レテの支流 (角川ホラー文庫)
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レテの支流の感想・レビュー(32)
12/24:masa
12/09:つばくん
07/07:62560
酔歩する男やペイチェックを思い出します。普通に面白いと思うのですが、後半部分がなんかなあ…。終わり方はこれしかないという感じです。府に落ちないのは、小山の親父がどうやって8という数字にたどり着き、息子の復活を目論んだか、という点。親父に告白させてから殺した方がもっとスッキリ完結できたのでは、思いました。
3月の始め頃から読み出したのに読みにくくてなかなか進まず、あの日を境に、まったく読書に身が入らなかったが、なんとか結末にこぎつけた。でもこの結末はショックだった。311以前なら、えっ、そんなのアリ?って位は驚いたのかもしれないけど。このタイミングでこの結末はつらすぎる。これはフィクションで、この物語の中の「管理者」のふるまいと現実はなんの関わりもないことは百も承知のことだけど、それでも堪えた。黒沢清の「回路」にも似た、ひとつの世界の終わりの話。いや、救いの可能性を若干残した分だけ物語のほうが優しいのかもし
特定の記憶を選択し消去できる装置が秘密裏に開発される。レテの元ボーカル怜治は絶頂期の記憶が自分を追い詰めていると考え、記憶を消去することにするんだが、消した過去以外にも記憶に齟齬があることに気付き、取り戻そうと調査する。が、そこで判明したのは考えられないほどの悪夢だった。レテは勿論忘却の川のこと。タイトルは暗示的というかそのまんまですね。人智の及ばぬところのシステムやルールに乗っ取って世界は運営されている。淘汰されぬよう生物が備えた武器、破滅への道、救済の希望。よく練られたSFホラーです。面白かった!
ちょっと読むのに苦労しました(苦笑)。アイデアは面白いですし、物語の進め方も悪くないと想うのですけど、イマイチノリがつかめなくって…。最後の決着もちょっと唐突な感がして、自分としてはもうすこしひっぱってもよかったんじゃないかと想いました。あくまで個人的なあう/あわないであって、作品は決して悪くはなかったので、それを確認するためにも著者の他の作品も読もうと想っているところです。
06/07:あーさん
新しい人生をやり直すために絶頂期の記憶を消去した元人気バンドの男が、記憶消去後に自らの記憶に不審を抱いたことから始まる恐怖が、ただ個人に閉じていくのではなく、そこから展開し、拡散し、壮大なスケールにした独創性に脱帽した。科学的、医学的、心理学的知識から導かれるとんでも現象に目を見張り、そこから更なる混沌を生み出す後半からの緊張感が凄まじい。冷静に分析すれば矛盾もあるだろうが、それを凌駕する程のひしひしと忍び寄る現実崩壊感と世界を戻す為に原理へと抵抗する知的闘争の迫力が素晴らしい。いやー、いいもの読んだ。
10/28:satsuki
ホラ大の佳作作品で、失われた記憶を求めるミステリ風の構成にオチはSF。良くいえばディックばりの現実感覚の崩壊の炸裂だが、悪くいえばノストラなんとかみたいなトンデモ本(いや、むしろこれは良いところか)。
06/23:塩崎さん太郎
冒頭から記憶に関する専門用語が出てくるが、詳細な説明もあり違和感なく読める。だが、全体的に文章がこなれていない感があり、スムーズに読めないところも。角川ホラー文庫の刊行だが、ホラーというよりはSFという印象が強い。個人の記憶の消去による煩悶の話かと思いきや、そこから壮大にふくらませたラストは果てしなくトンデモない。
03/25:XX
はちゃめちゃな話やったわぁ。 第11回日本ホラー小説大賞長編賞・佳作。著者は後に『三年坂 火の夢』で第52回江戸川乱歩賞も受賞。 記憶消去というアイデアから内面的恐怖を描くホラーかと思いきや意外な方面への筋の傾きに驚いた。後半の強引な展開と整合性の苦しさを許せるか否かで評価が別れるだろう。個人的には、後半部分をもう少し丁寧に描いてくれればロジックの無理矢理さも目をつむれるのに、と感じた。
12/14:浅木原
失った記憶を求めて過去を探るパートと、現実に起きている現象の謎を解くパート、そして主人公の日常が崩れていく様が重なって、なかなか面白かったです。ラストは解釈が色々できるあたり、ホラーっぽいなーという気がします(僕はこの話の場合、ハッピーエンドを夢想――というか希望するなあ)。
--/--:さわたりかなえ
--/--:スパルタ
--/--:暁
--/--:morhit
--/--:te
--/--:コロン
--/--:CHARA
--/--:kamo
--/--:knoo
--/--:さくわ
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