犬の力 上 (角川文庫)
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犬の力 上の感想・レビュー(478)
エルロイ「アンダーワールドUSA」を補間する読書シリーズ。そのエルロイに「この30年で最高の犯罪小説」と言わせた長編。白人とヒスパニックのハーフでベトナム帰り元CIAの麻薬捜査官を主人公とするメキシコ麻薬戦争。主要登場人物がどれも魅力的で、裏社会に巻き込まれていく背景説明も丁寧で面白い。本筋とは一見無関係そうなNYのアイルランド移民の青年が殺し屋の道へと追いやられるエピソードがせつなくていい。後半も楽しみだ。
プロローグから遡ること22年。ベトナム帰りの元CIAが新たに麻薬捜査局(DEA)に配属されメキシコでの掃討作戦に参加することろから始まる。その後20年以上に渡って主人公とメキシコ麻薬組織の争い?は続くわけだが、上巻だけでこりゃもうクライマックス?終わるんじゃね?って状況が何度か訪れて胸が苦しい。その上、これだけ楽しめればもう十分だと思っていたが上巻ラストがまた圧巻。どえれー展開に息を呑む。ちょっと呼吸を整えて下巻に取り掛かる!
アメリカ、メキシコを中心とした30年に渡る麻薬戦争のお話。南北問題、アイルランド系移民、カトリック教会の腐敗、北米自由貿易協定(NAFTA)導入問題等盛り沢山。冒頭からむせ返る血の匂いと膨大な登場人物、視点の多さにもクラクラしながらも下巻へと物語は加速して行く。
「ストリートキッズ」シリーズが好きなので読んでみたら・・・あまりに残酷なシーンが多くて読むのがツラくて挫折しそうになったけど、物語中盤くらいから続きが気になり一気読みでした。
メキシコ麻薬戦争の話はたまにニュースで見ますがこの小説みたいにおっかないことがおこってるんだろうなぁ・・・。 読み始めた頃は文体がとっつきにくいかなと感じましたが読み進めるうちに慣れていき登場人物たちのことも把握出来て次第にヒートアップしていった気がします。アートやノーラたちはどうなっていくのか。戦う男たちの背後に描かれている女、家族たちの関係が人物の内面を掘り下げるのに一役かってるのかな。多分。
途中読み。「ストリートキッズ」大好きだったため。その後、私にとっては難しい本ばかり出してたけど、これもその一つ…。メキシコの魅力が全然伝わらなくて、挫折。残念…もっと楽しめるはずなのに、自分の読解力不足が憎いです。
最初は優しく良い奴のように見えたティオやアダンの変貌っぷりには驚くばかり、カラン達やチミーノ一家・ノーラなど面白い人物が沢山登場して読んでて飽きさせない、ボレゴスプリングスで飛行機を誘導する場面などはドキドキしながら読んだ。 最後の方はバレーラ一家の運が過ぎて、さっさと死ねよと思ってしまった。それと都合よく人が死にすぎだとも感じた。
メキシコの麻薬戦争の話。人がバンバン死んだり、小悪党がのし上がったり、熱血漢の捜査員が自分の関わっている組織の不正に悩んだりと、息つく暇無いジェットコースターノベル。最近読んだ本の中では抜群に面白かった!!
メインは麻薬捜査官VSマフィアの戦いだが、成り上がりのギャング、高級コールガールも含めて3つの物語が交差する。といっても、前半は単独であり、関わるとしてもすれ違ったりで、なかなか交わらないのにヤキモキするわ。後半は後手だった捜査官のウソにダマされて、マフィア側が内部分裂していく。復讐だけば本気になるメキシコ人。苛烈さを極めてくる展開に。
1日で一気読み、最初50ページくらい作者独特の言い回しに苦労しましたが、そのあとは怒涛のごとく・・・。かっこいい男ばっかりだけど、女に弱いところが面白いですね。
今日は1日中読んでました。麻薬を巡る争いやアートの復讐の話よりもそれぞれの家族や愛人との話が面白かったです。カランが良いですね。ノーラと再会するのか、シヴォーンとやり直すのか、どちらでもないのか続きが気になります。盟約団とバレーラの戦いも楽しみです。
読んでいるうちに映画を見ているような感覚になってしまった。後半はドキドキしながら一気読み。下巻ではどうなってしまうんだろう?
