鬼の跫音
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鬼の跫音の感想・レビュー(1216)
六編ともゾッとする話だった。文字フォントは態とこれにしてあるのでしょうか?「た」が読みにくかった。"S"と"鴉"がキーワードみたいだったけれど、一編目の『鈴虫』には鴉は登場していましたか?
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(1)
- 02/10
砂を噛むようないやぁーな雰囲気の漂う短編集。後味の悪さで言えば、ケモノが一番かな。鈴虫/ケモノ/よいぎつね/箱詰めの文字/冬の鬼/悪意の顔
短編の中にも道尾さんらしさが凝縮されてました。さすがですね。結論が分からずモヤモヤもしますが、それもまた道尾ワールドw
待ちに待った作品でしたが、一話目を読んだところで挫折。このまま読みすすめると、とんでもない悪夢を見そうな予感がしたので泣く泣く本を閉じました。もっと気力・体力が充実しているときにリトライしたいです。
楽しんで読めました!道尾さんの短編はお初でしたが、いろんな物語を読めるのでいいですね。最後の絵の話が好きです!冬の鬼はなんだかよくわからなかった…。
始めは母が借りていたのですが、目を盗んで読んだら私も夢中になりました。全てが「S」と関わっているけれど、どれも同一人物ではないので、はじめは分からなかったのですが後になって分かって。 個人的には「悪意の顔」が好きです。
「世にも奇妙」で道尾特集をやって欲しいなぁ。どの編も裏切られる感が非常に不快で、つい読み進めてしまう。「鴉」「S」をキーワードに連作が読んでみたい。
「悪意の顔」が一番好きだった。2人の友情に胸が熱くなったが、最後の最後に裏切られた!道尾作品はこうでなくっちゃ。皆さんのレビューに「どの話にもSが出てくる」とあり、自分は全然気づかなかったので(汗)また読み返してみたい。
ゾクリとして薄気味悪い短編集。これが「ブラック道尾」なのですね…。各話に鴉が出てくるので、その鴉が"鬼"の象徴なのかなと思ったり。どの話でも主人公がSという人間と対峙していて、そこになにかあるのか…と深読みをしてみたけれど……わからず終い。道尾さん相手に深読みだなんて大それたことは所詮ムリな話でした。あと、表紙のイラスト、夜中にひとりで見るとけっこうこわいです。。。道尾作品13作目。
良い。相変わらず一気に読むと血糖値あがりそうなほどの濃厚な気味悪さ。京極さんの解説もまた鋭い。当たり前だけど。鬼の跫音、なるほどと唸らせられる。個人的にはひたひたと迫ってくる受動的な不吉さというよりは、そこに在る事がわかっていて、そこに自分が向かっていることもわかっている、でももう止まれないという能動的な流れを、心情を含め細やかな筆致で描いているように感じられた。ゾクッでもドキッでもなく、何となく落ち着かない気持ちにさせられる。その感覚はもはや中毒になりつつある。冬の鬼がイチオシ。
どの話も気持ち悪い、というか、やー。というか。道尾作品、読んでいないものが多いので少しづつ読んで行こうと思います。キモイの、いいですね。
文庫化したと聞いて急に読みたくなり再読。しかしほとんど忘れてた。こういう混沌としたお話は好き。本当の恐怖は自分の中にある。みんな知ってて、ないことにするために必死なのか。
六編からなる短編小説集です。道尾さんに騙されるのは、とても楽しい。長編小説では、何回ものどんでんがえしで、少し食傷気味になるのですが、短編では思い込みの世界にそっと小石を投げ入れるように書かれていて味わい深く感じました。今回も一編の作品で見事に騙され、驚きました。「鈴虫」の中に「人間なんてね、生きてるだけでみんな犯罪者ですよ。完全犯罪者ですよ。」という表現があります。人間の心の中にある自分の意志では、どうにもならない部分、隠しておきたい感情に向き合える小説集です。
6編それぞれに、6人の“S”。意味が分かると怖い話、に近い感覚を味わった。このゆらゆらした雰囲気、世界観…好きだなぁ。短編だけど、どれもが底の見えない深い沼のようで、踏み入れたら最後、ずぶずぶと飲み込まれていった。『よいぎつね』と『冬の鬼』が好み。
道尾作品にしては珍しい短編集でした。どの作品にも登場してくる“S”の存在そのものが怖さを倍増させているような…上手い描き方だと思います。足元から小さな虫がはい上がってくるように迫りくる恐怖心に背筋が寒くなりました。どの話も…ホラーだぁぁ…でも…怖いだけではなく、なるほど!と頷ける文章です。
