物語工学論
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物語工学論の感想・レビュー(146)
「自分が表現したいもの」についてもっと自覚し、追求し続けないとなー。そうすることで、ここに書かれている各キャラクターが象徴するものを独自に解釈し、それを表現につなげられるようになるのだと思う。
すばらし本を読んで自分も小説書きたい!となった人や、ラノベ読んでこのレベルなら俺でも書ける!と思った人が、「でも物語ってなに?」と根本的というか本質的というかなんと言えばいいのか、まあ”その辺”の疑問が浮かび上がった時に読めばいいのがこの本……なのかなぁ? チャートでキャラは創れるという考え方は大塚英志が似たようなことを提案していたなぁ。最近のラノベ業界は盗作疑惑が問題視されている。パクリパロディオマージュリスペクトとじゃあ何がオリジナリティなのか?対談でそこにも触れている。しかしお花畑、エロゲ売り場てw
この本はたぶんものすごく正しいことを書いているが、「わかる人は既にわかっているし、わからない人にはわからない」類の本のように思える。学園小説書いてラノベデビュー狙うような人には、この内容は届かないよなあ……でもって、それが今一番の問題のように思えるなあ……
近年の流行・現象について、あくまでエンタメ作家志望者にとって必要な分だけの解説・記述。/これだけ「理解している/ヴィジョンがある」人がなぜヒットしないのか、という身も蓋もない問いを投げ掛けたくなってしまわないでもない。/読解の手引きにも。
☆☆☆★★/後半の対談の話のオリジナリティの話が非常に参考になった。それ以外の大部分は学術的というか、回りくどい書き方なので、難しいと思ったら対談だけ読むと良い。
「物語とはキャラクターである……少なくとも、キャラクターという観点から物語の構造と本質をよりよく見通し、その作成に役立てることは十分に可能である」。構造主義などの成果を援用してキャラクター類型から物語について考えていくのだけど、現実へコミットする視点を持っているために硬直化せず、非常に示唆的で「のびしろ」がある。類型同士は密接に関係しているのでひとつの類型から他の類型を読み直すこともでき……つまり最低でも7回は読めるってことです。類型の解説以外にも対談や付録がお得ですね。勉強させてもらいます。
感嘆。作家志望者の中でこの本を読んだ人と読んでない人とでは大きな差が出てしまう気がする。物語を工学的に形式化しているけれど、人気のあるプロ作家はこういうことを意識せずともやってのけている。これを読んだ作家の卵たちは、物語工学を念頭においた上で、さらに応用を利かせていくべきなのだと思う。あくまでも、本書は物語を構成するためのプロセスを書いた「入門篇」だから。巻末インタビューはおもしろいし、作品紹介も充実してた。作家志望には読んで損のないもの。さぁ、また作家デビューのハードルが上がりました。作家志望、頑張れ。
キャラクターを七つの類型に分類し論じる。レヴィ=ストロースの論に基づく部分や神話への言及が多く個人的に興味深かった。最後の対談で語られる通り、「基本が大事」で「理路整然と」している。キャラクターや物語を抽象化して捉えることは確かに有効で、最終的には「水車を回す」ことに集約されるのだと受け止めた。構造主義と作家の経験則とが融合して、所々語り口が分かりづらかったり途惑う部分もあるが、興味深い論に仕上がっている。
★☆ 論理哲学論考みたいな付録は面白かったけど、序章の脚注末尾の「後半の基礎理論を」とか(どこのことか)、微妙な誤植とか残念なポイントも満載なような
自分が今まで本や映画を読み・観してきて、なんとなく頭に浮かんでいた「キャラクター」ってものの輪郭をはっきりさせてくれる、とでも言うか。しかしあまりにたくさんのものを扱っているので次第に追いつかなくなるかも。ある程度頭ん中に(他人のであれ、自分のであれ)キャラクターを置いて、当て嵌めながら読むといいかもしれない。
本論にあたる部分はホントにガッツリした技術書といった印象。しかし個人的にはそれよりも対談の後半部や最後の「物語について」の方が面白かった。特に後者は示唆的な問題提起を出していて、考えさせられる。
神話からラノベまで、主要キャラクターを「さまよえる跛行者」「塔の中の姫君」「二つの顔をもつ男」「武装戦闘美女」「時空を超える恋人たち」「あぶない賢者」「造物主を滅ぼすもの」という7つの類型に分類。
面白かった。これを読む人が言及作品や参考図書に手を伸ばすようになるとといいなー、と思いつつ、縛られすぎないようにバランスを取るのも大事だよなあ、とか――上手く書けないな。
工学というよりも古典的分類学。補章Bのまさかのウィトゲンシュタイン形式にふいた。語りえないことに沈黙して終わるのではないかと心配する。 物語のおもしろい・おもしろくないは細部に宿ると思うのだけれども、それは読者工学論だという (2.2)。
「工学論」と謳ってはいますが、実際に読んでみた限りでは、物語のキャラクターを「分類」してみただけ、という印象を持ちましたな。むろん「分類」という行為そのものは科学的なものだとは思いますが、それでもなんか物足りなさを感じました。
物語工学論の
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感想・レビュー:48件














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