ガーデン・ロスト (メディアワークス文庫)
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ガーデン・ロストの感想・レビュー(1039)
図書館レンタル。誰にでも優しいお人よしのエカ、漫画のキャラや声優をダーリンと呼ぶマル、男装が似合いそうなオズ、毒舌家でどこか大人びているシバ。高校生の女の子4人の季節にちなんだ物語。ライトノベルと侮るなかれ、細やかな感情の描写が大胆かつ繊細に描かれています。最後の方は思わずホロリときました。内容は基本的に家庭環境などの悩み、コンプレックスの話が続く為正直愉快で楽しい物語ではありません。だからこそ、若く情熱に満ち溢れていた力強い感情が描かれています。 青春時代特有の成長ドラマにご関心のある方にお勧めします。
泣いた。ぼろ泣きした。10代の今だからこそこんなに胸を打つのかもしれない。取り敢えず泣き過ぎて母親に心配されたので再読する時は部屋に引きこもります。
再読▼女性ならばきっと読んでいてちりちりひりひりしてしまう、そんな多感な少女期が鮮やかに描かれていると思います。反面、男性は共感しにくいかもしれません。狭い世界でもがく4人の少女達が、花園を離れこの先どのように歩いていくのか。そっと思いを馳せたいです。
紅玉さんのふわふわした世界観のファンタジーが好きだったので、現代小説か・・・と敬遠してしばらく本棚で眠っていました。でも、そのおぼつかないような雰囲気が、不安定な女子高生たちをそのまま表していたと思います。私はもう成人していますが、感情移入して一気に読んでしまいました。
ミミズクとその続編が好きで読んでみたけどこっちはあまり好きになれず。タイトルと表紙から想像できる雰囲気。内面描写が上手くてリアルっぽさが出てた。
キャラクターの心情をダイレクトにぶつけてくるような文章は女性作家ならではのもの。自分は男であるためか、描写の一部一部に「そういうものなのか?」と疑問に思いましたが、全体を通してみれば女性の友情の脆さと、思春期の不安定な心情を見事に物語へ投影しているように思えます。それ故に第二章と第四章のラストへの駆け上がりは実に素晴らしかったです。だからこの作者さんは好きなんだ。
あ、これは買わねばならない(図書館で借りました)と思いました。「人を嫌いたくない、言ったことは必ず言われたこととして返ってくる」というエカにはすごく共感するし、そういうお人好しな性格を軽蔑するけど弱いシバの気持ちもわかりました。私はこの二人が好き。いろいろが刺さって痛いけど買ったら何回も読み返すと思う。
この時期の女の子の不安定な心が凄く鮮明に描かれていると思う。ガーデン・ロストが一番好き。友達の間違いとか未熟なところとかを見つつ、自分も揺らぎつつ、それでも四人で作り上げた「楽園」は素敵なものだったんだろうな。そしてその「楽園」は高校生という枠を超えてしまえば失われてしまうような一時的な、でも大切なものだったんだろうな。高校生の間にそういう大切なものが見つけられると良いな、と思いました。
私の人生…友達あってこそだったな…私はどれだけ友達に優しくいれてるだろうか…江香のような優しさを持ちたいな…そしてこれからも揺るぎなく心に愛を持ち続けたいな…と思わせる、魔物シリーズとは一味違った紅玉ワールドでした。
季節ごとに4人の少女の失楽園を描く。読者の納得できない行動に対して、丁寧にその裏付けされていて読みやすくしてあった。紅玉いづき作品は初めてだったので他の作品が気になった。 しかしこの作品により、色のつけやすい季節もの4人の形式のタイトルはこの作品と比べられることになってしまう。 シバ可愛い。
ひとを傷つける言葉は自分を守るための脆く崩れやすい盾なんだと思った。何度読んでも最後の一文に共感と感動を覚える。思春期特有の脆さがとても美しく描かれていると思う。
女子高生四人のそれぞれの視点からの生活を描くお話。思春期特有の歪みや脆さの描写がリアルです。高校生の頃には痛くて読めなかっただろうという意味でも、この本に今出会えてよかったです。
彼女達4人はきっと周りの大人から見れば、もう少しがんばれ、とか言われてしまうんだろうな。でも彼女達だって、他人からみれば些細なことなのかもしれないけど、それぞれの弱さや脆さを抱えつつもがいているわけで。そういう姿に共感が持てた。マルの章の最後の一文はぐさっと刺さるね。