『向日葵〜』に打ちのめされ、二度と読むまいと思っていたのですが、つい手に取ってしまう懲りない私。ホラー仕立てのファンタジーや青春小説と思わせておいて、最後に現実を見せ付ける容赦の無さと言ったら…さすが、今作も読み手の気力を見事に奪いさって下さいます。『冬の鬼』は結末がと言うより、逆から日記を読むという行為自体に、何かとんでもない物を読まされるのではないかという恐怖を感じました。必ずSという人物が出て来ますが、どこかのSとどこかのSが繋がっているのでは無いか…と考えるとまた恐ろしいですね…。
あ〜面白かった♪ さっき図書館で借りてきたのですが、一気読みしちゃいました。なんだろうな。。。この暗〜い感じ。悪い感情がジワジワと人から染み出て来るのが見えるような…。現実味は薄いのに何故かそれを感じさせず、読む者を暗いところに引き摺り込む感じ。 気がついたら夢中で読み終えてました。
面白かった。しかし、東京出身の作者らしく、変に曖昧な話もありました。思いきり良く、結局はこうでしたという結末を作った方が良い時もあります。個人的に、虫の描写がちょくちょく出てきて嫌だなぁと思いました。虫嫌いな人には注意です。ケモノ、良かったです。
短編なんだけど話がまとまっていて面白かった。「s」が何回も出てくるので話がつながってるの?と勘ぐっちゃいましたw。個人的にはケモノが好きかな。
鴉怖ーい!虫怖ーい!後味悪ーい!日記形式のあの話は、『わぁ〜お☆』と思った!なるほどでした。私イニシャル『S』じゃなくて良かった…。ふぅ。
8.0。「鬼の跫音」…タイトルがピッタリですね(笑)短編を感じさせない、じわじわと迫り来る「何か」があり読んでいて嫌な気分になれました(もちろん良い意味で)。やっぱり道尾さんはそういう手法が得意ですね。普通に良かったです。「よいぎつね」が個人的には良かったです。
2時間で一気読みした。道尾秀介の短編集。この短編集はホラー色が随所に出てる。文章も意識して書かれてるのか、背筋がゾクゾクするような感覚になった。6編の短編だが、上手くまとめられていて、どれも小気味よい作品。「向日葵~」のような飛び道具もなければ、あっと驚くような大仕掛けも無いが、趣向を凝らしたラストは、余韻が残る。 中でも、「ケモノ」が良かった。ラストで、えっ!?と言うような、ちょっとした仕掛けがあり、楽しめた。
初の短編集とのことですが、やっぱし上手い。登場人物の中で膨れ上がるイヤーなドス黒さを醸し出す表現が絶妙。音を聞く、鏡を見るという一つ一つの日常所作をとっても、そこには何か嫌な居心地の悪さ、気持ち悪さが垣間見える。結末ではツイストやフィニッシングストロークを利かせ、単なるイヤミス風ホラーになることなく、ミステリとしての体裁を保っているあたりも素晴らしい。本の締めくくりに位置する「悪意の顔」では、これまた子供が主人公。前例からして「どーせ後味悪くなるだろ?」と思ってたらやっぱり駄目だった…。
どの話にもSなる人物が絡んでいて、名前が仮名になってるのが不気味さを増幅させている感じで面白いと思った。道尾さんは長編もいいし、短編も上手い。
もうどの話も厭な気分になってしまって困ったものです。現実味がない話ばかりなのに妙に生々しくて読んでいて気分が滅入ります。あ、いい話なのかな。と途中まで思う作品もありましたが最後でどんと落とされてしまい、もう救いようがありません…。光媒の話のあとに読みましたが、逆のほうがよかったかも(笑)
やはり道尾さんは面白い。そして巧い。どの話も哀しみが残る終わり方で、何も解決していなくてとても切ない。「悪意の顔」でSが何も変わっていなかったとしたら、Sはなぜ悪意を隠し主人公と友達になったのだろう。そこに希望的推測をしてしまうのは甘いのかな。とか読み終わって色々考えたくなる話がやっぱり大好きだ。ゾクゾクした。
短編集だと大抵どれかハズレがあるけど、これはどの話も面白い!最後にひとひねりあって、怖かったりぞっとしたり、短いのに読み応えがあった。その中でも一番衝撃的だったのは『ケモノ』かな。
道尾さんらしい短編集ではあるが暗い。後、鬱屈した怖さ。でも、どこか悲しい。鴉、虫、道尾さんお得意のモチーフと共に随所にでてくるS。道尾さんの名前と重なるのは偶然?
怖いといってもお化けの怖さじゃなくて現実にある怖さ。特に『ケモノ』はラスト2ページ読むまで、やり直せるんじゃと思わせてたたき落とされたカンジ。『箱詰めの文字』も自分は狩る側だと思い込んでたら狩られたみたいな。『悪意の顔』のS君は今後どうなるのか。そして全体を通してなぜ『S』なのか?何か意味があるのかな~?
怖い暗い。でもすごく引き込まれる闇。短篇はあまり好きではないからどうかなと思ったけれどどれも濃くドスンときて一気読みできなかった。いい意味で後味悪い。それにしても装画がいい味出てて怖い…
初めて道尾作品読んだけど、細部まで作りこまれてていい感じに重暗くて好き。
個人的には冬の鬼と箱詰めの文字とケモノが好み
鬼の跫音の
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