カスタム・チャイルド ―罪と罰― (メディアワークス文庫)
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カスタム・チャイルド ―罪と罰―の感想・レビュー(417)
【図書館】本ってすごいなあ、と思った。最初は嫌いだった春野を、どんどん好きになっていった――! 本命は無印じゃなくてこっちだったので、前作よりも楽しめました。期待通り! 春野と清田の喧嘩シーンははらはらしたけれど、少しずつ距離が近づいていくという描写がとても上手かったです。遺伝子操作のいいところ、悪いところ。人間同士のドラマと並行して書かれていたのが私好みでした。
中盤まではふんふん、と思いながら読んだけど、そのあとの加速がすごかった。なに考えてるのか怖くて、気味が悪くて、狂ってて…救いもあって良かった。無印のカスチャは未読だけど、絶対読みたいと思った。
とても胸糞悪い(ほめ言葉)小説。気になったのはちょっと表現や描写が冗長だったかな?くらい。設定とかストーリー、キャラは申し分ないと思った。ラストがこの終わり方なのはMW創刊ということで一般文芸を意識したのか、はたまた作者のもともとの味なのかは壁井さんの本を読むのは初めてなのでわからない。兄弟の対比はちょっと意外で面白かった。それにしても冬上さんは萌えるわ~。
面白いには面白い。が、電撃のカスチャには及ばない。ラストの締め方はハッピーエンドとはとても言えないものだったけど、反対に自分はそこが気に入りましたね。
「犯罪者の遺伝子」に拘る春野は見ていて不安になるキャラクターだけど、背中に知佳さんがいて地に足をつけさせている印象に少し安心させられます。冬上さんはレベルアップの方向性が斜め上すぎるよ!
本作の前にと無印読んだのに、間があきすぎて曖昧にしか覚えてなかった。それぞれ暗いところを抱えている登場人物達。知佳がほんとに救いだ。けど知佳にも過去はあるんだよね。ラストの知佳と倫は微笑ましくて良かった良かったと思ったらひっくり返し方が流石は壁井さんと言ったところか。隣の芝生は青く見えるとはよく言ったものだけど、表に出しても救われない。子供は親の所有物じゃない。カスチャの世界は勿論、現実社会でも。また無印読もう。
遺伝子工学分野だけが極端に発展してしまった仮想現代。おいおい、それ返品するかと、そして凛々しい知佳さんがそれを引き取るところから物語が始まります。そして12年後。16歳の夏に出会った3人。暗く、重い流れで話は進みます。途中からトリック仕立てのサスペンスムード。そして、最後は生みの親をとるか育ての親をとるか。ニッポンの未来は~(Wow×4) 世界がうらやむ(Yeah×4)♪ 近未来はLOVEマシーンのような明るいものであってほしいな。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(5)
- 08/30
modern_hamlet9(モダハム)
ああ〜言葉足らずでしたね(^^; こちらこそごめんなさい<m(__)m> 私の好奇心をくすぐるナイスな感想ですよ〜! 天童作品は『永遠の仔』しか読んでいないんですよ〜。たまたま「王様のブランチ」で紹介されたのを観て興味を持ったんでした。『包帯クラブ』ってタイトルが秀逸ですね(^-^)探してみます。
ナイス!
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08/30 11:14
ああ〜言葉足らずでしたね(^^; こちらこそごめんなさい<m(__)m> 私の好奇心をくすぐるナイスな感想ですよ〜! 天童作品は『永遠の仔』しか読んでいないんですよ〜。たまたま「王様のブランチ」で紹介されたのを観て興味を持ったんでした。『包帯クラブ』ってタイトルが秀逸ですね(^-^)探してみます。
ナイス!
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08/30 11:14
トミザワ @灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
うれしいフォロー有難うございます。『包帯~』もちょっと痛いような作品でした。『永遠~』ほどのスケールはないかも・・ご参考に!
ナイス!
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08/30 11:23
うれしいフォロー有難うございます。『包帯~』もちょっと痛いような作品でした。『永遠~』ほどのスケールはないかも・・ご参考に!
ナイス!
