怖るべき子供たち (角川文庫 (コ2-1))
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怖るべき子供たちの感想・レビュー(218)
あらすじからの勝手なイメージで「倒錯的な物語」と思っていたけど、そうでもなかった。こんな事言って良いのかわからないけど、若干「中二病的」な独りよがりを感じた。全体的に文章が難解。
実家所蔵本。再読です。憧れを抱いていた人に裏切られ、その妹に近づき、裏切ろうとした癇癪持ちのポール、生活苦で彼を罵りながらも人一倍、執着するエリザベートの子供特有の残酷さと禁忌的な関係は「子供は無垢な存在だ」と信じきっている大人にとっては衝撃的であろう。しかし、大人はこの時代を過ごし、そこから生きていくための狡さや諦めを学んで大人へとなる。ただ、「子供は本来、残酷な存在である」ということを美化された自分と切り離して忘れているだけに過ぎない。
文章が意味不明・・・装飾過多。訳者が悪いのか、原文がこうなのか?意味を理解するのに何度も文章を繰り返し読むハメになった。もっとドロドロしたのを想像してたけど、同性愛も盗みも大したことなくてガッカリ。
難解・・・非常に難解、読んでいて意味のわからない文章がちらほら。最後の物語の終わり方には思わず「あっ」と言葉が漏れてしまいそうだった。
ザラついた日本語がポールやエリザベートの輪郭を持ちたがらない性向にハマっている部分と、全く脱臼してしまっている部分の落差が大きい。だけど、丁寧に上手に訳すよりも、この方があっているのかもしれない。しかしこの新装版の表紙のダサさと言ったらひどいもんだ。手許にあるのが池田満寿夫装画版でよかった。
無垢と無秩序が交雑する、なんとも難解な世界感。常人の安易な理解を拒むのが、この小説の凄みなんでしょうか。そしてなんと、翻訳は東郷青児。コクトーと直接の接点はなかったようですが、何だか不思議だな。東郷は翻訳に当たって挿絵も描いてたそうで、それも収録してほしかった。
結局よく理解出来なかったが面白かった。これはこういう意味だろうか、という風に考えながら読む進めていくと、どうなるのか気になって仕方なくなり、著者が伝えたいことが何だろうと、読むのを途中で止めることが出来ずに惹きこまれた。不気味な雰囲気が読者を惹きつけてやまないんじゃないだろうか。本書を面白かったと人に薦めることが出来るが、「どんな話?」と聞かれると答えに困ってしまう内容なのです。この質問に完結に答えることの出来る人はいるのだろうか(もちろん専門家は省いて)静かで不気味なフランス映画みたい。
終始メタファーに物語が牽引されるのは古典文学を意識しているからなのかコクトーが詩人だからだろうか。子共たちは無邪気にも禁忌に惹かれ続けるが近親相姦的な最大の禁忌から逃れる事が出来ず(この辺りが古典文学的悲劇を匂わせる)、外部に曝された時に彼らの生活は破綻を迎える。
どうしてもオレには合わなかった。訳文がダメなのか内容がダメなのかわからない位だ。子供目線でも大人目線でも入れない半端な感じだけは感じた。残念。
直訳が読みづらいですが、詩人らしく表現が凝っていました。
キーワードは部屋でそこで繰り広げらろる姉弟の愛憎の話しですね。
二人の間に歪みが生じますけど結局は二人だけの世界に生きるのですね。
読了後数回流し読みしてみると確かに直訳文が目立ち、その所為か稚拙さを感じさせられるがこれはこれでよかったのかもしれない。エリザベートがポールに抱いていた感情は純粋だけど歪な愛情だったのだろう。たとえそれが独占的支配的なものだったのだとしても。
きっと半分も理解できなかった。子供は天使だというけれど、それは理解できないから無垢だと思われるだけなのかもしれない。見えないからわからない。大人に天使の姿は見えないのだ。最後の方は夏目漱石のこころを彷彿とさせた。まぁ他人のそら似。 素直故の残酷。解説にもあったがこの二人は死ぬべくして生まれたんだろう。二人はどうやっても大人になる事は出来なかったに違いない。子供〜大人は必ずしも繋がっているわけではないのかもしれない。もう一度読みたい本
直訳的すぎて読みづらかった。物語の中に入りこもうとしているのに、訳によって阻まれたような感じがした。何回か読まないとわからないのかも。でも再読するエネルギーが・・・
がんばって読んだけど。。。難しかった!つまりヤンデレってことですよね?あらすじを読んだイメージだともっと少年愛がくると思ったけどそこまでなくてちょっとガッカリ← 全体的に暗い。 借
直訳的な文章がしっくりこなかった事もあり読了するのにかなりの時間を要しました。しかしあまりにも説明的な訳だと逆に読者の想像を邪魔するかもしれない。それぐらいイメージを膨らませて読むべき小説だと思う。…子供というものは無邪気、本能、無垢、未開、未知であるが故に彼らが起こす行動は(コレに登場する主人公たちの特異性を除いたとしても)大人には予測できないものがある。難解だし感情移入や感動もなく途中で幾度となく挫折しそうになったにも関わらず、読み終わってみるともう一度読みたくなった。それが文学というものかもしれない
読みにくいが、これは訳が悪いような気がする。直訳だらけで、文同士がぶつ切りされてたような感じ。イメージがしづらいけど最後の方はよくなってきた。詩人の作品なら余計に訳は慎重にしないと、って思った。
現代のあらゆる少女趣味たらしめるエッセンスが凝縮された語り口、訳者東郷青児のセンスに貧血する。読みにくいのがなんだい。言葉にぶつかってしまえばいい。 舞台装置がまたいい。部屋と子供、潔癖と憧れの破綻=成長する人たち、エリザベートとポールの放心と転心の差異がのちのちに効いてくるうえでのダルジュロのお告げをもたらす、あの人!そして何より、マリエットが日曜日のために外出しているところに、コクトーの優しさというか偏愛を感じた。 表紙は西村宣造版です。しかし、読みすすめるのにすごく時間がかかった。体力がいります。
内容がなかなか頭に入んなくて読み進めるのに非常に苦労したけれど、終わり方は非常に綺麗だったように思う。
インスパイアされる部分があった。
詩人の紡いだ小説を画家が翻訳した、そのあとで東郷青児はコクトーの詩小説には色彩を感じないと書いた。現実の外側にある「部屋」の中に浮遊するポールとエリザベートの姉弟。舞台は幕があがれば降りなければならない。
ほんとに「恐るべき・・・」コクトーです。舞台が海外で時代も違うので想像力逞しく読み進めたけど、すごい光景に(^_^;)戯曲だわ。1度読んだだけではわからないですね。
なんともいえない後味の悪さを感じます。ラストシーンは何となく想像できていましたが。もう2、3回読まないとコクトーが書きたかったことがわからないかもしれないですね。
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感想・レビュー:57件














ナイス!































