葡萄が目にしみる (角川文庫)

葡萄が目にしみる (角川文庫)
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小説
林真理子

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葡萄が目にしみるの感想・レビュー(231)

田舎に住む特に取柄もなく冴えない乃里子は、作者の少女時代を彷彿させる感があり、最後に出世した時にやっぱり!って感じだった。林真理子氏の他人を見る目や他人の評価は、女性ならでは視点と感覚を持っていていやらしいほどだが説得力がある。乃里子の友達に対する感情や岩永に対する気持ちが率直で分かりやすいので、何気ない生活の話も飽きることなく読める気がする。25年ぐらい前に書かれた本で、直木賞候補だったそうです。

初・林真理子。時代は違えど、思春期特有の心情や言動は同じだなあと思った。

林真理子さんの作品は初見。 中学生とかの思春期に誰もが経験するであろうコンプレックスと自意識過剰の葛藤を精緻に表現した小説。 女流の作家さんはなんでまたこんなにも「もしかしたらこんな心境自分だけ?」と心の最深部にゆらゆらしている気持ちをくみ上げるのが上手なのだろうか。 派手さがなくて朴訥な文体がまた作品にぴったりだと思う。 一回り大きくなったら再読したいと思う。

aya
男の子の目を気にして自意識過剰になっている主人公のような頃、私にもありました。目立つ男の子を気にしつつも悪く言ってしまう気持ちもよくわかります。派手な出来事は起こらず女子学生の日常がたんたんと描かれていますが、共感できる作品でした。

林真理子の作品を初めて読んだ。ある女性の中三から三十路過ぎまでの物語。地味でこれといった事件も起こらない。日本のどこかに乃里子がいて、『乃里子がこの小説を書いたのだ』と思うほど心理描写がリアルだった。胸がしめつけられる思いをした場面がたくさんあったせいか、なかなか読みすすめられなかった。爽やかな気持ちにはなれないけど、こういう青春小説もあるのだと視野が広くなったような気がする。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/19

【図書館】☆☆☆

乃里子の冴えないっぷりが何とも自分と重なるなぁ(^_^;) 劣等感からくる自意識の高さや、女の子特有の人間関係…わかるわかる(笑) シンプルにまとめたエンディングがとても良かった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/15

山梨の葡萄農家の女子高校生の話。20年以上前に、戸田菜穂と萩原聖人主演のドラマを観た記憶があります。当時私も高校生で、主人公 乃里子の気持ちに痛いほど共感した思い出があります。 自意識過剰で、妄想癖があって、なぜか、空回りしちゃう毎日・・田舎ならではの閉塞感というか・・・ ラスト、乃里子はマスコミの人になっていて、ああーよかったねぇって思いましたわ☆ 葡萄の描写や、指がピンク色に染まるところ、想像するとこれまた心がキュンとしてしまいます。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 10/03

いかにも林真理子!!! 共感と、いらだちと・・・ 以前みたドラマの方が青臭くてよかった。

n
冴えない女の子の冴えない学生生活。大きな出来事はなく淡々としてるけどおもしろかった とにかくリアル。特に、泣いたり怒ったりしたときに自分に酔ってくるの分かる(笑)好きでもない友達となんとなく一緒にいたり、結構時代は古い感じだけどいつの時代もこんなんだよなぁ。ラストは急すぎてうーん…
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 09/09

憧れる先輩や気になる同級生のことで一喜一憂したり、好きじゃないのに一緒にいる友人にイライラしたり。高校生活懐かしいなあ、と自分の学生時代を思い出させてくれる、そんな話だった。種無し葡萄をジベ液につけて作るって初めて知っり、ちょっと勉強になりましたが、まあよくある話かな。主人公は作者の生き写しのようだ。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 09/07

作者のイメージと乃里子のイメージが被ってしまい、卒業後の乃里子の姿が作者の自己満足のように見えてしまった。その所為か、岩永との再会に必然性も感じないし、「よかったね」と泣く乃里子の姿にも、理解は出来ても共感できなかった。むしろ、卒業式でどのような場面が展開されたか描かれる方が終わりとして良かったように思う。▼最後はどうしてもバブルを感じてしまう。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/31

昔、萩原聖人がドラマして。。。懐かしい

学生時代を思い出した。何だか思い出したくない事まで思い出して転げ回りたくなった。ただちょっとラストが唐突過ぎるような…
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/11

淡々と進んで行ったなぁ…思春期にありがちな思い込みも自意識過剰も読んでて恥ずかしかった(笑) 健男はもう大人気ない大人いつまで自意識過剰^^ 思春期になると人間関係があれよあれよと変わってくのが思い出せた。個人的にはのりこはもう少し身なりに気を使え^^
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/08

○特別な事件が起こるわけでもないけど…おもしろかった。

夏の文庫フェアチェック。かなり昔に読んだのでぼんやりとしか覚えていない。林真理子の作品はなぜかどれを読んでもあまり思いだせないのが自分でも不思議
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/23

100冊チェック。超リアル。あの頃の空気がそのまま詰まっていて、大好きです。

林真理子スペシャルの中に収録されていました。 かわいくてモテモテの女子ではなく、ブスでもてない女の子が主人公というところがおもしろい。 中高生の頃なんて、勉強なんかより男子や好きな人、友達や遊ぶことなんかで頭がいっぱいで、乃里子の気持ちは、わかるわかるっ!と思いながら読んでいました。 かわいそうな学生生活を送った乃里子だったけど、最後は幸せそうでホッとしました。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 07/10

