冷静と情熱のあいだ―Blu (角川文庫)
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冷静と情熱のあいだ―Bluを追加
冷静と情熱のあいだ―Bluの感想・レビュー(1632)
過去の女性を忘れることが出来ず苦悩する男の物語。 東京とイタリア、あおいと芽実、過去と未来、愛と孤独、冷静と情熱と言った様々な二極対比があり、そしてその間にある現在との関係(二つの物の間にある微妙で中途半端な感情や出来事)が書かれていて面白かった。 この本を買った当初もう一つの話Rossoの存在を知らなかったので近いうちにそちらも読みたい。
関わった女全てに情を振りまく順正・男って生きづらそう・でもなんだかんだ言ってどんどん新しい女に情を移していって、あおいと比べて浮気性な気が……・とりあえず、ユーロスターはすげぇらしい
先にrossoを読んでよかったと思った。rossoのほうはどこか痛々しくて、読み終わった後、悲しい気持ちになったけど、bluには救いがあって、もやもやしてた気持ちが一気に晴れた。
Rossoと対になる作品。あおいの、かつての恋人「順正」の目線で描かれた作品。「あおいを忘れられない」と、心は過去にとらわれているが、でも今を生きている印象があった。それは、ある意味で男性と女性の違いなのだろうか?愛しい恋人はいるが、胸にはあおいとの約束の日がある。それが、過去の思い出でなく、未来へと続く約束であるからかもしれない。過去も現在も未来も置き去りに、愛だけを持ったあおいのRossoとは異なり、未来はまだ選択の余地があるという希望を示したBlu。次は交互に読んでみたいと思った。
何度読んだか思い出せないけれど、今回は雑誌に発表された順に、江國さんの作品と交互に読んでみた。 なんだか、今までの印象と違って、赤と青で一つの作品なんだなと改めて思った。 いつまでも学生時代の恋愛に囚われている主人公に、もどかしさを感じたこともあったけれど、切り捨てずに持ち続けた思いは、大なり小なりあるのかもしれない。見ないふりをして生きているだけで・・・。
過去を引きずりながら生きる順正に息苦しさを感じずにはいられなかった。物語が進むに連れて行くも帰るもできなくなっていく様子に読んでるこっちまで辛くなってきた。最後の1頁にようやく救いを感じて、ほっと息がつけた。
読む前のイメージはRossoが情熱で、Bluが冷静かと。だけど読んだら違った。逆だったというわけじゃなく、どちらもそれぞれの冷静と情熱のあいだだった。恋人は数ページだけしか会っていなかった。会っていない間だってほとんどやりとりらしいやりとりはなかった。でも2人は恋愛をしていた。冷静だけでは続かないことだし、だけど情熱だけでも成り立たないことだと思った。
忘れられない人を想い続ける男の話。どうしても過去を美化してしまうから、再会しても元の関係を維持するのは、本当に難しいことだと思う。それに順正はあおいが昼でも体を求めあえることに年月の長さと共に、8年前の彼女とは違うと感じたのは心の中に大きなわだかまりと残るように感じ取れる。早めにRossを読み進めたい。
順正とあおいはきっとソウルメイト。彼らのように確信出来るパートナーにあたしも出会いたい。言葉にならないそれを信じて生き続けることの苦悶と美しさを見せつけられた。必ず2人は来世でも結びつくと信じてる。
Rosso→Bluの順に読んだ。その順番で良かったと思う。何故なら、最後の1文で未来が見えそうだったから。自分に忘れられない人がいるかいないかで、この本の感じ方が変わりそう。ちなみに私は、複雑な心境でなかなか読み進められなかった。
情熱の青だ。逆に赤は冷静を象徴してるように思えた。淡々とした事象を描く中に情熱と切なさを感じさせる赤と比べて、青はなんと情感豊かな文章だろうか!個人的な好みでいえば青が好きだが・・・どちらも素晴らしい作品には違いない。赤では語られなかった最後の結末が青で仄めかされて終わる。冷静と情熱、過去と未来、そして現在。辻さんの言葉が胸を熱くする。ただ、最後はもう一文欲しかった!進行形で終わらせたかったのかな?せめて空の情景が一文あれば締まったのではないだろか。
冷静か情熱か。あおいと順正は冷静と情熱を何度も何度も交差する…。江國さんの作品も好きだけど、Bluはもっと好き。順正の生き方が、野生的で、本能的で、本当にそそられる。クライマックスがわかっているのに、こんなに苦しかった作品ははじめて。
Rossoとどっちから読もうかと思って結局こっちから読んだ。良くも悪くも一つの約束で何年も1人の女性をずっと想い続けてるのは凄いって思う。実際この本を買ったのは映画を見た後だったので、かれこれ結構な時間が経ってるわけで、また何か少し見方は変わった気がする。次はRosso読んでみる。
