お菓子と麦酒 (角川文庫)
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お菓子と麦酒の感想・レビュー(68)
01/12:乙女
12/29:けい
10/24:フォークストン
09/24:yotuba
07/21:かめ け
07/05:kakunte
06/29:Kom
この小説の本当の主人公がロウジーであることは疑いない。でなければ、彼女をこんなに魅力的に書けやしないだろう。以前読んだ「月と六ペンス」もそうだが、いきいきとしたキャラクター造形はそれだけで物語足りえるのだ、と腑に落ちる思いだ。つまり、この小説において「私」はロウジーの引き立て役であって、そこがこの小説の妙味である、ともいえないだろうか。この「私」とロウジーの関係性が、淡いノスタルジーで、時折シニカルにも語られる絶妙な物語である。
05/18:虎豆
04/10:cuna
02/18:木曽のあばら屋
01/25:Slave
12/14:ことり
11/17:sumire
作家の語り手が自らの思い出を優雅に穏和に語るモームの名品。上流社会や階級社会を美徳とする人々と欲求や情念に自由奔放な人々が、シニカルにあるいは可愛らしく柔らかい筆致で描かれる。幾度か登場する水鉢に浮かぶ花のように静かな華やかな物悲しい世界。ほろ苦い過去に意図せず近付いてしまう語り手の抑揚の効いた物語は、実はロウジーへの深い愛情を秘めていて、最後に明かされる真相から、「過去」となって熟成した爽やかな敗北感を味うことになる。人生の「重み」というには深刻過ぎ、麦酒のような「苦味」をロウジーの微笑と共にどうぞ。
11/02:poca(漫画以外)
10/31:nabemame
一人称単数で自分の情事を書くことについて「こんなことまで書くのは照れるなぁ~、書きたいことだけを書けるから一人称単数にしておいてヨカッタ~」みたいにとぼけておいて、実は最も重要な事実について、周囲にも読者にもとぼけてみせていたことを最後にうれしい形で披露して喜ばせてくれる(笑)。全体に読みやすい構成ではないけれど、解説が優秀でありがたい。「お菓子と麦酒」を最優先に生きる小悪魔ロウジーと老ドリッフィールドがステキ。冒頭のウインクの意味が読了後に効いてくる。
10/07:yasu_71
09/21:syuko
08/02:nana
題名がなにしろ気に入りました。主人公も含め、チャーミングな登場人物が何人か出てくる。でも、チャーミングな人達は世間一般からは疎まれるような人ばかり。確かに魅力的なロウジ―達のやったことを考えると、非難したくなるのが普通だろう。それなのに、すでに彼らの人間味に肩入れしているので、そういう気も起こらない。芸術家とミューズ。やはり、ロウジ―は輝き続ける太陽だったのだろう。
07/01:やまや
何にもとらわれない奔放で美しい女性の物語として読み始めました。読み終えてみて、一番魅力的なのはドリッフィールドだと思う。苦く深く切なくチャーミングで不器用なひと。
04/22:ぴあのそなた
04/18:mira
最初はドリッフィールドの話中心だと思っていたので、読み終わったときに「ロウジーの話だったのか!」と少し驚きました。ロウジーは自由で純粋な人間なのかな、と思います。あまりよく思わない人たちもいましたが、その人と付き合わないとその人自身の魅了には気付けないんだな、と読んでいて思いました。確かに酷い面もありましたが、気付かないうちに魅了されていました。ロイたちが最後にロウジーのことを悪く言っていたとき、それに気付きました。物語に出て来る実在していた作家の名前をよく知っていたら、もっと楽しめただろうと思います。
巧みな比喩と皮肉たっぷりの語り口で文壇を批判し、ロウジーの魅力を書き尽くした、モーム渾身の一作ですね!!『月と六ペンス』の方が読みやすさでは上ですが、モームファンなら楽しくって仕方ない作品でしょう。本筋とは関係無いけれど、「私」のロイの人格や作品に対する評価が特にシニカルで面白くて、ツボでした。
モームの描く女性はいつもとっても魅力的。実際自分の近くにこんな女性がいたら否定的に思ったりしそうな気がするけど、読んでいると可愛く思えてくるから不思議。
小説家について語る小説。ということで業界の内幕的なことにも触れているのも面白かった。とはいえ自分は回想を交えたストーリー展開はどうも苦手なのはどうしてだろうか。
作品全体に行き渡っているイギリスの雰囲気・空気感が非常に心地いい、温かい雰囲気に包まれている作品で多幸感を感じながらの読書でした。社交界の様子や食事に呼ばれた時の話しぶりやジョーク、表面上と心の中とでの辛辣な皮肉がなんともらしいなぁ~と思えて面白いのです。イギリス文壇・批評家の在り様を皮肉った話も面白かったけれど、ロウジーが登場する主人公の回想シーンがまた良かった。本作の魅力は、温かい心の持ち主でチャーミングなロウジーの魅力につきると思う。タイトルの意味は解説を読んでやっとわかりました。
02/19:雨、
02/14:heisei-no-wife
02/02:ゆう
01/31:直
01/28:ましろ
モームの自伝的小説。作家論を語っている部分が面白い。大作家の過去の思い出を語る部分がメインとなっているが、ここに出てくる人物造形が見事で、話に引き込まれ、最後まで読んだ。『お菓子と麦酒』というタイトルの意味、解説を読んでようやくわかってなるほど!と思った。
お菓子と麦酒の
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感想・レビュー:19件














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