螺鈿迷宮 下 (角川文庫)
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螺鈿迷宮 下の感想・レビュー(1778)
初の海堂さんでありました。謎が解けてきたあたりから、面白いと思いました。登場人物のテレビとのイメージのギャップの違いに違和感。
死と市場経済との間で桜宮がどのようになっていったかに読めました。フィクションでも現実に関連することがらが含まれていると思うと怖いですね。実際、不景気なせいか市場経済というのは残酷なものと最近思うようになりました。そんなことを読み終わってから感じました。
意外だった登場人物の繋がりに驚かされた。しかしもやっとした読後感もあり。読んでいる間に慣れていったが中心としているテーマが重い、難しい内容なのに対して作品中の描写が気になってしまう。現実離れなような。浮いてみえてしまったところがいくつか。白黒はっきり付けられない複雑な問題を小説として読みやすい形しているがエンタテイメントで終わってしまっていて、終末期医療、人間の生死について読む前からもう少し深い物を求めていたので少し残念。でもラストが…ラストはとても気になる。他のシリーズを読みたくさせる作家さんだと思う。
姫宮の印象が極北クレイマーと全然違っていて、ちょっと面食らった。大胆な処方で症状を軽くさせてたと思ったが… 白鳥もだんだん素っ頓狂さが無くなってきた気がする。 重い内容をここまで読みやすくさせる技量は、この人ならではと思う。
病理解剖が行われない医療の実情に対しAiを提案する筆者の思想がこの作品にも色濃く反映されている。た作品と違って、コミカルな白鳥が主人公として活躍するものの、どんよりした読後感だった。終末医療・安楽死が物語られているためか?
疑問点いくつか。1.巌雄と華緒、すみれが消えたとき、小百合は一体どこにいたのだろう?というか、その場にいる誰も小百合について触れていないのはなぜ? だから、遺体が4体と読んで、小百合が生きていると思ったのに、白鳥たちはすみれが生き残ったと考えたのはなぜ?(ラストも読者を驚かそうとしているような書き方だけど) 2.桜宮という地名と苗字が同じなのは偶然? 3.桜宮の生き残りとしては小百合以外に長男がいるはずで、どこかで登場する?(わざわざ巌雄が語っただけに気になる) 4.なぜ末っ子のすみれが桜宮の当主だった?
死に際に三階へあげられる?翌日にはもうお葬式?この辺からもう安楽死させてんのかなとは思ってはいたが・・・痛み止めが麻薬だったとは驚き。これで頻繁に起こる吐き気の原因が分かった。それにしても氷姫はいつでもきっちりしてるよね。車止めてまでシートベルトしろだなんて、と思うのは、私は白鳥の性格に似ているということなのか?嫌じゃないけどね。
読み始めると止められませんでした…。今回の白鳥はあんまいいとこなかったなぁ。一応ミステリ味付けあり。だけど、もはや犯人は誰かなんてどうでもよくって桜宮と海堂氏の思い描く医療の行く末が気になるのみです。このサーガちゃんと終わらせてくれるかなぁ!?
終末期医療とか、考える事はほとんどなかったな。 珍しく(?)スマートというか、狡猾さのあまりない白鳥さんでした。 海堂作品は際限なく連鎖する話の作り方が面白いですね。
消えた企業舎弟、次々と消えていく患者、桜宮一族と主人公の因縁などの謎が解き明かされる下巻。院長に立ち向かっていく白鳥は珍しく(?)かっこよかった。ラスト近くの意外な人物の独白シーンはぞっとくるものがありました。続編、あるんでしょうか。今作でも終末期医療やAIに関する独自の知見が展開され、そちらの視点からも興味深く読めました。
火喰い鳥も飲込みきれない桜宮の闇。序盤から漂う違和感が気づけば死神になっていました。けれどこの小説の最たる恐ろしさは主人公の入退院の軌跡が、自身の病院に対する絶対的な信頼感を揺るがすところかと。フィクションとは言え、桜宮の闇に加えて氷姫が別の角度からこちらの肝を冷やします
終末医療、大学病院と地域医療などいろいろな問題を織り込みながら、難しい課題を読みやすく噛み砕いて語っているのはさすが医師作家だなって思いました。しかし白鳥さん、今回はあまりにとぼけた感じで、途中までは奥田作品の伊良部センセかと思っちゃいました。賛否分かれると思いますが、私はこの話の終わり方は結構好きかも。
終末医療とは何か考えさせられる作品でした。桜宮病院面々の執着点には泣きそうになりました。海堂さんの作品は医療の話が多く難しいイメージがあると思いますが全然難しさを感じることなく勉強になることなどを自然と頭に入れてしまうというのは凄いたぶん白鳥、姫宮その他面々のキャラが強いからなのかな(笑)。
でんでん虫の話、後編。最後の院長の独白と桜宮病院面々の執着点には泣きそうになった。前編から気になってましたが、白鳥さんあんた何がしたいんだ(笑)
この作品はなんというか、「ナイチンゲール」の伏線回収のような話なのに、「桜宮サーガ」の核というか原点になっていくような作品なのではないかと思う。海堂さんが常に叫び続けているAIについてもそうだし、国の医療体制についても、この作品の果たす役割は大きいんじゃないかなと思う。その一方で相変わらず掛け合いや問答は素敵で、いい意味で娯楽小説なんだなぁと改めて思わされた。いやはや白鳥が爺さん先生にまったく歯が立たなかったときなんかは妙にスカッとしたりしてね
☆3 だんだん世界観がちょっと現実離れしていくようだった。壮大な絵本をよんでいるような?なんだか続編がありそうな雰囲気には期待したい!
