メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット (角川文庫)
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メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオットを追加
メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオットの感想・レビュー(635)
MGSというゲームをプレイして、胸に迫る感動は本物なのだけれど、もの凄い速度で壮絶な闘いを駆け抜けてしまうので、どうしても腑に落ちないと言うか、起承転結が自分の中で上手く繋がらないもどかしさがあったのですが、さすがは伊藤計劃、それを綺麗に解決してくれました。かなり丁寧に補足してくれてはいますが、全くMGSを知らない人には全体像を捉えにくいかも知れません。BB部隊を敢えて排除したことも、ノベライズに於ては正解だと思います。
ゲームやったことがないので誰が誰やら。スネークは2人以上いるし、ザ・ボス、ビッグ・ボスとか…で、肝心のメタルギアってなんぞ?状態に。部分部分では面白かった。「誰かの中で生き続ける」話。重い。
SF小説界に彗星のように現れ消えた異色作家、伊藤計劃。その生涯最後の作品は名作アクションゲームのラストエピソードをノベライズ。戦争が政治の手段でなくなりワールド・ビジネス化した世界で究極の兵士として造リ出された男の運命と「史上最大のテロ」との戦いの記録を、友人の視点で淡々と語られる回顧録としてストーリーは展開する。計劃の手腕により、主人公のあまりにも男臭い生き様はゲームストーリーの小説化を「まんが小説」に貶める事なく、さらに第一級のサスペンスSF小説として昇華させる。筆者最後のメッセージは「生きる事」と。
老いと倫理の物語、という印象を受けました。ここでいう「老い」も自然なそれではなく、ある歪んだ設定のもとに主人公が背負わざるをえないものなのですが、僕自身の今までの読書経験が浅いことを棚に上げても、迫りくる「老い」の恐怖を感じる読書体験は今までなかった気がします。「倫理」というのは、とある箇所(読後探したのですが、どこだかわからなくなってしまいました 涙)に、こんな言葉があったのです。正確ではありませんが「今、(この世界のために)誰かが死ななければならないとしたら、それは自分だ」。哲学者の言葉のようです。
彼の発想の下地みたいなのはあったけど、その上に流れる綺麗さとかはなかった。キャラもおっさん臭いし。あと、メタルギアやってないから話が分かりにくかった…。SF的な発想部分のみなら面白いかな。ストーリー部分は、ピンチの時に毎回仲間が助けにくる!でも敵は実は生きてました!の連続。原作が悪いのか?でもメタルギアの世界観はよかったのでゲームもいつかやりたい。ああでも人生は物語だっていうテーマはすごくよかった。
ゲーム未プレイだけど人物と世界観の造形がすごいおかげで入り込めた。これが伊藤計劃か。ただ、オタコン視点のはずなのに他キャラの感覚を代弁しすぎてしまっているのがちょっと不自然。
派手なアクションが多いものの、設定もテーマもあまりに伊藤計劃的。正直、ゲームだからってちょっとなめてたわ。反省。キャラクターの登場や過去の書き方が少し急ぎ足に感じられて、原作をプレイしていたらもっと楽しめたかもなーと思った。好きなシーンはリキッドの「ぱぁん」。ところで、伊藤さんって山形浩生ファンなんじゃないか? Indifference Engineではエンベディングを引用していたし、本書では「絶対計算」っていう訳語を使ってる。たしか、双曲割引曲線でヒトの行動を説明する議論もどこかで出てきた気がする……。
再読。以前は伊藤氏のことを知らずに読んだが、今読むとキャラクターたちの‘死を恐れる‘描写、あるいは最期を迎える描写になんとも言えない迫力を感じる。ゲーム本編をプレイした時も感じたが、MGS4の凄さは物語を完結させたこと、ヒーローの最後を描いたことだと思う。キャラクタの心情というゲームでは表に出ない部分を伊藤氏が描くことで、ただのSFにとどまらない物語になっている。氏が存命であったら、MGS3やpwはどのような物語になっていたのだろうか…。
言わずと知れたメタルギアソリッドシリーズ最終作のノベライズであり、伊藤計劃氏の数少ない著作。既に展開を知っていても、情報統制社会についての記述や各キャラの心理描写には思わず引き込まれてしまった。著者の前作である虐殺器官とも共通する部分が多くあり、あとがきからも著者がどれだけメタルギアシリーズに影響を受けていたかがわかる。これだけ作品に合った著者によるノベライズ作品は今後お目にかかれないんじゃないかと思う。読み終えてからスネークと著者に同じイメージを見たのは自分だけではないはず。
