ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)
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ジョゼと虎と魚たちの感想・レビュー(746)
表題作は文句なく素晴らしい恋愛小説だと思うが、他は何だかなあ…。主人公の女性たちの考え方が気持ち悪い。夢見る夢子って思われても、年を重ねてそういう大人の女性の考え方に共感出来る人間になりたいとは思わない。
映画にもなったタイトルの作品のほかに、短編小説がいくつか入っている。 男女の関係におけるさまざまな女性の想いが作品の中から読み取る事が出来た。 私はそんな風には考えない。そう感じた女性もいたし、自分自身に照らし合わせてドキッとしてしまう女性もいる。ただ、どの女性もしたたかだった。
山田詠美が解説、につられて購入。恋の棺にノックアウトされた。(しかもエイミーもこれが好きだと読んでテンションは更に上がる)与えられる幸せを知っていてなお、与える喜びに酔える女はそうそういない。かっこいい女、とも違う。それこそ、魅力的な女性をこんなに書ける人がいたんだ!
大人の女は、すかっとしていて気持ちが良い。ベタベタドロドロの不自然な、関係。そんな大人の恋も、女性独自の感性からか、さっぱりと言い切る関西弁の影響か、とても可愛らしく愛嬌のある、物語になりえる。いくつになっても、恋をした女は少女と化すのかな。いや、そんなキレイゴトでは言いきれないくらい、複雑で痛々しい感情も、共感できる部分が多々ありました。今度映画のジョゼも見てみよう。一番好きな話だった。
まったり濃いのにどこかさっぱりとした心地。殆どの女性に共感してしまうところがありつつ、共感したくはない、という変な感覚に襲われた。まだ早かったのか何なのか
短篇集です。「恋の棺」と、表題作である「ジョゼと虎と魚たち」が特によかったと思う。基本的にどの作品も恋とか愛とか、結婚、不倫の話です。ただ、ジョゼはちょっと違うかな。足が不自由な女の子の話ですが、このジョゼが非常に可愛らしい。今風に言ってしまえば……ツンデレ?(笑
孤独な夜のココア以来の田辺さん。独特な田辺さん調が心地よい。〜ココアと比すると、甘美な部分を付け加えたょぅな作品たち。表題作は映画化、妻夫木聡×池脇千鶴、見てみたくなった。私の住む豊中やら勤め先だった安土町やらが出てくるのがまた親しみやすい。
関西弁(広域すぎる分け方かもしれないが)というと早口で威勢の良いイメージを持っていたけど、この作品集ではとにかく色気や艶っぽさを感じる要素だった。
【memo】P124 不機嫌というのは、男と女が共に棲んでいる場合、ひとつっきりしかない椅子。どっちかが先にそこへ坐ってしまったら、あとは立っていなければならない椅子とり遊び。自分が坐っちゃいけないのよ。田辺さんのハイ・ミス、サラリーなどのことばの使い方がすき。山田詠美さんのあとがきもすてきです。
20年以上ぶりの田辺聖子。古さを感じさせないのは、当時としては先を行ってた人だから?時代がついてきたということかな。個人的には年齢的なこともあり(笑)、『雪の降るまで』がとても好き。『荷造りはもう済ませて』や『いけどられて』も、いまならすごく分かる。女が一生のうちに体験するであろう、あれやこれやの感情のバリエーションが詰まった一冊のように思えた。てか、短編の好みで年齢がわかるって感じが恥ずかしいんですが。(汗
短編1つ1つに胸がきゅんとさせられた。年下男性いいよなあとか普段思わないことを呟かされた。「男たちは~」「それだけのこと」が良い。「ジョゼ~」は格別。
いい感じだ。ストレートに書いてあるようで、実はそれが本心では無かったりとか、微妙な感情の移り変わりとか。とても心情を重視したお話の数々。恋を綴っていながら恋愛小説の枠外にありそうで、なんだか立派な物を読んだような気分になりました。
おさかなみたいに死んだように生きるのもいい。時間がゆっくりになる。ひっそりとした、閉鎖的な美がある。好きな人ができたら虎を見に行きたい、しがみつくものがあるから、という発想はかわいいなあ。ジョゼと虎と…以外には「うすうす知ってた」というお話が好きでした。わたしもうすうす気づいてた、と思った。
ジョゼみたいな感情、女性なら少なからずありますよね。それをジョゼは素直に口に出すところがかわいい。他の作品に出てくる女性も素敵。弱い部分もあるけど、芯に強さを持ってる感じ。
田辺聖子さんの本はこれまで殆ど読んだことがなかったのだが、日経WOMANに紹介されていてので読んでみた。主人公の女性其々の感情に共感する部分もあり!でも私にとって、ちょぴり大人な女性が多かった。
短編ならではの簡潔な文章が心地よく、非常に興味深くいろいろ考えながら読めた。解説の山田詠美氏の文章も本作品の一部のようで非常に洒落ていたも良い。 個人的には恋の棺がお気に入り。 全てのタイトルが秀逸
初めての田辺聖子作品でした。くどすぎない関西弁がリズミカルでよかったと思いました。あと10年くらいたったら読み直したいなあという気持ち。『うすうす知ってた』と『ジョゼと虎と魚たち』が印象に残ってます。「完全無欠な幸福は、死そのものだった」という部分が特に。
相手を想い、出方に一喜一憂する様々な女性の恋の物語。成就しなくてもつれなくされても、この状態が恋なのだ。をんなごころの微妙なよろこびは現代風にアレンジされているが古典の物語のようでもある。
「ジョゼと虎と魚たち」は、ジョゼと恒夫が一緒にいる話。「恒夫はいつジョゼから去るか分からないが、傍にいる限りは幸福で、それでいいとジョゼは思う。」(本文より) 惚れた人と海底水族館に行く話でもある。
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感想・レビュー:155件














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