福音の少年 (角川文庫)
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福音の少年の感想・レビュー(452)
ミステリー、サスペンス、クライム物、色々期待したのだけど、最後は決着もつかず、思春期の痛い言動を見せられただけで終わったようなグタグタな感じ。あさのさんの文章はとても素敵で、少年たちの危うげな雰囲気なども読むのは楽しかったけど、凡作だと思う。
内容は面白かったのだが、ミステリーなのに解決せず…というかんじ。読み終わってモヤモヤが残る。このモヤモヤ未消化がいやだ。
ボリュームはあるが完全なる未完成作品。たたみ方を知らずに風呂敷を広げ過ぎるとこのようなみっともないものになるという見本。文章の巧みさだけが救いとも言えるが、登場人物は出しっぱなし、秘密の開示は唐突。この作品を補完するためには巻末の掌編のようなものをあと10編は書かねばなるまい。
軽く再読。 あさのあつこ本で唯一好きだと言える本。 ミステリーというよりは雰囲気を楽しむ為のもの。 小学生の頃初めて読んだ時、明帆が凄く綺麗に思えて、将来男の子が生まれたら”明帆”って名前にしようと思ったの思い出した(苦笑)
結局この二人はどうなったのかな?というのが読み終わった後の感想でした。お話自体は面白いというか引き込まれるんですが、終わり方が唐突だった気がします。秋庭さんもどうなったのか分からないし、続編がありそうな感じ。
「すっきりしない」というレビューが多いけど、自分的には悪くなかった。秋庭さん側からその後を見てみたいな。その後の陽がどうなっていったか、彼らの中で事件がどう収束したか。
二人の立場がたびたび反転していたように感じ、するどい割にふらふらしていると思う。最初の毒々しさが進むに従って薄れていくようで、もっとぎらぎらしててほしかった。少し前に太平洋戦争を読んだこともあって、戦争に関しては信念を持って突き進んだ人達がいると突っ込みたくなりました。
主人公である二人の少年の関係、彼らが持つ危うさとか脆さがよかったです。アパートが燃えるところなんかは凄く悲しくて美しかったなー。非常に気になる終わり方だったので、続編に期待ですね。
読み終わり、熱いお茶を飲みながら思った。『私が馬鹿なのか?全く完結していないよな…この本続編なかったよな?』あさのさんの書く少年達は妙に艶がありみずみずしいく、達観しているのはわかるのですが、ちょっと達観しすぎですかね。途中から主人公が二人が頭でごちゃごちゃになってしまいました。結局藍子は何故売春をしていたのか、明帆はどうなったのか、黒幕は誰か、などなど私にはよくわからなかった。
まったくスッキリしない(笑)主人公2人16歳にしてはちょっと出来すぎてる?感じ。17歳くらいだったらまだ説得力あったかな。ってかあの男はちょっと謎すぎませんか(笑)
借り本。あれ?これ読み切りかと思ってたら、全然続きだね!この後、闇じゃなく、薄闇を選んだ明帆は?もっと粘着質な闇に呼ばれてそうな柏木は?続きあるのかな??
再々読くらい。あさのさんを読もうその1。好きな本です。あさのさんの書く、今にも壊れてしまいそうな、とても脆くて儚くて、崖っぷちに立っているかのような、ある意味冷え切っていて、ひとつ間違えば終わってしまうような関係が好きなのかもしれないと思ったり。あと、多分前読んだ時も思った気がするけど、これは誰の物語だったのだろうかと。題名からは判断つかない気が。彼らなのか彼なのか、彼女なのかもしれない。自分的には伝わらない物語。自分でもわからない自分を理解してほしい、愛してほしい、とか。難しい。歯医者の待ち時間と家で。
初あさの作品。私にはあさのさんは合わないかもしれない。これが少年?ちょっと達観し過ぎというか、美化し過ぎというか…たまにどっちが喋っているのか分からなくなるし。ラストの尻すぼみ感と相まって読後感はモヤモヤしました。
なんか微妙。危うい感じは10代にはつきものでしょうが、登場人物たちはそれを逸脱した感がある。そこを理性で抑え込んだりする葛藤こそ美しいと思うんだけど。
なんか、分かるようで、わかんない。自分との葛藤とか、自分と他人or世界とのキョリとか、本音と建前、その線引きをどこですればいいのか、するべきなのか、…ってゆうか、エゴ?自分てなに?みたいな‘あやふや’っていう闇に手探りで突っ込んでいく感じ。応えてくれないし、きっと答えもないんだろう。「分かる」のは弱さ故に、「わかんない」のは読解力と理解力の足りなさから。私自身のことをもっと理解したら、この本の全体像も見えるようになるのかな。
