“文学少女”見習いの、卒業。 (ファミ通文庫)
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“文学少女”見習いの、卒業。の感想・レビュー(1134)
三冊分の後日談。菜乃の暴走加減は少し苦手なままだけれど、周りに良い効果をもたらしたのなら良かったと思う。いつの間にやらななせとも仲良くなっているし。イナゴ弁当は瞳ちゃんのお茶目要因なんだろうか。ちょっと浮いた感じがする。
「こころ」をテーマにしたお話。ひとつの出来事でも、人によって見えているものは全く異なっていて、文芸部の2人はぐちゃぐちゃになった糸をほぐすように解決です。成長を感じました。そして卒業の日。最高のラストでした。
「わかったでしょう?邪魔よ」 瞳からそう告げられた菜乃。しかも心葉はそんな瞳とつきあうという! 仰天する菜乃の前に、さらに瞳の人を死なせたと噂された三年前、彼女の側にいた人物が姿を現す。瞳に何か起こっているなら引くわけにはいかない! 心を決め、動きはじめた菜乃に心葉は一冊の本を差し出し……。瞳が抱く秘密とは?そして迫る心葉との別れと、菜乃の初恋の行方は――。すごく読後感が爽やかな作品でした。何事にも一生懸命な彼女を、見習いシリーズ通してすごく羨ましく思っていました。菜乃ちゃんも、立派な文学少女です。
読了後の爽やかな感じ。始めは菜乃ちゃんが鬱陶しく思い、苦手だったのですが、何事にも真っ直ぐで素直なところが可愛いと思うようになりました。最後の菜乃ちゃんのイラストに胸をやられ、泣きました。
人の心を、頭の中を完全に理解するのは本当に難しいと思います。それを感じさせてくれるようなお話だと思いました。心葉もななせも菜乃も着実に大人になっていっていることを感じさせてくれました。
夏目漱石「こころ」、チェーホフ「桜の園」。親友の瞳に心葉と付き合われ避けられる。彼女には何があったのか。孤独と絶望の中に救いはあるのか。Kは粋な計らいをしますね。井上ミウの小説が読みたくて困ります。イナゴ弁当はとても食べれそうに無い…。そして、とうとう心葉の卒業。初恋にさようなら。菜乃はすっかり文学少女になっていて嬉しい限り。心葉とななせも確実に大人の階段のぼっていて、本編に負けず劣らずの良いお話でした。
瞳と忍成が同じ事件を、互いに自分のせいだと受け取ってしまい、責任を感じている。その辺の叙述的な行き違いを、心葉先輩が見ぬいて解決を見出す。成長してますなぁ…。今回は「こころ」なんで原作もバッチリ知っていたので、その構成とどうリンクしているのか興味深く読ませてもらったわ。「桜の園」の方も、菜乃が卒業する心葉との学園生活を振り返り、新たな1歩を踏み出すのに相応しいリンクの仕方だと感じた。
見習いの最終巻。ここで『こころ』を持ってくるのか。それにしても最初は鬱陶しいとしか思えなかった菜乃がひたすら真っ直ぐで眩しい。「あの小説の中で、私は間に合ったかもしれないじゃないですか!」という説得は単純かも知れないけれど、絶対に自分じゃ出せないなーと思ってしまうすごい考え。自分の過去を誰かに話せる心葉に、彼も成長したんだなーと実感。 その後の『桜の園』、卒業の話も切ないです。遠子先輩が出て行った門を心葉が出て行き、いずれは菜乃もそこから出る。さっぱりと切ない別れに、ああこの本を読めてよかったと思った。
最後の菜乃の台詞は『桜の園』からの引用だけど、それは『初戀』のテーマだった『デミアン』の本質でもあり、このシリーズの表現をかえて文学作品同士を繋げるやり方、そして本編の物語への組込みの上手さに感心しました。ミステリー風味や登場人物の感情の豊かさなども良かったけど、個人的に評価しているのは、その部分。本当にこの文学少女シリーズは学校の図書に置いて良いと思えます。
震えるくらい 泣かされました。 題材に夏目漱石の『こころ』を使った、ドロドロに濁って解けないくらい絡まってしまった物語でした。でもそれが、最後の最後に澄み切った清水のような綺麗な物語に変わるとは・・・!! まるで魔法か奇跡のような展開でした。絶賛!! そして、ついに心葉の卒業。菜乃の恋に決着はつくのか・・・!? 『見習い』シリーズは徹頭徹尾、菜乃による菜乃の物語でしたね~。野村美月先生、ありがとうございました!
文学少女見習い完結。今回は夏目漱石の「こころ」がモチーフになっているということで、最後に相応しいネタ本となっていると思います。最後に近づくにつれ、ページをめくる手が止まらず一気に読んでしまいました。菜乃との最後の別れ。正直にジーンとなり泣きそうになってしまいました。『終りの物語は始まりの物語』読み終えてみると、いろいろなことを感じてしまい上手くまとめることが出来ないけれど、自分も新たな一歩を踏み出したいそう思います!!
