ゲームの父・横井軍平伝 任天堂のDNAを創造した男
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ゲームの父・横井軍平伝 任天堂のDNAを創造した男の感想・レビュー(104)
「遊び」の本質を考え抜いた人だったんだなぁ、と思う。「枯れた技術の水平思考」とは、技術そのものではなく、付加価値が重要であるということか。(p62)「花札・トランプ」と「ゲーム&ウォッチ・ファミコン」との間に発売された製品を見ると、昔から任天堂はいろんなことをやっていたんだ、と知った(自分にとっては、かなり意外なものばかりだった)。「遊び」を追及したといっても、ゲーム&ウォッチで時計機能を盛り込んで、「ちょっとした実用性」を加えるといった、売れるための工夫も忘れない人だったようだ。
いい話です。もっと早く彼のことを知ることができれば良かったなと思ほどの魅力を感じた。つい、ニヤリとしてしまうおもちゃの数々、ファミコンじゃないんだよな、向き合えるゲームボーイなんだよ。
横井軍平ゲーム館のほうが資料的、こちらのほうが伝記的。横井の発想力は何をするにしても参考になることばかり。人間的にも尊敬に値する数少ない人物だと痛感。
ゲーム館と重複している部分があるが聞き手がしっかり勉強して取材に臨んでいるところに感心。某ゲーム雑誌の人達よりよっぽど良い仕事をしてる。筆者には機会があれば他のクリエイターにもお話を聞いてもらいたいと思える内容だった。
普段思いつくアイデアは999はどうしようもないモノ、1つ光るものがあればいいとの考え方からして、横井軍平さんの生活は全て遊びへと直結するアイデアについて考えていた・・いや、むしろ人生がゲームだったのだ。人をどうやって楽しませるか、喜ばせるかを自分の楽しみにしているその人柄が軍兵さんの最大の魅力だと感じた。
枯れた技術の水平思考は応用ききそうな原則だと思うので覚えておく。 テレビゲーム世代だけど、横井さんの子供をテレビの外に向かわせる姿勢は大事だと思う。外で遊ぶ、驚きが必要。 あとやっぱり泣けた・・。
とても参考になった。「枯れた技術の水平思考」個人的には横井氏の独創ではなく、日本人本来の知恵だと感じた。この本を読んで、西洋人が無意識でやっている「開拓精神」をもともと備わっていない日本人がやろうとするのは、あまり利口ではないと直感した。すでに存在する物を捨てずに工夫して使い続ける事が、日本人にとって一番自然であり、もっとも効率の良い生き方だと思う。
玩具開発に人生をかけた人物の伝記。とても読みやすかった。花札会社だった任天堂を世界的な会社へ引き上げた裏には、やはり伝説的なすごい人物がいるものです。小学生の頃、ゲームウォッチに熱中したことを思い出しました。このような純粋におもちゃを愛し、人をあっと言わせたり驚かせたりすることに一生懸命になれる人がいたんだなと興味深く読めました。物造り大国日本を支えてきた人物の一人です。
どんなに美しいCGもイマジネーションの世界の広がりには勝てない。ちゃちいドット絵でも、頭の中ではどんなCGよりも濃密で美しい世界を作ることが出来る。
任天堂さんには昔、お世話になりました。ウルトラハンドとかは知らなかったのですが、ゲーム&ウォッチでかなり遊びました。あのとき何気なく使っていた玩具を作った人の話には非常に興味があり、この本を手にしました。横井軍平氏は、以前読んだ任天堂の本で知っていたので、この本が読めて非常に満足です(以前軍平氏の本を探したとき、絶版だった気がします)。やはり交通事故で亡くなったのは、残念です。
横井さんは、遊びの本質、原理、原則を直視し続け、そこを理解し続けようとする努力を怠らなかったからこそ、今の評価があるのだろうな、と感じた。この様な時期だからこそ、今後の生活に対する本質、原理、原則を直視し続けつつ、『枯れた技術の水平思考』の適用を随時考えていくと面白いかなとも思った。便利な方が当然良いけど、不便利になった際の楽しみ方も予め考えとくと、ショックが小さくて済みそう。
