日本以外全部沈没―パニック短篇集 (角川文庫)
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日本以外全部沈没―パニック短篇集の感想・レビュー(452)
パロディ作品としての出来は???。好みの問題かな。 ところどころで、現実社会を風刺しているようですが、ビミョウー(>_<) 筒井作品の変化球かな ☆☆☆☆☆
どの短編も登場人物の騒ぎっぷりがとんでもないことになってる短編集。書かれた当時から見た近未来が舞台の作品が多いためか、他の筒井作品よりも文明批判的な面が前に出てる気がした。そして作者が嫌いなものもいつも以上によく出ている気がした。
筒井康隆によるパニック短編集、かつての名作「日本沈没」をオマージュにした「日本以外全部沈没」を表題作とし、筒井さん独特の世界観と下品なユーモア(良い意味で)に笑わされました。終盤で全てをはちゃめちゃにしてしまうような文章はやはり筒井康隆ならでは、個人的には最後の「ワイド仇討」が何とも言えず好きです。
日本も沈没しそうだけれど、世界経済的にはヨーロッパもアメリカも沈没し始めた!!ユーロもドルも価値が下がり、こんな日本なのに円高だなんて!! 本当にこの先どうなるんだろう??
読書メモ。筒井康隆は苦手だがつい読んでしまう作者のひとり。人を震えあがらせる単語を端的に選び出し場面が描かれていて本能的な恐怖をかきたてるから。これはまだ若い頃のものか。にしてもザ・エンターテイメント。
「日本列島七曲り」「新宿祭」「アフリカの爆弾」「ワイド仇討」の四つが好きかな。日本人にありがちな、大衆迎合的な動きを作者独特の狂気で皮肉っている所がいい。落ちはいまいちだけど・・・。
表題作はいまいちな気がするが、本家を読めば感想は変わる?他は全部楽しめた。個人的には『ヒノマル酒場』がお気に入り。『人類の大不調和』は本当にブラック。でも、あれは絶対に実現しないよな。『あるいは酒でいっぱいの海』、『黄金の家』はまさにショートショート。
ずっと読みたかった本。タイトル作よりも、それ以外が秀逸。タイトル作の「ビートルズの4人も来てますし」とか、仲悪くて解散した後じゃないか!とか思いましたが。「あるいは酒でいっぱいの海」「日本列島七曲り」は結構好き。文庫本の解説にしては珍しく面白かった。星進一全集とかで「きちがい」って修正されてなかったっけ?
当時でも面白かったのかしら。ページをめくる手が重い重い。筒井さんは当時の社会が嫌いで、馬鹿にしたくて、書いてたのかな。それを読まされるこっちは、罰ゲームみたいなツラさだったけど。解説が面白いのが、なによりの救い。
筒井康隆の小説は初めて読んだけど、すごいー。これがスラップスティックっていうことか。「ゲバルト」「ソンミ村」「農協ツアー」…現代史の勉強になります!!(平成生まれ)!!1
標題作を始めとする、昭和の香り漂う短編集。我が母校の学生は、日本以外沈没により疎開してきた某外国人スターにモーテルへ連れ込まれたらしい(笑)さすが日本を代表する作家。震災で電気がなくなる恐怖を再認識した昨今、もう一度紙の本を読むことを思い出してみてほしいと願う。
書かれた時代的に仕方ないけれど少しうーんと思う描写もありながら、それでもその発想に驚きながらただ読み進めてしまう。「ワイド仇討ち」は少しありそうで何となく感情移入してしまう所が好き。
昭和37年〜51年に書かれた短篇集。昭和の、まだまだ泥臭い時代の雰囲気が興味深い。好きだったのは『新宿祭』。熱狂と刺激に貪欲な国民の為に、出前注文されるゲバルト。恒例行事としてアトラクション化した新宿騒乱。怖いと愚痴る参加学生に、全学連保険に入ってるだろと叱咤するのがおかしかった。その他、『農協月へ行く』も良かった。
どこかで聞いたことあるタイトルに似てると思ったら、表題作は映画のパロディなのか。「ヒノマル酒場」「パチンコ必勝原理」「農協月へ行く」は大いに笑った。ブラックユーモア。
いやーなんなんだこのデタラメな世界観…笑えるのに笑えない、笑えないのに笑えるブラックすぎるユーモアがたまらない!!なんとなく舞台を観ているような感覚におちいった。
久々に電車のなかで大声で笑ってしまった。たった22ページのタイトル作は220ページくらい書いてもらいたかった(登場人物解説は26ページある)。もっともっと笑いたい。よど号事件のドタバタ化「日本列島七曲り」が一番面白かった。
当時と比べると、世間のモラルがずいぶん変わってきているのだなと。笑いたいのに笑えない、顔が引きつるような局面がしばしばでした。
古さは否めないけれど、ニヤニヤしちゃうショートショートばっかり。笑うしかないなぁー、にしてもシュール!
シュールかつどたばたな作品集。古い作品ばかりなので今じゃヤバそうな作品や、時代背景分からん作品もある。ベトナム戦争の虐殺事件とか、若い人には分からんだろうし。そういう意味ではすでに筒井康隆も古典作家になったのかな。
新宿祭、オチは好きな類いではなかったが、そこまでのどたばたは面白かった。結局主人公は女に振り回されただけだったが。黄金の家も、実際自分もそうするなぁと思う
日本以外全部沈没―パニック短篇集の
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感想・レビュー:91件















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