三人とも、それぞれのことを大切に思い合っていたのに、裏切られた“私”の最後がとても悲しかった。
私は“私”にも幸せになって欲しかった。三人で笑いあえる日々を実現して欲しかった。
深々とした寂しさを残した“寂寞”
“卒業”では、菜乃と心葉の別れのシーンがとても美しかったです。
ななせと夕歌のメールのやりとりも、短いけれど温かなものでした。
すごく年の離れた女性に・・・分からなくもない。でも本編としては,菜乃の,段階を踏んだ心葉くんとの別れの描写になるのでしょう。琴吹さんよりずっと踏み込んだところまでいけたからこその,最後のあの別れ。素直に泣けました。菜乃にはぜひ幸せになってほしい。シリーズはまだ続くようなので,楽しみです。
「恋は罪悪です」!最後に「こころ」を持ってくるとは素敵すぎ。こころと、この言葉のもつ威力はすごいと読んで以来思ってたから、文学少女で取り扱われてすごく嬉しい。見習いシリーズ3巻の中でやはり一番最後がよかったです。しかし菜乃はいい女になった。バレンタインにななせと競う所とか見ると本当心葉は勿体ないコトしてると思う!でもそんな心葉と菜乃の別れのシーンが大好きです。心葉が菜乃を「勇敢」と評したところがすごく嬉しい。恋人にはなれないけど、菜乃は立派な文学少女として、心葉よりイイ男と結婚しますように、なんて。
桜の園はあとで読もうと思って積んだばっかりなのに、まさかこんな所でネタバレされるとは。忍成先生もしっかりロリコンの素養があるよなぁ…。見方を変えるとシリーズ通してハーレムもののラブコメをどう着地させるかっていう話でもあったんだなあ。
前半のお話で淋しさを理解し、環境が変わってしまうことへの不安を抱えた菜乃だったが、自分の気持ちと向き合い、相手に気持ちを伝えることで納得・理解できたのだと思う そして明るい未来を想像することができたのだと思う そんな菜乃ちゃんがすてきな作品でした
わああ 表の菜乃がめっちゃいい顔してる〜 良かったねぇ、菜乃、最後に小説、書いてもらえて… こうなると小説にも書いてもらえなかったななせがすごく可哀想…
起こった出来事は一つであっても,それに対する解釈は人の数だけ存在する.そして,人は自分の持つ“真実”を絶対のものであると考える.特に,自分で考えこむ責任感の強いタイプの人間であればあるほど,一度とらえ間違えた“真実”に囚われてしまう.
夢中で読み進めました。瞳ちゃんと忍成先生の秘められた過去、それぞれが自分を責め こころ を閉ざし、過去に囚われてしまった。菜乃の真っ直ぐな優しさが、二人を救いだしていく。文学少女らしい話でした。
人の“こころ”は見えないからこそ―。複雑な心のからみあいにひきずられ、時に一度本を閉じたくなったり。それでも「ページをめくらなければ、物語は止まったまま!」という声に突き動かされて見習いさんのお話、読了。最後に大好きな初恋の先輩を見送る菜乃ちゃんのいさぎよくも美しいさよならとこんにちは、にぎゅっと胸をつかまれました。そして心葉くんはあの涙の見送りから、笑顔の見送られへ。なんだかあの時からの時間の進み方に更に胸が一杯になりました。“卒業”おめでとう。
読もうと思ってなかなか読めなかった一冊をようやく読了!前半は相変わらず重い内容で、これ大丈夫かなぁ。ちゃんと収まるかなぁって不安だったけれど、「こころ」ともうまく絡めながらの結末は多少の無理矢理感はあったけれどやっぱり心にじーんときました。先生と瞳もそうだけど心葉も始めてあの映画を見ることでまた前に進めたんじゃないかなー。そして、それ以上に涙腺にじわーって来たのは心葉卒業の所。ページをまたいでの心葉の告白。最初はあれだけ嫌いって言われても諦めなかった菜乃に拍手。彼女の新しい生活が幸せなものになりますように
これで終わりか……と思うと、寂しい。まだ遠子先輩と新人作家のお話だけ読んでないけど、心葉が卒業しちゃうからなぁこれで……ああ。菜乃ちゃんはきっといいお母さんになると思うよ。気早すぎるけど
今回も切ない…。夏目漱石の『こころ』は読んだかどうか憶えてませんが(苦笑)、今回も名作が巧く取り込まれていました。ジョニーデップの『シザーハンズ』は以前に見たことがありましたが、こちらもいい味を出していたと思います。
決してありえるはずない未来と分かっていましたが、やっぱり別れは悲しいですね。でも悲しいだけじゃなく、様々なものに向きあい最後に全力でぶつかり、そして新しい物語へ臨もうとする菜乃の姿に暖かな気持ちも覚えました。新しい生活をようこそと迎え入れた菜乃に、文学少女に希望ある未来を願い応援したい気持ちでいっぱいです!
最初は苦手というかむしろ嫌だった文学少女見習いの菜乃でしたが(遠子先輩が恋しくて仕方なかったから)、まあいいかと思えるくらいにはなりました。最後の告白のシーンとか良かった。そんな最終巻。それにしても今巻はいきなり知らない過去がぽんぽん出てきた、ような。 ななせの迷走に苦笑。 それにしても「文学少女な編集者」が気になって仕方ないので早く読みたいです…!
