ラスト・イニング (角川文庫)
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ラスト・イニングの感想・レビュー(571)
門脇秀吾、いい男ですね。この巻では巧はとっても遠いところにいます。
作者あさのあつこさんもわからなくなってしまったといっていました。
あの試合は、巧と豪の完全勝利だったわけですか。
少年達の人生という勝負はまだまだこれからですね。うらやましい気がします。
『バッテリー』の続編。アフターものとして登場人物のその後を追いたい場合はアリだろう。『バッテリー』の魅力があってこその作品。これ一冊として読んでも…。
バッテリーを読んだ時も思ったが、ストーリーの中心的人物のこだわりの強さは尋常じゃない。いくら全国レベルといっても、これだけのこだわりを中学生(今回は高校生だが)に求めるあたり、ちょっとしらけてしまう。ただそのこだわりの目を通して描かれるからこそ、巧のそれこそ尋常じゃない球威が伝わってくる側面があるのは否定できないが。
本屋で見かけて、そういえば最後曖昧だった話の続きかな、と思って読んでみた。メインはとりあえず瑞垣なのかな?あの年代であそこまで拘るって少し異常で、逆に囚われてる気がするな~なんて思ってた。それ程、巧がすごいし、取り巻く人も野球に真剣だから巧に固執する感じになってて、そんなになれるものがあるっていうのは羨ましくもある。あ、バッテリーの話の魅力は岡山弁だと思う。あれが標準語で展開されてたとしたら、全く惹かれんだろうな。
あさのさんは言葉の使い方、リズム感が抜群にうまい。「バッテリー」の時は、ストーリーを追ってさほど感じなかったが、短編的な本作では、その文体に感心さえられた。3フレーズリフレインで情感を高める手法は絶妙だった。 「強情で、強気で、頑なで」「単純に、衒いなく、嘘でなく」「揺れず、ぶれず、惑わず」「急速に、劇的に、飛躍的に」・・・随所に織り込まれる言葉の展開が実に心地よい。前日に、あまりにひどい駄作を読んだ不快感が、 一掃された。この素晴らしい「言葉の紡ぎ手」は、間違っても中高生向けではない。
この本の主人公はいない。原田巧という人物が中心に描かれているが、その人物が影響を与えた周りの人こそがこの本の主役となっている。原田巧は生まれつきのピッチャーであり、すべてを自分で克服していく。周りの人間はその影響を受け、悩み苦しみ、選択をしていく。もしかしたら、人生の構図なのかなと一瞬思わされた。
自分の人生を変えてしまうほどのもの・ひとに出会うってすごいことやけど、人の人生を変えてしまうほど成長(というよりも変革かな?)した巧の球、豪の覚悟もすごいわ。
青波の真っ直ぐさが兄に負けず心を締め付けられる。普通に野球ができるようになればイイなぁ。瑞垣君は十代半ばからこんなに考えてたらオトナになるまでに疲れ切っちゃうよ(笑)
バッテリーを再読してから読んだ。構成をひねりすぎて訳が分からなくなりそうなところもあったが、それでもあの試合の結果を知れたのは嬉しい。瑞垣は好きだけど理解は出来ない。瑞垣の妹と海音寺のくだりがホッとする。やっぱりこういうのもないと苦しい。
「ランナー」.「晩夏のプレイボール」についでのあさの作品、3作目。代表作の「バッテリー」は数年前にDVD鑑賞しました。ラストイニングの感想は「良くなかった」です。バッテリーが頭に入ってなかったら、面白さが半減。物語の構成も登場人物が多いし、行ったり来たり…なかなか入り込めなかった。なので、素晴らしい文章表現や描写が素直に頭に入らなかった。また機会があればバッテリーをきっちり読んで再挑戦したいと思います。
顕俊に進められて読んだけど、本編がバッテリーだったとは思わなかったなー。表現になかなかこだわっていて読みにくいところもあったけど、その分感情がよく表れてたし、重みが出てた。野球ものを読んだのは初めてでそこまで興味はもてなかったけど、それなりに良かった。バッテリー読んでたらもっと良かったんやろな。
最初に魚類人間呼ばわりされていた瑞垣が主人公だったとは。目線や場面がちょこちょこ変わって苦戦した。またいつか機会があれば読み直したい。二回目に読んだ方が絶対に楽しめると思う。心情の描き方や言い回し、例えがすきな感じ
作中1番器用と言っても過言ではない瑞垣さんって実は結構不器用だよなーって思う。物知りだし、弁も立つ、勉強も出来る、上手く立ち回ってるような気がする。でも自分の気持ちとか…とにかく自分の事に対して不器用な印象がある。そんな瑞垣さんがとっても好き。とにかく瑞垣さん好きには堪らない1冊でした(笑
日本ハムファイターズの杉谷拳士投手が最近気になるが、高校野球でもプロ野球でも脚光を浴びる程に苦悩があるのかなと思いながら、さわやかな登場人物達に感情移入してよめた。
