雪蟷螂 (電撃文庫)
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雪蟷螂の感想・レビュー(916)
フェルビエの女は雪蟷螂(ゆきかまきり)。愛するものさえ噛み殺す。あなたを、喰べたい・・。数十年に渡る二つの部族の和平の条件。それはお互いの族長である父が交わした政略結婚。運命の皮肉。たった一度の交歓に、貴方が私にくれたもの。やはり蟷螂の子は・・蟷螂か。世代を超えた深すぎる純愛が心を揺さぶります。涙も凍る冬の山脈を舞台した恋の行方は、そして平和は訪れるのか・・。究極の愛の物語でした。(ホラーじゃないよ~♪)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(1)
- 02/03
雪深い山脈の地に根付くフェルビエ族とミルデ族。二つの部族は太古の頃より戦い続けていたが氷血戦争と呼ばれる最大の戦いを最後に停戦となっていた。そして10年が経ち、部族の恒久的な和解の為、族長達の婚礼が控えていたが、その婚礼は真に望まれたものとは程遠いものであった…。【感想】悪くはないんだけど「ミミズクと夜の王」や「MAMA」と比べるとちょっとうまく言えないが感情が読者に伝わりにくいように思えた。物語の過程では唐突というかなんだか入り込めなかった。でも終盤からは体に溶け込むように染みたのでもったいなかった。
キャラ登場シーンはかっこいい。すれ違い恋愛のひねりもいい。ただ、かっこよすぎて、ユーモアがないという。寒さは半端なく伝わってきた。なんだか、きまじめな話ともいえる
ミミズクやMAMAと比べて、登場人物の年齢が高く、おとなしめなかんじでした。淡々とした言動の中の激情がよく伝わってきて、面白い作品でした。
イラストの雰囲気凄く好き。主人公が完璧すぎて、共感できないかなー。ミルデだけでなく、フェルベルも狂人だと嫌いじゃないけど。民族の争いは難しい。叔母さん世代のほうが好き。トーチカかわいいね!
最後の絵は叔母さんだったんですね。最初どんなに狂った世界なのかと期待しましたが、みんな恋に情熱的なだけですね。先代と叔母さんの恋は切なかったけど綺麗で、ハッピーエンドなのもよかった
「ミミズク〜」「MAMA」に続く人食い3部作の最終巻との事でした。戦いに明け暮れた二つの部族の話。雪の描写を読んでいるとこっちまで寒くなりました。雪国の美しさと、人々の思いが綺麗に書かれていました。この作品も面白かったですが、私は「ミミズク〜」が一番好きです。
極寒の激情の物語。でもアルテシア主人公のわりにちょいと影薄かったなぁー。アルテシアよりもルイやオウガの方が幸せになれよ(´;ω;`)って思っちゃったし。ともあれ、繊細なイラストと相まって素敵なお話でした。そっか、一対の曲刀って蟷螂か。
今までとは違って童話から掛け離れましたね。絶妙な物語でした。私が好きな物語とは言えませんでしたが、『狂おしい愛慾』で非常に私には考えさせられることがありました。今まで通り根本的に悪い人が見当たらないから胸糞悪さが見当たらないです。ただ敵族ミルガ族長オウガが一番なんだかんだで報われず、逆にリアリティがあります。ところで私は雌が雄を食べると聞くと蜘蛛しか思い浮かびませんでしたー。でも、やっぱり誇り高く見える方では蟷螂なのかなあ。表紙絵が蟷螂をイメージしているので不覚にも『か、かっけー』って思っちゃいました。
紅玉作品はどれも綺麗で好きだなと実感した。 人食い三部作は愛の物語だと思っていたら、これは狂おしいまでの恋の物語。相手を食べてしまいたいほどの激情が冷たい冬の描写と相俟って痛いほどに心臓を刺してきた。ラノベには珍しくイラストが童話的世界観をうまく伝えていて良かった。特にあの二人のただ一度の触れ合いの絵が胸に迫った。湖のコンビの作品がまた読みたいなあ。
鋭利で繊細な文章が美しい。雪の描写や、雪に仮託した心の表現とても綺麗。童話的な透明さのある語り口で語られる雪蟷螂の激情も良かった。もう少しミルデの心情描写や活躍があっても良かったかも。
児童童話っぽい読み口で作者の力作。しかし、読了後に粗筋をまとめると納得行かないことがちらほら。本当の主人公は×××だった気がするなあ。
人喰い3部作の最後!
前2作とはカラーが違い自分個人では、物足りなさが強いです。
物語事態は流石!紅玉先生としか言えないぐらいの完成された童話的作風。
初めての人食いシリーズだったけど、よかった。真っ白な雪の凍るような寒さの中、荒れ狂う感情が蟷螂の刃となりふるわれる・・・。ナイスマッチ!
今までと若干雰囲気の異なる作品でしたが、あえて顔を描かないイラストが、童話的語り口の作風ととてもよくあってます。愛しているからこそ食べたい、という雪蟷螂の考えがすごくツボでした。アルテシアの影が若干薄くなるのが残念でしたが、素晴らしい幕引きを見せてくれたとおもいます。
『ミミズク~』を読んで以来、この著者さん好きなのですが『雪蟷螂』を読んで、カバー&イラストの方も惚れました!他の作者さんでも描かれているみたいなので、カバー買いせねば…。
この人の童話のような世界観が好きだなー。と浸れる作品。このふわふわと甘く冷たい世界がたまらなくツボです。 私は作者とは違い雪の少ない土地に育ったからこそ、雪の国に憧れる。一面の銀世界の上に滴る血はどれほど綺麗かと 考えてしまう。
この物語を読み終わって持ったイメージは〈冬〉と〈恋〉です。前族長世代の恋が決して賛美されるだけのものではないことがちゃんと描かれているのに好感。ただ、アルテシアの印象が3人の女性の中では薄くなっちゃったかな。さぁて『人喰い三部作』残りの一作に挑もー!
紅玉さんの文章は、どうやら私の琴線にことごとく触れるみたいです。だって「人喰い物語」は全て涙が零れましたから。本当にこの「人喰い物語」三部作は傑作ぞろいで、多くの人に読んでもらいたい作品です。そして『雪蟷螂』、苦しいまでの激情の彩られており、ひたすら心を焦がしました。読後すぐに「もう再読はしたくない、感じられたことが上書きされるのが嫌だから」とセンチメンタルな気持ちに駆られました。
長い戦いの経てに結ばれた停戦。和平のために血を交えることとなった二つの部族。昔に読んでハッキリとこの物語の良さを感じ取れなかった、それからもう数年。この激しい憎悪と恋情に胸がつまった。切なさを一片でも味わった。嬉しい/人の心はままならない。些細なことと笑い飛ばすのは簡単だ。けれどその些細な心が、人を殺すこともある。
雪蟷螂の
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感想・レビュー:272件














































