ヴァンダル画廊街の奇跡 (電撃文庫)
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ヴァンダル画廊街の奇跡の感想・レビュー(360)
とても丁寧にできていると感じました。あとがきを読み安心しました。作者さんは絵が好きなようで。ヴァンダルが残すお決まりのメッセージも、作者さんのあとがきを読むとまた別に思うところが出てきました。それと、主人公より脇役の方が上手にキャラ作りされている印象でしたので、次巻では主人公自身の気持ちも読めることに期待したいです。
泣くほど感動するわけではないけれど、目に見えない想いを自分も感じてみたいと思わせるお話。危険も、それすらすぐに幻になることも承知の上で、たった一人の心を起こすために絵を描く様は素敵。残念なのは、私に絵の知識が無いことです、うん。
このごろ激しい戦闘シーンが多い作品が続いていたので良いガス抜きになりました。倒すべき相手がいる訳ではなく、自分の想いを主張するために頑張る姿は良いですね。主人公達の心に迷いが無いので清々し作品でした。
なんだか精緻で、でも静謐な絵画を見せられたような感じだ。語彙の使い方なんか、ライトノベルと言うより一般小説並み。ただ、この話はほんとはエナが主人公だと思うのだが、ほとんどの語りは第三者に委ねられ、最後まで彼女の内面に深く切り込まれなかった。だから、読んでいて薄いベール越し見ているようでもどかしく、物足りなかった。少し評価に困る作品だ。
少女の澄んだ強靭な青の双眸_凛としたその佇まいに、如何なる男性も敬服するだろう。エピグラム(引用文…この作中ではドラクロワ、ゴッホ等が遺した絵画の引用)が素晴らしく、上遠野さんを想起させる。地の文は確かにライトノベルに順化しているが、しかし一般文学作品の中でこの作品程感動した作品はここ最近出会っていない。電撃文庫レーベルの完成度がますます高くなったと世に知らしめる意欲作。
芸術作品を題材に、淡々とした描写で描いていくのは好感。ただ、世界観の描き方にやや甘さがあり、後半の展開が予想できる範囲内だったのが残念。意欲は買いたいが
第16回電撃小説大賞金賞受賞作品。新人にしてはよくできていると思う。言葉の選び方が美しく感じた。絵画を使った設定は予想外に面白かった。前半は他の人からの視点で描かれておりこちらは楽しくワクワクしながら読みました。後半からは主人公本人の視点になり説明文体のようになり失速した。もったいない。最後の最後はアッと驚く仕掛けはよかった。いずれにせよ新人離れしている。これからの作品に期待したい。
積読本の消化。電撃大賞・金賞。情報統制の敷かれた世界をかけめぐる、アートテロリスト『ヴァンダル』の少女と仲間たち、および彼女らを追う世界警察の捜査官たちの物語。面白い。こういうライトノベルにぶつかるとほっとする。帯にある支倉凍砂さんの『描きたいものを描く勇気。絵でも、小説でも』という言葉が、物語と作者のスタンス、両方を素晴らしく言い表している。地の文章をわざとラノベらしくし過ぎて逆に読みづらくしている印象。バーチャルな題材が多い中で、「本物」の絵画のアウラを描いてくれた事が嬉しかった。
過去の芸術が規制された世界の話。個人的には絵画にはあまり興味が無いのだけれど、それでも知っている絵が出てくるし、わけがわからないような事はなかった。本質ではないと思うが、体制側がなんでそんな厄介な事を始め、維持しているのかが少し気になる
今更ながら読了。非常に面白かった。特に絵画の由来、時代背景なども合わせて読むと涙が出そうになった。芸術がわからなくとも幸せな気分になる。しかし一発屋かどうかは次巻を読んで決めよう。
珍しいテーマだが、ラノベとの食い合わせは意外と良かった。けどいかんせん新人なので、テーマを料理するだけの技量が不足してるとも感じた。中盤から説明が増えるため多少ダレたが、フィナーレには感動した。総じて実験色が強い作品だが、個人的には好み。
名画をテーマにするというのは設定として斬新な気がする。既存の絵画では必ずしも心に響かない人もいる気がするがそれは置いといて、個人的にはルネッサンス頃のが好きなのでその辺りのが出てこないものかと期待。
発売直後に購入。積ん読していたが、2巻が出たのを機に手をつける。テーマも書き方も「ライトノベル」の枠を越えてる。ただ、残念なのは続編が出てしまったことだ。作者には別作品を書いて欲しかった。
意外に評価高いのね。私はあらすじ読んで「リベリオン(映画)」っぽい設定だーと思って手に取りましたが、色々どうなのって思いながら読んでたんですが……。あとイラストで損してると思う
よく出来た感動系ラノベ。素直にいい作品。文学少女の題材を名画に変えて暗さを削って明るさを足して2で割ったらこの作品。というのはあんまりな例えだと思うけど個人的にはそんな感じ。
絵を題材ということで、大きなアクションなんかはないんですが、人に感動を与える瞬間っていうのはやっぱり美しいものです。対策班二人組を出し抜いた時の痛快さは本当によかった。絵もかなり有名なモノが多く、少なくとも一枚はみたことがあるんじゃないでしょうか。描写に時々だけど新人っぽさが見られますが今後洗練されて行くでしょう。2巻がすでに出ているので、期待して読んでいきたいです。
賛否分かれてるようですが、大賞の幕末魔法士よりもこっちが好きです。またしてもライトノベルらしからぬ作品。テーマもそうだし、文章もかなり「ライト」の枠から外れてて巧い。ただやっぱり続巻はいらないかな。この巻で終わらせて別の作品を書いてもらいたかった。ヴァンダルの設定上、同じことの繰り返しになっちゃうのはしょうがないし、これから先もああどうせ……って予想ができてしまうから。このシリーズは1巻でやめておこう。「芸術に、その自由を!」「人は誰もが、心の中に一枚の絵を持っている」印象に残ったフレーズです。
丁寧に書かれていて、気持ちよく読みきれた。作中の絵画は、一度はどこかで見たことがあるような絵画なので、あまり絵を知らない自分でも想像しやすかった。次巻にも期待。
第16回電撃小説大賞『金賞』受賞作! 『金賞』の称号に恥じぬ洗練された一作。絵画を題材に扱った本は読んだことがなかったので、新鮮な気持ちで味わうことができた。絵に関して全く知識がなくても問題なく楽しめるところが巧い。ラノベとしては異色と言えるかもしれないけど、ラノベだからこそ生まれた作品とも言える。綿密に構成された物語構成や、美しい表現描写は圧巻。文字数は多い方だと思うけど、非常に読みやすかった。登場人物たちの背景や信条を色濃く描写していたのが印象的。『金賞』なだけに次巻にも期待したい。
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