ジェシカが駆け抜けた七年間について (角川文庫)
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ジェシカが駆け抜けた七年間についての感想・レビュー(180)
壮大な時間差トリックにまんまとやられた。事件だけを見ればたいした話ではないものの、事件が始まるまでの前振りが上手くミスリードを誘う。そして最後も何となく爽やかな終わり方なのはスポーツものだから?歌野作品にしては珍しいと思った。
歌野晶午さんは以前、「世界の終わり、あるいは始まり」を読んですごく面白かったのと、この作品も題に惹かれて買いました。でもちょっと…イマイチでした。 ジェシカというエチオピア出身のランナーと、彼女の所属するクラブチームで怒ったトラブルを描いているのだけど、日付と時間のトリックが複雑で、全体を通して「トリックを書く」ことが小説の目的みたいになっちゃってる感じがした。たまにそういうのがあるから、ミステリーって嫌いなのよね。トリックの部分はあくまでも手段であって目的になってしまったらダメと思う。もちろんプロラン
まさに駆け抜けるミステリー 歌野さんの軽い文体とシンプルなだが面白みのあるトリック これか「葉桜の~」からが歌野入門にはいいかも 黒い方から歌野さんを知った人にはこの人がしっかりとした本格推理作家と分かる一冊
題名から受ける印象とは裏腹に、さくっと読める一冊。トリックはごちゃごちゃし過ぎず、すとんと納得できて読後感もさっぱり。ランナーのストイックな世界は芸術界のそれとも似ていて、音楽やバレエを愛する身としても楽しめた。
トリックありき、の物語。歌野さんらしい軽く読みやすい文体のためすらすらと読み進めることができる。最初に「葉桜~」で受けた衝撃には到底敵わないし「7年間」の謎も途中で推察できてしまったけれど、面白いストーリー展開だったと思う。走ることが全てのランナー心理には、ほろりとした。
読んだ後に改めてタイトルの意味を考えると時間差(表記)トリックはすごいですね、葉桜の~に近いものがありますが意外とすっきりしていました。マラソンという馴染みのない舞台が新鮮でした。
ごちゃごちゃした構成の割には意外とすっきりとした後味 伏線が結構わかりやすかったところが少し残念と言えなくもない 作者の幅の広さを感じられる1冊
トリックを発想した作者を褒めるべき。 読者しか騙されない作品というのはあまりない。 まあ、長編より短編にすべき内容のような気もするが。
なるほど。アンフェアではないことは確かだけど、正直解説サイトなどを見ないとよく時系列がわからなかったから本書を読んでる最中に推理するのは難しそうだ。まぁストーリーは面白いから楽しめたってのは間違いない。良いタイトル。
37。題名にセンスを感じる。題名がよい。
葉桜のような度肝を抜く結末があるわけでもなくつまらなかった。
どんでん返しはあるにはあるが、あぁそうなのって感じだった。
角川書店のオススメであったから読んだのだが残念だ。
後輩くんオススメ本。
伏線は常に目の前にあった。ラストですかんとからくりが提示され、綺麗に騙された自分に気付いた(>_<) 歌野晶午は本当に面白い。
「葉桜」と同様、登場人物達ではなく、読む私たちが惑わされるミステリィ。なぜエチオピア人を敢えて主人公に据えたのか読み始めは疑問だったのですが、読み終わってみればそこが肝だったとは。「葉桜」ほど綺麗に決まっているとは言い難いですが(使っているネタが、誰もが分かりうるものではないので)、こういうミステリィの形式なのだと思えば面白いのではないかと。
また騙された!叙述をさんざん読んでいるミステリ好きの頭を「入れ替わり」「白昼の殺人」「時差・時計合わせ」などのミステリ・ガジェットでさんざんキリキリ舞いさせておいて「そっちかよ・・・!」という痛快感はいつもながら。まぁ、「葉桜」に似てるとか、トリックがフェアかどうかはちょっと微妙。絶対アレを考えてからエチオピア人の長距離ランナーの話にしただろ・・・。読後感はとてもよいです。
ミスリーディングに、まんまと引っ掛かった。まんまと引っ掛かっておいて何だが、「騙し」のトリックはよくあるパターン。でも、使い方がトリッキー。ミステリを読んでいる感触がないのに、完食したらやっぱりミステリだった、みたいな読後感。楽しめた。
読み始めてすぐ、時間とか暦を使ったトリックだろうと見当をつけて警戒しながら読み進めたのだが、謎は深まるばかりでうまくトリックにはまっていた。「葉桜」で騙されたように大掛かりなトリック1本勝負!で潔いが、専門知識がなければ絶対にわからないし逆に言えばネットで検索すれば一発でわかったかも…。
説明されて、「そうだったのか!!」と叫ぶような派手な驚きではなく、「へぇ、そうなんだ」と納得するタイプのミステリでした(違いが分かりにくいな…/汗)タイトル的にもっとスポ根モノかと思っていたので、意外に爽やかな読後感でした。読んでいる最中、東野圭吾のある作品を思い出しました。もしこんな監督がいたら、即刻追放していただきたいものです。
ひねりなしなエピソードは伏線がミエミエだし ちょい役の登場人物やたらと多いし。。。 ミステリとしては二流以下 ただし主人公の造形は魅力的 加えて本の装丁は単行本、文庫本ともにすばらしく美しい
分身っていうのが意味ありげに前半で語らえていたから、もしかしたらという馬鹿な考えを持ってしまった。「レース中に分身が人を殺したら」というのにやられた。
【★★★☆☆】分身や儀式と、意味深な話題をふっておいて、それに気を取られている隙に……みたいな。前半はとても、興味深く読めたが、後半急ぎ過ぎた感じ。
[★★☆☆☆]まだギリギリでミステリーの範疇に引っかかるかな、という微妙な小説。常に新たな道を模索している感のある歌野晶午らしい作品。この人の場合、デビュー作がちょっと酷かった印象が強いので、格段に読める小説家になったという著者自身の成長、行く末の方が気になってしまう。
ジェシカが駆け抜けた七年間についての
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