新興宗教オモイデ教 (角川文庫)
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新興宗教オモイデ教の感想・レビュー(489)
高校時代の自分を束縛し続けた要素がたっぷり詰まっていて、うあああああってなりますね。そしてオーケンの引力から未だ逃れられていない現在……。中間がどうしても中島らものルックスで再現される……? まあ中島らものフォロワーなんやなあって感じはあちこちにありますよね。
大槻ケンヂ自身が述べているように、この作品もまた「いつかは卒業しなければならない」創作物の一つである。しかし、この作品は鈍色の青春を生きてきた数多くの愛すべきボンクラたちにとっては、決して古着のように脱ぎ捨てることは出来ない作品だ。そのように脱ぎ捨てるには、ジローはあまりに我々自身でありすぎている。誰もがいつかは自分の中にある「爆弾」を、解体しなければならない。しかし、その爆弾はかつて確かに我々の中にあったのだ。その日々をどうして忘れることが出来ようか。陰鬱で急激なラッシュに満ちた素晴らしい作品だった。
再読。オーケンこと大槻ケンヂ氏の初めての小説です。話は、メグマ波という超能力にも通じるような力を中心に展開していきます。それと共に、主人公ジローの厭世観などからも描かれています。読み終わった時にどこかやるせなさを感じてしまう作品です。どうにかならなかったのかなぁ。みたいな…。メグマ波の対決場面などは、ハラハラと読みました(^_^)
外伝を読む前に読もうと思って購入。無気力とグロテスクさと音楽と狂気というモチーフはいつも通りだなあと思って読んでいたら後からこれが処女作なのだと知って少しびっくりした。これからの大槻さんのルーツになった本だったのかも。宗教って怖いね。
読み返し。 初めて読んだ中学生当時にこれをとても面白いと言っていた自分を張り倒して2・3発どついてやりたい。 何年も経って読み返した後もそこそこ面白かったなとか感じるつまらねえ人間になりやがって…
高校のころに読んだ。どろっとしながら高揚している、そんな気分のまま読み終わり、ポジティブを少しでも感じさせるものの似合わなさっぷりったら。
アイディア先行でガガガガガッ!!!と書いたんだろうなって印象の本。悪い意味ではなく、自分の中にある鬱積した想いとかあれやこれや、書きたいことや言いたい事は一杯あるんだ!ってのを収斂しないでぶちまけた様な感じ。作者的には狙った技巧なのかはわからないが最後がやけにサックリ終わるのが独特の読後感を残す効果を高めてる。スゴイ変態的なオナニーをしてその後の虚無感に襲われるまでを描いたような感じ。
久々に本読んだ。色々な作品に影響を与えたと聞いたが「あぁ、コレはアテられた」って感じがする。ロックンロールというか電波メタル?エログロナンセンスがリビドーを高めてる
やっと読めた!思ってたのとは結構違いましたが、面白かったです。他の"電波"モノ(「キラキラと〜」、「のの子の〜」)よりあっさりしてて、えげつない感じ。
激情、衝動、社会への反逆。いわゆる狂気が描かれた作品だけど、実はそれが正常なんじゃないかって気もする。とりあえず筋肉少女帯を一通り聞いてみようと思った。
再読。毎回読み始めると最後までやめられないとまらない、で一晩で読んじゃう。キャラクターの抱えている過去やら暗部やらはどこまでもグロテスクで悪趣味なのに、作品全体に漂う疾走感がものすごく爽やかで突き抜けてて(中間のおかげだな)、最高の青春小説だと思う。初読のときから陽子さんの語る電柱の陰のお父さんの話がトラウマ。
オーケンのルーツを知りたくて購入。なるほど勢いで書いている感はあるものの、全編から漂うサブカル臭がたまらなく好み。筒井康隆っぽい感じ。あとがきで田口トモロヲの過去が出てきたり、豪ちゃんのおまけ漫画が付いてたりで衝撃。
オーケンの小説処女作で、登場人物のなんとも言えない衝動をドロドログログロとした世界観で書ききった作品。メグマ波というものに魅せられ狂わされた登場人物たち、殆んどが(傍から見れば)幸せな結末を迎えていないのだが、不思議と読了後に嫌な気分にはならない。才能の片鱗を既に見せているといった感じ。
いかにもオーケンらしいアングラワールドから始まり、ずっとサイコでグロテスクな展開が続くのに、さっくりなラストが好印象。このテーマで読後感を悪くさせないのはすごい。
「彼らは結局、自分の中のリビドーだかトラウマだかなんだかよくわからない、グチャグチャした生ごみのような、宝石のような、とにかくよくわからないものをさらけ出そうと七転八倒している。」この言葉に凄い共感する。たまに授業中に机の上にある教科書や筆箱なんかを全部ぶちまけて絶叫したいという破壊衝動がおきます(もちろん実行はしていませんが)。それがこれなのかなーと思ったり思わなかったり。あと宗教団体の教祖って意外と普通の人だったりするのかもしれませんね。
音楽的な作品で、サブカル色も強くオーケンらしい内容やった。なんか真夜中の中野ブロードウェイに迷い込んだような感覚。ところどころで音楽ネタが出てくるのはいい。てか筋少丸出しやないか。このテの作品の作者はドグラ・マグラに影響受けてんのやなと思う。明らかにドグラ・マグラな部分があったし。そして解説が永井豪というのもすごい。初版を手に入れたので大槻ケンジという表記やったのに懐かしさを感じた。
小説家としてはトーシロなので技巧的に拙いところをなんとか頑張って纏めよう……等とはせず、中間とゾンの関係に(「新興宗教オモイデ教」なんてタイトル知るかとばかりに)リアルな情熱を吐き出してそのまま出版した辺りがロックだと思った。実際、それでよかったと思う。火炎瓶の件はぐっときた。
人間の精神を破壊する「メグマ波」。こいつのせいでキミもボクもどいつもこいつもみんなまとめてOMOIDE IN MY HEAD状態の一発発狂のシェケナベイベーや!というような、わけわからん怪電波を撒き散らし疾走する騒やかな青春小説。人がゴミのように狂い死んでいく阿鼻叫喚の地獄絵図ぶりには胸糞悪くなるばかりだったが、何だか切なくやるせない結末にはああ青春っていいなあと思わずセンチメンタルになってしまった私は人として軸がぶれているのかもしれないな。まあ面白かったからええけど。
再読。おもしろいです。高校生のころ読んで、私もメグマ使いになりたいと思った。心にでっかくくすぶるモノがあるとき、読む。決してさわやかじゃないけど、正真正銘の青春小説で100%ビルドゥングスロマン。名作だと思う。
新興宗教オモイデ教の
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感想・レビュー:93件














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