生き屏風 (角川ホラー文庫)
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生き屏風の感想・レビュー(253)
突飛な設定が多いにも関わらず、わかりやすくやわらかな文体のおかげで、すらすらと心地好いペースで読めました。また、登場するキャラクターひとりひとりが非常に魅力的なため、会話シーンがとても良いです。たまらないです。そして、注意すべき点がひとつ。作中、なんとも巧みな飲食描写が多め。特に、梅好きとお酒好きは注意して下さい。ものすごくそそられます…(`・ω・´;)!分類的にはホラーですが、おどろおどろしさはなく、ちょっぴり切なくて優しい、読んでいてほんわかする素敵な小説でした。
ほのぼのホラー(!?)とでも評するべきか。小気味の良い流れるような描写と、思わずにんまりする妖の身の上話。その二つが上手く調和していて、気分よく読めた。身近にある恐怖が日常に溶け込むと、不思議な化学反応が起きる。それを著者は確かな文章力で書ききっている。脱帽です。続刊も読むとしよう。
おぉ……うぅ、どう表現したらよいのか不思議な作風だにゃー。いや、好きなんだけれども、どこが、って言いづらい。コメントでお勧めされた青蛙さん、円上塔さんと結婚されてる方なのですね。色んな意味で不思議な雰囲気だ・・・。唯一残念なのは、書いてる作品が少ないことかなー。
妖怪達がやけに人情を感じさせる作品でホラー要素というよりは、人情物?
続けてホラーを読んでるせいかちょっとやそっとじゃ響かなくなってしまっている…
でも妖怪物もありかなと
驚愕の一行目!!笑 皐月が寝るところを想像さえしなければ、ホラー要素がないこの表紙の通り不思議でまったりですねぇ~。表題作は多少ホラーっぽかった気もしますが、他2編はほっこりしすぎてなんだか温かかったです。「狐妖の宴」を読んでもっと彼らを知りたくなりました。…ふぅん、猫先生は美形なのか…ふぅん…
ホラーといっても全然怖くない。人の暮らしをしているけれど、あまり関わらないように生活している妖鬼が主人公。そこへ屏風に憑いて家の者を困らせる霊の相手をしてやってくれと使いの者がやってくる表題作。気ままに暮らす次郎が寝入り端に交わした妖猫との会話で雪に変化する「猫雪」。前2編に出てきた狐妖と妖猫の過去を語る「狐妖の宴」。お気に入りは「猫雪」。雪になって降り注ぐ男の描写がとても幻想的で好き。
ホラーとあったけど、妖鬼の皐月を軸に色々な妖怪達の物語を優しい文章で書かれている印象でした。 特に皐月の父の、妖怪であるけれど人と共存して生きてきたお話は凄く心に残りました。こういうお話は凄く好きです^▽^ むしろホラーなのは、最初にあった物語に登場した人間の心なのではないのかなとおもったり。
第十五回ホラー小説大賞の中で最も毒のない作品。ゆったりまったりとした妖怪達のお話。情景描写がなかなかうまいので読書初心者におすすめです。ただホラー好きには物足りないかも……。
お手軽和風ホラーという感じ。取り敢えず冒頭から持って行かれた感はありました。和風ホラーをあまり読まない私ですが、文章の柔らかさに絆されてゆるゆると読み進めていけた。馬の名前が可愛い、ユーモアを感じる。
書き出しからギョッとさせられたが、全体としては恐ろしくも気味悪くもなく、わりと淡々と話が続く。雪になりたいと願う男の話が印象的だった。無数の雪片となって舞い降る描写は、自分も体験してみたいという気持ちにさせられ、その願いの儚さと、ささやかな望みに心から満足する男の様子が清洌で美しくさえ感じた。ぐうたらは基本的には嫌いなのだが、この男にはあまり嫌悪を感じなかった。
穏やかな和風ホラー。ホラーといっても恐怖を覚えるような描写はほぼ全くなく、ただ昔の日本のしっとりと湿った空気が漂っているような、妖怪と人の物語です。静かに世界に浸って読みたい時にオススメ。
起きたら"馬の首をつなぐ"って(◎_◎) なんとグロな。死んだ奥方が屏風に取り憑いてるからなんとかしてくれ~ってなんと怖ろしや。というより、優しい妖鬼のお話^^