4人の女子高生の物語。空気が今にも壊れてしまいそうな張りつめた美しさを持っていて、現実感こそ稀薄なものの思春期の多感さ、脆さにあっているように感じた。大好きです。ただ最後だけは少しだけ不満。
ライトノベル、特にファンタジー作品を発表してきた著者初の現代小説。そのせいか、なんとなくファンタジックな印象を受けた(描写は生々しいのだが、読んでいる感触は生々しくない、というか...)。物語は、それぞれ危うさを抱えた少女たち4人の視点で語られていく。第二章、第三章のラストでの物語の駆け上がりかたは見事。特に第二章の最後の文章にはヤラレました...。
描かれる4人の心情は、共感できるものががあれば理解できないものもある。性別の違いだけのせいにはしたくはないけれど、自分には理解できないもののほうが多かったように思う。少し陰鬱なお話ではあるけれど物語にはあまり起伏がなく、彼女たちにどれだけ共感できるかどうかというのが主なのだと思う。それゆえにあまりお話に入ることが出来なかったのは少し残念に思う。
二冊目に読む紅玉さんの本。四人の高校三年生の女の子の友情と成長の物語。重くて痛みを伴う青春小説。こういうこともあったような、こういう子もいたような…と思わせられる所が多々あった反面、自分がウスボンヤリした高校生だったこともあって、痛みや生き辛さばかりクローズアップされるとついていけない面もあるのも事実だった。正反対のタイプのエカとシバが良かったな。
4人の女子高生の物語。彼女たち4人の描写がとてもリアルで、その年代特有の閉塞感とか歪んだ感じがよくでていたと思う。決して読んでいて楽しい、と言える小説ではなかったけれど、読んで良かった。キラキラしているだけが青春じゃないものね。個人的には、第三話のechoが好き。
子供だけど大人で、でもまだまだ幼さも残る、多感で不安定な時期の強さと脆さを併せ持つ少女たちの心がとても丁寧に描かれている作品。自分だけの居場所に安心したり、人からの評価がすごく気になったり、ほっといてほしいのに温もりを欲しがったり…。苦しくて痛くて、でもどこか共感できるところもあったお話でした。
きらきらしているだけの青春小説は異次元として斜に構えて楽しめる。けど、こんなリアルな青春小説は楽しむというより辛く痛い所までも愉しむ。過ぎ去った時期だからこそまだ読める小説。当時だとしんど過ぎるだろうな。彼女ら4人それぞれの欠片が私の中にはあって、しんどくて酷く感傷的になるのに最後まで読んでしまった。最後の数行が良かった。シバが重く彼女の刺が抜けきれず後味が良いわけではないが、なぜか自分の中ですとんとしたラスト。
制服を纏っていたあの頃の気持ちが思い起こされました。青春時代と言うと、清々しくて甘酸っぱくて輝くような連想ばかりが広がりますが、そればっかりじゃなく窮屈な気持ちも確かに抱えていたあの頃。辛くて苦しいこともあったけれどかけがえのない日々。エカ、マル、オズ、シバ、それぞれの気持ちの欠片がありつつ毎日同じ制服を来て過ごしていたことを、振り返ることで認識できました。現役時代に読んでいたらきっともっと違うことを考えたはず。ガンッと揺さぶりを与えられた、すごく良い一冊でした。
紅玉さん2作目。良かったけれど最後は精神状態が鬱っぽい子の精神状態をウマくしつこく??描いているのでテンション下がりました。もうこれからは一人で羽ばたいていかないといけないという寂しさ、怖さがリアルに当時高校生最後の日を想い出されてしまったからかな。表紙が薬飲んでる女子高生じゃなかったら良かったのに。とかも考えてしまいますね。こだわり過ぎかな。携帯が無い頃の現代小説。懐かしい感じがリアルで私は好きな作品です。テンションは下がったのでどうやって上げようかを考え中。入り込んでるのかな…。
非常に面白かった。少女、思春期、閉塞感、誰でも持ちうるようなけれどやはり平均からは外れたような心の歪さ、心情描写重視、と私の好きな物が詰め込まれているので楽しめるのはほとんど当然なんだけれど、それにしたって面白かった。紅玉さんの非常に柔らかでリリカルな言葉で、「その辺の女子高生」の範疇から外れない、けれど露骨に外れも出来ないから逆に辛さが際立つような心の歪みが描かれると、とても読みやすいのにとても心に迫る。言葉は普通の言葉なのに、ドキリとする文章が頻繁に出てきて、それがこの作品の大きな魅力だと思う。(続く
ガーデン・ロストの
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