ダブル・ジョーカー
ダブル・ジョーカーを追加
ダブル・ジョーカーの感想・レビュー(2055)
「ジョーカー・ゲーム」の続編 テンポの良く読める短編だったけど、今度は長編が読みたくなりました。 アメリカスパイ映画のような派手なモノはなく、淡々とした日常。 おしゃべりな上に思慮が足りない自分には、やはりスパイはつとまらないだろうなぁw
前作では万能で不死身のように思えたD機関。今回は犠牲となるスパイや結城中佐の過去が語られることで人間臭さが少し感じられ、より緊張感がありました。それでもやはりというか当然というか、同業者の出現やスパイハンターにも揺らぐことない結城中佐の魔王感は高まるばかりで魅了されてしまいます
性急に進んだ前作に比べ話運びのテンポが丁度良くなったと思う。魔王も凄いけどその教育を受けた人達も常人離れしてきてるので、出来ればもうちょい骨のある敵役との対決が見たい、長編で。
『ジョーカー・ゲーム』同様、予想できない展開と黒幕に惹かれます。気になっていた結城中佐の過去も読めてかなり満足です。
ジョーカーゲームを読んだのはだいぶん前だったのだが、設定はほとんど変わっておらず一安心?戦前に、本当にこのような機関が存在したのか?技術的に可能だったんだろうか?等という心配をよそに、物語はグイグイと展開していく。これ読んでると、特高警察なんて子供だましのように思えてくるんだけど、それは弾圧の表と裏の関係なのかなあ。
前作から発展系のストーリで飽きない。もっともっとたくさん読んでみたい。なぜ面白いのか、それはね、常に読み手も登場人物も裏切られるというか作者がその先を行っているからなんですね。最後にあっと言わせる奥深さが魅力なんです。なかなかこの水準を保っていくのは大変かもしれないけれども保てれば、もっと読みたい。単行本を買う価値ありと感じた。この作者の別の作品、どうなんだろうか。とても気になる。失敗してこのイメージを崩したくないという気持ちもあるんだなあ。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 01/26
前作でもそうだったのだけど、物語の始まりを読んだだけではいつの時代か一瞬分からなくて「D機関はどの時代まで存在していたのか?!」とそちらにもドキドキしてしまったのですが、発足して数年のお話というのは今作も変わらず。どの話も一筋縄ではいかないし、結城中佐の存在が薄くなっているようにも見えるけど影のようにひっそりと存在だけはある事にゾクゾクしながら読みました。「なぜ結城はスパイを養成しているのか?」そもそも結城という存在が謎な気がするんですが、その辺は今後明らかにされていくのかな?D機関シリーズもっと読み
『ジョーカー・ゲーム』に比べ結城中佐が前面に出ずに影のように登場人物の身辺に迫ってくる。対象人物がハっと気が付くあたりがゾクゾクします。特に印象に残った2つ。「蠅の王」は漫才から入ったので結末に近づくにつれ笑いから恐怖への一挙一動に釘づけでした。「柩」は結城の過去のお話でその時逃げられたヴォルフ大佐のリベンジ戦の展開にスパイの一部の隙も見せない日常が垣間見られとても面白い。全体のお話が歴史上の事変に絡ませて進み満足感溢れるスパイ小説でした。D機関の長編作品を読んでみたいですね。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 01/16
前作に引き続き、この作品感に取り込まれました。 結城中佐は誰のためにスパイを養成しているのか、がいまだにわからない。祖国に売られた人間にどのような意図があったのか。 そして要請されたエリートスパイ達はなぜここまで結城中佐に服従するのか。自尊心からなのか? 謎が深まっていくばかり…
『ジョーカー・ゲーム』がおもしろかったので読んでみました。相変わらず結城中佐は無双中です。今回も短編集なのですが、個人的にはラストの話が一番好みでした。 柳広治さんの本を他にも読んでみたいのですが、どれから読むか検討中です。『新世界』あたりからいってみるか…重そうだけど…
舞台は変わらず戦争してた頃の時代の日本。そん中のスパイ養成機関(通称:D機関)の面々が主人公・・と見せて違います。本作はどちらかと言うと周りの視点からD機関を見たお話が多かったです。要はD機関の面々にやられる方の視点ね。相変わらずミステリー風味のスパイ小説といった風情で、前作が楽しめた方は基本的に楽しめると思います。前作で存在感ありまくりだった結城中佐の影が薄いのが残念でしたが個人的には面白く読めました。
前作『ジョーカー・ゲーム』に続き、結城中佐が格好良い。騙し騙され、どちらが生き残るのか最後までハラハラしながら読みすすめた。なかでも「柩」は結城中佐の人間臭さが垣間見られて面白かった。
前作「ジョーカー・ゲーム」から、かなり間があいてしまったが、相変わらず面白い。戦時中暗躍するスパイ組織「D機関」の活躍を描く短編集。戦争、スパイと云う負の題材を軽快にユーモア混じりに表現する力は秀逸。ミステリー要素もバツグン!!
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 12/18
図書館:今回は海外との駆け引きがメイン。D機関の精鋭たちの活躍もちろんなんですけど!なんといっても!!!結城中佐の存在感!!!存在感!!!もう本当にかっこいいんですけどー!ステキー!これから敗戦に向かってどうなっていくのか、どきどきです。しかしもっと結城中佐の過去が…知りたい…番外編的なそれを希望します!