国境で一切の価値が逆転する事実は今後も不変だ。唯一の突破力が麻薬(金)という皮肉は現在進行形で裏書き中。「トラフィック」は甘いぜ。
たくさんの登場人物が、少しずつ関連して結びついていくことで、世界が広がっていくけれど、同時に閉塞も感じる作品。頭脳と力の勝負、冷静に物事を考えられる方が勝利を手にするが、それによって背負うものも大きい。実際に起こった地震なども設定に折り込み、それを背景にして、本来は出会うはずもなかった人物が出会い、それぞれの運命を変化させていく。その展開のうまさに平伏する。でも、上巻はボリュームたっぷりだけどまだまだ前菜だと思う。さあ、下巻で満腹になってやる!
麻薬絡みのお話だから、さすがに人が沢山死ぬのでドキドキしながら上巻を読み終わりました。登場人物はクールな殺し屋だらけなのに、何故か奥さんや愛人にはメロメロで、ニンマリしてしまいました。それにしても、登場人物も多く、組織も沢山絡んでいる上に、いろいろな人の視点で語られるのにもかかわらず、スリリングな展開で最初から最後まで楽しませていただきました。ただ悪を描いた作品で、暴力シーンや残酷なシーンも沢山あり、ちょっと人には薦めにくいのが残念です。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 06/26
面白すぎ!!やめることができなくて一日で一冊読んだけど、もう年のせいか疲れ目がひどく下巻が読めないwww
マフィアの血で血を洗う抗争劇と麻薬捜査官の復讐譚。面白い、下巻にも期待。割とアートよりもマフィア側に感情移入してしまって、この主人公ちょろちょろと邪魔だなあと思いながら、読んでた。カランとアダンの名前の紛らわしさと大桃のニックネームのキャッチーさで本名が憶えにくかったり、どうでもいいキャラの名前がいっぱい出てきたりして人物関係の呑み込みに苦労した。
面白い。ピカレスク大河ロマン(!?)といった風なエンターテインメント小説。プロット自体は王道中の王道で、読者が予想する通りにしか展開しない。しかし、語り口、キャラの動かし方、舞台設定の見事さ、作品内論理の貫徹振り(要するに小説家としての筆力でありウデ)が際立っているため、文字通り次の展開にワクワクしながら読んだ。
久しく読んでないボリュームだったが上巻読破。まとまった時間に一気に読めば結構楽しめるのではないか。私は一週間近くかかったので、名前をやっと覚えたころには死んでしまうパターンだったので大変だったが…。主人公側、敵側ともに行動が細かく描写されているため読みやすい。上下巻で作中では30年が経過するらしい大長編。記憶が飛ぶ前に下巻も読み終えたい。
描写がリアルです。映画になったらノーラの役は誰がやるんだろうって思いました。ほんと魅力的ですね。そのうえ読みやすい。
読みながら頭の中で映像化して観ると、中南米版「ゴッドファーザー」と言った感じで臨場感あふれ、それぞれの登場人物の様々なエピソードから個性がどんどん出てきて、ワクワクしながら読み進められた。ただ、前半部分では、なにがミステリーなのだろう?という疑問を持ったまま、下巻に突入した。
あわわ(滝汗)基本的に海外モノは苦手なのですが、挑戦してしまいました…。登場人物が多い割に読み分けがし辛く、またページ数も多かったので、読むのも一苦労。面白くないわけではないのですが、下巻を読み切れるか今から不安です(x_x)
1975年から2004年のメキシコ、アメリカ間で繰り広げられた麻薬戦争を描いている。それに合わせるように政治的問題。メキシコの共産化をおそれるアメリカはメキシコに革命軍を送りこむ。悪者ばかりなのに誰も憎めない。
しばらく積読本になっていましたが、ようやく上巻を読み終えました。とても怖い話だけど、麻薬常用者は日本でも確実に増えているんですよね?
現実の話、今月メキシコの路上で27遺体が発見されましたよね!首が切り取られマフィアのサイン入りカードが添えられて…って。麻薬組織がらみらしいですが、本の内容とかぶってめっちゃ戦慄。これは単なるお話ではないのだ。
この上巻の終幕は何とかならんのか? 普通に上下巻で上巻買えば下巻は買う。わざわざこのシーンで終える必要はない。非常に出来の良い話なのでこの情景が記憶に強く残るのは嫌。
最初は、登場人物がつかめず、読みづらくてなかなか進まなかったが、最後になってようやく流れにのれたかんじ。下巻は、もう少し入り込めるかなぁ。
登場人物が多く、何度も始めのページを行ったり来たり。関係を理解した頃、上巻も終わりに近づきアートの思惑通りの血なまぐさい展開へ。とにかくコロコロといろんな人物に話が飛ぶので緊張感が足りない気がしました。下巻に期待です。
犬の力 上の
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感想・レビュー:144件











































