紫色のクオリア (電撃文庫)
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紫色のクオリアの感想・レビュー(1384)
人はそれぞれ自分の世界(≒クオリア)を持っていて、それは万物の理論をもってしても決して交わることのない平行線である。しかし、それを認め尊重することで、「自分」ではない他者との友情を育むことができる。このような、しっかりと中身のつまった作品だと思う。
表紙からは想像できないほど、レベルの高いSF。 牧歌的な雰囲気から突如エグい展開になったので驚いたけど、後半は更に思わぬ方向に行って更にびっくり。こんな話だったんだ…。 クオリア、平行世界、量子力学、、、と難解な概念に触れながらも失速しない物語の疾走感がすごい。特に後半、多重世界の無限ループは圧巻。主人公が「ロボットが見える」ことが話の中心だと思っていたので、良い意味で裏切られた。
表紙からは想像できないレベルのハイなSF。クオリアだの量子論だのに引っ掻き回されるが、友達のために頑張ってる女の子のお話だ。SFにしては人間がちゃんとキャラクターしてる気がする。良作。
中盤から後半にかけてがとても素晴らしい。気付いたら一気に読み終わってた。オチが微妙な気もするが最終章がIFと言うタイトルであるため、そこが何かと気味悪くもあっていいのかもしれないなぁ…と考えて妥協しておこうと思ったり。何はともあれなかなかいい作品だったと思う。
《★★★★☆》紛うこと無きSF。自分以外がロボットに見える美少女のお話。ラノベらしく読みやすい文章にクオリア、平行世界、量子力学といったガジェットを使って本格的にSFしている。絵柄もきれいで好きだけど表紙変えたら一般レーベルからSFとして十分にいけるように思った。ところで動物もロボットに見えるのかな?虎よ虎よ(ベスター)ニヤリ
知人から薦められて読みましたが、これは素晴らしくSFだ。 ここ最近の電撃系というより昔々のソノラマ文庫のような感じで、凄く楽しめました。 いやはや、もっと早く読んでおけば良かった。
【若干のネタバレ注意】自分以外の生物すべてがロボットに見える少女・毬井ゆかり。紫色の不思議な目を持つゆかりとその親友波濤学の物語。/淡い雰囲気の日常系SFとして物語は始まるのですが、途中で少し黒い雰囲気を混じらせて、2話目の「1/1,000,000,000のキス」では冒頭から1話目との雰囲気に差が出ていて、そして当然の如く負の方向に物語が展開します。この悲しい雰囲気は絶品。是非、ライトノベル嫌いの方にも読んでいただきたいです。
「クオリア、なんて言葉は知らずとも、生きていくのに支障はない。そういうものは世の中にいっぱいあって、それにいくらでもあって、でも、クオリア、という言葉と出会えたからこそ本作は生まれたわけで――世界はどこでも、そういう出会いであふれている。」
詰め込まれている要素は盛り沢山なのにとても勢いのある作品だった。ラノベなのが勿体ない、と思うけれどもラノベだからこそ、こんなに引き込まれて振り回される物語になったのかなと思う。つい一気読みしてしまった。
まどかマギカと比較されてるなぁと思ったら、ループものだった。女の子しか出てこないのにかなり暗い。でも展開が早くて一気に読んでしまった。挿絵が少なくて残念。おまけより挿絵増やしてほしい。
「百合」というジャンルの、1つの行き止まりを感じさせてくれた失敗作だと思う。まどかマギカも似た構造を持ってたけど、こちらの方が問題に自覚的だったのはよかった。「能力ものミステリ」として第一章を読むと、いろいろと可能性を感じる。
こんなこと書くとあれかもしれないけど、日常生活で割りと「平行世界」を感じることがある。割れ物を落とす瞬間にキャッチできたときとか。電車ギリギリで乗れたときとか。それぞれ「割っちゃった世界」、「乗れなかった世界」があるんだろうなぁと。この作品、「毬井を救う」ことに固執しすぎてる気がして狂気を感じることもあったけど、日常でぼんやり感じる“クオリア”や“平行世界”をこうして1つの作品にまとめあげたのはあっぱれであった
