推定少女 (角川文庫)
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推定少女の感想・レビュー(1321)
エンディングが三つ収録されているのが面白い!一番始めのが好きかなあ。「十五歳」に「甘い」というルビをふるのはすごく的確な表現だと思う。しかし白雪は一体何者だったんだろう。それがはっきりしないところも良いところだ。
ライトノベル作家時代の桜庭一樹の作品。近年の作品に比べるとやはり稚拙ではあるけれど、この頃から“少女”の描写はピカイチ。思春期にこの作品に出会っていればもっと心を揺さぶられたに違いない。3パターンのエンディングが用意されている異色の作品。エンディングが複数存在することでより深く想像力を掻き立てられる。2012/099
ライトな語り口で読みやすかったですと、それはそれで良いとして。読後ふと15歳だった自分を省みようとして、そして自分がその頃何を考えていたのかまるで思い出せなくて愕然とする。かつての自分がいたことの証を持たないからこういうことになってしまうんだろうかと、若干凹んだ。
解説にあったように、桜庭一樹さんの著書は実際にその場にいるような錯覚を覚えるほどに臨場感があり、それによって少女 巣籠カナの心情が痛いほどに伝わってきます。それぞれのエンディングがを読んだあとにやっと、ほっと一息つける とても懐かしい気持ちになる作品でした。
エンディングは放浪がいいそれがハッピーエンドな気がした逃げているのはわかってはいるけれどなぜかは放浪は読み返したエンディングは放浪がいい
受験生ってだけじゃなくて、やっぱり子供ってこういう風にいつだって苦しい。自分を理解してくれない大人達も昔はきっと同じ事を思ってたはずなのに、どうしてそれを忘れて子供を決め付けてしまうのか。身動き取れなくて自由になりたくて、だけどお金も時間も何もかも自分じゃ自由にできなくて、何もできない無力な子供なんだってことを実感しては悔しくて泣いた日。自分が大人になって子供ができたら絶対に今の大人みたいにはなりたくないと考える。だけど実際未来の事を考えても全然パッとしなくな分かんなくて、結局ずっとぐるぐるの中にいる。
まずエンディングが3つも用意されている事に驚いた。好きなのはやっぱり3つ目か2つ目かな…。年が近い分感情移入しやすかった。いつから「大人より子供の方が良い」などといわれるようになったのか甚だ疑問。とはいえ、15歳も大人と子供の境目とか言われるし、都合が良いように改変されまくったりしてね。そんな曖昧さを上手く表現しているのが桜庭さんのとても凄いところ。もし私が15歳の時にこれを読んでいたらどう感じるかな。
逃亡劇という点においてファミリーポートレートと似てる。
あれ、どっちが先だっけ。
3つあるエンディング、個人的にはどれも好きじゃなかったり。面白かったけどね。
ネバーランドにいる限りは子供でいられたのだけれど、ウェンディ達は帰ることを選んだ。未練はあっても確実に通り過ぎてゆくものを見送るステップは、新しい子供たちを見守れる未来が感じられるようで清々しかった。だからなのかもしれないのだけれど、この物語の主人公の「ぼく」という自意識と逃避感はどうしても私は好きになれなかった・・・のでこの小説は読み切れなかった思いがあります。私自身のあの年代の自意識も微かに覚えがあるものの・・。
角川版のEND3つの中でどれが好きがでその人の危なさが分かりそうです。 わたしはⅠの放浪のが先があって好きだ。 それ一番危ない人のようです・・・。
私の男とは全く違った世界観。どちらが本流なのだろうか?エンディングは3パターンになっているが、ボツになったものはやはりその程度の内容で、わざわざ載せるほどのものではない。年齢ギャップのせいか「ぼく」には最後まで馴染めませんでした。
「砂糖菓子」「七竈」「少女には向かない職業」等、後の桜庭一樹作品に漂う少女性が確立された一冊。前出三作より社会と少女との対立構造の書き方にファンタジー的なテイストを多めに含んでいるが、思春期少女の心情描写の上手さは、やはりこの作品でも素晴らしい。
再読。この不思議な感覚が桜庭さんの持ち味だと勝手に思ってる。エンディングのカナの独白はぐっときた。なんというか将来云々について考えたとき、一番恐怖を覚えたのが中学だったような気がする。まだ大学生だからその先は分からないけど、今までではそうだった。多感な時期なんてのはよく聞く言葉で、だから色んなことで浮いたり沈んだり。でもあの不安定な自分を今では懐かしいと思える。いずれカナもそう思えたらいいなあ。存分に迷えばいいんだよきっと。うん。桜庭作品で個人的一位の物語。だいすきだ。
風の又三郎や銀河鉄道の夜、ズッコケ三人組シリーズの幾つか、あるいはぼくらシリーズの幾つか、でなければドラえもんの劇場版の幾つか、どれとははっきりと分からないけど、読んでて読み終えてそれらを思い出した。なんだろうな、多分これがファンタジーなんだろうと漠然と
大人から見る子どもって、本人達が望まないカタチで世間に歪められていて。本当の子どもの姿なんて、最初から理解する気が無いんじゃないかとすら思う。でもどんなに窮屈で息苦しくても、我慢して大人になっていくしかない。諦めて受け入れていくことで子どもを止める、痛みと儚い絶望を感じるお話。放浪エンドがいちばん好きな私は、ただ現実逃避したいだけなのか。
