黒い家 (角川ホラー文庫)
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黒い家の感想・レビュー(2695)
後半の展開に身震いしました。もちろん良い意味で。小説でこんなにワクドキできたのは初めてです。殺人鬼に迫られるシーンは「キタキタ!」とかなり興奮して読んでいました。全体的にみると山場は後半の少しだけで、それまでは特に何事もなく物語が進んでいくので少し退屈ですが、そんな気持ちは最後の場面だけで吹き飛びます。ただのホラーではなく解説にもある通り深い意味も絡めていてすごく密度の濃い読書が出来たと思えました。蛇足ですが、なぜか犯人の脳内イメージが新喜劇の末成由美さんでした。
やっと読み終わりました。数年前に友人に凄い面白いからと奨められ、購入はしたものの、終盤にかけての怒涛のように押し寄せる恐怖感に負けて、途中で挫折してしまいました。今回はちゃんと最後まで読むことが出来ました。とにかく怖かった。しばらく些細な物音にびくついてしまう程。でも本当に面白かったです。描写がリアルでぐいぐい展開に引き込まれました。その薦めてくれた友人は残念な事に音信不通になってしまいましたが、この作品と引き合わせてくれた事に感謝します。
ちょうどカレー事件の世代なのでドキュメンタリーを読んでいる気分になった。ホラーではなく、現実的な話。だけど、後半のビルからのサバイバルはホラーよりも恐い!本の表紙も伏線!
普段はホラー系はあまり読まないのですが、友達に薦められて読んでみました。物語りに引き込まれすぎて、読了後も気持ちを引きずってしまった。それくらい面白い作品だったと思う。
「本当にあること」っぽくて、それがすごく怖かった…。ホラーと言ってもスプラッタ的な要素より、人の内面の怖さにスポットを当てていて、とても読みごたえがありました。続きが気になって、後半は最後まで一気に読んじゃいました。他の作品も読んでみたいです!
以前に損保会社に勤めていた友人から聞いたいろいろな怖い話を思い出した。この話ほどの殺人鬼はフィクションだとしても、不自然な養子縁組の後事故で亡くなった人のニュースなどをよく見かけるのでまんざらホラー話ともわりきれない。この表紙のブランコ、嫌な感じだなぁ。
とにかく、犯人が怖すぎる。保険金殺人という単語から感じるイメージを最大限怖い方に増幅させた感じ。一旦安心させておいてから主人公にもう一度襲いかかってくるという展開はベタながら手に汗握る。
どんとこい超常現象!ってな意気込みで読み始めたが全然違った(笑)とにかく恐い。終盤はこっちまで喉がカラカラに。狂気の沙汰を逸脱しすぎた存在。それが人間。恐いわ~
貴志さんのホラーは、虚構よりも現実に寄せて書かれているため、「えっ、これホラー?」と思わせてくれる。この作品はそれが特に顕著で、何が怖いって人間が一番怖いということを思い知らされる。死体発見のときのまがまがしさ、犯人の容姿や癖、深夜の部屋に侵入者が…という状況を留守電から知るというあの恐ろしさ、黒い家での救出劇、ラストのビルでの闘いまで、凄まじい描写力で書き出されていて、最後まで引っ張られた。面白かったのは間違いない。
「クリムゾンの迷宮」「悪の教典」もおもしろく読んだけど、段違いにおもしろくて怖い!後半はあまりに怖くて読みとばしました。しばらくは些細なことにもおびえてしまいそうです。
保険会社の社員が、子供の首吊りの第一発見者になってしまって。保険金を巡る物語。一部キャラに狂気があって、怖い部分もあるけど、読む手が止まらない魅力のある作品。第4回日本ホラー小説大賞大賞受賞作らしいですよ。
殺人鬼が迫ってくる様に戦慄。自然現象的なものに因らないホラーでゾクゾクしたのは初めて。読み終わって恐怖だけでなく、主人公たちがどこか前向きなので重苦しくなり過ぎない。
これは今まで読んだホラー小説の中で一番怖かった..。それでもいっきに読了。幽霊なんかひとつも出てこない。一番怖いのは人間なんだな。大賞受賞に納得です。
ともかく怖かった!!後半のビル内の心理戦はドキドキものでした。 しばらく夜のエレベーターに乗るのが怖くなりそうです。 幽霊より生身の人間のほうが恐ろしい、と再確認してしまう作品でした。
