡々としているので嫌悪感は浮かばない。それどころか読んでる途中や読み終わった後に不思議と清涼感がある。まさに限りなく透明に近いブルー。個人的にはものすごい好きな作品だけど人には中々おすすめしにくい。主人公ずっとラリって吐いてる。
初・村上龍です。初めてはデビュー作を読もうかなって感じで選びました(・ω・)作品全体的に漂う「無機質」。無味乾燥とは違うんだけど、主人公が周りと硝子一枚挟んでの傍観ぶり。乱交・薬物が蔓延ってるのに嫌悪感を抱く事は無いのも、やはり作品から醸し出される「無機質」からなのかもです( ´∀`)
なんか難しかった(´・ω・`) なので、とりあえず保留です。短編だからってなめてた(T-T)。最初はスラスラだったんだけど、一度間を空けると全く内容が入ってこない。一気にに読むべき本だと思った*
父が母に結婚前にプレゼントした本。母の本棚から借りて読んだ。やっぱり村上龍はあんまり好きじゃないなぁ。読み終わった最後の中表紙に父から母に宛てたポエムを発見して笑った。母にポエムの事を言ったら、母も村上龍が合わなくて途中でやめたから気づいてなかったらしいw二人でみて笑った(o^^o)
こんなに、三人称的(ぼく、わたし、俺が不在?)な、一人称小説は、ない。村上春樹がディスコミットだ、ディスコミットだ。とかいわれてるけど、これほど完璧にコミットしていない小説は古今東西ありません。完璧にすごい小説。こんなの日本語で読める幸せをひしひし感じる。つかありえない。村上龍の根本にこれがあるのか、と思うと、ぞっとする。
村上龍の芥川賞授賞作なので、気になって読んだ。 読むのをやめようかと思うくらい内容が薬物と暴力とで過激だった。 なんとか最後まで読めた。解説を読んで、わかったことが多かった(*_*)
書いてある事は最低なはずだけど、何故か嫌悪感なく読むことができた。薬物や乱交、気違いな描写がほとんどだけれども、話としては興味深く、読まされた。
物語が目の前で起きているかのように思えた。映画館で映画をみている感覚に近いのかな。話しの内容は…気持ち悪かった。ただただそこに事実がころがっているだけ。不思議なことに読んだ後にはなんの感情も湧かなかった。
初村上龍。福生の米軍基地の周辺で若者がドラッグや暴力に浸っている。過激な内容ではあるが、どこを切り取っても同じ切り口を見せる金太郎飴のように淡々と描写されているため嫌悪感は感じなかった。おそらく主人公たちも限りなく透明に近いブルーのガラス越しで観察するように、自身や他人の行為を客観視してるのだろう。それにしても描写がお上手。
だれがそういっていたのかは失念したが、村上春樹の小説は読んでいる最中さまざまな小説以外のことを考えさせるが、村上龍の小説は読んでいる最中その小説以外のことをまるで考えなくさせる、没頭させられてしまうといっている人がいて、なるほどと思ったことがあった。文章の緩急は暴力的といってもいいほど。書かれている内容は雑多なはずなのに、この文章に宿るひっそりとした静けさは何なのだろうか、と読み終って数分経ってもいま、わからないままだ。
淡々としてて静かな作品でした。白けて白けて透明になっちゃったー、みたいな。静かな絶望感と遠くに見える稜線は中々綺麗だけど、抽象表現みたいなかんじで繰り返される比喩は、わかるんだけどちょっとクサくねーか? と思わなくもない、いやわかるんだけどさぁ…。読んでたら頭がんがんしてきて変な汗をかいた。
初村上龍…ということでデビュー作を読んでみた。畳み掛けるようなグロテスクで勢いのある描写と台詞、なすがままにされる受動的な主人公は読んでいて悲しくなる。腰を据えて読むのがよろしいかと…。
☆2 書かれた内容はノイズ混じりの極彩色、セックス、ドラッグ、暴力。だが主人公を通して紡がれる文章に、その生生しさは感じられない。淡々と、ごちゃごちゃした世界を過度な描写なしで語っていく。読後感はタイトルが語っていると思う。ある時代、ある集団のリアルは、私には遠い世界のこと。それでも、決して何も残さない透明ではなく、何かを心に被せてきた。刺激的な様で静謐な、不思議な作品だった。
無力系男子の源流はここにあった!!目標に向かって頑張ってみたい。一つのことに熱中してみたい。けどなににむかってゆけばいいのか分からない。やらなければならない理由が分からない、と嘆く男子に読んでほしい。
戦後アメリカ文化の流入を肌で感じていた著者の新鮮な感覚を知ってほしい。
戦争が終わった。モノが巷にあふれた。セックスとドラッグが流行した。世界は確実に豊かに、いい方向へむかっている、そう思わせるには充分であった。しかし本当の意味で幸せになったか。著者と同名である主人公の目に映った世界とは…?
