庵堂三兄弟の聖職

庵堂三兄弟の聖職
319ページ
446登録
amazon.co.jp で庵堂三兄弟の聖職の詳細を見る
読書メーターにつぶやく
share

庵堂三兄弟の聖職はどんな本ですか?

小説
ホラー
真藤順丈
ミステリー
その他

庵堂三兄弟の聖職を追加

読んだ本に追加
読んでる本に追加
積読本に追加
読みたい本に追加

庵堂三兄弟の聖職の感想・レビュー(321)

親父の孫の手、というのが上手い。

数年前のデビュー時、王様のブランチで著者を知ってから気になっていた一冊。以下レビューでホラーかどうかを否定されているが、私はこれは純粋なホラーだと感じた。生きる意味や家族の確執、因縁、すべてがそこら中に転がっていて誰もが抱えている問題でもある。それに少しだけ遺工師としての酸味を利かせているだけ。私にしてみればこの世に溢れているそんなありきたいなことこそがホラーで、とても面白かった。言ってみればこの世界そのものが恐怖。

ホラー大賞っていうからドキドキしながら読んでみたけど、ホラーっぽくは無かったなぁ。グロくはあった。遺工物を作る人と使う人そのものが狂気っぽくてホラーなのかな?

ホラーなのに物凄くエンタメ、エンタメしている。作品を通して伝わる若さのせいなのか、引っかかりなくスラスラ読めてしまう。グロイ描写はてんこ盛りでもし、映像化なんてした日にゃ、目を覆いたくなるほど壮絶なモノになりそうなんだけれど・・・・・・爽快な印象しか抱けない。恐らく登場人物とストーリーに通底する優しさが妙に軽い文体と絡まって本書を家族愛の小説、至極真っ当なエンタメに昇華させているのだろう。これは著者の個性というよりも純然たる力量なのではないだろうか。グロ小説なのに負の要素が物凄く薄く、素直に楽しめる一冊。

なんとも不思議なホラー?
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/31

これってホラー小説?グロテスクな表現はあったけど、怖くなるような物語でもなく、ぞっとするような表現もなかったと思います。この物語はホラー小説と思わないで、特殊な職業を持つ三兄弟の再生のホームドラマとして読めば、面白くなかなか良い終わり方をしたと思います。でも僕の身内が死んでも、遺工品としたいとは思わない。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/02

遺工師というこの小説内の職業がたまらなく魅力的だった。死体の骨や皮を使って日常品に加工するこの職業、よく考えなくても死体棄損なのだけど、読み進めるうちにまさしく聖職と考えるようになる。この洗脳能力の高さがホラーと言えばホラーなのかもしれない。でもやっぱり感動もの。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 03/26

聖職とわ。ホラー大賞読んでみた。ホラーではなくね?ヒューマンでしょうこれは。エグいのなれてない人はホラーと思うのかな。バラバラな三兄弟が稼業、死体を通じて繋がっていく。解体される悲しい死体が兄弟を深く繋げてゆく。血ではない繋がりを独特な稼業を通して読ませる。ホラーではないと思うけど、読んで良かった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 03/25

「地図男」があまりに古川日出男の模倣のように思え、評価できなかった作家だが、本書はそれほど読めなくなかった。個人的には死体の解体描写はどうも肌に合わないのだが、その部分を差し引いても、充分魅力的な小説であった。主人公はきっと次男なのだろうが、そういう意味でカタルシスを得られるような結果にならないのが少し物足りない。また本作では古川日出男でなく、ぼくには王城舞太郎が連想されたことを記しておこう。でもやっぱり「ホラー」は苦手だ(苦笑)
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 03/15

好きだなぁ。可愛いなぁ。3人のそれぞれのダメな部分が、自分を見ているようで、それが照れくさいというか哀しいというか何となく嬉しいというか。視点が3人の間をくるくるしているのが、この世界の速度と感度にそのまま乗れる文体になっていて、それがまたとても可愛い。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 03/14

nai
2月23日開始〜同日読了。背表紙を見て聖職って何だろう?と気になったのがきっかけ。ホラー小説とのことだけど幽霊や呪い云々ではないので取っつきやすかった。解体作業も細やかに描写されているけど嫌悪感はたたない。作品に漂うやるせなさなんかに交じって次男のお掃除描写が好きだった。こういう擬人化したような描き方が好き。物足りないのは「職」の方に重きが置かれていて「兄弟」についてももう少し記述が欲しかった。何故あんなにブラコンっぽいのかとか。今後はないだろうなーと思うけど何とか番外みたいなのを読みたいなーと願う作品。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/23