ゲームのノベライズ。だが、それだけにとどまらない。SFの鬼才、伊藤計画の遺した数少ない貴重な作品の一つ。主人公、ソリッド・スネークは、丸腰で敵地に潜入し、目的を達することさえある、いわば工作員。しかし、出自が災いし、急速な老化に体を蝕まれていた。そんな中、自分と同じ出自を持つ、もう一人の男、“リキッド・スネーク”蜂起の情報を得る。次第に自由を失う体に鞭打ち、男は最後の戦いに赴く。伊藤の病気発覚後の作だけあって、その戦いは悲壮、壮絶。だが、彼らしい渦を巻くような圧倒的な情報量の作風にまたもや魅了された。
ゲームはやってない。…やっておけば良かった。否、今からでもやるか。 夭折した伊藤計劃さんの思いが詰まっているから?予備知識がなくても入っていけた。人間と戦争の関係図を、SFのテイストに仕上げた作品だが、何はともあれ人間描写。スネークと呼ばれた戦士が、身体を蝕む急速な老化と戦いながら、己の過去に決着をつけるべく戦場に赴く姿は、もしかしたら病に立ち向かう作者の姿だったのかもしれない。最期まで本分を全うした彼らに祈りを。
メタルギアは遊んだ事がありませんでした。でも「じゃダンボールに隠れて」とか「雷電ーっ!」とか「スネーク!」とか叫ぶ友達がいたので、ほんのりと知っていました。読み終えてソリッド・スネークという人が尊敬の念を集める理由が、よくわかりました。こんなに濃厚なノベライズを読んだのは生まれて初めてです。ゲームの制作に最初から携わり、脚本を書いたのが元々伊藤計劃さんだったのでは、みたいな。伊藤計劃さんが書いてくれなきゃ、スネークたちに会えませんでした。本当にありがとうございました。貴方がもういないことが本当に残念です。
いろいろこみあげるものがありすぎて読み終わった直後のいまは何も言えない……。ただ解放されたスネーク、否、デイビッドに一言おつかれさまと言いたい。原作ゲームもちゃんとプレイしよう。 小島さんの解説に涙……
メタルギアはサンズ オブ リバティーしかやったことがなかったのですが、それだけにスネークが雷電の呪縛を断ち切るシーンは胸に来るものがあった。それぞれのキャラクターに向けられた愛の深さを感じられる作品。伊藤氏が持てる全てで書いたことが肌で感じられるため、一文一文の重みがすごい。
伊藤計劃によるメタルギアソリッドのノベライズ。ゲームをしたことがなくても楽しめました。急速に老いていくスネークの苦悩、それでも自分の役割を全うしようとする姿の描写が凄かったです。そして「虐殺器官」「ハーモニー」と重なる設定がありますが、共に単なるオマージュ以上の作品へと消化されていたことがよく分かりました。ただ、設定が凝縮され過ぎててちょっとのめり込めない感じがしたのが残念。
他者が綴る物語の中に、自己というもう一つの記述を。オタコンが語る"蛇"たちの生き様からは、幾許かの余命と、その責務を果たさんとする偉大な意志を感じる。小島監督と、伊藤氏の魂によって練り上げられた徹底的ノベライズ。伊藤計劃さん、これほどの物語を、私の物語の中に刻んで頂き、ありがとうございました。どうか安らかに。
ACT.5からの記述が素晴らしすぎる。伊藤さんのおかげで、ビッグボスがアウターヘヴンに託した真意をようやく汲み取ることができた。冷戦ゴシックとは言い得て妙。父と子の和解シーンは感動的だった。蛇の系譜の語り部として著者以上の人は今後現れないのではないか。せめてもの救いは、彼がオールドスネークとともに逝ったであろうこと――語り継がれるべき素晴らしい物語を遺して。
ゲームと同時進行で読んでいました。 雷電の罪、ナオミの罪、オタコンの罪 スネークの罪、そして過去に繰り返させないという希望。皆がいろいろな罪を持っている。 償う場面は、さすがに泣きました
『虐殺器官』、『ハーモニー』を読んでようやくこの作品を読むことができた。MGSシリーズは3と4とピースウォーカーのみプレイ。なのでゲームでは分からなかった細かいところも分かってよかった。 またMGSをしたくなった。 この作品についてさらに知りたい方はインターネットラジオの『ヒデラジ』の11回、12回あたりを聞くと面白いと思う。 伊藤計劃さんありがとうございました。
自分達の時代の「神」。小島監督はそんな大きなフレームを恐れることなく語ってきた。二十年という時間は、そんな物語に親しんだ人間を作り手にする。これから多くの作り手が出てくるだろう。そう、小島監督の「恐るべき子たち(アンファンテリブル)」が。 そして、ぼくもまた小島監督のアンファンテリブルだ。いや、そう見られたらいいな、そう在りたいなと思っている。だから、あなたたちも物怖じせずに語ろうじゃないか。ぼくらの時代の神のディテールを。 ぼくらを呪縛するものが、ぼくらをどこへ連れて行こうとしているのかを。
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小島秀夫―我ら神亡き時代の神の語り手として 「伊藤計劃」 http://www.kjp.konami.jp/gs/hideoblog/project_itoh_mgs4.html
ナイス!