シリーズの中で一番好きかも。櫂くんの気持ちが分かったとこで切なさがぐーんと込み上げてきた。Kではなく"私"になりたかたっていうのが好き。菜乃は相変わらず真っ直ぐで。卒業式の後のシーンは印象的。心葉の言葉も好きだなあ。
文学少女「見習い」最後の事件簿。かくして「見習い」は、見事に「文学少女」に成長したのでした。またまた泣けた。思うに、きっと心葉と出会っていなくても、菜乃は持ち前の気性と友情で彼女を救えたでしょう。でも、彼らまでは救えなかったのではないか。「櫻の園」の「“味”の解釈」が、シリーズ当初のソレと比べてはるかに洗練された表現になっていたのがステキでした。
シリーズの中ではかなりマイルドな印象。事件の真相が相手への優しさによるもので、過去作みたいに黒くないからか。まぁ普通に良い話です。心葉が正体?を明かしたところが、意外と軽かったのがちょっと不満か。遠子先輩の容姿がすげぇ美化されてるのは突っ込みどころだろうか。そして心葉にパシられても文句を言わない、ななせが健気で泣ける……。
普通の推理小説のように、読者にきっちり推理させて最後に解答を提示するのもいいけど、文学少女シリーズの真実がとろとろと溶けていくような展開も好きです。やがて見えてくる真実は辛く重いものですが、それには誰かへの愛が溢れていてどこか温かいのも特徴だと思います。心葉がかつて遠子さんがしていたように、真実を明かすための重要な役割を果たしていてうるっと来ました。失恋が菜乃を文学少女にしてくれるにを楽しみにしています。
やっぱり文学少女はドロドロしてるなぁ。胸のあたりをザックリやられた感じでした。相変わらずの表紙と内容とのギャップもいい。さて琴吹さんの幸せはいつ・・・
前巻の傷心でのラストの続きの話になっててモチーフ(?)になってるのは夏目漱石の『こころ』。菜乃の真っ直ぐ心には経験やそういった類はない。けどそこをしっかりフォローできるようになった成長した心葉君はかっこよかった。ななせの想いの強さと真っ直ぐな気持ちにすごくせつない気持ちになった。こんなことがあったと知らず、挿話集を先に読んでしまった自分涙目。当時は見習いは別作品だと思い込んでたし、あとかぎを読む習慣もなかったから、大変後悔しました。気に入った作品はちゃんとあとかぎとか解説も読むようになったって思えばこの失
なんか,とにかく,菜乃がひたすら可愛いくて どうにもヘンだという感じがしてしまったので 読み終えてからシリーズの感想を読み返した. 『初戀』で日阪菜乃の凄さに感心してるけど 可愛いと受け止めていた気配はなくて…… この巻で変わったか,こちらが馴致されたのか. 結構,重めの内容なのだが,嫌な感じは希薄. だけど,遠い感じがして,嫌さを感じないのかも. 引用される『こころ』や『桜の園』の感じ方で わたしにはついていけないかな,という感が. 本編の方での『人間失格』と同じくらいに遠い. そういうのと似た意味で
瞳ちゃんと忍成先生のお話はとても切ない。このお話に出てくる3人は互いに互いを大切に想い合っていたんだなぁと思った。「青空に似ている」の「雪を降らせる」シーンはもう切なくて切なくて…。卒業のお話は晴れ晴れしていて気持ちがよかった。菜乃ちゃんらしくてホントに清々しかった。きっとこの文学少女見習いシリーズはグリーンアップルティーのような味だと思う。青リンゴの酸味があったり、皮の苦みやえぐみがあったり、でも飲み終わるととてもすっきりしている。そんな印象を受けた。
学校の授業で丁度“こころ”をやり始めていたところでした。漱石の名はへそ曲がりの意だと先生に教えられました。私はまだ死ぬほどの絶望を味わった事はないけれどいつか訪れる時の為に毎日を満ち足りたものにしたいと思いました。今回も菜乃ちゃんの真っ直ぐさに心を打たれました。瞳ちゃんに忍成先生、櫂くんの間にあったことは消えないけれど櫂くんが幸せであったことも真実だと思いたい。人は弱い。弱いからこそ誰かの温もりに肌を寄り合わせて今日も歩いていけるのだと思う。心葉は巻数が進むごとに強くなりますね。見ていて何故かお母さん目線
菜乃と心葉クンの最後の物語は夏目漱石の“こころ”でした。終盤まで物語が読み解けなくてもどかしくなったり、誰一人救われないんじゃないかと、絶望してしまったり。そんな物語を読み解いた菜乃の想像は“綺麗事です”といわれてしまうけれど、私は菜乃ストレートで熱い“想像”に救われました。ラスト、見習いの卒業は淋しくて仕方ないけれど、最後まで菜乃らしくて清々しい気持ちでページを終わらせられたっ。心葉クンの最後の言葉も大好きです!!
“文学少女”見習いの、卒業。の
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ナイス!


