ドラッグやセックスの描写ばかりで、そこから何かを感じとることができなかった。読解力が私に無いからかな…。ただ、タイトルには惹かれます。
全然分からなかった。(^^)お手上げだよ。ドラックの恐ろしさ(それを訴えたわけでもない感じするけど)とかも伝わってこなかった。難しい。
セックスやドラッグ、その他様々な褒められない行為を生々しく描写し、けれどそれらが余りにも現実感が無く、まるで僕たちの知っている世界から切り離されたよう。もしかしたら、彼らは社会とのまっとうな関わりを拒否した結果、限りなく透明に近い存在となってしまったのではないか。誰からも関心を持たれない小さな世界で彼らは思いのままの行動をとるけれど、その中での生活は現実感を伴わない。人は、外界と、社会と関わらずに生きてはいけないのだ。
麻薬と乱交という主題の腐乱性にも関わらず非常に健康的で爽やかな文章はジュネを連想させるものがある。描写の生々しさが凄まじく、息も継がずに読んだ、というより引っ張られた。腐敗の奥に潜む若者たちの空虚、狂乱でもなお埋めがたい空洞……そこからふと湧き出たようなフルートに関する台詞は、もっとも好きな場面のひとつかも知れない。素晴らしいデビュー作。
完全に個人的な印象だがなぜか、読後にカミュの「異邦人」、サガンの「かなしみよこんにちわ」を思い出した。共通点がなさそうで自分でもなぜ、これが浮かんだのかなぁと思ったが、内容の生々しさ(生臭さ?)に反してどこかしら冷たい、醒めた視点が同居している部分が似ているかもしれない。著者の同じく若者を描いた「69 sixty nine」はおバカな雰囲気を撒き散らしているが、こっちは同じ若者の青春でも全く切り口が違って読み比べると面白い。
半端じゃないエネルギーが文字からひしひしと伝わってくる。ジミヘンあたりのサイケデリックな作風を小説にして昇華させた感じ。猥雑で暴力的な表現が連続する中で心情描写は殆どなく、ひたすら客観的だ。その客観性を維持しながら読み手を作品世界の渦に巻き込んでいく力は一体何なんだろうか。ロックがロックだった頃のロックは本作と一緒で目的性とか訴えたい何かとか、そういう要素が希薄だった。ロックを成立させていたのは方向性不明のエネルギーの衝動。そういうものが本作には明らかに潜んでいる。好き嫌いは別として、凄い。☆☆☆
ドラッグとセックスに浸りきった腐乱した日々。酸っぱい匂いがたち込めそうな文章力はさすがだけど、あまり面白くはなかった。
さすがにデビュー作。
文体に瑞々しさと力が溢れている。
特にラスト近くの章はさすが。
それまでの渇いた描写もいい。
現在に至る村上龍にも通じるが、言葉の、文体の持つ力が半端無い。
村上龍を読むに値すると思わせる。
さすがのデビュー作。
わりと飛ばして読んでしまったのだけれどものすごい強烈。クスリにセックスに暴力に…と生々しくグロテスク表現が多くごちゃごちゃした生ゴミの中にぶち込まれたような感覚(表現はあんまりよくないが個人的にはこれが一番しっくりくる)を受けたが、それでも全編通してある冷たさというか静けさ?解説にあった「清潔」という言葉はこの物語の生活とは正反対なのになんだか納得してしまう。リュウは確かにこの小説の中の登場人物なのに傍観者というか一枚ガラスを隔てているような、そんな感じがした。
途中、なんて美しい文章を書くのだろうと、本当に感動した。主人公たちはラリってるのだけれど、そこから語られる言葉が奇妙なほど美しい。それと、主人公たちの堕落ぶりの対比がさらに美しさと儚さを助長しているのだろうか。
あっという間に読み終わった。デビュー作らしく、著者の精神の根本的な部分がひしひしと伝わってきた。友人らとともに、ドラックやセックスに溺れた腐りきった日々を冷酷にさえ感じるほど写実的に描写している点は印象的だった。そして、そんな日々の中でも、読書や音楽に傾倒し、教養を感じさせることから、彼らは、少なくとも自分の意思の元に行動しながらも、無意識的に自分たちの生活を蔑んでいるようにも感じた。果たして、彼らの先にはどんな種類の希望が見えたのだろうか。総じて、切ないストーリーだった。
限りなく透明に近いブルーの
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