「枯れた技術の水平思考」で知られる任天堂の横井軍平氏の伝記。ウルトラハンドや光線術を開発し、のちに任天堂を世界のゲームメーカーへと成長させたゲームウオッチの開発者となる。ノウハウもないまま花札会社である任天堂に入社した横井軍平、その後のヒット商品には横井なりの遊びの哲学と信念が貫かれていたようだ。副題「任天堂のDNAを創造した男」とあるように、任天堂は横井軍平が無くては今の姿は想像もできなかっただろう。WiiやDSで世界のゲームメーカーとなった任天堂、もし横井軍平が生きていたらどう思ったのだろう。
最近復刻された『横井軍平ゲーム館』を再構成した「枯れた技術の水平思考」で知られる横井軍平の評伝。 カラーグラビアの「横井軍平の遺したおもちゃたち」を見るだけで、我々の世代の遊びの歴史そのものともいえる仕事ぶりに改めて驚く。 ノウハウもないままヒット商品を重ねていった背景には、仕事や遊びへの独自の哲学や信念が貫かれたこと、それが副題である「任天堂のDNAを創造した」ということがよく分かる。 21世紀での仕事を見れなかったことが残念でならない。 Wiiやニンテンドー3DSへの感想も聞きたかったなあ。
横井さんが亡くなられる前に、その存在を知っていたかったと痛感しました。私にとって、記憶の片隅に埋もれていた小さな事故が、こんなにも大きな損失だったことに衝撃。人の死にくらいをつけたいわけではありませんが、そんな衝撃を受けました。
ゲームボーイの父とは知っていたが、ここまで突き抜けた発想の持ち主だったとはと敬服。モットー「枯れた技術の水平思考」の背景にあったのは、グラフィックの美しさやスペックのみを競い始めたゲーム業界への危機感。ガラパゴスと揶揄される日本の携帯業界にも通じる。あのバーチャルボーイも、携帯して現実の世界とリンクさせる新概念の製品にさせたかった横井氏。彼にセカイカメラなどでAR(拡張現実)の世界に進出し始めたiPhoneを見せてあげたかった。ただ、彼の思いはニンテンドー3DSに脈々と受け継がれていると思う。
横井軍平ゲーム館を読んだ後だったので、被る部分もあったが、おもしろかった。ゲーム開発とは関係なくてもためになるというか、役立つ部分はあると思う。
「バーチャルボーイのとき軍平氏が注目していたのは真っ暗闇の魅力」という指摘を読んで、なぜバーチャルボーイにドキドキしたのかを思い出した。真っ暗闇に突然に浮かぶオレンジ色の線でできた物体が奥行きと立体感を持って迫る不思議さは、なんともいえない魅力でした。通信機能が付加できなかったあたり、本当に「ヒリヒリ」だったんだろうなぁ。兄のおさがりだったと思うけど、ボクの家にはウルトラハンドがあった。光線銃SPもあった。ワンダースワンが大好きでした。ずっとグンペイさんの子供でした。
すごい。任天堂の統一性がない感じ、異形な感じを形作った人。ほんとうに惜しい人。生きてる内に、しっかり再評価したかったし、されて欲しかった
「GUNPEI」の名前のもとにこの方がいらっしゃるのは知っていましたが、何をされたかのかまでは知りませんでした。すごい方だったんですね。この方が任天堂を去られたあと、まさにこの方の思考の結晶のようなwiiが任天堂から発売されたという事実が味わい深い。
横井軍平氏の評伝。がっちりファミコン世代、物心ついた頃には既に十字キーに親しんでいた自分としては、その哲学・思想への理解を深める事の出来た名著でした。“遊び”に対する情熱とセンス、そしてユーモア。遊ぶ事に掛けての天才だったんだなと、改めて身につまされた感じ。色々書きたい事もあるけれど、一言だけ。今もきっとこの先も、軍平おじさんはボクが尊敬する偉人である事に変わりはないと云う事。
安く作らないと売れないというのはアイディアの不足なんです。だから、日本国内で作っても高く売れるだけのアイディアを考えたらいいじゃないかというのが私の意見です。それは決して難しいことをしなくても、実に他愛もないことで実現できるのです。
私、ゲームって全くやらないんです。だけどこの本楽しめた。だって、ウルトラハンド、ウルトラマシン、光線銃ですよ!これは玩具開発に人生を捧げた男の物語であり、ゲーム開発はその中の挿話でしょう。ビジネス本として読むな!面白いことを考えて、子供時代の我々を楽しませてくれたおじさんの伝記として読むべきな訳で!