あんまりいっぱい肉体が出てき過ぎて、兄ちゃんがブラコンすぎて、タケミがぶっ飛びすぎてて、読了後「これはファンタジー小説だ」とうっかり思ったので、この小説が何の賞を獲ったのかを巻末で読んでビックラこいた。ホラーは苦手なので途中で気がつかなくてよかった・・・。あれだろうな、臭気描写が少ないから、そんなにグロく感じないんだろうなあ。うむ、キライでないなあ。それにしても小さな男の子の声が切なすぎる・・・・。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/21

やっぱり、ブランド物でよくあるワニ革や何とか革から着想を得たのかな?確かにホラーで遺体の解体シーンの描写はわからんなりにリアルに迫ってきました。三男の暴走と今後が気がかりです。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/20

★★★ 面白かったんだけども、疲れを感じさせるところもあり・・・でもホラーではないな、と。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 02/01

装丁の構成は素敵なのですが絵柄が苦手笑。こんな話映画か何かでありませんでしたっけ?題材としてはとても面白いと思いました。家具の着色シーンがもう少しほしいなぁというのは私だけでしょうか?
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 01/23

ホラーに分類したけど、カテゴリーは確実にホラーではない(^_^;) 個人的には聖職とした職業内容も、兄弟のキャラもツボ。最後まで一気に読めました。

★★★★★

タイトルに違わず聖職で、それぞれの背景がゆえに3人は兄弟以外の何者でもなく。タケの存在が凄絶&情に厚過ぎる。正太郎はワーカホリックぶりが他人事と思えないw ヒサは読者視点の分影が薄いかな。つかヒサは四万木のオジキの仕事の方が向いてないか。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 12/23

sin
「ホラー大賞」って帯に書いてあったけど、あんまりホラーな感じはしなかったと思う。次男の無味乾燥さが際立っていて、一番ヤバい人種の匂いがした。 子供を加工するくだりでちょっと泣いた。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/24

巻末の選評から抜粋で申し訳ないが、>「戦場で死体への尊厳や恐怖がなくなるのと一緒だ。つまりこの異常な状況がちっとも怖くないように筆を進めている」 この言葉に尽きる。最後まで、これほんとにホラーなのか?という疑問だらけだった。グロイ描写のはずなのにそういう感覚器官を麻痺してしまったかのようにスラスラ読める。けっして下手なのではなく先代の遺工がしていたことはやはりグロいし。でもホラーとして入りこんだので肩透かしだったともいえました
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 10/21

古川日出男のフォロワーから平山夢明のフォロワーになったのかという感じ。それぞれのエピソードがいまいち噛み合っていない様な。キャラもここまで個性があるのに印象がそんなに強くないし。書き口は相変わらず軽妙で読みやすいんだけどその分引っかかって来るところが少なく内容の割にアクが薄いというか。文章を書く技術は高い割に物語を紡ぐのが弱いって事なのかなぁ。グロイ描写が無味無臭感が強くてホラー小説一番の見せ場のはずなのに勿体無い。後薬品や人体などの薀蓄も読んでたら感心するんだけどそれだけでしかないのが残念だった。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 10/15

こういう特殊な設定の話でキャラに好感を持てないというのは致命的だと思うのです。。。毅巳が意外と一番まともな感覚なのかな。何故「汚言症」なのかという所があればもっと共感できた気がする。ああでも籠城してたトイレから出てくるシーンでは愛着わきました。文章がライト過ぎるのも合わなかったのかも。オチとか結構好きなんだけどな。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/28

★★☆☆☆

遺工というのは面白かった。「糞が糞が」のくだりは少しうんざりするんだけど、3人それぞれ思考や行動が常識とはちょっと外れていて、一気に読んでしまった。でもホラー小説というよりはスプラッター小説って感じで、そこに違和感。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 09/13

