狼と香辛料〈9〉対立の町(下) (電撃文庫)
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狼と香辛料〈9〉対立の町の感想・レビュー(1126)
後編。莫大な利益を生み出す儲け話を前に、右往左往するロレンス。誰が味方で誰が敵なのかも分からなくなるような状況では、本当に話がどうなるかが分からずに居ました。が、またまた綺麗にまとまっていたので良かったです。あえていうならば、少し後半の主要キャラのやりとりを削りすぎてないかなぁ、という点だけは気になりましたが、いちゃいちゃよりも商戦が好きな自分にとっては、やっぱり面白かったです。
商業的なこと、個と組織のことなどが多く書かれていて面白い話だった。最後まで奮闘し商人として事態を解決したロレンスもすごいけど、やっぱエーブやな。また登場してくれんかなあ。そして最後の「おかえり」「ただいま」のやりとりがなんか良かった。
えぇ?ちょっと待てよ。今回ロレンスが手に入れた報酬というのはキーマン側からはロレンスの行動の諸々に目をつむることと豪勢な食事。エーブからは狼の骨の話と最後の授業料。えぇ?それだけですか!?ロレンスの機転で最後は起死回生の逆転劇となったのに!あ、つまりまともな取引はいつだって色恋に云々ってことなんですか?そりゃねーでしょって!ホロさんがご立腹なのも当然でしょーって!
イッカクを巡る商戦が目玉と言えるのでしょうが、私的には「組織」という集団に組み込まれることの恐怖と葛藤がものすごくリアリティを従えて伝わってきた今回のエピソード。何という「個」のちっぽけなことか。それでも最後まで足掻く者こそが「最後の勝利者」になれるのかもしれません。ロレンスとエーブがこんなにも近くに感じられるなんて思いもしなかった。長いエピソードになりましたが、綺麗に纏められていいエピソードでした。
読んでいる誰もが羨ましがるホロとロレンスの関係。 作中であんなにも商売一筋なエーブも、僕たちと同じようにそれを羨ましがる存在であることに少しほっとしてしまった。 こういうことを考えちゃう僕も男で、ホロの言うたわけなんだろうなぁ。
ロレンスは相変わらずの板挟み。だが、それに伴う不安は仲間の存在によって霧散とは言わないまでも冷静な思考を取り戻すまでに至る。それでも事の大きさと己の無力さを痛感させられる出来事の数々。それを乗り越えられるのか、その手段は何なのか、などに注目したい。エーブに心を鷲掴みされたのは言うまでもないです。
うん、面白かった。ファンタジーな解決に頼らず商人としてやり抜いたロレンスも格好いいし、話としても安易じゃない感じがして好きでしたね。二人で知恵を出し合った勝利!面白いお話は最後のP100がとっても楽しい。
上下巻構成なんだけど、銅貨の謎とか6巻の時から続いている話で、それが解決して、やっとひと段落した感じです。笑顔で人を殺せる守銭奴たちの手のひらの海で泳ぐロレンス、そしてそんな彼らも大海の中で溺れかける。そんな人間や商売のやり取りを楽しく読めました。
上下巻構成の下巻。商売ってのはスゴいねぇ。ホロも勿論可愛いが、今巻はエーブ一択だな。ロレンスはハーレム形成できるくらい色男だなぁ。羨ましいことこの上無い。
久々に商人らしく脳をフル回転させて戦うロレンス。支える仲間あって出来たことだけど、パーティの大黒柱らしく男前になってきたなと思う。エーブさんは商人としても女としても怖かった(笑)。
野暮な事とは思うけど、エーブにキスされたロレンスのその後が見たいと思ってしまった。つまり
お前ら全員大好きだー!
となり、要約すると
エーブ…可愛いな
と浮気をして
ホロに怒られたいよ(;´Д`)ハァハァ
初読2009年6月5日 最初から最後まで気を抜けない1巻。社会の複雑さとこの世界の商人たちの恐ろしさ・逞しさを嫌と言うほど見せつけられる巻でもある。3人の中でのコルの立ち位置は次第にはっきりしてくると同時にロレンスとホロの関係も落ち着いた感じがする。エーブは最後まであまりにも魅力的だった。エーブに乾杯&farewell!
お金のからくり、なるほどねー。最後にそうくるか。ホロの出番がちょっと少なかった気もするけど。ロレンス、ヘタレながらかっこよかったよwエーブもそりゃ、ロレンスにあんなこと、しちゃうわw
二転三転の展開に、プラスで先を読むための読者へのヒントも忘れない。面白い上下巻だった。途中でわかりそうでわからないからくりに普段の倍以上読む時間がかかったのは秘密です。最後の締めも好み、文脈の間と裏を想像するのは、絵の見えない小説ならではですね。
再読。上巻のコメントで、北の船があっさり曳航されるのが理解できないと書いたが、船員は買収されたんであろうという記述があった。いやぁ、覚えてないものだ…。エーブの狡猾で誰も信じないその姿の裏の、何とも人間臭い部分が彼女を魅力的に見せているんだろうな。きっと金儲けに限らず、人は皆、自分のしていることの先に何かを期待しているに違いない。
ここまで二転三転するとは!!転がるごとにビックリでした。そしてそれがこの巻をグイグイ読ませる要因になってますね。コルが居ることになじんできたなぁ。そして会話のやりとりがなんだか読みやすくなったのは慣れ? 確かにロレンスに金銀ザックザクって商人は向いてないな。でもそんな商人たち相手に立ちまわり、また成長したかな。
再読。クセの強い人物に囲まれるとロレンスがお人好しに見えます。実際お人好しですけども。エーブは最後頬にキスしたのかな。で香草を食べたのはホロに焼き餅を妬いてもらうため、とか考えたり。エーブ幸せになってほしいなー。
誰にでも優しくお人好しなぬし。それを分かっていてなおも待つホロ。ロレンスの活躍ぶりは安心して帰たい所があるからなんだろうな~二人の関係を本当に羨ましく思いました。ラスト、エーブの件は笑えましたねw
エーブやキーマンという生粋の商人と相対してこそ、ロレンスの人のよさがわかるというか。あとがきの予告通り、ちょっとかっこよかったかな。
エーブは良いキャラですね。これが恋愛メインの話だったらロレンスがイッカクの薬を飲むかで葛藤…とかあったんだろうなぁとちょっぴり思いました。
いまだにすとんと理解できない。腰を据えて読めばまた違うのかもしれないけど読み流す分には不向きだ。世界観とか情景とかはすごく好きで参考にした本とか聞きたいぐらいです。
評価:★★★☆ キーマンもエーブも強かでどこか泥臭いのが良い。特にエーブのどこまでも利益を追求するという姿勢に人間の業の深さを感じた。
くどい(前からだけど)、銅貨の話が回りくどい、分かりづらい。決して嫌いになったとかそう言うんじゃないけど、どんどんすっきりとした読み心地がなくなってってるんだよなー…。
久しぶりに手に汗握るようなハラハラした感じを味わうことができました。まさに商戦です。ままならない世界で生きる自分の醜さも矮小さも受け入れた上で立ち上がったロレンスはかっこよかったです。
☆☆☆ ロレンスの、自分の分をわきまえた中で最高に努力するとこ、尊敬する。板挟みの歯車にすりつぶされそうになりながら、へこたれながらも、ちゃんと這い上がってくる。這い上がるまではほんと読んでるこちらをキリキリさせてくれるんだが(笑) エーブも何が真実なのかわからなくて翻弄されたけど、時折本音っぽいのがちらっとみえるとぐらついてしまう。ほんと狡猾。最後にやってくれたな(笑)
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