長い腕 (角川文庫)
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長い腕の感想・レビュー(570)
前半はホラー、後半はサスペンスと言った様相。 前半のおどろおどろしさに引き込まれっぱなしだったが、 後半のまとめ具合に少しご都合主義を感じてしまった。 全体的には良作!
前半にまいた種の量とか回収を始めるタイミングとか登場人物に関する描写の分量とか絶妙なバランスの良さを感じました。エグい題材なのに嫌な気持ち悪さがなく怖さだけ残したようになっていて、まだこの世界に浸りたい。
前半は通勤の電車やランチタイムに少しずつのんびり読めた。後半は1人で夜中に読んだから、とても怖かった。明日も早いから早く寝なきゃと思いつつ、最後まで読んでしまった。
みんなそれぞれ歪みを持っていて、その歪みは伝染する。序盤の伏線は冗長にはなっておらず程よいと感じた。中盤以降物語が加速するが、展開が早かった印象を受けた。時間をかけて頂上まで登ったジェットコースターが一瞬で急降下するのと似たもったいない感がある。貴志先生と同じ京大出身ということで、リアリティを持たすための描写は上手。欲を言えば、石丸さんが超人かつ献身的過ぎる。犯人を特定するのではなく、古来よりの歪みを突き止めるという過程はゾクゾクした。
後半、一気に引き込まれた!バラバラだった事柄が一つの線に乗っかっていく展開は、読んでいてとても爽快だった。その分、前半がダラダラ間延びしたような印象…(後半に活きてくる事も多かったけれど)源田さんに脅かされるシーンは本当に怖かった〜(笑)とてもおもしろかったです。
入館して、もうすぐ恐くなる、もうすぐ…と思ってる間に終わっちゃったお化け屋敷みたいでした。残念ながら私にはタイトルの意味も分からず。主人公に暴行まがいまでしてお灸を据える描写は不要、ってか気分悪かった。
業界についてド素人の私でも分かりやすく読むことができ、凄く下調べしたんだろうなと思ったら著者はその業界の人なのね。業界に限らず様々なことが、丁寧に良い案配で説明されてるので、読みやすかった。その道に詳しい人ならもしかしたらその説明が集中力を削ぐ要因になりかねないのかもしれないけど。 ストーリー展開もサクサク進むので楽しめた。 文庫の表紙やタイトルからホラー要素もあるのかと思ってたけど、それはあまり無かったように思う。
読んでいる間中、作中に漂う〝不穏な空気〟が怖かったです。カバーにもあるように「歪み」がひとつのキーワードになっているのですが、その雰囲気が作中によく出ているな、と思いました。主人公はじめ、登場する人がそもそも歪んでいる人が多いし。前半部分でのゲーム会社の設定など、「必要かな?これ?」と思うところは多かったけれど、おおむね面白く読みました!
ねじれたり曲がったりして物の形が正しくなくなることを歪むという。歪んだ家で育つと精神に何らかの異常をきたす。つまり歪んだ人間が出来上がる。それをテーマにした話。歪んだ家に住むあの人物の描写を読んだ時、初めて題名である『長い腕』が理解できた。
おもしろかったです。引き込まれるように読みました。インターネットの怖さとか歪みについて考えました。石丸さんの主観がもっと知りたかったです。
何て説明していいか分からない本・・中盤から面白くなるだけど。 最後をもっと詰めて面白くしてほしかった。
面白い!と夢中で読んでから、色々有り過ぎて難しかった様な気になった。伝説は実話だった事と、その影響で現代に起きた事件。閉鎖的な村社会の怖さもたっぷり描かれていた。
結末はすごい良かったのですが、主人公の性格がちょっと・・・ 犯罪行為を子供に手伝わせるっていうのはどうかな~と思いました。 物語前半はゲーム業界の内情を細かく描写されていますが事件とはあまり関係ないので、もたついてしまった気がします。 もちろん気にならない方もいるでしょうし、一概にそうとは言えませんが。 総評するとお勧めは出来ないかな・・・ やはり前半部分があまりにも間延びしているように思います。 もっと簡潔にまとめられたのでは、と思いました。
主人公はゲーム制作会社で働く女性・島汐路。ふとした事で同僚の転落死と故郷の中学生の殺人事件につながりを感じ独自に調査を始める。前半のゆっくりとしたテンポが事件の不気味さを増していく。会社を辞め故郷に戻り調査を進めるうちに故郷の村の暗い因習に巻き込まれていく。そしてそれぞれの事件は悪意に満ちた“歪み”によるものと確信していく。過去から現在、先端のゲーム会社から地方の村へと目まぐるしく舞台が移り変わり、読んでいて翻弄されてしまいました。“歪み”って、ふとした心の“ザラつき”から生まれますよね?怖いですね……。
著者がゲーム会社勤務ということもあってお話のついでにゲーム業界のうんちくに詳しくなれるという 1度で2度おいしい作品。 前半なかなか展開が進まず、読むのもだるかった けど後半から怒涛の展開であっという間に 読んでしまいました。 「歪み」って怖いwwwww それにしても題の「長い腕」ってどこに かかってんだろ???
