パズル・パレス (上)
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パズル・パレスの感想・レビュー(298)
テンポが速いけど、早く次がどうなるか知りたいと早く読み進める自分には合ってると思う。下巻に期待。一つだけ難点を挙げると、日本人の名前にすごい違和感があることかなぁ…。
「政府には公益を脅かす情報を収集する権利がある」主人公のNSA暗号解読課主任スーザンはいい放つ。テロや国家間の紛争の事前阻止には、情報の先取が最優先事項なのだろう。ただそこには必ず人間が存在する。誰がその権利を持つことを許されるのか。その情報の番人もまた監視され続けなければならない。さらにその監視人も。終わりのない連鎖は、まるでどんどん長くなる暗号のパスキーのようだ。テーマの面白さとスピード感のある文章で専門用語も気にならずに読み進められたが、惜しむらくはキーとなる日本人の名前と偶然に恵まれ過ぎる点。
アメリカ国防総省の諜報機関NSAにある暗号解読機トランスレーターを巡る話。駆け引きの緊張感がある。ダ・ヴィンチコードでもそうだったけどダンブラウンって暗号が好きなの?映画を観ているような臨場感でした。ご都合主義もいいところだなってのはある。デイヴィッドベッガー。大学講師として勤務し、複数の言語を自在に操る。教養もあり、ユーモアモある。でも事故のトラウマからバイクの運転ができない。っていう小説でした。ってことで。
あらすじ通り、情報統制とプライバシーの保護を天秤にかける話ではあるのだが、どちらかと言えば個人のエゴのぶつかり合いを描いた作品だと思う。それにして扱うテーマが特殊でダン・ブラウンらしい一冊。
対テロ対策用に開発されたトランスレーターは一般市民の通信も含む全ての通信を傍受・解析ができる国家機密のコンピューター。しかし、この状況を危ぶんだ人間が独自開発した解読不可能な暗号ソフトを盾に、トランスレーターの存在を公表するようNSAに迫る。帯のコメントがオーバー過ぎる(笑)専門用語満載で話についていけない。洋書は特に読むのが苦手だと実感しました。
テンポよすぎるぐらいに話が進み、一気に読んだ。特にスペインへ行ったデイヴィットはダヴィンチ・コードみたいに次々と場面が変わってついていくのがやっと。タンカドとヌマタカって名前はアメリカ人からすると日本人らしい名前なのかな?
内容的には情報管理社会対プライバシーの保護という対立を描いた物語。サマーウォーズの「ラブマシーン」を思い出しちゃった。でも、こっちは開発者側の視点で描かれていてるんだけどね。いつものダン・ブラウンらしく謎を巡って殺人が起こったり、少々派手などんぱちがある。
ダン・ブラウンの本は「天使と悪魔」を読んで、ファンになった。息もつかせぬ展開にドキドキさせられる。いつの間にか話にのめり込んでいた。謎を解くための鍵は、思いもよらない所に隠れていて、それを見つけたら自分の人生をも変える扉を開けてしまうかもしれない。
翻訳ものは あまり好みではないのですが、それを差し引いてもありあまるストーリーの面白さ。ちょっと古さを感じるのは コンピューターをとりまく世界のスピードがはやすぎるから? が、なかなか 楽しめます。
著者の経歴を知りたくなった。(笑)暗号好きだねぇ・・色々な複雑怪奇な内容なんだうろけど、サクサク読める。日本や日本人が出てくるところもいい感じだしね。同志社大学を出た天才エンセイ・タンカドには笑った。下を読もう♪
ダン・ブラウンのデビュー作。デビュー作ということもあって、ラングドンシリーズほどの面白さはないがそれなりに楽しめた。いくら頼まれたからといっても、ベッカーの責任感の強さには頭が下がる。★★★
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