天地明察
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天地明察の感想・レビュー(4702)
面白すぎてもったいなく、だいぶゆっくり読んだ。SFとなラノベの冲方丁がもともとすきなので、文体が全く違ってほんとびっくりよ。意識してやってんだよなあ。すごいなあ。ちょっとこれ読んだ人に、是非「マルドゥック・スクランブル」を読んで欲しいよね。全然違う文書だし、しかも同じ作家なんだぜ。
「嫌いではありません」「しかし、退屈です」はいつか使いたい言葉リストに加えておく。
時代小説というのはリアリティズムを重要視するか面白さを重視するかで評価が変わるものなのかもしれないが自分自身は時代小説を読まない人間なので面白ければ良いと思っているという前提で語る。エンターテイメントとして非常に面白かった。著名な人物が取り巻くこの一大事業のドラマに魅せらました。知識が及ばない部分は多々あるがそれでも面白い。むしろ知識がない方が楽しめるのではないだろうか。映像化されるという事で非常に楽しみだ。快作!
面白かった!惜しむらくは面白すぎるというか、作者が「楽しみすぎている」。そのせいで、品格というかリアリティというか何かが少し損なわれている気がした。
冲方丁先生第31回吉川英治文学新人賞おめでとうございます。 碁と算術の天才である渋川春海を主人公に、日本初めての国産の暦を作るまでの苦難の歴史描いた大作。 久しぶりにライトノベルじゃない本を読んだけど、結構面白かった。 もちろんラノベファンのかたもそうでない方も素直にオススメできる良作になっております。
自分の一生をかける価値があることに出会える喜び、その表現が素晴らしい。
ちょっと難しい部分もあり数学的な部分は理解しないで読み薦めましたが十分ドラマとして読める一冊でした。でてくる人がみんな素敵でそれもビッグな方ばかりで。保科さんとか今の日本の政治家にいたら良いナーと思いながら。ところで関塾って数学の天才関さんから名前を頂いたのかちょっと気になりました。ナーんも関係ないのかな?
壮大なロマンに溢れた一冊。江戸時代、日本独自の暦を作るために生涯を捧げたある人物の人生を追った物語。時代小説としてあまり読んだことの無いジャンルで、学問に対する当時の人々のモチベーションの高さにも驚かされ、登場人物達のひたむきさや真摯な姿に胸を打たれました。そして、作中何度か登場する数学の設問が非常に興味深いです。数学の美しさ、奥深さを垣間見るようでした。知らない事を調べ、解明する喜び。現代にだってきっとあるはずのこの感動を探したいと思わされました。お勧めの一冊です。
ストーリーも面白かったし、なんだかすがすがしい読後感。いくつになっても夢を持てる人は幸せ者だな。私もそうありたい。考えた事もなかったけど、暦が変わるってすごい事だ…!
ちょうど読み始めた時期が日本史の文化史という選択科目で勉強していた頃。しかも名前と暦のみでテスト勉強のために覚えた、という具合だった。しかもテストで間違えた…!!読む時期がもう少し早かったら絶対間違えなかったのに…。日本独自の暦を作るという点でも面白かったけど、渋川春海という人の成長が見られたのもよかった。登場人物が生き生きとして素敵でした。
勝手に完全なフィクションだと思っていました。本を読まない人から「本因坊道策は囲碁界で天才として有名、関孝和は和算の始祖として有名」と聞き、より一層驚きました。水戸光圀、山鹿素行・・・有名人がもりだくさんで贅沢な気分です。長めの話でしたが、改暦の苦労を描くには長くないと伝わらないですね。北極出地に一緒に出た武部さんと伊藤さんがとても素敵でした。
江戸時代,貞享暦の作成と改暦に尽力した渋川春海の半生。改暦の大きな効果は興味深かった。生涯をかけるに値する夢に取りつかれ,一歩づつ現実に近付けていく晴海の手腕がすごい。若き日々の春海が出会った人々がもたらした輝き,その光を見上げひたすらに進む姿が胸に焼きつく。
読中読後さわやかなのは一つに、悪意で私たちの晴海を疲れさせる者が(バックグラウンド以外では)作中に存在せず、彼がひたすら目の前の困難を解消する作業に集中でき、それをみなが支える環境が整備されているからだと思う。そうして表面をなめらかにした上で、不安定性を十分に高めた後のふいの絶対的な肯定を幾度も提示する。例えば北極出地の値当て明察、関による十五星問題の明察、正之による推挙人の羅列、等々挙げればきりがない。あざといなあと思いつつ生理的に泣いてしまうよ。あと徳川光圀、脳内イメージが完全にラオウ。
改歴の内容はむずかしくて、全然理解できなかったけど、晴海の人柄がイイ味だしてて面白かった。夏の映画の岡田くんは、はまり役だね。
暦というものがそんなに大事だとは知りませんでした。八百年で二日のズレがどんなものなのか・・・。しかし、それに命を掛けて挑んだ春海とその周りの人々との絆と生き様に素直に感動しました。 天地明察、良い言葉です。
“改暦”をテーマにした軽い時代小説かと思ったら、意外と軽くない。それでもって熱い内容だった。光圀の「案ずるな・・・」の台詞はカッコよかった。