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08/30 11:23
基本的シリアス路線で暗めだったけど笑いもあってサクサク読めたし、登場人物の行動が読めないから先が気になって仕方がなかった(笑)吉一がどうなったのかが少し気になったりと読者に先を考えさせる事ができる本だったなあと
ページ数に負け今まで読まなかったけど読んでよかった。春野の清田への思いの変化になぜか感動。この本の中であれ現実世界であれ隣の芝が青く感じるものは仕方ないのかな。
すごく好きな作品でした。春野や冬上の歪んだ感情も全て丁寧に表現されていて、その世界観はこの一冊の中でしか出せないものだと感じました。知佳さん最後凄かったです。
壁井さんの作品だな~と素直に思った。春野にとっては清田が清田のままでいてくれることが救いなのかな?読後感はスッキリとは言えないけれど、悪くはないですね。
カスチャ(無印)よりなおやるせない結末……壁井さーん!(相変わらずあーまりだぁ) 幸せから遠ざかる、というより見ずから遠ざけている春野が痛々しい。未来を疑ってしまうラストだったけど、知佳さんには何度でも春野の帰りを待っていてほしいな。
3人ともそれぞれの問題に対して解決になっていそうで実はなっていない。きっと今後の人生でも春野-冬上以外は結びつきも薄そう(学校もバラバラだし)。その距離感、何にもなっていない感じがセーシュンなのかな。
ずっと気になっていた作品。やっと読めました。遺伝子操作によって誕生した少年・春野と少女レイ。それを拒絶する両親を持つ“遺伝子貧乏”の少年・清田。16歳の3人の反発や屈折した心情が描かれています。春野を棄てた母親みたいな人は実際いますよね。理想を押し付け自分の思い通りにいかないと子供のせいにする人。現実離れしていながら妙にリアルな部分もあって一気に読了しました。面白かったです。彼らの未来は明るいといいのですが・・・不穏な空気が漂う終わり方ですね。
カスタムチャイルドの内容は一度読んでるのに思い出せませんでした(笑)まぁあんまり関係はなさそう
少しダークな話。
そして少し不思議な話。
この不思議さがこの人なのです。浅井ラボほどのダークさでなく、少しの暖かさが残る。
―――結論としてはやはりどっか不思議なんですよね。(笑)
上手く言えないのが残念
面白かったです。
壁井さんの本は相変わらず微ダーク。あーでもこれは法的にアウトか…?春野のダークサイドと愛情を求める二面性とかの描写は流石。見事に「狂ってる」感じが出てた。冬上…彼女のモデルはアレだろうけど、彼女の環境には恐怖しか感じなった…。今後この話のように遺伝子操作が気軽にできるようになったらありえそうなんだよね…。狂ったヲタク。キャラはよかった!個人的には知佳さん!冒頭もだけど、ラストで全てをもっていかれた感。テッちゃん!征ちゃん!馬券六連勝の男!電撃レーベルの方を読んでいるとそのあたりでニヤリ。
好みそうな少年が出るよ!と言われ、多分だろうなぁと思いながら読まず、古本屋で見つけたので購入してみることに。うわぁーこれ!面白かった!もっと早く読みゃよかった。久々に夢中になって読んだ。春野は確かに私の好み寄りだったけど、それより春野と清田の正反対な友情が!見ていて凄く好きだった。この作品に出てくる少年少女はみんな、歪みも含めて瑞々しい。年月かけて作りあげた歪みはやっぱり歪みで進むけど、でも1ミリでも雲間から光が差し込むなら、歩き出す意味はある。 続
遺伝子工学だけが極端に発達した『ガタカ』な現代、という設定はともかく、社会の細部の作りこみに色々無理がある、と思いながら読んでいたのだが、春野の弟が登場するあたりになって、一気に引き込まれた。ただ、ボリュームがある割りに物足りない。特に、春野の歪みや屈折、レイの父親への傾倒はもっと書いて欲しかった。春野の物語は良かったし、それなりに面白かったが、遺伝子工学ってそういうものなの?違うんじゃないの?という気分が始終していた。SF的な素材を扱うなら、知識の裏づけは必要じゃないかな。
