麻雀放浪記(一) 青春編 (角川文庫)
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麻雀放浪記 青春編の感想・レビュー(162)
最高のエンタメ。何度読んでも面白くて切なくなる。小さくても独立国でいたい坊や哲と真正面からぶつかって行く健。昔気質のバイニンたちや女性たちの姿も一癖も二癖もあり興味深いです。自分のスタイルを作り勝負にかけるということは人生そのものかもしれません。ラストシーンも胸に残ります。
何回読んでも面白い作品。初めて読んだのは中一ぐらいだった気がしますが、今でも実家にいくたびに手が伸びます。畑正憲の解説もいいんだ。(25年くらい前の文庫本ですが…)
何度目か分からない再読。初めて読んだのは約10年前。あの頃から私の中での一番の作家はずっと阿佐田哲也。全体的に流れる空気が、登場人物たちの存在感が、彼らの一言一言が、息を呑む展開が、たまらない。こんなにおもしろいのに、332ぺージが一瞬で終わってしまう儚さ。ああそうか、もう一度読めばいいのか。
出だしの丁半の緊張感はアカギの出だしのそれと似たものがありますね。他にも似たネタがあったりと阿佐田ありきで福本伸行は今の作品群を作れたのかなーなんて思ったり…素人には及びのつかない玄人勝負師の世界を見せてくれたり、ドヤ街特有の風景を強固に描いたその世界観だったりがこの作品の魅力かなーって思います
読書してるとたまにあるんですが、もうやめて寝なきゃいけないのに、面白すぎて本が閉じられない時が あります。この本がそうでした。なんでしょうかね~この真に迫ってくる感じは?空想では描けない限界は、 もう、作者の体験が補うしかないと思うのですが、体験の部分が空想を上回っているように感じました。 読み手の集中力を高める本は、リアリティがあるものだと思います。だから、ずっと読んでいると、もう 「小説」ということを忘れてこの人の自伝みたいな意識で読んでしまいます。もう、終わりまで目が離せない。
坊や哲、ドサ健、出目徳、女衒の達。それぞれのキャラがかっこいい。マガジンの「哲也-雀聖と呼ばれた男」は全巻読んでいましたが、これはまた全然違いますね。ドサ健の駄目男っぷり。女衒の達のキザな男っぷり。出目徳のバイニンっぷり。そして坊や哲の青臭さ。ちょくちょく出てくる脇役のバイニン達もいい味出してます。片腕の虎。ガン牌の清水。鷲鼻の外国人。でもやはりこの巻は出目徳さんに尽きるでしょう。最終決戦は燃えまくりです。解説のムツゴロウさんの熱さにも痺れました。ぜひ一度読んでもらいたい一冊ですね。
5年ぶりくらいに読み返しました。当時(20歳前後)は坊や哲の生きざまに憧れましたが、今回読んでみると健のろくでなしっぷりがイイ。健とまゆみのやりとりが好きです。読書って、読む時期や読むときの自分の気持ちによって思うものがガラリと変わる事ってありますね。それがイイ。
麻雀好きなら、麻雀知らなくても早く読むべきだと思った。もっと早く読んでいればよかったと本当に思う。解説の「大衆小説で名作は十年に一度」とあったけど納得できる。まったく中だるみがなく常に先へ先へと読まされるような文章。ディティールや言葉遊びなんかいらない小説がここにある。一個だけ読み終わっても疑問符なのは青天井でのドサ健のアガリ。四十二符じゃない? 中北東ミンコ=12符 ツモ=2符 発アンコ=8符 シャボ待ち=0符 底符=20符 =42符。 トイトイが1翻だという驚きの時代の話だから少し今と違うのかな。
随分前に映画を見たが、かなり原作に忠実な事がわかった。映画から漏れたところでは、牌の裏面の傷や汚れで何の牌かを識別する「ガン牌」の達人、清水のエピソードがなかなか哀愁が漂っていてよい。「風雲編」「激闘編」「番外編」もいずれ読んでみよう。ちなみにカバー画は今は「アカギ」の福本伸行に変わっていました。
勝負の世界に生きる男の生き様が凝縮されている。それぞれに矜持があり、それを削りながら生きていく。その有様がまざまざと書かれていて、まさに傑作。最後のシーンの晴れやかさが、状況や経緯と相成って、この物語を象徴していると思う。まさに青春のように。
ギャンブルは生き方ではありません。娯楽です。積込み麻雀はギャンブルですらない。・・・っという人にはおもしろくないです。エセの娯楽を、小説というこれまた娯楽で切り取ってるせいか、対局シーン(内容の大半)は、「・・・どうでもええやん。」ってなる。対局以外の部分がもっと多かったらおもろいと思う
漫画の哲也の登場人物がちらほら出てくる。それはさておき、当時の玄人たちのシビアさには舌を巻いた。イカサマあれこれとか、自分の女をかたに金を借りたりとか、九蓮をあがると同時に亡くなった人をドブに捨てたりとか。どこまで実話でどこまで創作か分からないけど、とりあえずすごかった。
再読のため、あらためて購入しました。以前読んだときは麻雀の打ち方や技法に目が行っていたのが、今回は各登場人物それぞれをじっくり観察しながら読み進めた感じです。いやいや、この物語は深い!映画やコミックと見比べたりしてさらに楽しめそうです。
もう2、3回は読んでいるのだが、毎回新鮮な読後感が残る。昨今は、マンガ、アニメ化、パチンコ化で小説そのものを知らない人にも名前は浸透しているのだろうなと思う。わたしに言わせたら、パチンコ打つ暇があったら小説読んでみようよと声をかけたくなる。今回わたしの目に飛び込んできたのは女衒の達で、最後の戦い東パツで新大四喜十枚爆弾を決めた場面など、すっかり忘れており、初読の感覚でどきどきしてしまった。蛇足だけど映画もいい。あれは、ドサ健が主人公だけれど・・・。
とにかく後半の熱い展開に興奮しまくり、鼻血出そうだった。全自動卓が導入される遥か前、麻雀卓の上は男たち(女もいるが)の浪漫と矜持がぶつかり合う場だった。坊や哲の一人称部分とドサ健の三人称部分を交錯させることでドラマに奥行きを出している。
麻雀放浪記 青春編の
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感想・レビュー:46件















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