あさのあつこさんの作品は前からちょっと苦手けど挑戦。結構すぐ読み終えることが出来た、でもんーなんかぱっとしないというか。火事のところは読んでてドキドキした。面白かったといえば面白かったかもしれないけど面白くなかったといえば面白くなかった。
これぞあさの作品!という感じの設定。(少年とか方言とか田舎とか…)
最初は「ふーん」って感じでちょこちょこ読んでいたけど、途中からは続きが気になって一気に読み終えてしまった。全体的に暗い話。最後はもやもやが残った。
最後はきっちり決着がつかないといや!という方にはあまりオススメできない。
俺はあさのあつこが合わないのかもしれない、そう思わされた。なんとなく最初は読みずらかった、話も唐突だしね、後半からは話も軌道に乗って読みやすくなるけど、前半のもやもや感を超えるまで苦痛だった。まぁ、読み終わってももやもやするんだけどね。物語の真実は見えたけど、物語での少年の気持ち、葛藤や事件が解決してるわけではない。作中の延々と続くもやもや感はある意味ですごい。登場人物に惹かれれば楽しい本なのかもしれない…わからんけど。
あさのさんの書く少年は好きなんだけどこの作品の二人はちょっと神格化されすぎた感じ。二人のキャラが読んでいて混ざるのはワタクシの問題か?この終わり方、続編ないよな。。救いのある物語が続けられるなら続編がよみたい。さいごの少女二人の物語の方がしっくりした。
初あさの作品。少年2人の仄暗い危うさが精緻に描かれていて、途切れない緊迫感に魅力を感じました。ですが少しづつ、繋がって来てさぁここから!というところで終わってしまい、不完全燃焼。少年たちの綱渡りのような絆がメインならミステリな伏線は不要だったのでは。張った伏線を回収してくれていれば、私の中で永久保存版になったかもしれないのに。残念です。
私の中であさのあつこはザ・青春なので。どっちかっていうとこういう緊迫した暗さは個人的には恩田陸のイメージ。それにしても。唐突に場面変わりすぎてちょっとついていけなかった。友人から借りたんでなんとか挫折しなかったけど。途中からは着地地点どうなるのかって一気にページをめくった・・・あっ、これもしかしたら面白いかもって期待して。結論なんだったんでしょう?どこにも着地せずに終了したような気がする。
うーん、ここで終わりですか…。事故に見せかけた殺人とか黒幕とか殺し屋(?)とか、事件モノの背景は持つものの、結局描きたかったのは危うい心を持つ二人の危うい関係ってことだったのでしょうか。あさの作品は「バッテリー」シリーズ、「弥勒の月」と読みましたが、いつも男同士の精神的絡み合いが大きなウェイトを占めていて、今作は正にそれがテーマという印象でした。しかし永見と柏木のやりとりはまるで、「バッテリー」の巧と瑞垣が延々と会話しているみたいで読んでいて疲れます…。
課題図書です!久しぶりに、あさのさん作品読みましたが、雰囲気違うねぇ〜こうゆうのも有りかも、うん。(BLっぽい?あ、違っていたらごめんなさい)
けど、謎は謎のままのようで…スッキリ感はなかった。でもずっしり感はありましたね。
巻末短編は…ユリ?ですか…ちょっと疑ってしまいましたが…
そうそう、柏木君の声が想像出来ない…美しい声って?
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(23)
- 10/28
久しぶりの再読。感想としては、「こんな回りくどい小説やったけ?」という感じ。読んだ当初はそんなこと思わなかったんだろうけど、今これが正直な感想。「はっきり言って全然面白くない」登場人物の描写とかは、あさのさんの筆致が光るのに…。非常に残念です。
ミステリ仕立てのスリル感に、わくわくしながら一気に読んだが、結局最後は不完全燃焼。
なぜ藍子が殺されたのか、そもそもなぜ藍子が「旗」と接点をもったのか、なにもわからないまま終わるのが、突飛で乱暴に丸投げしていて、不服。
作者の得意技の、少年のあやうさやのびやかさの描写は絶品だが、せっかくの珠玉の登場人物たちも意味がない。もっと細かく背景を考え、無理のないストーリーにすれば、恩田陸氏のような面白い作品になったはず。
残念でならない。
題名は好き。今の若いコには理解できるのかな?二人の闇を若さゆえでないと言うが、私からするとまさにそれが思春期ってやつではないでしょーか。ミステリーとしてのラスボスも、あんたは一体どこから来たの??って感じでして…。このピンと来ない度合いは『夢から、さめない』(白倉由美)を思い出す。
最後の1行を読んだ時の感想────「それで???」でした。青春ミステリものだと思って読んでいたのが、悪かったのか…。ちょっと肩すかしを食った気分です(^_^;)
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