哀しい予感 (角川文庫)

哀しい予感 (角川文庫)
176ページ
1102登録
amazon.co.jp で哀しい予感 (角川文庫)の詳細を見る
読書メーターにつぶやく
share

哀しい予感を追加

読んだ本に追加
読んでる本に追加
積読本に追加
読みたい本に追加

哀しい予感の感想・レビュー(978)

初ばななさん。この人のことはほとんど知らない。敬愛する藤子F不二雄先生との対談を読んだことがあるのと、思想家の吉本さんの娘さんだってことと、「顔を見るとがっかりする女流作家」の定番だということ程度の認識である。ただ学校の国語便覧では大大好きな鷺沢萠さんと隣しているので手に取った。正解だった。今まで読んでなくてごめんなさい。基本的に女性の作家さんは好きである。殊に短歌となるとそうなんだが、小説でもわりあい最近の人だと女性のが好きだ。単なる好き好きのはなしだけれど、それでも、女性の感性は凄いと時々思う。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(2) - 02/15
masa
やばっ、開来山人さん鷺沢萠さん好きなんですか。あぁ、会ってお話したいですね〜。鷺沢萠さんもよしもとばななも大好きですよ。よしもとばななは初期の作品はかなり読みやすくて、今読んでも面白いもの多いですよ♪
ナイス!ナイス! - 02/15 22:56

開来山人(やぶれかぶれ)
鷺沢さん大好きですよ! 『海の鳥・空の魚』出会った瞬間に惚れました。読書好きになって以来変わっていなかった好きな作家ランキングが一瞬で塗り替わりました。ぜひお会いしたい!
ナイス!ナイス! - 02/16 20:33


★★★★☆ ゆきのさんの自由人っぷりといったらない。教師が授業中に窓の外眺めてたり眠っちゃったり顔が好きだったからと言い寄ってきた誠実な男子生徒に手出していざデキちゃったら堕ろしてその子捨てたり、こう羅列するとダメ人間なんだけどむしろそこをプラス要素にしてそう思わせない作者の文章、表現力。自分も一緒になってゆきのさんの魅力に囚われ彼女に振り回されていく。そして気が付けば惹かれあっていた主人公姉弟。姉弟愛か近親かどちらともない序盤はモチーフ特有のドロドロ加減が全く無くさわやかに描かれているのが新鮮だった

カバーイラストがとても良い。話の深さを上手に表現している
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/08

長編小説の合間の息抜きに読んでみた。吉本ばなな氏は初読なのだけど、思っていたよりずっとクセがなくて、心地よく読めた。前半の感じから、暗い結末になるのかなと思っていたが、予想外に前向きで清々しい終わりだった。二組のカップルの関係は結構ありきたりなモチーフなのだけど、そういううがった印象はなくて、素直にその設定に入り込めたのは、吉本氏の筆力ゆえなのかな。空気の質感が感じられるいい文章。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/29

主人公のおばが少し変わった人物で、その少し不思議な、でも魅力的な人物像が好意的に描写されていて、人が他人と違う部分を大事にすることの大切さを感じられる作品でした。印象に残ったのはおばが家族の昔話を語ったシーン「気が向けば全員でドレスアップして食事に出かけたし、雨が続いたりするとお母さんが買い物に行かなくなって、みんなで1つのパンをかじった。嵐が来たり、すごい雪の夜は、4人で窓辺に集まって、空を見ながら眠ったのよ。」
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 01/23

10年近く、ほおっていた吉本ばななを、掘り起こす。 これも大学生のときに読んで以来の作品。 ストーリーさえも、まったく思い出せなかったのに、心に残っている言葉は10年前と変わらない。 「いい子じゃない。自分が知っていると思っていることより、ずっとたくさんのことをわかっている子だわ」 「今までのどのような恋も、こんなふうに風景を消し去ったことはない」 「・・・嬉しかったなあ。顔が好きだったから。そう、あの日からはじまったの。」

吉本ばななの初長編。 現実的ではないんだけど、深くてぎりぎり足が付くプールのように絶妙に現実らしさを感じさせる描写が素敵。 淡々と進む物語の中にどこか哀しさや瑞々しさが感じられて、読後は温かい気持ちにすらなれるお話。 人生は啓示で勝手に進められるのだろうか。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/11

10年ぶりに吉本ばななを読んだ。当時からとても好きだったが、今、さらにおもしろく読める。ちょうどいいドキドキ感。

高揚のあとの実感。

どこか寂しさを感じさせるお話。雰囲気があって、ばななさんの中では一番好きかも。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/01

少し冷たい雨の日に読みたくなるお話。作者の選ぶ言葉や間が好き。 タイトルとは裏腹に優しい希望が広がっていました。

とても映像的な文章で好きです。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/26

題名の通り、終わり方が哀しかったというか、寂しかったような……

am
2011/11/03 積読だった本。読むべき〈時〉ってやっぱりあるね。すべてがなんか理想的で夢みたいで、幻みたいな話。今の生きにくい居場所は本当の自分の居場所ではなくて、自分のほんとうの家族や恋人、ほんとうに居心地がいい世界がこの世のどっかには存在していていたらいいなって、思えてしまう内容だった。そしてそれは作者自身の正直な気持ちなんじゃないだろうか。そういう意味でも、とても〈女性的〉な作品だと思う。むずかしいことは抜きにして、今のわたしはこの作品好きだな。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/03

これは随分前に読んだ小説。19歳の弥生は父母、弟の哲生と平和に暮らしているが、満たされない思いでゆううつだった。弥生と哲生は実の姉弟でないことに気づいていて、お互いを愛しく思っていた。弥生はおばのゆきのから、実はおばは弥生の実姉で、弥生の実の両親は家族旅行中に交通事故で死んだことを知る。おばが家出をし、弥生と哲生は軽井沢を探し、最後に青森で再会する。弥生は実姉と恋人を発掘できたことに満足する。少女の心の揺れが伝わってくるみずみずしい作品だった。

