冷静と情熱のあいだ―Rosso (角川文庫)
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冷静と情熱のあいだ―Rossoの感想・レビュー(2136)
辻さんのブルー同様非常に美しい作品。大胆なシーンを堂々と書かれている文章は、読んでいるこちらが恥ずかしくなりましたが、それゆえこの本の良さがあわられている感じです。
『人の居場所なんてね、誰かの胸の中にしかないのよ。』 このフェデリカの台詞を読みたくて再読。江國さんの恋愛小説はどこまでも孤独だ。だから落ち着いて読めるのだけれど。前に読んだ時よりもあおいに感情移入したかな。前よりこの小説を好きになれた。マーヴは底抜けに優しい人。優しすぎるくらい。『君の人生に僕はまるで影響しないんだ。』とあおいに向かって言った台詞。思い出すと切なくて泣きそうになる。怠惰な夕方のお風呂。お風呂に籠城して本を読んでばかりいた時期もあったなぁと思い出す。今も本の虫であることは相も変わらず。
再読。テスト前にこの現実逃避っぷり。冷静になればあおいはマーヴといたほうが絶対幸せになれるのに。私だったら、目の前の完璧な恋人をとるか、忘れられない人をとるか、どうするんだろう。「私の言葉は順正にしか通じない。」あおいの気持ちは少しわかる。あーなつかしかった
マーヴいい男じゃんかーあおいー・大学生のときの恋が十年後も同じ強さでできるとしたら、それは思い込みだと思うよー・あおいー正気になれー、と思いながら読了・文章が綺麗・文章と世界の距離感が素敵・端正な翻訳小説のような硬くてうっすらぼやけたような描写距離・ヨーロッパの雰囲気が素敵
やっぱり江國香織の文章はひんやりしている。そしてわたしは最後までヒロインのあおいに共感できなかった。わたしが子供だからかもしれない。でも、あおいみたいなウジウジした人はきらいだ。ろくに芯も持たず、でも流される覚悟もない人。おとなになったとき、あおいみたいな人にならないように芯を持って生きたい。たぶんそういう心掛けが、あおいと違って幸せを見付けられる可能性への第一歩だから。
風景描写が素敵。イタリアの生活が目に浮かびました。アオイの心理描写にも引き込まれました。切なさに締め付けられながらも読了後は、まさに『冷静と情熱のあいだ』であったと、すっきりとした気持ちになれました。これから読む青も楽しみです。
いつも江國さんの本を読むと、主人公の女の子に感情移入しすぎて、読み終わった後、感傷的な気分になる。マーブの愛を拒絶し、さらに昔の恋人と奇跡の再会をしたのにも関わらず、順正を引き止めなかったあおい。私だったら、マーブの愛に甘えてしまっていただろうな。お風呂と読書の日々って素敵。
辻さんの「青」の方が好きで、何度も読み返していたけれど、BOOKOFFで購入して「赤」も読んでみた。 今までは、それぞれを読んでいたけれど、発表順に交互に読んだら、印象が変わった。
安定した穏やかな日々。完璧な恋人に愛されているが、かつて愛した人がまだ心にはいる。まさに「冷静と情熱のあいだ」の心の動き、10年前の約束の地へ向かうまでをミラノやフィレンツェが舞台にとても美しく描いている。あおいは、かつての恋人といた自分をあえて壊し、心を保っている。怠惰な生活も、目標を持たないのも、全てそうだ。今を生きているようで、完全に心は止まったまま。あおいは愛される全てを持ちながら、正直で残酷で美しく哀しい。触れ合うことがなく、思いを確かめることなく、それでも成立し、そこにある愛を感じた作品。
はじめから壊れそうなギリギリの状態の上で成り立っているようなマーヴとの関係にそわそわさせられた。幸せが目の前にあっても掴めないあおいの不器用さに心が締め付けられるような物語だった。
初の江國さん本。お話の筋をどうこう言うよりも、文章自体の素敵さに惹かれました。日常生活の端っこの方にまで目を向けて、丁寧に丁寧に描いている感じ。綺麗。お風呂と読書と、あとは食事をすごく大事にしている印象を受けました。ブランチだったりお酒だったり、寝室で食べるフルーツだったり。海外を軸にした、どこか憧れるような生活。誰かに固執してしまうところ、なのに一人にもなるところ、うまく言えないけれどあおいの人付き合いの仕方は自分と重なるところがあって。買おうかな。
久しぶりに読んだら思わず泣いてしまった。封印した過去の思いとか、そういうの。折り合いをつけて風化したはずの気持ちも、その人の影や声や実際の姿や、それらを感じるだけで誤魔化していただけだったと気がつく自分の気持ちとか。切ない。あおいは経済的に恵まれてすぎている、実際本の虫になって暮らすことなんてなかなかできることではない、と思うのはちょっとした嫉妬だろうか…。知人で何人か「何年後かの約束」をした人がいるけれど、うまくいったのを聞いたことがない…。現実は厳しいのかな。
