悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)
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悪魔が来りて笛を吹くの感想・レビュー(435)
初の金田一。。様々な事件よりも、父が娘に残したものを娘が素直に受け継ぎ、ドロドロした話だったけど、そこが救いで良かった。美彌子はステキな女性になってほしいな。。。
私は、この『悪魔が来りて笛を吹く』と、いう言葉に思い出があり、思わず 本屋で見つけた時は、驚いて、そのまま衝動買いしてしまいました。 私が、まだ幼かったところ、夜中に口笛の練習をしていて、良く、父に 「夜中に口笛を吹くと、悪魔が来るぞ!悪魔が来りて笛を吹くと、いうんだぞ!!」という具合に、良く脅された事があった、思い出の言葉だったもので(笑) あの頃は、この本の事だとは思いもよりませんでしたけど......。 ただ、読んだみて、ちょっと残念。もうちょっと強烈なものをイメージして いたも
金田一ものの代表作を立て続けに読んでみて、ドロドロした人間関係や因習を背景にしていても、わりと読後感はすっきりなのが意外だったのだけど、これはなんか救われないものが残ったなぁ。
論理的に淡々と進んでいた印象。トリックと人間関係の絡み合いがよくできていた。あのドロドロした感じは好きな人は好きで合わない人はとことん合わないんじゃないか
正直いって、馴染めなかった。横溝の名作として期待しすぎたか。大風呂敷でいくかと思いきや、話自体はそう派手ではない。ロジックに近い。このてのロジックは、ミステリーでは使い古された感。もちろん、横溝が開祖だったと位置付けるべきなんだろうけれど、でもやっぱり新しさを感じなかった。
最後は背筋がゾワゾワした。あの兄妹のあんな関係が悲劇を生んでしまったことは個人的にいろいろ考えさせられたな、軽はずみな行為はいけないね。椿子爵も何にも罪がなかったのに……
わたしも横溝正史を楽しんで読める年齢になったのだな、と。昔は「こんなに人を殺さなくていいのに!」なんて思い、途中で読むのをやめましたから(笑)ただ、この『悪魔が来りて笛を吹く』は古谷金田一のときに見ていて、気に入った作品であったのも事実。これ、CDつきだったら尚良かったのに!
改めて読んでも、犯人の動機に無理が無い。(本格モノだとトリック先行で動機が弱いことが多いので)ただ気の毒なのは何にも罪の無い椿子爵だけど。
金田一シリーズの中でも好きな作品(笑)『獄門島』『犬神家』『八つ墓村』に比べるとちょっと評価は低い気がしますがいいですね~(笑)何回も読んでしまう作品。しかし洋館と金田一耕助がミスマッチですね~(笑)やはり横溝正史は全部復刊してほしいですね~(笑)
何度目かの再読。手元の本は昭和48年版の角川文庫。忌わしい血縁の秘密と帝銀事件と絡めて描いた傑作。須磨明石へ謎を解明するため出かけた金田一耕助を待ち受ける殺人事件への辺りのところがわたしは好き。このころの横溝作品は傑作ばかり
八つ墓村を読んだ後に購入。斜陽族の館を舞台にして起こる連続殺人。半分ほど読み上げたところで急展開を迎えて、早く真相が知りたくて一気に読んでしまった。最後の最後、子爵の遺した「悪魔が来たりて笛を吹く」という曲に示された暗示に気づいたときは鳥肌が立った。でも、少し悲しい話でもあったな…。
初横溝本。こんなに面白いならもっと早くから読んでおけば良かった。ラストのフルートの運指のくだりはとても見事で、しかも早いうちにその暗示をされていたことがすごすぎる、の一言。斜陽の一族の呪わしい関係が重いベースになりながらも、あまりくらい感じにならなかったのは、金田一耕介と菊江のキャラクターゆえか。
重いなあ。犯人が誠実な人なだけに可哀想でならない。とはいえ殺しすぎだとは思うけど。子爵は気が弱すぎ。家名に傷が…ってもともとは新宮家のスキャンダルなのだし、淫乱兄妹とは縁を切って仕舞えば良かったのに。と憤る程度に感情移入していたようだ。
八つ墓村に続いて金田一二作目。やはり古典的名作、非常に秀逸な作品だ。『悪魔』とは一体誰なのか、そしてこの一族の秘密とは?非常に深く、面白い。そして当時の時代背景等もよくわかる。とても満足した。
斜陽の子爵家を次々と襲う不幸な事件の発端は、正に悪魔の所業。椿子爵を自殺行へと追いたて背を押した悪魔こそ、関係者連の中で最も不幸なのかもしれないなぁ。ラストで明かされた子爵の残したフルート曲に込められた暗示には震えました。悪魔が来たりて笛を吹いて…それから…。うぅ、辛い。けど面白かった。
いやあ〜、やっぱいいな、横溝。この怪奇猟奇、悪魔のような人間のどろんどろん、帝銀事件をモチーフにする感性、たまりません笑。わくわくした密室の真相は案外あっけなく感じたけれど、当時は新鮮だったのかしら?ラストが秀逸!
金田一耕助実は初読み。基本ラノベ・一般読みなので近現代の名作・文豪と呼ばれている作家の文章は読むのに時間がかかることが多いのだけど、大変読みやすい文章ですらすら読めました。ミステリとしては古典だけあってさすがに今読むとあまり驚きはないのだけどその分手堅く読めます。最後にタイトルの意味が分かるあたりうまい。しかし、小説なのに謎を解くカギがアクセントだったりメロディーだったりは正直禁じ手じゃないのかwいやいいけどさw
これ以前から思っていたけれど、登場人物紹介とか、相関図とかつけていただけると、序盤大変読みやすいのですが…特に最初にルビを読み逃したりすると名前が読めないまま読み進めることになり苦痛。と言って最初に出てきたシーンまで戻るのも嫌だし。その上ルビが振られていなかったりしたらイライラしたりして。
最後の手紙のくだりと、序盤の帝銀事件をモデルにしたと思われる事件の描写が、特に面白く見ることが出来ました。トリックも犯人も分りやすいですが、雰囲気は抜群です。
こうじゃなければいいなあ、という方向に物語が傾いていくのが辛く、その辛さが活力になって最後まで読めた感じ。曲や紋章といった、文字だけでは伝えきれない箇所があったのは否めないが、それに構う間も無く話が展開していくのはやはり素晴らしい作品である証拠なのだろう。
これほど哀しいストーリーのミステリを読んだことがありませんでした…が、それを文句無く面白く読ませてしまうのがスゴイ!作中に出てくる悪魔よりも、至らしめた人間の方が恐ろしい。
タイトルの由来が明かされるラストの何ページかがとても良かった。それにしても家系図ってわかりにくい。人づての話にしか出てこない人間って印象に残らないから、後でもう一度言及されたときに「だれだっけ?」ってなってしまう。
横溝氏の作品は、こういうありえない設定が多々ありますよね。「夜歩く」なんかはそこも含めて好きだったんですが、これは「都合よすぎだろっ!」とおもわずつっこみました。でもでも、ラスト5行ぐらいでその考えも遥か彼方へ。最後まで読んでよかったなあ…。綺麗に伏線回収、そしてタイトルの意味を明かしてくれました。感嘆。
面白くて一気読み。他の作品もそういう傾向があるけれど、被害者より犯人に同情してしまう。惨たらしい殺人事件なのに悲しい印象だけが残る話だった。
悪魔が来りて笛を吹くの
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感想・レビュー:74件














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