-
09/04 21:59
小島秀夫―我ら神亡き時代の神の語り手として 「伊藤計劃」 http://www.kjp.konami.jp/gs/hideoblog/project_itoh_mgs4.html
ナイス!
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09/04 21:59
伊藤計劃の物語は生命の重みを宿している。己の命をこすりつけるように書いたからだろうか。私の操るスネークは勝手にほふく前進する、伝説の戦士とはほど遠い存在だった。この本のおかげでようやく本物のスネークに触れることができた。
虐殺器官、ハーモニーと読んだのでこちらも。オタコン視点なのが何より良かったし何かとややこしい設定と背景も随分解りやすく描かれていると思います。キャラクターが大好きなので原作ゲームも泣かされた記憶がありますが、ノベライズも負けじとなかなか。改めて活字の力ってすごいなあと思ったり。伊藤さんに3とピースウォーカーも執筆してもらえたならどんなに良かったか。
MSG4のサントラを借りて来たので再読。この時代に生まれてよかったと思うこと、それは「メタルギア」の物語とともに成長できたこと。伊藤計劃氏によるノベライズは著者の自己が表れないように慎重に描かれていました。おかげでそれはオタコンが語る「蛇」の物語となっています。だから肌で感じ取れるのです。伝説の傭兵と呼ばれた男の物語、その生き様を。彼らの物語もまた私自身の物語に間違いなく組み込まれています。
これが残された最後の長編。…だったが、残念ながら、ゲームのほうをプレイしていないのでこちらの思い入れが薄いのがちょっと。あと、少し…もろもろ都合よすぎ、という印象。ゲームに挑戦してみるか…どうするか。でも、確かに『虐殺器官』『ハーモニー』に通じる世界観があり、小島監督の影響の大きさを知る。
伊藤計劃緒『メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット』読了。虐殺器官、ハーモニーを経て本作。変わらずの精緻な描写。SFというジャンルでいいのかと見紛う程のリアリティ。やはり面白い。リバティとフリーダム。この似て非なる“自由”は現代社会にも通じている。というよりむしろ、現在に源流がある。その果ての世界がコレ。
伊藤計劃さんが好きだったので購入しました。それだけの理由なのでメタルギアソリッドシリーズに関しては全く知りませんでした。しかし、著者による圧倒的な世界観と迫力の前にどんどんメタルギアサーガに引き込まれ、のめり込むように読んでしまいました。ただ単純なノベライズとは一線を画する作品のようなので、ぜひゲーム本作もやってみたいと素直に感じることができました。
ゲームは触れたことすらない。伊藤計劃好きなので手に取ってみた。メタルギアの世界を全く知らなくても、こういう世界観なのかと楽しめた。他作品と比べると「虐殺器官」に近い。全体的に物語やテーマの軸が定まってない印象で淡々と読み進んで盛り上がりもなく読み終えてしまい、あまり面白いとは言えなかった。設定を吸収するだけで必死。老いていくことへの描写が独特で、老いへのおそれという観念的なものではなく、実際に目に見えて老いて身体的能力が劣っていく。そんなヒーローの様子が、虚しくて、けれど頼もしい一面もあった
伊藤計劃の長編2本読んでしまって残されたこれに手をだしました。ゲームをやっていないとわからないという前評判をもとに読み進め、逆に小説からゲームの姿を想像するという不思議な読書体験に。UIとかストーリーの挟み方とかどうなっているんだろう。
全くメタルギアを知らず、伊藤計劃が好きで買いました。メタルギアは伊藤計劃の世界の根本とも言える舞台。刺激的過ぎて読むのに時間がかかりました。もしゲームをプレイする機会があればその後にもう一度読んでみたい。
ゲームの方はプレイできそうもないので、こういう形でストーリーを知ることができたのには満足。 でも、ゲームのシステム上の問題か、「その状態で行動するのはさすがに無理だろ…」というシーンもちらほら。
親父がなぜか『虐殺器官』『ハーモニー』と一緒に買っていたのを拝借して読了。メタルギアソリッドの元々のストーリが強すぎるのか知らんけど、雑味が入りすぎている感じがして、あんまり好きじゃなかったです。妙にウェットというか、あざといというか。伊藤計劃は『虐殺器官』が一番好き。
メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオットの
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感想・レビュー:197件











































