ブードゥー・チャイルド (角川文庫)
ブードゥー・チャイルドを読んだ人はこんな本も読んでいます
ブードゥー・チャイルドを追加
ブードゥー・チャイルドの感想・レビュー(219)
チャーリーという前世を信じている晃士は謎の電話を受ける。電話の主に出会おうとするが…。確かに晃士の言うとおり、友布子は「何」の親になるのだろう。体外受精が日常になってきたら、こんな問題も日常化していくんだろうな
前世の記憶を持つ少年の継母が殺される。その死体の側には前世の記憶と同じマークのメモが落ちていた。
ネタ的には、うっすら分かっちゃう感じかな。相変わらず、面白く読めるけど、主人公側の少年達の感情が、あっさりしすぎかな。仲の良い継母が殺された割には、憎しみの感情がないってのは、しっくりこない。
前世の話から始り、事件が起こりで一体どう話を落とすのかとはらはらしながら読み始めたものの、最後にはジュリアンに丸め込まれた感じが。犯人が誰かというより、前世の記憶の謎を解く内容。
ストーリー展開、構成的に前半はものすごく引き込まれた 後半多少失速感はあったけど全体を通しておもしろかった 登場人物が結構斬新かな カチカチの本格からこのような少し現代風のミステリーまで、作者の幅を感じる1冊
よかれと思って…が裏目裏目に積み重なったら、こうなるのかな。 なんかこう…やりきれない話。実際の被害者どころか、登場人物のほとんどに同情してしまう、稀有な作品。 あと、探偵は真実の身の上を語っていたのか否か、への疑問がいい余韻。私は語っていないかな、と思った。
【◎】現代の事件の根源にあるという、解かれるべきは、主人公の前世の謎! 言うまでもなく現実と前世を繋ぐ「物語」の存在感が前面にあるために、そちらを追いかけ過ぎると作中で起きる殺人事件そのものへの興味が薄れてしまうのがなんともしがたいのですが、それは作者の意図的な描写があるのかもしれない。それゆえに終盤に探偵役から語られる全ての真相は驚愕することしきりなのですが、これは見事な解決。この凄い着想は何処から始まったのだろう。島田荘司氏が提唱した「21世紀の本格ミステリ」、奇想の見事な成形がここにある。
面白い展開なのですが、あのイラストの意味がちょっと拍子抜け。それ?みたいな。ただ、そこ以外は予想しなかった結末になります。伏線の張り方のうまさはさすがです。ラストに近づくにつれてちょっと気分悪くなりそうな話ですが、読了感はさっぱり。
ちょっと期待しすぎたかもしれない。『生ける屍の死』に意外と似ていて前半は引き込まれたんだけど推理するほどの謎じゃなかったなぁ、着地が普通過ぎて逆にそっちに驚いてしまったかも。ただ、晃士と麻衣が探偵だと思っていたからジュリアンの正体が明かされたときはビックリしたり。
オチが想像したものと全く違い、見事な結末だと思った。しかし少し強引さも感じざるを得ない。あまりにも逸脱した結末ゆえに、期待外れだった、と思わされる。
物語の開始時より魅力的な謎が連発され、読者の目を惹く構造になっている。これらをいかにして解決するのか?という点が問題となってくるが、伏線の回収といい合理的なロジックといい申し分が無い。歌野晶午というとやはり大げさなまでのどんでん返しというイメージがあるが、こういった本格ミステリの技巧が発揮される作品こそ、氏の真骨頂というべきだろう。天才少年の登場は遅きに過ぎるが、短い中にも鮮烈なインパクトを残していった。いつかまたどこかでお目にかかれるといいが。
歌野さんの作品は『葉桜の季節に君を想うということ』しか読んだ事が無かったので、話の展開が読めてもどんでん返しがあるのかな?と構えて読んでいました。でも、普通に着陸しましたね。しかし、良く考えられていると感じました。とても面白かったです。
解決は駆け足だったけれど、ばらばらの事実を実に合理的に説明付けたのには驚かされた。ただ、殺人事件に対する作品内での扱いが蛋白な印象を受けた。ミステリというよりは、ある問題提起のための本として読んだ。著者の作品はこれが初めてだけど、この構成の巧みさが他の著書にも表れているなら是非読んでみたい
思わず読みながら「よく出来てる」と呟いてしまった一冊。中心部分の謎を解く知識は現代ではかなり一般的なものになってしまっていてサプライズは減じるが、超自然かと思われた謎に論理的な解釈がつけられていく様は痛快。歌野さんの作品は、常に何かしら新しいことをしようとする意気込みが感じられて好き。ある種の青春小説としても楽しめたが、あらすじにも書かれている「天才少年探偵」が本当に必要だったのかは若干疑問だった。
読了。そういう風に書いてるって解りながらも、それでも主人公の少年の浅慮にげっぷが出た。話としては面白いけど、解決というか回答はこれしかないでしょ、って感じ。ROMMYほどの衝撃は無く、あっさり終わった感じかな。一つだけあるとすれば、「天才少年」はやめて。それだけで読む気が失せる。事実失せてた。
出版した当時は衝撃的(考えさせられるという意味で)なテーマだったのだろうが、今読むと何をいまさらと思ってしまう。主人公の自己を見失った焦燥感などの雰囲気は嫌いじゃない。ただ途中で真相を予想できてしまったので謎解きにあまりインパクトを感じられず、その点が残念。
半分くらいまで主人公晃士くんの気持ちが痛かったけど最後のメールで少なからず救われます。大人がなんかイヤな話でした;でも面白かった。
タイトルの割に内容はサッパリとしている。プロットがほんのちょっと強引な気もする。自分とは一体誰なのかという問いを、哲学とは別の観点から改めて問いかけてくる作品。自分の立っている地盤は死ぬまで安定することはない。自分が自分であることは立証不可能な奇跡なのだ。☆4
主人公、晃士の精神状態を考えるといてもたってもいられなくなる作品。自分自身のの立っている場所が本当に確固たるものなのかという事を感じます。また、親の愛情に関しても考えさせられます。
記憶の中の自分は黒人であった。名前はチャーリーと呼ばれていた。雨の日、バロン・サムデイが家に来て自分を殺した。 主人公はごく普通の15歳の少年。しかし、彼は自分が前世の記憶を持っているという。前世の記憶の中に存在する悪魔バロン・サムデイ。 そんなある日、現世で起きた殺人事件。そこには前世で自分を殺した悪魔の痕跡が残っていた。
島田荘司直系の、「幻想的な謎と論理的な推理」。タイトルの「ブードゥー」からもっとオドロオドロしいのを想像していたけど、それほどでもなかった。それだけが残念。
出だしが面白かったために、期待しすぎてしまった・・・のかな。謎解きは易しく、途中で読む気がちょっと萎えてしまった。だけどチャーリーの存在は印象的。中盤まではかなり楽しめた。
ブードゥー・チャイルドの
%
感想・レビュー:49件














ナイス!




























