ヴィークルエンド (電撃文庫)

ヴィークルエンド (電撃文庫)
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ヴィークルエンドの感想・レビュー(355)

二股野郎が!(悔し涙

これまたあまり読んだことのないタイプのラノベ。共感覚がこの先本当にどの人にもでてくるのではないかと思いながら読んでました。レース中の動きがどんなものなのかのイメージがしずらく、挿絵をいれてくれたらよかったかなと…。読み終えた後は「おもしろい」というより「なるほど」って印象だった。

「紫色のクオリア」を読みたかったものの、なかったので代わりに購入。単巻完結にもかかわらず独自設定が多いので、ストーリーがいまいち消化不足で終わっている感じ。

「悪魔のミカタ」シリーズを出して欲しいところだけど、「紫色のクオリア」という傑作書いたしまー読んでみるかなと。こっちも期待したけどなんかもうひとつ。設定がイマイチなのかな。あとキャラが多すぎる。文はうえおっぽくていいかんじ。

テーマソングが欲しい。映像が欲しい。物足りない。

知性でコントロールできないもの、羽鳥の場合でいう「熱」は、ある意味で精神より上位に存在している。つまり感覚、というのは抗えないものである。そして感覚とは肉体の一つの機能であって、思考ではない。人間は精神に支配されているようで、実際は肉体に支配されているのかもしれない。……と思ったのは多分私が伊藤計画を読んだことあったから

「上手い文章」を読みたくて、神メモ一巻がお茶の被害にあってたのでこれを再読。でもこれ読んで正解だった。設定の晒し方が上手い。丁寧な描写でいて流れるように疾駆する文章。鮮やかでぶっ飛んでいるように見えてその裏誰も彼もが打算に満ちたアングラな世界観が心地良い。裸で始まり裸で終わる主人公に、とてつもない作者のセンスを感じた。欠点は、キャラ多すぎてそれぞれの個性を書ききれてない感じかな。それでもこれは傑作。完成度高い。主人公は一定以上の感情が「熱」としか感じれない障害持ち。ちょっと変わった近未来SF青春小説です!
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/20

人間の体を乗り物として完全制御する、という感覚はSFな設定だけど高次元のスポーツや普段の運動と地続きになっていて面白い。文章から街中を駆け巡る疾走感がビシビシ伝わってくるしビルから大ジャンプする場面なんか超!エキサイティング!だった。ただ物語中ヴィークルレースが実質1回半しかなかったのが残念。

読書会のために再読&精読。よくよく読むと共感覚→ヴィークルへの繋げ方や、個々の共感覚障害が共感覚から生まれる理屈づけがそうとう強引。けど普通に読んでたらそんなのまったく気にならないくらいの勢いがあって凄い。構成は前半で世界設定を語って、後半でそこから発生する個人的な問題を語るという印象。読めば読むほど完成度の高い流れ。

止まる事を恐れる「熱」のかたまり。

パルクールをネタに、体を“操縦”するというアイデアでグッと掴みにかかる。最初のレースはスピード感があって、コレは面白いと思わせるには十分な導入部。が、しかしレースが終わってからは中弛み、繰り返される主人公の内面感情。結末も、無難すぎるところに軟着陸。後書きで続きはない、と言い切っているくせに無駄に登場人物が多すぎる。半分以下で十分だ。長門的なキャラは何のために出したんだ。媚びか。この辺もっと割り切れれば、うえお久光はまだ伸びる作家だと思うんだけどなあ。

ヴィークルレースはゲームで言うとアサシンクリードの街中の移動がそんな感じだったなー、とか思いながら読んだ。目的とか思いとかそっち方面はある意味解決したっぽいけど単純にレース方面をもっと色々拡げて続けてくれても良かったかなー。

3.2h。ヴィークルという競技の概念が頭に浮かんで来ず、なかなか苦労した。ソニック・ザ・ヘッジホッグやエア・ギアのような世界にトリップする感じなのかな。さっぱりと終わる感じがSFらしいのかもしれないが個人的にはもう少し掘り下げて欲しかったなあ。

あまり合わなかったーーでも、「やはりそろそろ、向き合うべきときなのだろうーー  3. 月夜の海に」はうまかった。続刊が無い割に登場人物が多かった。そういえば6(人)をシフト(Shift)するとエンド(&)になるね。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 04/29

再読。「紫色のクオリア」を読んで、この二作品を比較すると、とても面白いと思う。

つかみは抜群、主人公のキャラ設定も好感が持ててぐいぐい引っ張られるように読める。徹底した唯物論の末に訪れる〈自己〉の消失を肯定し、自分が物であることをポジティブに受け止めるのはこの主人公ならではだなあ。同じモチーフでも伊藤計劃ではこうはならない。尤もこちらの主人公は「感情」にアイデンティティを求め、あちらの主人公は「自由意思」にアイデンティティを求めているという違いはあるが。

オープニングストーリーが秀逸だった

ジェネレーションギャップと思春期の世界観のズレをうまくSFに落とし込めていたと思う。それを解消する手段が走り、熱を振り払うことというのがマッチしていて、疾走感を出すことに成功していた。

近未来なのだけど非常に現代的な作品だと思う。なんやかんやのモヤモヤ感が全て身体的な物に還元されてしまう辺りが話としてすっきりしていて好き。

勧められたので購入。クオリアの衝撃が大きかった分期待も大きかったが十分それに応えるほどおもしろかった。目新しい世界観・疾走感のあるレース描写、そしてなによりもこの「熱さ」が非常によかった。ただ主人公のヤリチンっぷりはいただけませんね…(^o^)
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 03/08