寝る場面を想像したらホラーやけど全体的には牧歌的な1冊。 表題作では妖鬼である皐月の能力が少し見れたが、その後の話では思い出話で語られるぐらい。現在、凄い妖鬼になってるのかドジな妖鬼のままなのか分からない。これだけやと物足りないので続編を読んでみます。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 06/03
村はずれで暮らす妖鬼の皐月の周囲で起こる不思議な出来事を纏めた今作、妖怪、妖精、神など様々な異形の者が登場しますが、全員が愛らしくほのぼのした存在として書かれています。こんな妖怪となら是非一緒に暮らしたいですね。この作品を一言で表すなら、「妖たちの平凡な日常」を書いた作品という感じでしょうか。今作は角川ホラー文庫です、心がほのぼのするホラーなんて始めて読みましたよ、というかホラーじゃないでしょ、これは。ホラー要素が皆無なので誰でも気軽に読めると思いますし、子どもでも読みやすいんじゃないかな、おススメです。
県境の守りとしてそこにいる妖鬼の皐月。皐月は馬の布団の首の中でしか眠れなかった。ある日、死んだ酒屋の奥方の霊が屏風に宿り困っているので、彼女の話し相手になってほしいという依頼が持ち込まれた。嫌々ながら引き受けた皐月は、奥方と話をしていくうちに、次第に打ち解け始めていく―。日本ホラー小説大賞短編集受賞作。妖怪が出てくるけど、ホラーって言うほど怖くない。むしろ愛おしくなる。読んでホッとする本でした。続きも読もう☆
しゃべり言葉が敬語でかつちょっと抜けている鬼の少女の皐月さんが馬の首の中で眠る日常が書かれています。後書きにも書いてありましたが、飲食のシーンがやたらおいしそうでお酒が飲みたくなります。
鬼の女の子が主人公と聞いて買ってみました。不思議な読後感を得られる秀逸な作品だとおおもいます。世界観の見せ方がとても上手です。
妖怪ものと聞いて読みました.なんだかゆったりしていて全然ホラーな気がせず楽しく読むことができました雪猫の話が一番面白くこんな妖怪もいるのかという感想が大きい雪になってみたい
妖怪の日常を平易な表現で淡々と語る奇譚である。非日常の出来事を、生活感を伴って描くことはむつかしく、作者の細やかな視点がうかがえる。
口当たりのよい酒のようで、軽く読めて程よく酔う。静かな夜に読みたい、そんな本だ。
読んで後味すっきりの妖怪譚。皐月ちゃんが、いいキャラなので、是非とも続編よろしくお願いします。
第15回日本ホラー小説大賞受賞作。村外れに住む妖と屏風に宿った奥方の奇妙なつながりを描いた表題作は、小さなお話がいくつも折りたたまれているような構成で、キャラクターの造形も含めて可愛らしい。中高生に読んで欲しい作品
すこし・ふしぎなはなし。ホラーといわれてすぐ想像する、恐怖を誘う話ではなくて。ほんわか、ほのぼの。見知らぬ世界でありながら、どこか見覚えのある世界で、心遊ばせたくなるとき、丁度いい。
あ,にゃんこ先生だ!
第15回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作である表題タイトル作品,他2つの短編集。タイトルの作品は、屏風の中に宿るわがままな酒屋の女将の霊と皐月という妖鬼の話。ラストは心に沁みるシーンになっているが、その他の作品は中国の怪奇談のような物語で、読むのにちょっと疲れる。田辺青蛙(たなべせいあ)というペンネームは印象深いが、僕としては印象に残る作品にはならないと思う。
1行目ツカミ最高! 中国志怪小説と遠野が繋がる、生者と死者のあわいのエロティックな夢幻境を堪能。ヤモリ好きには悲しい場面あり(笑)、でもホントはアレはイモリなんだからああいう展開は作者あえてなのだろうと思った
これは非常に好み。まったく怖くない「ホラー」。川上弘美(特に『神様』あたり)、谷崎由依、藤野可織あたりの作品に通じるものがあるようなないような。ホラーに興味がない人でも今挙げた作家が好きなら手にとってほしいなあ。
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感想・レビュー:102件


















































