くるぐる使い (角川文庫)
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くるぐる使いの感想・レビュー(212)
8年探して、ようやく単行本版の方を読むことが出来た。 毒電波系のまさにジグジグしたノリは凄まじく、恐らく現代では出版出来ないんだろうと思う。 有毒の一冊。大槻ケンヂはやはりこの路線! 短編でどれもなかなかに狂っているけれど、「のの子」とかはぶっ飛びすぎてて凄い。表題作はむしろ、超常現象を利用した狂いを良くまとめているなぁという印象で賞受賞にも納得がいく薄ら気味わるい完成度の高さ。 完全に絶版なのが惜しい作品。グミ・チョコレート・パインが映画化したときに再販すれば良かったと思う。
非常に濃かった。オーケンは短編の面白さが飛び抜けているなと思った。「キラキラと輝くもの」は同タイトルのアルバムを先に聴いていたのでいの一番に読んでみたが、まさしくそのアルバムのような切なさの残る一作。「くるぐる使い」は老人の贖罪が本編となっている。彼の語りから綴られる物語は恐ろしくも美しい。「憑かれたな」は謎解き要素ありで、オチにやられてしまった。「春陽綺談」本編はともかく、六助と美甘子のやり取りが楽しい。「のの子の復讐ジグジグ」は…盲目的な信仰はダメ!絶対!
タイトルを、グルグル使い」と空目して読む人が居たらオモシロですね。(はい自分の事です。)使い手の心の力で魔法陣を書くグルグル使いと、この作品の共通点は案外多いかも、、、。
電波系、キチガイ系の作品を漁っていたらいずれはたどり着くであろう本。短編集だけあってさまざまなキチガイのケースを盛り込んでいるのが見所かつ長所。俺的に滝田の存在がでかかった。読む価値大いにありA
絶版になってる関係もあってこの本を入手して読み終えたのはあらかたの大槻ケンヂ作品を読み終えた後。だからこれらの短編見ても「ふーんいつものオーケンじゃん」と思ってしまうがやはり濃さが違う。カルピスウォーターじゃない原液ビン入り電波小説。そして巻末の糸井重里の対談の面白さ。
表題作の『くるぐる使い』は切ない話で個人的に好きだが、イチオシは『のの子の復習ジグジグ』。こちらのブッ飛び具合は最高。オーケンの文章は非常にアクが強いが、それが個性になっていて中毒性がある。個人的には短編が巧い作家だと思うので、本作は非常におすすめである
巻末の糸井重里との対談で、自称超能力者たちが1995年に大変な惨事が起こるとか書いてあった。この本の初版は1994年。びびった。所収の5篇全部好きです。暗いエネルギーに全力を注いだ青春小説って感じました。
くるぐるくるぐる。ただの毒電波小説に終わらないのがオーケンだよなぁ。UFOや宗教に懐疑的で客観的なのに、やぁ気分はどうだい!?良い塩梅かい?なんて親しみを込めてそれらを取り巻く狂気に肩叩く。俺もあんたらと大して変わらないよね。まぁのほほんやろうよ。そういわんばかりののほほん毒電波青春ハッタリ小説であった。
現実の延長線上にある、超常的現象を描く短編集。とわ言え、現実から乖離した現象ではなく、この作品に登場するのは、日常を生きるうちふとした瞬間に「ヘン」なモノに魅入ってしまった人々。生々しくて妙にリアルな、不可思議な世界が描かれます。個人的にはやっぱり「くるぐる使い」が来るなぁ…漫画版も凄いらしいので、いつか読みたいです
独特の世界観で語られる、ちょっと気持ち悪かったり怖かったりする短編集。ただ「気持ち悪い」だけだったらこんなに惹かれない!あと微妙な笑いのセンスがツボ。「来たるべき春川ますみにそなえて…」のとことか、ニヤリとするおもしろさ。この人の曲で「人として軸がぶれている」とか「空想ルンバ」とかもめっちゃ好き。
久しぶりに引っ張り出して再読。あとがきで大槻ケンヂ自身が「超常現象青春小説」と評した短編集。読み終えた後のジグジグジグジグがむずかゆい。5編どれも甲乙つけ難いけど表題作の「くるぐる使い」にナキシネ。
率直に物語られている。そういや最近テレビで心霊オカルト未確認うにゃらら特集を見ない。陰陽師とか居たのに。少し前はやったスピリチュアルは気持ち悪いが、ひと昔前の胡散臭いオカルト系は好きだった。何で無くなったんだろう。世紀末じゃなくなったからか?わからんけど。そういう意味で、ちょっと懐かしいノリで嬉しかった一冊。enderさんが「昭和軽薄体、青春系夢野久作」ってのに的を射られた。
大槻ケンヂが好きすぎるので再読。なんで筋少も聞いてなかった自分がこの人の本集めていたのだろうと考えたら乱歩と夢野が好きすぎたからだった。高円寺あたりにいる昭和大好きアングラ女子エキスがたっぷりつまっているなぁと春陽読んで思ったけれどそれでもそれが好きなのだからしかたがない。
大槻ケンヂは作品を通して「狂気」を描くのがべらぼうに上手い。人間の内面の醜さや、残酷さ、そういった醜悪さを描いていながら、決して醜いだけの話ではない。悲しい結末が多いが、そこにきらめくような美しさを感じた。それこそ作者のセンスの煌めきであるような気がしてならない。珠玉の短編集。
可哀想な、思春期の男女がメインの短編集。読んでいて悲しくなるお話ばかりでした。中でも特に「くるぐる使い」は読んだ後悲しすぎて涙も出ませんでした。しかしかなり読みやすくスラスラっと最後まで読めます。少し下品・グロテスクな表現が多すぎたという点以外ではよかったと思います。
オーケンの小説はずば抜けた世界観がおもしろい。たまに筋少ネタや特撮ネタがはいって、分かる人には面白かったとおもう。ジグジグはすごく強烈的だった。やりきれない世の中を示唆してると思う。
くるぐる使いの
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感想・レビュー:47件














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