この頃の林真理子は好き。

ごく普通の日常の心理が細かく描かれていて、自分の学生時代を懐かしく思った。友達に対する感情が特に印象的。そこにあるキレイな友情だけではなくて、嫉妬や裏切り、いろんなものを抱えて生きている主人公を読みながら応援していた。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 06/05

「自分なんか」っていう劣等感のなかには「でも、もしかしたら」っていう希望が隠れてるもんなんだなぁって思いました。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 06/05

しみましたー。林真理子さんの作品で、もしかしたら一番好きかもしれません。奥付によると昭和61年初版とのことなので25年前ですか。結構前の作品ですが思春期の女の子の感情は今も昔も似たり寄ったりで「ありそう」なのが面白かったです。そう、乙女がつい少女漫画の読みすぎで期待し夢見てしまう奇跡は、現実じゃ起こらないんですよね。この物語の中では登場人物たちが確かに「いきて」いると感じました。普通に淡々と過ぎていくのが本当にリアル。終わり方がまた良くて、しみすぎて痛いくらいです。乃里子ちゃん、ピンクの指かわいいよ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/04

時代設定はけっこう昔なはずだけど、 不思議と昔っぽさを感じない。 恋愛の話を書いているようで、実は中高生の友情の難しさをつづっている物語のように思えた。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 05/17

地味で普通。でもそれがすっごくリアルで、イライラするけどそれが現実。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 04/20

とにかく少女の自分の捉え方の変化を自然に書き出すことに徹している。全く美化しようとはせず自然に描いていることでなじみやすい。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 03/19

葡萄づくりの町。地方の進学校。目にしみる四季の移ろいを背景に、素朴で多感な少女の軌跡を鮮やかに描き上げた感動の長編小説。これが林真理子の最高傑作ではないかと思う。女子高生は読むべし。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 03/15

わたしだってなあ、恋もしたくなるわ!

私なら「水芭蕉の花が好きなんだ」→似た花配置→「僕の好きな花よく知ってるね」の展開でもうヘコんだろうな。この発言で既に興味持たれてないこと明白やん笑…ともかくも、初々しさ素朴さには驚いた。主人公の心理はもちろん、筆致とか書き味までもがなんか若い。そして古い。あの年代の心理を細やかに捉え特に現代の非モテにも共感を得られそうだが、リア充友達が他には友達などいないかの如く非モテ主人公とつるみ、謎展開でサクセスし、そしてあのラスト。…ディティールの秀逸さをのぞけば、古き良き昭和はここにありという古典作品でもあった

のりこの職業にほっと一安心。頑張ったじゃないか!でも未だ独身なんて、プライベートも頑張れよ〜!
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/18

のりこはまわりの要領のいい子に比べて、歩みはゆっくりだしへこむことも多い道を歩んできたけれど、いつでもそのときをそのときを、したたかに素直に、一生懸命生きてきたと思う。ラストは地味ながらも感動的だったのは、そんな彼女だったからだと思う。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 01/16

学生時代ってこんなんだった。実はうざい友達とか、目立つ同級生との微妙な関係とか妙にリアル。大事件は起こらないのにどきどきむずむずさせられた。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/12

実は林真理子が結構好きでいろいろ読んではいるが、これは彼女の美への屈折した描き方が素晴らしい。四半世紀前の作品とは思えない。この頃の方が作風が真っ直ぐだね。あたりまえか。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 09/08

林真理子の作品は、おそらく初遭遇。で、本書を読了し、今までの勝手な思い込みや先入観を深く反省した次第。青春小説って悪くない。そして、たしかに葡萄が目にしみる。そんな実感です。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/07

ひねくれつつも自意識過剰な主人公に、何となく共感出来てしまった。1960年代後半〜1970年代の話だろうけど(ラジオが流行ってたり女は短大という暗黙の了解があったり)、分かるなぁと思うことが所々あった。表面上は仲良くしててもそこまで好きじゃない友達とか、異性にやたら媚びてた同級生の集団とか妙にリアル。行間から何だか懐かしい匂いがした
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/02

青春やね。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/29

同級生に話題になるような自分になりたいという自意識を強く持つ主人公の物語 共感はできるけど……なんか違和感

自意識過剰な主人公に、あああああってなりつつも、へこたれない強さみたいなものに感心する。何となく時代背景が、と思ってたら昔に出版されてたものだったのか。全然古臭くなくてびっくり。最後の最後で一気に感動が解き放たれたというか、あの終わり方はとっても秀逸だと思う。林真理子凄い。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 07/09

林真理子の恋愛ものがあまり好きでない人にも、丁寧な筆致のこの作品を勧めたい。遠方に出かける旅の友として携帯し、しみじみと再読。著者の最高傑作だと思う。自意識と劣等感に苦しむヒロインの自己実現が進学校への入学だけではなくて、最後にちらっと出てくる社会での成功であることにほっとする。ラガーマンへのフクザツな思い、都会で働く一人前の女性として再会するときの思いに胸が締め付けられる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 02/11

これはほんと、何回読んでも死にそうになる。なんでもないようなところでザクっと切り刻まれる。いやいや、なんでもないとこなんて書かない人なのは分かってるんですが。そんで、何回か閉じながらでも読む。私の中の林真理子さん最高作品。もういやや。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/18

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葡萄が目にしみるの 評価:48 感想・レビュー:55
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