見えるもの全てがロボットに見える少女を中心に起こる少し不思議(SF)……かと思ったら大間違い。2章から壮大な物語が始まる。「シュレディンガーの猫」とか「フェルマーの原理」とか「平行世界」といった難しいSF用語がふんだんに盛り込まれた一見するとハードな内容だが、分りやすい文章で説明されている為何となくだが理解は出来る。というか軽快な文章でそんな事気にならなくなる。最後はちょっと駆け足な気もするがライトノベルという枠でここまで完成された物は見たことが無い。シュタインズゲートやまどか☆マギカ好きにもオススメ
【ネタバレ有】「1/1,000,000,000のキス」より「毬井についてのエトセトラ」のほうが好みでした。惹句通り「人間がロボットに見える女の子の話」だと思って読み始めたらあらびっくり、つまり鞠井にとって他の人間はロボットなのだ。 「~キス」はエピソード主体もしくは2/3位の長さだったらもっとよかったなー。
人間がロボットに見える女の子とその友達の話。表紙で敬遠せずに普段はラノベを読まない人にも読んでみて欲しい1冊です。哲学的ゾンビ、クオリア、シュレディンガーの猫、百合だとかの単語に反応する人と魔法少女まどか☆マギカ、STEINS;GATEが好きな人はぜひ手にとってみて欲しい。
最初は少しふしぎな日常を描いていたものが、やがて宇宙規模まで話が広がっていくのには驚いた。量子力学に関する色々な概念も出てきたり。そしてさらにすごいのは、そこからライトノベルらしい爽やかなラストに着地するというところ。途中までは小林泰三の「酔歩する男」を連想したけど、読後感は全く違ったなあ。
また『火の鳥復活編』かと思いながらも、評価の高い作品という事で読み始めたら…鞠井ゆかりという人物とそれを取り巻く世界の魅力に取り付かれてしまい、後半は一気に読んでしまった。『フォイル』や『ジョウント』という『虎よ、虎よ』を読んだ人なら反応してしまう言葉が出てきたところもハマった要因の一つだと思う。二部でマナブが目的に向かいひたすら突き進むさまは、ガリー・フォイルの復讐劇を思い出させた。とても良い作品だったので、この作者の他の作品も読んでみたいと思う。
その人の本質が違う姿で見える"真実の眼"はよく見るモチーフで、美少女+ロボットというのは新しいのかな?と読み進めていたのですが、が。…携帯で修理?「あたし」? "警告しよう。――ここから、物語は急転する。"--p185 おわー、面白かったです!読んでいて、行間から見えてくる予想の上を行く展開の驚き。『ホムンクルス』かと思ったら『ソフィーの世界』な展開で、ラストはド純愛。この構成力は見事だと思いました。 オススメ作品。 「――というわけで―― ◆ ――あとはよろしくね、『あたし』?」
この手のお話が大好きな私にはドストライクでした。ラノベかよと一笑に付さないでほしい。これはハードSFだ。専門用語わからんと投げださないでほしい。それらの理論理屈はおまけにすぎない。
作者の知識量の豊富さがよく分かる作品。読点で繋ぎまくる一人称に慣れない人は多いだろうけど、自分はそういうところさえも学の個性なのかなと思い、楽しめた。序破急が苦手な自分でさえ良作と評価したので、きっと好き嫌いの少ない人が読んだら相当な評価が得られるんだろうなぁ。
小難しい理論の説明やキャラが薄いなぁと感じるあたりSFっぽい。科学だけじゃなくて結構哲学してるのが面白い。変にキャラ萌え意識して各キャラを掘り下げるようなことしてないから割りとサクサク読めるし、展開的にもバーっと読みたくなるお話だからこれはこれでありですね。オススメラノベによく上がるだけはある。とても百合百合しいのが個人的にGood。話的に某魔法少女アニメを思い出してしまうんだけど、こっちのほうがイライラするキャラがいなくて好きですね。ちゃんと理解するには私の頭が良くなかったのであとでもう一度読もうと思う