文章はリズミカルだけどフランクなぶん読みにくい部分もあり。三男の汚言は確かに聞くにも読むにも耐え難いものだけど、連呼していた「糞が!」は誰でもなく自分に向けて叫んでいたのだと思う。実は兄弟の中で一番健やかなのかも。後半ちょっと泣けたりもして読みながら自分大丈夫か?と思った。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/22

「糞」多過ぎでした。後半、読み疲れが。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/16

遺族の依頼を受け、遺体を生活用品に加工することを生業とする兄弟の物語。麻痺してしまいそうなイメージを、ある意味意識させない稀有なホラー。日本ホラー小説大賞作だけある。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/12

guu
初読み。日本ホラー小説大賞受賞作と構えて読むと肩すかしを食らうほど恐怖からは縁遠い兄弟の再生物語なんだけど、遺体を加工して遺工品を作るという特異な職種と、それぞれに悩みや葛藤を抱えた個性豊かな三兄弟の動向に目が離せず一気読み。それもこれも真藤さんの巧みなストーリー運びと、読み手によっては多少うざく感じるであろうちょっぴりファンキーな筆致によるところが大きくて、中でも独特の比喩回しと、白と黒の対比描写には感動すら覚えてしまった。「おくりびと」にも通じる聖職、一見の価値大でした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/02

遺体から遺工品を作り、意味のある転生をほどこすことを生業とする兄弟。描写はかなりスプラッタだが、そこにあるのは冒涜ではなく愛なので、結構すんなりと読めてしまう。「翻訳」のシーンがいいなぁ。異様な職業ではあるけれど、テーマは『バラバラだった三兄弟が絆を取り戻す成長物語』というファミリードラマの王道で、読後感は意外にも爽やかだった。ただ、古川日出男調を脱したのは良かったが、今度は舞城王太郎度が上がった気がするのだが…気のせいか?(苦笑)
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/07

ホラーが大の苦手な私ですが、これはなぜか抵抗なく読めました。ホトケのバラシなど描写としてはグロイけれど、そう感じさせない世界観と、不思議な例えの文章がとても印象的な作品でした。登場人物も個性的で面白かったのですが、個人的に、やたらに連発される「クソ」という言葉にはちょっと冷めてしまった、、、。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/29

遺体をいろいろなものに加工する家の三人の兄弟のお話。ホラー大賞というが、あまり怖さは感じないお話。確かに、遺体の加工描写や、汚言症の3男のことばはかなりヘビーな印象を受けますが、要するに兄弟の関係性を描いた作品なのですよ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/17

遺体を加工する職人である兄弟の話。ダークジョークの集大成みたいな話でした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 06/12

ホラーらしくないという話を聞き、読んでみる。確かに恐怖感はほぼ皆無ね。淡々と語られる解体シーン。そこでは死体はあくまでモノでした。グロテスクだけど、嫌悪感を催さない。小説だからこそ成し得る不思議な感覚です。この物語、映像化したら目を覆うようなスプラッタに仕上がりますよ。死を描くことで、遠回しに生きることを浮き彫りにする。命のあり方、如何に死を迎えるか、これって不可分の命題ですよね。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 06/01

【図書館】「人間臭」溢れる一冊。怖くないことが怖いホラーでした。

兄弟仲良くていいですね。親の仕事を継ぐって古臭いし、現代には合わないことかもしれない。でも、凄く格好良いなと思いました。

「ホラーとは何か」ということをどうこう言えるほど、ホラー作品と呼ばれる作品を呼んでいないのだが、それでも、「恐怖」「怖さ」を感じることは殆ど無かった。ただ、ジャンル云々ということをさておいて、兄弟の成長物語として、その背後にある父の存在感を描いた物語として楽しめた。描写のえぐさ、は確かにあるけど……
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/04

ホラー大賞だけどホラーじゃなくて、グロテスクだけど救済があり、愛もある。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/15

久々に背表紙に裏切られたかな…(´-ω-`)面白いには面白いけど…なんとも言い難い。。。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/13

もっと見る
庵堂三兄弟の聖職の 評価:83 感想・レビュー:133
ログイン新規登録