孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7) (角川ホラー文庫)
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孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション 7巻を追加
孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション 7巻の感想・レビュー(150)
乱歩の作品にはいつも度肝を抜かれてるけど、これは特に奇々怪々、扱ってるモチーフがすごくえぐい。もちろんそういうとこが好きだから読んでるけど・・・あと色んな要素がこれでもかと詰め込んであって楽しかったな~、推理、冒険、同性愛、奇形児等々。もっと長編にして一つ一つをクローズアップさせても良かったくらいです。素晴らしい一作!!
一度挫折した江戸川乱歩ですが、この作品は奇想天外な物語の展開や冒険にドキドキしながら、最後まで面白く読めました でも、箕浦君の諸戸に対する態度についていけない。そしてどうしても報われない最後に悲しくなりました。 あの後、吉ちゃんはどうなったんだろう。 おとなしく引き下がる性格には思えないのだけれど…
恋人が殺され、自分を愛していた同性愛者の友人・諸戸が嫉妬に狂って犯行に及んだのではないかと疑うところから始まる。物凄い伏線やトリックがあるわけではないが、一気に読ませる力がある。乱歩独特のおぞましさに溢れつつも、諸戸の抱える苦しみに切なくなる。諸戸に共感しすぎると、そのほとんど無条件の愛にひたりきっている圧倒的ノンケの主人公にイライラしてくる。が、本当に面白かったです。最後の二行にガツンとやられた
現代の、あっ!と驚く仕掛けがしてあるミステリ小説と比べると、なんとなく物足りない。 まあ、このころはこういう物語をつづっていくだけでそれなりの作品になったのだな、ということが伺い知れる。 でもやはりこういう時代だから、こういう作品が産まれたのだなぁ、とつくづく思う。 もう今では使ってはいけない言葉の総登場である。そしてその差別用語で物語は成り立っている。 もしこれが現在では使っていけないからということで、べつの言葉に置き換えてしまったら、もうこの物語の意味はそれだけで無くなってしまいそうな程である。
推理あり、冒険あり、狂気あり、同姓愛ありの、非常に盛りだくさんのテーマを上手くまとめ上げた探偵小説。今読んでも色褪せることの無い興奮があります。乱歩の独特の言い回しや、不気味な雰囲気は、誰にも真似はできないですね!
読み始めた当初、案外普通のミステリーなのかと感じたのですが、こんな予想だにしない展開を見せるとは思いもしませんでした。非常におぞましく、狂気的で醜い筈なのに、物語全体を通じて一番強く感じたのは何処までも果てなく続くような物悲しさ。ラストはそれまでの事像が嘘のように綺麗に纏められているものの、最後まで曲がることのなかった諸戸の一途な気持ちを思うと少し切なくなります。仄暗く不気味な人物描写、同性愛、狂気、性的倒錯。この時代にここまでの作品を描く乱歩はやはり、紛れもない天才です。
推理小説的要素と「人間椅子」、「鏡地獄」といった怪奇的要素といった乱歩の魅力が全て入った作品。江戸川乱歩最高傑作との評価にふさわしい出来だった。
★★★★★ 最後の道雄の死亡通知状の一説が、この小説の全てを集約させている気がする
主人公と諸戸が洞窟に閉じ込められたところよかった。「生きられるだけ生きないさい」のせりふぐっときた。孤島の鬼の正体とは?後半部分になってはじめて分かる。やはり乱歩さんはおもしろい!全部読む勢いで読んでいこうと思う。
乱歩さん初読です。取っつきにくいかな?と読まなかったのですが、読んでみると案外読みやすい!スラスラと読めてしまえました。 お話も面白く、表題作の最後の一文にはグッときてしまいました。
人間はどこまでいっても身勝手なのかな。諸戸の運命が切なくて、箕浦君応えてあげてよ!って思ってしまったのですが、あぁこれも身勝手か、と。切ないな
再読です。やっぱり、この作品は大好きです。諸戸氏の献身ぶりに反する報われなさに何度も涙してしまいます。後に講談社の「乱歩」に収録されている橋本治の書評で「『孤島の鬼』のその後がどうなったか・・・」という解釈にびっくり仰天してしまいました^^;洞窟の冒険でも「ヰタ・セクスアリス」で御馴染み(←一部だけだと思う・・・)の森鴎外訳の「即興詩人」が引用されていたのも意味深です。
乱歩らしいエログロを多いに盛り込んだミステリ兼冒険怪奇小説と言った感じ。ここまで何でもありの闇鍋状態にして尚破綻しないのがやはり流石です。昨今なかなかお目にかかれない様な露骨な言葉がこれでもかと出てくるのがかえって清々しい。ひたすらに報われない諸戸が切ない。
石榴で気持ち悪くなってから、しばらく遠ざかっていました。推理、ミステリーの小説としては大したことないと思うんだけれど、キャラクターの設定や見せ方が上手いから面白く読めるんだよなあ。
BLの嚆矢だという意見があったため、読んでみたが、どうもそれ自体はおまけに過ぎないという感がある。作者もそう言及している。どちらかというと障害者云々の話の方が話の本筋だと思うし、自分もそれには衝撃を受けた。
再読です。久しぶりのご飯(読書)です。ううっ、美味しいよう(涙)最早、箕浦君の恋故の言動がギャグにしか思えないほど駄目になっていて落ち込みますorz聡明でありながらもどこか子供らしさも併せ持つ諸戸氏が半自覚的な魔性、箕浦君に翻弄される姿や最後の一文に切なくなります。再読すると江戸川乱歩氏特有の被虐的なのに切ない言葉に気づきました。
蕪
ちょこっとだけ九巻の感想見てきました。確かにうざやさん炸裂もたいな感想が多かった…^^;私はイザヤさんがすごく好きなので、めっちゃ楽しみです!!でもdrrrは最終巻まで追いついてない。例のボールペンのやつまでしか見てないよ(泣)
ナイス!