“遺伝子工学分野だけが極端に発展してしまった仮想現代”…なるほど、ありそうでなさそうで、すごく面白く読めました。知佳さんが人気ですがやはり私も彼女の人柄に惚れました♪「ベッドの下にエッチな本隠す以外で、私に言えないような後ろ暗いことは絶対にするな!」には痺れた。清田の人間くさいところがものすごく好きです。春野が清田を眩しく思うのは『努力の人』でもあるからかな、と思いました。遺伝子操作してなくても、自分の子供が優秀だと信じて疑わない母親はいますよね(笑)やはりなんというか、隣の芝生は青い、という〆かな
"レイ"の存在が気になって読んでみた本書ではあるけれど、まあアニメキャラに入れ込む男と、そうして入れ込まれる対象として生み出されたキャラクター自身とをまとめてバッサリ斬って落としたな!男同士の友情と子を思う親心は美しいが、二次元キャラでハァハァしてるキモオタは死ね!!っていう物語だと受け取りました。
親に捨てられた遺伝子改造された春野や改造されなかったため差別的な境遇になってしまった清田のそれぞれの苦悩、自分にはない真っ直ぐな清田に希望的な観念を持って羨ましがる春野や劣勢遺伝子を持ってることに悔やむ清田という対比が面白かった。
キャラ達の歪みがこの作品のアクセントになっていて、読んでいて楽しかった。凄くそれぞれの親達は恐ろしかったけど、実際にいそうな感じがあった。知佳さんみたいな親になりたいな、そんな親を持った人は幸せだろうな。
何事からも距離をとっていた春野が、何かと真っ直ぐにつっかかってくる清田とのお互いに向けるコンプレックスとその先に育った友情、そこに冬上との恋愛要素を持ち込んだと書けばまるで青春モノなんだけど、本の紹介文にも青春ストーリーと書かれてるけど、でもそういう爽やかな物語じゃなくってもっとダークな物語なんだよね。でもって歪みまくってるし…もちろん歪んでいるのは主人公・春野だけでなくって多分世界そのものも…。 だからこういう物語になるのは必然なのかも。複雑な読後感。だけどこの物語はこの複雑な読後感で正解なんだと思う。
女性ならではの切り口なSF。この話では遺伝子だけどIQが高い人だけの精子バンクから生まれた天才とかつて騒がれた人がいるのを思い出した。優劣も氏も育ちも関係なく人が人と接することができるのはどんな社会なんだろうか。いつか私も母になるとしたらこうなって欲しいではなくどんな子でも受け止め励ませる知佳さんみたいになりたい。そんな知佳さんに微妙に自分の母親が似ている気がして少し読後の憂鬱さが晴れました。
ちょっと「ガタカ」を思い出させる小説でした。それぞれのキャラクターのバランスが良い。自分の理想の子供を築き上げようとする春野を捨てた母親が憎らしい。DNA操作で理想の子供が生まれるなんてことは小説の中だけでいいです。
子供たちに対立する役割を担っているキャラクター(冬上の父親や春野の母親)の外見が、両者とも太く醜いように描写されているのが恐ろしかった。この小説の世界観だからこそ、そのような立場の、美しく描かれたキャラクターがいてほしいと思ってしまった。それに春野や冬上の物語上の優越が気になって仕方なかった。清田は「まぶしい=知らない」立場を押しつけられたようでかなしい。清田だけは「実はいい親だった」だし。
子供のころに産みの母親に捨てられた春野と父親からアニメキャラのように作られた少女レイと遺伝子操作を拒絶する両親を持つ清田、3人が傷ずきながらも友情を築いていく話で、とても切なくて痛いところもあるけど面白かったです。
男気があってかっこいいのにちゃんと可愛い女が書ける作家というイメージが補強された。MW文庫数冊しか読んでないけど、どうも全体的にまとまらない落ち着かない話が多いような気がする。罪と罰というサブタイトルながら罰は保留といった感じ。
遺伝子操作をされてお好みにカスタマイズされた子どもたち。そんな世界を想像すると鳥肌がたつような気がします。親が思うようにお金をかけて子どもをコントロールする今みたいな時代の行き着く先はそんな世界かもしれない・・と、いう気もしたり。登場人物、それぞれの強さが潔くてよかったです。
カスタム・チャイルド ―罪と罰―の
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感想・レビュー:162件















