読後感すっきりのような、後味悪いような。まんまと作者の思惑に嵌っている?確かに管だらけの終わりなんか嫌だけど、自分で決めた終わりも近視眼的である訳で…。何であれ終末医療って難しい。白鳥さん出ずっぱりだったけど、やり込められてばかりだったね。
(上下巻共通。) 終末医療か。 ちょっと考えさせられるところがありましたね。 ミステリーというより、ホラーの雰囲気があった気がします。 著者の作品を横断して出てくる二人がちょっといつもと違う感じなので、びっくりしました。
話し終盤から小百合の存在が空気だったのはこのため?って思ってしまう終わり方でした。それにしても、骨折で入院して麻薬漬けにされるなんて恐ろしい病院だなぁ。海堂作品にでる年配キャラはやっぱりかっこいいな!
出版社が異なるので存在を見落としてたけど…バチスタシリーズのスピンオフみたいなもんじゃん!シリーズ読むなら必読ですね。これ読んで、『イノセント・ゲリラ〜』で「??」になってた部分もようやく話が繋がったし。しかし、主人公の印象・キャラが今一つ明確じゃない点と、風景描写がファンタジックでなんだかリアルに感じれなかった部分も結構あったなーという点が気にはなりました。筆者が他作品でも常に提唱し続けているテーマは、強く主張されてましたが。…にしても、ラストが怖かった…。
真相が明かされ傍観者から舞台に引き上げられる大吉、綺麗に回収される伏線、最後の次回作への引き、終盤で一気に引き込まれた Bravo!!
「バチスタ」読了が数年前のため、姫宮の存在はすっかり忘れていましたが、彼女、実に興味深いですねえ。終末医療とかAiのこととか医学界に警鐘を鳴らしつつ、物語が広がっていきそうな期待を抱かせるところがうまい。これじゃ、シリーズみんな読みたくなりますよ。『ナイチンゲールの沈黙』を飛ばしてしまったから早めに読まなくちゃ。
前回同様あっという間に読んでしまった。続編の構想があるという。いずれ、桜宮家の生き残りと天馬大吉の対決があるってことかなあ…ちょっと期待してしまう。派手な白鳥・田口シリーズの影には壮大な物語が隠されていると言うわけかな。今後も楽しみにしておこう。
再読。ミステリーとして見ればこれが海堂尊作品で一番の出来だと思います。綺麗に展開して綺麗にまとまっている。ところで、北の件との繋がりを確認したくて読み直したけれど、北に繋がるのはお姉ちゃんでいいんですよね…?
「医学なんてクソッタレな学問だ」と言わせつつ「医」というものに対して真摯に向き合う人たちのそれぞれの視点からの闘い、というのが桜宮サーガの真骨頂なのだな、と思いました。
海堂さん、Ai大好きですよねえ・・。相も変わらず濃ゆいキャラが活躍していましたが。白鳥と氷姫のかけあいがおもしろいですね。そして生き残った彼女がこれからどういうことをしでかしていくのか・・・。怖いです。成長した天馬君の話は楽しみですね。
作者のAiへのこだわりが感じられる。確かに日本は検死割合が低く、怪しいままお蔵入りになることが多いよう。これは現実にも導入が進むといいな。個人的にはバチスタよりも面白かった。
バチスタの次に読了。あの白鳥が惨敗してることに驚きながらもとても楽しめたし最後には思わずゾッとさせられた。よりによって生き残ったのあいつかよ!あの人外が今後の作品でも絡んでくるのかなと思うと恐ろしいです。
「バチスタ」より本作の方が好きでした。「バチスタ」でさんざん姫宮の悪口言ってるくせに、白鳥が姫宮に言い負かされてるのに笑ってしまった。他のシリーズ作も読んでみたいです。
人は自分の知らないところで、人とつながりあい、時に傷つけながら生きているんだなと実感した。 すべてが繋がっていて面白かった!!
螺鈿迷宮 下の
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感想・レビュー:381件














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