おお?ナンダコレハ?夢?宇宙人?精神疾患?現実?妄想?どこにカーソルを合わせたらいいのか分からないまま、フラフラしながら読んだ。それで最後3パターンのエンディングってまぁ。そんな事しちゃうんですね(笑)。「砂糖菓子〜」にも共通するのは中学生は大人じゃなくて、社会という戦場世界で生き残るために戦い続けているということ。でも今回は最後ちょっと高校生になって、ちょっと大人側になる。自分はいつの間にこっち側なんだなぁと少し切なくなる。そしてよくあの中学生独特の、ぐちゃぐちゃモヤモヤしたものを具現化できるものだ。
現実的な家出少女たちの話からの急展開に少しついていけなかった感じがある。追加されたエンディングはゲームみたいでおもしろい演出だと思う。個人的にすきなのは安全装置エンド。
読み返そうとするたびにいつも思う。「俺にはもうこの本は楽しめないんじゃないか」「この年で読んでも鼻白むだけじゃないのか」 だというのに、この本はそんな不安を何度でも吹き飛ばして、自分の中に残る10代を揺さぶりまくってくる。俺だってあの頃戦ってたよなあ……
前半、設定が突拍子すぎてついていけなかった。後半からエピローグにかけては、なんとか。桜庭さん作品一気に読みすぎたかなぁ。悪い意味ではないんだけど、ちょっと休憩しようと思った作品。
すごいよかった。 大人が汚いという意識はとても強いのに、自分がその大人にどんどん近づいているという事実は本当に怖いと思う。 なんか、こういう経験をせずに大学卒業の直前まできちゃったことに恐ろしさを感じる…
久しぶりに物語に没入していく感覚を味わえた…さすが! 白雪、カナ、火器戦士、誰もがいい。柿の父、ヤワラ、評論家すらも。 大人になりたくない、というキーワードは砂糖菓子にも通じるのかな?いや、ささるテーマだ。こちらでは実際に弾丸ぶっ放して闘っていた。うん、刹那的ゆえに綺麗。ラストもなかなか乙な味わい。よし、再読の価値アリ!
ぐるぐる、ぐるぐる。思春期に感じた焦燥感や息苦しさが甦って恐ろしくなった。桜庭一樹は子供の心を書くのが上手いなぁ。 作品の輪郭が鮮明になってゆく3つのEndingはノベルゲームが好きな人にもオススメです。
やはり桜庭先生。少々荒削りな部分もあるけれど、やっぱり少女に関する小説は面白い。なにかで"砂糖菓子~"と対になると聞いたけど、まさにそうでファンタジーエンドだった。大人の境目にいる世代はいろいろなものに揺れていて、大人になった自分とは全く異なる自分であるのかななんて思った。
個人的な感想としては、今回追加されたエンディングが好み。桜庭一樹の転換点となった感がある本作だが、さすがにまだ粗が目立つ。とはいえ、原液のようなものを感じる。どこかすすけたような雰囲気や、父親嫌いもこの頃から存在した要素で、できれば桜庭一樹の著作の中で最初に読んでほしい一冊。
本なのにマルチエンドだ!と思ったゲーム脳でした。笑 3つのエンディングはどれも好きでした。放浪は切なくなるし、戦場は共感するし、でも安全装置が一番よく分かるなぁと思った私は月並みに大人にはなりつつあるんだなぁ、と感じたり。安心したようなかなしいようなせつないような。桜庭一樹久しぶりに読んだなー。
とりあえず、借り本読書週間のラスト。現実と夢(?)が絶妙に交錯していく感じが気持ちよい。ラストが3パターン用意されてた事で、更にその『夢かうつつか?』な不思議な感覚が強調された感じ。桜庭さんの描く少女達は、いつも小さくて強い怒りの炎のようなものを心に燃やしていて、それと戦ってる姿がなぜだか愛おしいような気持ちにさせる。
ハチャメチャなんだけど目が離せない。そんなストーリー。3つのエンディングも文庫版ならではの贅沢ですね。荒野とは違う、とんがったアプローチで少女を描き出す桜庭さんに今回も引き込まれました。巣籠カナの結末に関しては夢オチという選択肢もありかな、と。思春期って夢の中の出来事だからね。
桜庭さんの描く少年少女は常に戦っている。理不尽な世間やどうしたらいいのか知れぬ色々な事と。自分にもかつて確かにあった少女時代を思い出してしまう。私的には、戦場エンドがいちばん好き。
三つのエンディングがあるけど、「放浪」エンドが一番好き。自分には無理だけど、小説の中でくらいは彼女たちにどこまでも逃げて行ってほしいなぁっていう願望的なものを込めて。そんな夢想的なことを考える僕は子供なんだろうとも思うけど。「ただ悲しくて、でもそれは子供の感情で、言葉にしたら"わがままな子供"と言われてしまうから黙り込むしかない」「何者でもないし、なにもできないし、なににもなりたくない」このあたりのフレーズがすごい好き。自分が普段思ってるもやもやをうまく言葉にするとこんな感じなんだろうなって思った。
ファンタジー色の入った後半にはいささか閉口ものでしたが、それでもやはり桜庭さんの小説特有の、思春期の少女の心理描写が素晴らしい。白雪の正体をぼかすことで、思春期の不安定な心を表現しているのでしょう。最後までうやむやであったのがむしろいいです。他人の心が知りたいと思うのも思春期特有の感情ではないかと思います。いつの間にこういう感覚を忘れてしまっていた自分はやはりカナの言っていた「なりたくない大人」なのかなと思ってみたり。
推定少女の
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ナイス!



