天地明察!!素敵な言葉。どんな挫折を味わっても決して折れない、負けない春海さんが素敵でした。そして、奥さんや周りの人を大切にする春海さんもとっても素敵。ただ…時代小説が苦手なあたしはそんなにひきこまれないというか…時代小説…得意になりたい…。
「星はときに人を惑わせるものとされますが、それは、人が天の定石を誤って受け取るからです。正しく天の定石をつかめば、天理暦法いずれも誤謬無く人の手の内となり、ひいては、天地明察となりましょう」天地明察、いい言葉だ。
春海は数々の挫折を経験しながら最終的には偉業を成し遂げました。印象に残った言葉。勝ってなお負けてなお勝負の姿勢を崩さず。残心。
読後感の清々しさたるや。非常におもしろい小説だった。「改暦」という一大事業に取り組む男の物語。主人公の春海の人柄と、だからこそ生まれる人脈と周囲の支援、そしてさらに強まる春海の人柄と熱意・真摯さが時を経るごとに結びつきを強くする。その流れが山もあり谷もある展開に織り交ぜて語られており飽きない。クライマックスの人智人脈の結集は圧巻。ページを捲る手が止まらなかった。文庫化したら手元に置いておきたい。
改暦が題材って斬新だな~、と思いながら読み出したが、話にあっという間に引き込まれた。時代小説ではあっても、登場人物の性格だったり、えんと晴海のやりとりはラノベみたいだと感じた。でも、話は色々な出会いあり、別れあり・・でとても面白かった。本屋大賞受賞や映画化されるだけのことはあるなと納得。
登場人物がみんな生き生きとしてどこか茶目っ気があって、最後までわくわくしっぱなしでした。特に、いきなり人を殴りつけそうな迫力を持った黄門さまと、予測を当てたことに小躍りして喜ぶ観測隊のおじさん二人が印象的。一度互いに所帯を持った後に結ばれるえんとの絆にもじーんと胸が熱くなりました。
日本史で習った気がする(笑)渋川春海のお話。暦は趣味から始まったのか!趣味を極めればここまでなるのか!皆の思いを繋いで貞亨暦を作り上げるのがかっこいい。
帯コメントにこんな風に生きたいみたいなこと書いてました、こんな風に生きたいと思いました
再。公開も決まったみたいだし、手元に帰ってきたのでおさらい。暦の計算は相変わらずさっぱりなんだけど、面白いのだなぁ。やっぱりおじいちゃんずの「星だ」「星だ」を読むと幸せな気分になってしまう。おふたりのファンです。
久しぶりに驚くほどおもしろい本にであった気分。マルドゥークシリーズはだめだったけど、これは展開も文体もよかった。
60点 自分の知識不足で理解が深まりませんでした。また、実在の人物ということも知りませんでした。Wikiで勉強しました。作家の方はすごく勉強されているのですね。最初は、受け身の人間と描かれているのに最後は、抜群の行動力と寝技を駆使した策略家になっているのが少し違和感ありかな。本屋大賞て、玉石混合かな・・・映画は不倫騒動でちょっと見てみたくなりました
読むの時間かかってしまったけど、登場人物がみんな魅力的で、熱い!! 天才は努力するから天才なんだな笑
これだけ売れるのも納得の面白さ!不器用だけど誠実な春海が、一歩一歩成長していく様は本当に清々しいし、脇を固めるキャラがいちいち素敵。実在の人物だからこそ、よりリアリティが感じられる。春海に春海の物語があるように、道悦や保科や関にもそれぞれの物語があるのですよね。それにしても昔の人々は、10代であっても、しがらみの中で自分の道に精進している。時代が違うの一言で片づけられない、気恥ずかしさを感じました。がんばろ。
初の冲方作品、噂にたがわぬ名作でした。算術や暦法といった現代人が当たり前のように使いながらも、その本質や奥の深さを知らないものに焦点が当てられ、非常に興味深く読みました。主人公「春海」の天体や暦に対する情熱、そして努力が羨ましいほど眩しかったです。また、「春海」を取り巻く様々な登場人物が魅力的でした。孤高の天才が何の苦もなく成し遂げた偉業ではないからこそ、「天地明察」となった時の感動があったのだと思います。読了後、つい星空を眺めたくなりました。映画化されるようなので、ぜひそちらも見ようと思います。
最初は算術と囲碁、ちょっとだけ天測程度なので春海がどの道でやっていくのか分からなかったけれど、勝負に敗れて、旅に出てからがまさに本番。壮年になっても熱い伊藤と健部の情熱に、読んでいて春海と一緒にわくわくした!夢を追うのには何歳からでも遅くないんだなあ。しかしこの春海という人は失敗することが多くてハラハラする。青ざめたり土下座したり怒鳴られたり、本当にもうどうなるんだとえんさんじゃなくても心配だった。でもこの二転三転と七転び八起きが、魅力で勇気をもらえるところかも。出会いを大事にしたいです。
改暦の史実に沿った渋川春海の成長物語。これだけ挫折を味わえば心も折れると思うのだが、先人との約束がそれをさせなかったのでしょう。水戸光圀、保科正之、関孝和、といった歴史上の有名人が非常に魅力的に描かれているが、建部&伊藤の師匠コンビが最高。特に後半、読む手が止まらなくなった面白い本でした。
天地明察の
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