穏やかな恋人との静かな日々。幸せなはずなのに、その文章からは虚しさが伝わってくる。あまり変化のない前半から一気に動き出す後半、胸が締め付けられる切なさ。多分自分の今の状況が絡んでいるのだと思うが(笑)、共感しました。これからBluも読んでみます。
前半の変化の無い日常の様子から後半の一気に変わる場面がいつ読んでも何かアツくなる気がする。忘れたと思ってたことでもふとしたきっかけ一つで爆発的に記憶が溢れることってやっぱりあるんだろうな。
中学生の頃に一度読んだが、この作品の良さを理解出来なかった。ある程度年月を重ねた今だからこそ感じる。解る。共感する。一度でも恋に敗れた事のある女性なら誰でも似たような感情を抱くのではないか。最後は、「冷静と情熱のあいだ」で終わってしまったが・・・果たして私は一生のうちに、こんな真実の恋を抱く相手に出会えるだろうか・・・。
イタリアを訪れる前に読んでおきたかった本。静かな日常と押し込められたつよい感情のコントラストが絶妙!!あたしなら順正にすがるかマーヴに甘えてしまうんだろうなぁ…どちらもしなかったあおいの強さを感じました。とても切なくて胸が苦しくなるようなストーリー。フィレンツェのドゥオモの上で見た景色を思い出しながら次はBluを読んでみます。
「冷静」と「情熱」って、そういう意味だったのね(*^_^*)10年前の約束かぁ~。訳あって途切れてしまったとはいえ、自分でもやっぱり行くだろうなぁ(*^。^*)確信がなかったとしても、自分自身の心のケジメとして。お互いにそう思っていたってことか。。。。。。
江國さんの作品は初めて読みましたが、この作品の表現は好きです。完璧なマーヴとの幸せに思える生活、その中でもふと順正のことを思い出すアオイ、そんなところを読むたび切ない気持ちになりました。何年かしたらまたゆっくり再読したい本です。
人の居場所なんてね、誰かの胸の中にしかないのよ 人は、その人の人生のある場所に帰るのではない。その人のいる場所に、人生があるのだ。
何度目かわからないほどの再読。苦しくて切なくて愛おしい感情。これはやはり愛以外の何者でもないのだろう。いつかフィレンツェのドゥオモに登りたい。もちろん愛する人と一緒に。bluの方は一回読んだだけだけれど、久しぶりに読んでみようかな。
「きらきらひかる」ではいい味出してたのになんだろうねこの薄っぺらさは・・企画持ち込まれて商業ベースに乗せるとこんなもんなんでしょう。意地悪に考えればこちらのほうがベストセラー作家としての彼女のスタンダードなのかもしれません、ちょっと残念ですが。え、お話ですか?あおいが5年前の約束を確かめにフィレンツェのドゥオモ二行ったら元彼の順正がいました、めでたしめでたし・・そんだけ。あとなんか書いてあったけど斜め読みしたんで記憶にありません。ではセットで買っちゃったんで辻さんの方読んできます
マーヴ、あおい、順正の関係、なんとなくわかる。あおいの思考、行動は少しだけ私と似ている。毎日同じことをして過ごしたり、そこから抜け出すことが出来なくて、その生活を良いと思いこもうとしたり。自分から遠ざけて、いろいろなことから逃げている感じ。恋愛より生き方にいろいろ感じるものがあった作品でした。辻さんと江國さんって仲良しですよね**
かなり未熟な私で、理解できない・しにくいところがたくさんありました(汗) でも、あおいは新しい人生に足を踏み出せていたので私もがんばりたいです!!
図書館で見かけて久しぶりに借りて読んでみました。あおいのことをどうしても「孤独ぶってる」「うわべだけでも明るくすればいいのに」とイライラしてしまう私はまだ子供なんでしょう。価値観の違いかもしれない。
再読というのをあまりしたことがない。億劫なのだ。しかし何としてもこの本を、イタリアの地に踏み込む前にもう一度読んでおきたかった。イギリスからイタリアへ向かう空の上で読み切る。それだけで私の中のちょっと高貴な思い出になっている。なんとなくイタリアに興味を持つきっかけになった本の中の一冊。特にフィレンツェという町に憧れを抱かせた。イタリアのカラッとした空気と、まさにそんな空気を身に纏ったようなあおいのイメージが重なる。街を歩きながら、文章の合間で呼吸をしている気分だった。
個人的にblueの方が好きです。redから読んだ方が面白さが倍増すると思います。江國さんの、表現が少しまどろっこしく感じてしまいました、とても女性らしい感性だと思いました。天気や景色、色や小物などに愛着がある主人公が思い浮かびました。
しばらく読んでなかったけど、やっぱり江國さんの小説は好きだ。丁寧に読ませてくれる感じがする。恋愛小説はよく分からないけど、ストーリーも面白かった。もう片方の辻さんの方も気になりますね。
冷静と情熱のあいだ―Rossoの
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