内と外、敵味方を問わず、あらゆる国・組織を相手に鎬を削る諜報戦を繰り広げるD機関。そして機関を指揮し、世界に、時代に闘いを挑む結城中佐。彼らの活躍に反し、日本は滅びの道を突き進んでいく。スパイとして孤独な闘い繰り広げるD機関の面々にも、犠牲者が出始めたし、この先、破滅へと突き進む彼らは、果たしてどのような結末を迎えるのか。。。続きが読みたい! 続きが読みたいよ!! 続編、早く出ないものか。
前作(ジョーカー・ゲーム)よりも『任務』の精神的なツラさ、報われなさなど過酷な面が強調されているように思いました。切なさ倍増(?!)でD機関の精鋭たちがさらに凛々しく思えました。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 12/04
ジョーカー・ゲームの続編である本短編集は“対D機関”のストーリーがメイン。舞台も日本国内だけではなく、最前線の中国大陸、仏印の首都ハノイ、ドイツ、アメリカと戦時の様相を色濃く移すものとなっている。絡み合う策略や心理戦、あの結城中佐の過去など今回も面白かった!・・・けれど、やっぱりもう少し結城中佐やD機関側の描写が欲しかったな。続編が読みたい。
D機関内部の話を描いた前作とは違い、今回は外からの視点で描かれている。なんだか見えそうで見えないところがうまくページを進ませる。下手に長々と続けるよりも、短編で色んな部分を見せてくれたほうが1作品ごとの完成度が高くなる気がする。おもしろい。
前作も面白くてあっと言い間に読んだけど、今回もあっという間だった。精力溢れる青年がセピア色の舞台に描かれているから、男臭くなりすぎなくて良いのかな。あんまり書くと、ポロっとネタバレ書きそうだからやめとおこう。このシリーズはまだ続きがあるのかな?今のところ、どちらかと言えば、私はD機関側からだった前回の方が好き派。
またまたハードボイルドに打たれてしまうのであった。スパイは孤独であらねばならなくて、そんな寂しい死に様にも、魔王は、その制限の中で可能ながぎりのやさしさをみせてくれて。目を見開いて死んでいたはずの死体が目を閉じていた下り、読んでいて(バスの中で)泣き出してしまった。238 ページにある世界大戦についての、総力戦についての言い回し、ぜひそのまま世界史の教科書に載っけて欲しいところ。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 11/16
続編も短編集であっさり読了。内容は面白いが、やっぱり僕は読み応えという意味で長編の方が好きなんだな、と。買うよりも図書館で借りることをオススメします。
ジョーカーゲームに続きニ作目のD機関シリーズ!今回も考えても先が読めず引き込まれていくうちに読了。面白かったー!!スパイという孤独な世界の中で、危うい環境を自分だけの力で越えていけるという自負心に生存価値を見い出し続けるスパイ達。ただかっこいいだけではなく、彼らがたまにはまる人間の過信と弱さも面白い。その中でも結城さんはやっぱりかっこいい!思い通りに動かなくなった時どう動くべきか。世界は言葉で動かされる☆このシリーズ早くもっと読みたいー。明日は図書館♬
「ダブル・ジョーカー」「蠅の王」「仏印作戦」「柩」「ブラックバード」の5編。最後の「ブラックバード」以外はD機関視点ではないですが、D機関と対立する陸軍の別機関、結城中佐の過去、D機関を名乗る人、事故にあって亡くなったD機関と敵スパイなどの物語。前作とは違った見方をする事が出来る。「柩」などは結城中佐は出てこないのにその仕事ぶりは鮮やか。「ブラックバード」は気になる終わり方。「蠅の王」で結城中佐の過去を読めたのは良かったけれど、もっと活躍が見たかったのが正直な所。
前回に続き、読みやすかった。結城中佐キメすぎだろ…と思いつつも、やはりかっこよい。今回もまたまったく推理できず、ミステリーとしても楽しみました。今回は違った視点からのD機関の話という構成だったので、前回と印象も少々違って、どこか厳しさと哀しさが漂っていたのがまたよかったです。
今回もワクワクがとまりませんでした。前回とは違った視点からD機関が見られてこれまた楽しかったです。何枚も相手の上手をゆく結城中佐に更に惚れました。続編読みたいです!
読み進めて行くと頭に浮かぶ情景がモノトーンで次々に展開されていく。前作に引続き、こんな世界観の本は自分の中では初めてだったので凄く楽しめた!前作は結城中佐率いるD機関の神憑り的な凄さに只々恐れ入ったという感じだったのだが、今作は完全完璧でない部分が少し垣間見れてそこが凄く良かった☆続編出ればいいな~♪次作はどの様に展開するんだろ?
クールでスタイリッシュなのに人間くさくて哀しい作品。プロとアマチュアの違いを見せつけたような「蠅の王」が好きです。信念と矜恃をもって活動をしながら、負けてしまった脇坂が哀しかった。
スパイが出てくるからってスパイ小説とは限らない。前作とは違った立ち位置から描かれた話の中に、結城中佐の人と成りが見え隠れする。魔王?ベルゼブル?噂は真実ではない。も〜ぉ、小出しにしすぎだよ〜柳さ〜ん。結城中佐のこと、もって知りたいよねぇ。わかりますよ、小出しにする作戦なんでしょ。わかったわよ、待ちます、待ちます。だから、また結城中佐の話、書いてね。
このお話の中では人間らしいスパイは、辞めたり捕まったりする。何かに『とらわれること』はスパイとして失格ということ。スパイは、一切の人間らしさを排除しなければならない。そんなスパイ達を束ねている結城が、部下の遺体の目を閉じてあげるシーンがいい。孤独な、男の世界だな〜。
これ、ドラマにしたら結構合うんじゃないかな。1話完結でいけそうだし。結城役とメンバーの一人を固定にすれば、あとはどうとでもなりそう。前者はすぐに浮かばないけど、後者は実績を考えると岡田准一か? それと、最後の最後、アレは「どっち」なんだろう。
ダブル・ジョーカーの
%
感想・レビュー:799件
















