生保の世界で行われる殺人と搾取。人をどのように切り刻めば良いのか、どのように切り売り出来るのかを教えられ、恐怖感を煽るような展開が面白かったですね。正義感が強いのはわかるけど、生保の社員なのに、若槻さん首を突っ込みすぎですよ。
怖かったー!!めちゃくちゃ怖かった…。保険金殺人をテーマとした作品とあったので『ホラーというよりはミステリーでは?』と思いながら読んでいたのが…。甘かった。前半は静かに保険の世界について描いているのだが、後半からの急加速!悪の手がじりじりと見え始めたと思ったら…!!!幽霊なんかが出てくるホラーものよりもよっぽど恐ろしかった。
そうとう怖いです。この狂気に満ちた物語は貴志さんならでは!読んでる内に、陰気な気分になるけど、最後まで読ませちゃうんですよね。挑む姿勢での終盤も好きでした。
貴志祐介初読み。苦手な部類で予想はしてたけど怖い。気持ち悪い。胸が苦しくなる。圧倒される。。。保険業務はもちろん、昆虫の生態、心理学や精神異常者の描写が細かく後半にかけて一気に引き込まれる。心に傷を持つ保険屋の主人公が心の無い客と闘うお話。主人公には『君子危うきに近寄らず』の言葉を捧げたいw
相当怖くて面白い。生命保険の内情が分かる。やっぱり怖いのは理屈が通じない人間だ。包丁持って追いかけてきたり、旦那の両腕切って保険金をせしめるとか
人間の怖さを強く感じる本。怖くなってくる後半は、早く読み終えてしまいたいと思いながら一気に読んだ。ただ、なぜか犯人像がマツコデラックスになってしまい、じわじわと迫りくるマツコデラックスに怯える事になった。
怖い。前半での起伏は少ないが詳細な描写。これが後半のリアリティの獲得への布石になっている。貴志さんは生命保険で働いてたみたいで知識が豊富。ソースは忘れたけど、人は姿が見えないものを遅れるから、鬼や妖怪、悪魔といった形で絵画や像で具現化した。偶像化することで恐怖を和らげることができるって読んだことがある。でも、本当に怖いのは人間なんじゃないかなと思った。
貪るように読むってのはこのことかと再認識。保険金目当てにボンスカ人を片付けるサイコパスとの対峙を強要された保険屋さんの話ですが、怖いというよりもおぞましさをまず強く感じます。筆者の方が元保険業なだけあって、非常にリアルな物語背景でした。ヒロインの女性の一貫性はあまり好きにはなれません。学校にはモンスターペアレントにモンスター生徒ないし先生、あらゆるところにモンスタークレーマー、保険業にはモンスター契約者とどこもかしこも化け物だらけですね。
『夢』を表現する文章が印象的でした。保険を食い物にする精神の未熟な二人がとても恐ろしく、本当にこんな人間が存在するものなのか…その人の境遇で人格が決まってしまうなんて、考えたくもなかったけど、あり得ることなんだな…と。悲しくなった。貴志さんの文章はとても私を惹き付ける力があって、言葉ひとつひとつ読み逃せなくて、途中中断されるのが苦痛で仕方ない感じで…笑 この作品を読んで、今までよりもっと貴志さんのことが好きになりました!◎
ホラーっていうと、リングとパラサイトイヴのイメージだったので、ジャンルでいえば、幽霊のような不条理なものからくる怖さ、あるいは、SF的な設定からくる気味悪さだと理解していたが、さてこれはというと、ミステリーの文法で書かれていて驚いた。何を今更って感じだが、正直ホラー文庫ってだけで、敬遠していたのでかなり損していたらしい。内容はつまらなく説明すると保険金殺人ものなのだが、細部までこだわって作られた設定のため、ありがちなとってつけた感がまったくない。たたみかけるような文章はさすが貴志祐介だなあと思う。
最近サスペンスはちょっと敬遠したい感じなのであれですけど、こういう人の標的になってしまったらどうしたらいいのでしょう...ところで主人公はなぜ目を付けられたのだろうか。読み飛ばしてるかな。
貴志祐介さん。サイコホラー。作家の中でも貴志祐介さんの文書が緩急が気持ちよいので好きだし、上手いと思う。最後のシーンは久々に本を読んでドキドキした。前半の現実的な流れと後半の非現実的な流れが離れすぎていて少し残念。映画化のキャストを知ってしまうと一番ミステリーらしい要素がつまらなくなるので注意。
黒い家の
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