最初は面白かったけれど、最後のバーチャルボーイのところが推測ばかりを付け足した感じで…。歴史の偉人ばかりでなく、こういった身近な偉人も伝えていくべきですね。
★★☆☆☆ 『横井軍平ゲーム館』と8割同じ内容だったので残念。創造、開発哲学という意味で、前著の方が良かったと思う。発想系の大御所全てに言えるが、以下に多くのアイデアを出し、以下に早くボツにしてくかが重要と説いている。たまごっちを悔しがった横井氏の気持ちがわかる。
これはすばらしい本だ。この本を読むことでいままで面白さのわからなかったゲームを「どう」楽しむのか蒙が開けた気がする。また、かれのゲームに対する水平思考というのは、いわば未知との交流を彼なりにいい表した言葉なのだと感じた。面白さというのは幅広くあるものであるが、白黒の次はカラーというように縦に発展してしまうと面白さの方向は一方向に限定されてしまう。これを嫌ったがために、白黒に、技術の進歩を抗する方向に想いを向けていたのではないだろうかと読んでいて感じた。
ゲームの面白さ・遊びはその身体性にあり、それは他人と空間を共有するという観点から様々な商品を作ったんだなーと。しかし枯れた技術の水平思考の言葉自体は知っていたんだけど、色々な商品作っているんだなー。
「枯れた技術の水平思考」大量に出回っている安いものを使い、その使い道を変える発想をすることで別の付加価値のついたものとなる。軍平さんは「バーチャルな現実」より「現実をバーチャルにする」面白さを重視した人。そしてゲームに身体性を取り入れるほうが面白いと考えていた人なのだと思う。
1年半前に、Wiiのバーチャルコンソール(ダウンロード)で「パネルでポン」という落ちものゲームをやりだし、そのあまりの中毒性にどっぷりはまってしまったのがきっかけで軍平さんを知りました。読んでみて、任天堂の父と呼ばれるのに納得。WiiやDSを舞台に活躍してほしかったなぁ。コントローラーの常識、十字ボタンやワンダースワンも軍平さんが手がけてたんですね。
ファミコン世代なので任天堂には並々ならぬ思いがあるけれども,横井軍平のことは十字キーを発明した人くらいの認識しかなかった.ファミコン以前の任天堂の歴史はそのまま横井軍平の歴史にもなっているようで初見のエピソードがたくさんあり楽しく読めた.横井軍平が「遊び」の本質を追求し続けたことと2000年代後半のNintendoの復活がつながっていると思うと感慨深い.
「枯れた技術の水平思考」なるほどと思わされました。間違いなく今の任天堂の基礎を作ったひとりでしょう。いわゆるマニア本ではなくビジネス書として読める内容になっています。自分の仕事も開発系なので「枯れた技術の水平思考」これから実践してみます。
私は任天堂のゲームで育った世代なので、今まで手にした製品がどうやって生み出されてきたのか?当時を思い出しながら楽しんで読めました。常に遊び心を持ちながら、一貫したポリシーで新しい玩具を生み出していく横井さん。このストーリーを読むと、働くって楽しい事なんだなって実感します。
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