あの試合の結果が気になって仕方なかったので読んだんだけど、試合の話よりも門脇と瑞垣が高校生になってからの話や、豪が始めて巧の投げる球を見た日の話なんかの方が面白かった。
最後の試合、そんな展開になってたんですね。短編集だと思ってたので長い話、読みごたえがあって良かったです。また再戦の話とか書かれないんですかね。
巧は大好きな主人公です。かなり魅力のあるキャラクター。もっと巧と豪を見たかった。そう思いました。瑞垣と門脇側のお話も面白いけど、私は巧と豪バッテリーに惚れています。本編であんなに強烈に巧と豪の内情をさらけ出したのだから、バッテリーの姿をもう少し、突っ込んで欲しかったなあ。次は漫画本を楽しもうと思います♪
従来の野球、しようぜ!みたいなほとばしる熱さ、爽やかさより、静かな情熱、葛藤といった大人から見たら中学生の時こんなに物事を考えていたっけ?という感情が描かれている。いやいやきっと忘れているだけで子どもってそこまで単純じゃない。悩んで嫉妬して焦っていた。門脇と瑞垣、巧と豪。すんなり上手くいかないんだろうなぁと思わせるラストがリアルで残酷。一歩間違えば途中で折れてしまいそうな青春の危うさ。でもどうなってもきっと生きていくんだろうという若者のしなやかさ。
こんなにも一つのことに夢中になれる若者が、今の時代にはどれだけいるのだろう…
そう思うと、なんだか無性に寂しくなってしまった。
しかし、私自身も何かに打ち込んだ学生だったのかと振りかえれば、断片的にはあるものの、長年を通してやってきたものは特にみあたらない…
うらやましく思いました。
永遠のベストセラー「バッテリー」のその後、シリーズでは未完だった再試合の結末も語られます。瑞垣目線ってところがまたいいんだよね。野球少年に夏に読んでほしい一冊。ちなみに作者はダブル浅野ではありません。念のため。
全体的にバッテリーの補完をしている気がします。バッテリーで書かれていなかった試合の結果を知れて良かったと思う反面、ちょっと不完全燃焼な所もありました。本作で一番印象に残ったのは成長?した豪と、何気に瑞垣の妹の香夏でした^^しかし、香夏にアドバイスをおくる海音寺に焦ってとりみだしている瑞垣は新鮮でした(笑)
あの試合の結果がここに!と言われたら読まないわけにはいきません。野球を止めたばかりに余計過去から抜けられない瑞垣の葛藤。すべてを捨てて巧との再戦にかける門脇。中学でやめるはずだった野球を続ける(というか巧の球を受け続ける)覚悟を決めた豪。寡黙で周りを気にとめない巧の存在が、皆に重大な影響をもたらしてるなあ。なのに「熱血」「青春」とは違う静謐な印象を受けるのが魅力。あとどこの兄弟・兄妹もいい関係で、なんだかじーんとする。
言い回しや言葉の選び方からも、瑞垣のキャラクターがよく出た作品だと思った。捨てたはずの野球に捕らわれる自分と、最後は決着がついて良かった。
バッテリー最後の試合にまつわるエピソードの補遺集。どうにかして本編に組み込むことができなかったのかが惜しまれる。また、視点変化が唐突でわかりにくいのが目に付いた。一行の空白を入れる配慮が欲しい。
なぜこの本を書いたのか不思議だった。続編としてはあまりにも隔靴掻痒の感がある作品だ。どうやら、あちこちにおまけのように書いた短編の寄せ集め。読者の熱烈な続編希望に勝てなくて仕方なく書いたんじゃないか?ちょいちょい不必要な難解単語や漢字を使ったりして、違和感バリバリ。作品の出来よりもそういうことが気になった。
巧と門脇、二人の天才の勝負の行方に思いをはせずにはおれないバッテリーの結末。その答あわせができる続編ですが、勝負のみを時系列で追わないのがニクイ。高校進学と同時に野球から離れた瑞垣の視点からの構成。しかし、この切れ者のひねくれっぷりは凄まじいかぎり。天才との出会いから生じる自己否定や破滅を逃れる防衛本能? あるいは力量の差に打ちのめされたがための歪みなのでしょうか? でも、その弱さをはらんだ人間味は、後からじわっときました。青波と豪、それぞれをピックアップした短編2編も楽しめます。
何かに打ち込んでいる人間ってすごい輝きをもっているよな、と。野球にかける人間の夢物語ではなく結構厳しい現実を描いていて好きなシリーズなんだけれど、野球に対してあまりにも知識がなさ過ぎて多分本来の半分ほどしか楽しめてないかも(笑)
ラスト・イニングの
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感想・レビュー:104件















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