男の1人よがり。得てして男は別れた女性といつでもやり直せるのではないかという妄想をする。それは果たして冷静と情熱のあいだにあるものなのかな。ラストはなんかちょっと府におちなかった。そのまま終わりでもそれはそれでよかったのかなぁ、なんて。けれども、時を超えて、強く再び結びつきあうというのは浪漫だね。江國香織の方も読んでみよう
Rossoを読んだのでBluも読んでみました。読んでいて順正に対してイライラするところもあったけれど、いろいろ悩んでいる姿は共感するところもあったりして…Rosso→Bluの順番で読んで良かったです、最後は希望のある終わり方だったので読んだ後はすっきりしました。私が大人になったら感じ方が変わってくるかもしれないので、また何年か経ったらRossoとあわせて再読したい本です。
きっざーきっざー!辻仁成はどうにも苦手で、ロッソは何回も再読しているのにこちらは一度だけでやめていたのだが、久しぶりに順正側のストーリーも読みたくなって手に取る。がやっぱり私は苦手な様だ。気障な言い回しにどうにも居心地が悪く、順正が素敵に見えず、ロッソで素敵と感じた順正をも嫌になってしまいそうなほど。終わり方はこちらのほうが希望を感じられて素敵ですが。
「二人の百年先の愛を鉄路の先に見つめてユーロスターのステップに足をかけた」・・カッコイイのである。物語も重厚で辻さん一人勝ちって感じかな。でもそれじゃ江国さん可哀想だから勝敗因の分析。聖堂での再開の約束を江国さんがラストの切り札に持ってきたのに対し辻さんは最初にネタバレをさせた、その事で他の登場人物にも深みが出たんじゃないか?特にあおいのゴーストとなる芽美が悲壮なほどに生きてくる。愛せば愛すほど奈落に落ちていく姿はもうひとりのヒロインだったと言っていい。この計算され尽した巧さが辻さんの持ち味なんでしょう
表現は江國香織の方が好みである。彼女の方は自身が冷静と情熱の間で揺れているが、こちらの視点では自身が情熱で相手が冷静と見える。ある意味これがリアルなのかもしれない。男女の視点の違い。フィレンツェのドゥオモのクーポラ。ようやく本物に出会えた。けれど登ることができなかった。私もまた、約束をしなければいけないかしら。
今度は、順正からの視点でした。やっぱり恋愛については想像できないし分からないと思う。でもでも、順正の気持ちが手に取るように分かって、少しでも触ってしまったら壊れてしまうような気がした。やっぱり、恋愛は私にとっては未知の領域で謎だらけです(^_^;)
素直に人を一途に思うことを素敵に思いました。この本の中で生きている順生がとても好きです。草原のような人というのは、よくわからなかったです。時が止まっている町にも行ってみたいと思いました。redよりも個人的に好きです。女性が男性を思うより、男性が女性を思う方が純粋な気持ちのような気がしました。
先に読んだロッソをちょこちょこ思い出しながら読みました。当たり前だけど、人間は自分以外の考えていることなんて分からない。たとえ愛し合う二人だとしても。二冊読めば、二人の主人公それぞれの視点から描き出される一つの大きな物語を神様の立場から見守るような、なんとも贅沢な体験ができると思います。新しくて面白かったです。
Rosso読んでからのBlu。これは読み手の年齢も大きく関係するのか(汗)どちらもグズグズな感じがイラッとしてしまって、なかなか読み進めることが出来ませんでした。でも同じタイトルで違う作家さんの作品、と言うのは珍しく、ストーリーや結末を知っていて2冊目を読むというのが新鮮で面白かったです。
絶対これ男だけじゃなくて女のほうも未練ある気がする・・・まだあおい視点読んでないので分かりませんが・・・でも10年も経って、他の人との出会いもあるのに忘れることができない存在って凄い大きなものですよね・・・
約束は未来だわ。思い出は過去/ 好きだから迎えに行くんだってどうして言えないの/ 女にとって同情されてつきあわれることくらい酷い仕打ちはないのよ/ 過去を蘇らせるのはなく、未来に期待するだけではなく、現在を響かせなければならないのだ
Rossoと同じく純正の表面的に満たされた生活と断ち切れないアオイへの思いとその流れがメインとなる恋愛小説。読んでる途中に何度も「純正もっと頑張れよ!」とか思ったがそこで頑張ったらこの小説は良さが半減しちゃうからそんなことはできない。そしてRosso、Bluを一気に読み終えたおかげで余韻がより大きくなった。また時間があるときに読み直してみよう。「思い出じゃないんです。約束なんです。」この一言が全てだった気がする。
冷静と情熱のあいだ―Bluの
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