前半がなかなか読み進まなかったけど、後半はスリルある展開で一気に読んだ。因習や昔起こった惨劇、怪談、復讐、ネットでの行動操作…いろいろな要素が含まれていて面白かった。家や土地が住む人にストレスや歪みをもたらすことに驚いた。
主人公のさばさば感が好印象。前半のゲーム製作会社関連の話は楽しかった。後半の~歪み~ はゾクッとした。石丸氏は謎だった。
面白かったが、残念なことに主人公のヒロインの性格があまり好きになれなかった。 最初は何がどう繋がっていくのかわからず、読み進めるのに少し根気がいったが、後半はぐいぐい引き込まれた。 何人かの方が仰っているように、「黒い家」に通じるグロさと怖さがあった。 そして石丸のキャラは確かに謎というか、普通の人でよかったのでは?と思った。読後、変に引っかかってしまいました。
夏の文庫フェアで購入。一言で言い表せば、斬新。大抵の推理小説は犯人を突き止めるものだが、この小説は「原因」を突き止める事に徹している。その全ての原因が「家」とは恐れ入った。衣食住の全てを執り行う家が本当の犯人であり原因。主人公の島汐路さんが好きです。あの性格が何とも言えない。キャラも立っていてキャラに惹かれました。石丸とくっつくかな、と予想していたがそんな事にならず残念。 皆さん、家は慎重に選びましょうね。
大学時代に読んだ本の再読。やっぱり面白かった。横溝正史賞と聞いて納得の舞台設定と読後感。ミステリーとして読むと、ちょっと伏線と動機が弱い気もするが、全体的にホラーの雰囲気だったので、あまり気にならなかった。後、某氏は最後怖すぎです…
初めの事件との交わり方が最後ささっとあっけなく片付いてしまったイメージだが、最後全て繋がったので良かった。
たまたま借りて読んだんだけど、面白かった!心情描写とか展開はおおざっぱなところもあるけれど、主人公の頭の回転と行動力が気持ちいいし、元凶とされている部分の設定も新鮮。もっといろいろ読んでみたいです。
随分前から表紙がやけに印象的だったので手に取ってみた。ゲームソフト制作にまつわる描写は、業界人らしくとても緻密で興味深い。一方、宮大工、町大工に関わる展開も劣らず、予備知識のまったくない世界なので楽しませてもらった。
前半は少しモタつく感覚で読み進めるのが重かったし、前半の内容のうち後半に影響しなう箇所も多かったりで、ちょっと粗いかなぁという印象があった。けど、これデビュー作なんですね。建築と歴史、テクノロジー、サイコの組み合わせのバランスが絶妙で後半はかなりアップテンポに読んでいけた。次作を読んでみたいけど、今のところはこの後出てないんですね、残念。
ん~、面白かったけど、後半気持ち悪かったなぁ…。主人公が結構好きなタイプだったから最後まで興味もって読めたけど、そうじゃなかったら挫折してたかもです。 それよりも、ゲーム制作会社とか、家の「歪み」が人に与える影響のくだりが面白かったなぁ。
04年の横溝正史ミステリ大賞受賞作、いやいやデビュー作としたらなかなかのものでした。「歪み」のキーワードは新味でした。また、横溝正史的世界観も後半ぐんぐんと加速していくところもよい。前半でゲーム業界の蘊蓄がだらだらと続くのは少し鬱陶しい感じがするも、それもご愛嬌。処女作に自身の得意分野をぶつけたかったのであろう。ただ良作につき、二作目のハードルは高くなった(もう出ているのか知らんけど)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 07/12
あー!前半ダルダルだったけど、後半一気にキタね!確かに伏線が多い割には完結してないけど、個人的には好き(イッっちゃってるから)。これ映画化するでしょー!あと、『マニアックマンション』っていうファミコン思い出した。知ってる人少ないよな~。。。
長い腕の
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