高橋葉介の短編漫画で人間が怪物に見える画家の話を思い出した。人が動物など他の存在に見える話は民話などでもみられるが、本作はクオリアというSF的な切り口で描いたことに斬新さを感じた。SF的な用語が頻出するにも関わらずテンポを損なうことなく一気に読ませる作者の技量にも脱帽。特に後半のスケールの広がりには圧倒された。
人間がロボットに見える女の子とその周りの女の子の話。 面白い!!友人の肩に手を置き「とりあえず何も言わずに読め」と言いたい。日常ものかな?と思わせて、物語中盤で急転し話は進んでいく。逃れられない運命を背負ってしまったゆかり。助けようと奮闘するガク。そこにある強い想い・意思。あーもう、こういった一途な想いに弱いんですよ私は!!ちくしょう・・
再読。世の中は認識によって構成されている。といったテーマで女の子たちがあれやこれやする話。ヒロインは、人間がロボットに見える女の子。ヒーローは汎用ロボット認定された女の子。量子の話から時間物SFに移行する辺りは好みなのかも。
最初は変な友人を支えるけなげな少女Aの物語かと思ったら、だんだんその少女Aの方が狂い始めて超人化してめちゃめちゃやりだしてそのギャップが面白かった。
観測することによって波束がどうこうなシュレーディンガーの猫。やってることはハードSFで難しいんだけど、ストーリーを追うには問題ないしおもしろい。読んでよかった。
前半沙耶唄、後半まどマギ…ウロブチ!? えすえふなので、キャラが薄く、ストーリーに読者オイテケボリ。珍しく泣けないループモノ。でも良作だよね〜。
人はどこかで他人と平行線を引いて自分と、他人を区切っている。きっとどこかで、自分と他人は違うって自覚してるのだろうと思う。でも、その上できっと僕達は生きていく。きっと他人になれなくて、それでも他人を理解しようとし、助けようとする。どんな未来があっても、過去があっても自分が自分であれるクオリアを抱きしめながら。きっと自分がここにあると認識しながら。
うーんそこまでではないなあ。いい話なんだけど、文章があまり上手じゃない。特に1人称の使い方が下手すぎる。SFというよりはやはりライトノベルの範疇を出ない作品だった。アマゾンのレビューも含めあまりに評価が高いので、拍子抜けしたのもあるかもしれない。過度な期待は酷だ。
評判通り面白かったし、良い出来。ずばんとハッピーエンドやバッドエンドにしないところがSFらしくていいなーと思いました。しかし二章に入った瞬間に某アニメのことがちらついてちらついて集中出来なくてうわああああああ!!!!ってなりました(某アニメのほうが後だということは重々承知しています)文章自体にはちょっと馴染めなかったけど、いろいろ詰め込んで頭がぐるんぐるんして頭の体操みたいでゆかりは可愛いし読んでよかったー。
話の急転直下っぷりが凄まじく、気付けば一気読みしてしまってた…。量子論的なことに関しては「なるほど、わからん」な感じですが。とにかく展開が速いこと速いこと。だらだら系ラノベが嫌な人にはおすすめ。
時間かかったけど読了。うむ、評判になってただけあって面白い。ちゃんとSFしてるんだけど、ライトノベルもしてるっていう微妙なさじ加減がとても良かったと思う。まったりしてたと思ったら急展開で、しかも綺麗にまとめちゃうんだから凄い。
内容的には見た目と裏腹にハードSFな内容ですが、理解不可能な箇所は ある程度切り捨てて大枠を楽しんでも十分楽しめるという点で ライトノベルとしても優れている作品だと思いました。 後は百合が好きならなお楽しめると思います。
紫色のクオリアの
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