ライトノベル。SFもの。『クオリア』とは対照的であり、こちらこそが本領、といった感じ。だからこそ、この2作は並べて語られる必要があるのではないか、とも。本編は「エロくて熱い」、としか言いようのない話でした。面白かった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 03/06

若者に【感情が制御できない】という先天性の障害が発生しているという世界でのお話。詳しくは読んで欲しいのですが、感情を制御するために飲む薬があり、それを利用して『自分の身体を車などを運転するかのように自分で操縦する』という事ができる非合法薬を使った「レース」が流行っているという設定。世界観や設定もそうですが、何よりキャラが魅力的。性について色々あけっぴろげな作品ですが、まぁそれもひとつの味だと思えば、この世界を引き立てる要素の一つになっているかと思います。けっこう面白かったです。

「紫色のクオリア」がとてもよかったので、多分次は駄目だろうなぁと思って期待せずによんだ。とても中二病なのだが、それがすがすがしく感じられるのは歳のせいか。それでも、意味も目的もなくてもただ生きていくだけでよしとするメッセージは結構好き。また自分をすべてプログラマブルな存在として制御するという設定はとても好き。イーガンっぽいし、古くはBOOM TOWNだと思う。

一般的なラノベよりは読みにくいし単発にしちゃ人間関係が過去にさかのぼりすぎる。けど、そんなことは全て些細なことであり、はっきりいってクオリティ高い

この人の本は久々。でも、このひっくり返し方というか、アツさというか、「我々は人間だ!」がらしい感じで良。キャラクター類型が割とミカタそのまんまなんでニヤニヤさせられる部分もあったけど。そして、まったく、掛詞の好きなお人である。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/10

ドラッグものと聞いて牧野修の傑作「MOUSE」を連想したけど、全然違った 行き着くところは幻想ではなく現実、ただ一つのこの身体に還ってくる物語…「クオリア」にも通じる、熱い人間賛歌だった

全裸オチに笑った。説明やたら長いが、それもこの世界観に一役買ってると思えばまぁ。

面白かった。面白かったんだけど、なんだろう?1巻で纏めるというのを考えれば綺麗に纏まってる。でも、何か物足りない気がする。世界観とかはキチンと構築されてるので、足りないのはなんだろう?人物の掘り下げかなあ。

世界観が良く、面白かったと思います。

ドラッグ小説といっていいんだろうけど、なかなか独特な世界観で面白い。読み始めは七胴落としを想起したが…このラストにはやられました。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/08

再読。この世界観すごく好みだ。

世代間の隔絶を認識の根本的な差異、として処理してみたSFか。主役の視界が「特殊側」にあるため、読み手の視界が眩む。その「視界」はとても面白いのだが、逆にレース自体は見えにくかった。いや、見えにくくて正しいのだとは思うのだが。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 10/18

前半なかなか読みすすまなかったのだけれど、後半は一気。しかし、カナミがモテすぎだと思う。この全裸め。

流石うえおさんと言うべきか。面白かった

何者かになる前の若者だけに許されるひりつくような渇望をうまい具合に描いてるな、と思った/設定・世界観は確かに独特だけれど、根本の部分はとてもまっとう  ある意味では自分の中に閉じこもる行為であるヴィークルから"外に出る"事が精神的な成長の切っ掛けになるあたりも
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/13

なんで自動車のイメージを持ってきたのだろう、正直ダサくはないかと思っていたけど最後まで読んで膝を打った。「乗り物」ってそういうことね。/人名の元ネタは真田十勇士および同時代の武将から。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 10/12

予算が潤沢にある!!

また随分と反社会的な変化球ですがその実羽鳥たちの周辺での様々な葛藤はまさに真っ当な青春小説ですね。別に暴力描写ばかりがあるとかではなく若者たちの将来への不安と現状へのとてつもない焦燥感とか自分は自分でしかない、といったことが生々しいがうまく描かれていた。ひとまず目標の為にがむしゃらに進むことによってその先の事を考えることから逃げていることとか身につまされるよ、そしてその目標の先にあったものとか目を背けたかった。読みながら石田衣良とか思い浮かべたしラノベじゃなく一般小説と言われてもなんらおかしくない。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/08

薬によって自分の感情を自由に操れる.それはある意味で他の人よりも優れているといえるが,また別の視点ではマイナスでしか無い.一定以上の感情は熱としてしか処理できない.だからこそ,ほんとうに強い気持ちというものに対して憧れ,求め続ける.
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 10/07

麻薬で脳内分泌液を操作することでしか、感情を操ることの出来ない子供たちというテーマが面白かった。テーマが面白い、で語り尽くせるとも思われる。「感情」「操作」というワードに加えて「大人」「子供」や、「本能」「意識」などのメッセージが加わればそりゃあもう、面白い。それを横に置いても、また主人公が面白い。自分を突き動かす何かを求める姿勢と、その結論を読んで胸が熱くなった。ただ少し、このお話を一冊でまとめるのは少し難しかったのではないかと思う。エピローグも少し拍子抜けだった。良いお話だったとは思う。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/05

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ヴィークルエンドの 評価:77 感想・レビュー:136
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