うれしかったなあ、顔が好きだったから。顔が好きだったから。大事なことなので2回言います。

記憶の再生と家族の再構築をテーマとした美しい作品。吉本ばなな作品の登場人物は、鋭敏な感覚とおおらかな感情という相反する要素を無理なく同居させていて、ありふれた日常を生きながらも感情豊かでいることをいつもうらやましく思う。

何年か前にハードカバーで読んで、これは好きだ!と思った本。弥生から見た哲生くんの姿がすごく素敵。もちろんゆきのさんも素敵。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/07

読み始めて哀しい予感。読み終えて幸せな予感○
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 09/20

この本の主人公は、人生で起こる衝撃的な出来事を心の中にすごく自然に吸収できる。私は、いちいちおろおろしたり、傷ついたりしてしまう(それも一つの生き方かもしれないけど)。この違いは何だろうって思ったとき、彼女は、自分の心の中に閉じこもって解決しようとするんじゃなくて、自然に触れながら、風を感じて、匂いを吸い込んで、それと同じように出来事を心の中にごく自然に吸収する。行き詰まったとき周りが見えなくなりがちだけど、そんな時こそ、五感をとぎすませて、自然を感じることがだいじなのかもしれない。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/19

序盤で川原泉ある作品を思い出してしまった。後は違うけど。でも主人公成人前だから何も知らされていなかったのかな。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/20

題名がすごく好き。

ash
心の清らかな人がたくさん出てくるお話。哀しい予感が予感で終わり、心安らぐようなその後が続くよう願いたくなる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 07/27

ブックオフで105円で購入。先に読んだ、佐藤多佳子さんの「サマータイム」と設定が酷似。姉弟に男子。この本では「ゆきの」さんがトリックスター。「友子」さんの役回り。弥生は、体は理解しているが、心が受け付けないので、乖離に悩む。佳奈は、思春期の心と体のアンバランス。そこには、ピアノがある。でも、サマータイムでは、きらめく日差しに思わず手で陰を作るが、哀しい予感は、溢れる想いを湖面に映す。なんで、両作とも男子がカッコ良すぎるのだろう。予感は、余寒で、羊羹に伊予柑、甘いです。マスミさんの表紙では、視力は測れない。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/26

不思議な関係。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/27

キッチンに続きよしもとばなな2作目。キッチンに比べると出てくる人物の個性が弱かったけど、ゆきのの「なかったことにする」ところや、弥生が弟の存在をすごく、しかし無意識に意識してしまうところなんかがわたしにはよくわかり、よかった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/18

雰囲気がすごく良い。文がすっとしみ込んできた。(F)
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/12

cho
雨に濡れた草と土の匂いがたちこめる、成人女性のおとぎばなし。この頃の「吉本ばなな」の描く世界が大好きです。彼女は、今もまだ、このナイーヴなハートを持っているのかな? それとももうすっかり大人になったのかな?
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 06/02

何年かに一度体が欲する 懐かしくて泣ける素敵な一冊。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 05/29

★★☆☆☆いつもはよしもとばななが描く世界にどっぷりと感情移入できるんだけど、今日は全然だったなぁ。たしかに魅力的な人間たちではあるんだけど、もっと心に染みる台詞を期待してました。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 04/26

よしもとばななさんの書く文章、だいすき。人間としての感覚を大事にしている感じ。ファンタジーじゃなくて現実が舞台の話なんだけど、息詰まるような窮屈さが感じられない世界。こういう話を読むと、自分ももっと感覚に素直に、自由に、ぶっとんだ生き方をしてもいいのではないかと思わせられる。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 04/24

mio
結末を忘れて、再読。でもやっぱり印象が薄い結末だった。姉はなぜ「おば」だと言われていたのだろう。離れて暮らす姉で充分だと思う。表紙のイラストの勝利。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 04/19

さわやかで短くて読みやすい文章だった。流さもちょうどいい

あ~好きです、これ。話の展開は結構早いのですが、読んでいる間文字と一緒にとろとろ優しく時間が流れていきました。表現や言葉の選び方が素敵だなと思います。幼い頃の記憶が無い主人公・弥生。彼女を取り巻く環境に変化が訪れるのですが・・・。 仲良しな弟・哲生やちょっと変わり者で音楽教師のおば・ゆきの。いとおしい登場人物たちがいて、大変じんわり心地よい読書になりました。タイトルは「哀しい予感」ですが、希望が見えて読後感は悪くないと思います。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 04/12

哲生みたいなひとが好きだ。ゆきのさんや、その恋人にはどうも移入できない。でもこの本に漂う雰囲気は素晴らしいし、わたしがゆきのさんを好きになれて、理解できるほど読み込めたなら、もっと素晴らしいって思えるのだろう。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 04/10

YUU
弥生とおばのゆきの、予知、弟の哲生、生徒との恋、いろいろ盛りだくさんだったけど、おもしろい!哲生好きだなあ。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 04/03

本編自体は160ページぐらいしかなくて、登場人物も6人ほど。タイトルの通り、終始「哀しい予感」に満ちているけど、読み終わったあと、なんだか優しい気持ちになった。作中で弥生が言った「わかんないままの方がいいことなんて、何もないわ。心からそう思う。」  というセリフが心に残った。

読後感は悪くは無い。けど、とってもいいというわけでもない。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 03/29

もっと見る
哀しい予感の 評価:29 感想・レビュー:141
ログイン新規登録