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02/11 22:46
ちょこっとだけ九巻の感想見てきました。確かにうざやさん炸裂もたいな感想が多かった…^^;私はイザヤさんがすごく好きなので、めっちゃ楽しみです!!でもdrrrは最終巻まで追いついてない。例のボールペンのやつまでしか見てないよ(泣)
ナイス!
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02/11 22:46
文庫フリーク@灯れ松明の火
藤月はなさん☆コメントありがとうございました。蕪さん☆おっさんの私でも美味しい作品でした。報われぬ美形探偵・諸戸くん。主人公・蓑浦くんはつれない魔性でした(苦笑)そっちがメインという訳ではありませんが(笑)
ナイス!
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04/26 21:58
藤月はなさん☆コメントありがとうございました。蕪さん☆おっさんの私でも美味しい作品でした。報われぬ美形探偵・諸戸くん。主人公・蓑浦くんはつれない魔性でした(苦笑)そっちがメインという訳ではありませんが(笑)
ナイス!
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04/26 21:58
どこか艶めかしい雰囲気を持った文体で、それが恐怖を倍増させているように思った。最後があまりにそっけなく、なおかつあっけなかったので(°Д°)ってなった。けど、よく考えるとそれは報われなかった諸戸の恋心の儚さを強調するためだったんだろうか。せつない話だった。
前半の殺人事件のトリックに驚愕し、後半の孤島の真実に迫る場面でさらなる衝撃を受けるという壮大な作品でした。現代では言葉狩りに遭ってそうな語句が次々と出てきてびっくりしましたが、やはりそういった露骨な表現も乱歩氏ならではの魅力なのだと思います。あらゆる畸形の人物が現れますが、描写の多さからもやはり人工双生児の痛ましさに勝るものはありませんでした。そして何よりも、諸戸の報われなさが悲劇的です。果たして彼は幸福であったのか……考えるだけで胸が痛みます。
人工畸形・同性愛といった怪しい雰囲気と、後半の冒険小説のような筋書きにとてもわくわくさせられた。子供の頃、乱歩の冒険小説が好きだった自分にとって、非常に心地よい小説だった。
乱歩の中でもかなり好きな作品。同性愛や奇形など難しいテーマを織り混ぜながら進んでいくストーリーに夢中になりました! 諸戸氏の境遇、運命に心が痛くなりました...
畸形という存在が、なんというか化け物屋敷的というか、見世物小屋的な感覚で登場し、そしてみごとなまでに精神的にも畸形的に、まさに鬼、とでもいうような描かれ方で来歴にまでいたる。今だと、まずはなんとも書かれることがないだろうな、という小説であるのだけれども、すごい筆の力でぐいぐいと読み進めていった。そして、この妄執的なものというのは、やはりヴィジュアルも含めてある種わかりやすいところがあるな、とも思った。三重の孤島、なんというかちょっと見てみたい感じもした。
私にとって大好きな乱歩作品です。乱歩氏特有の幻想的かつ悪夢的な世界での前半のミステリーや後半の孤島での冒険も好きだけど、諸戸氏の報われない一途で切ない恋心に特に序盤の学生時代の2人の描写があるばかりに胸が切なくなられずにはいられなくて思わず、「箕浦の鬼っ!!」と心で叫んでしまいました。最期まで諸戸氏が箕浦のことを思い慕っていたという最後の1文に涙が零れてしまいそうでした。
藤月はな(灯れ松明の火)
こんばんは、財布にジャックさん。 藤月はなです。 私も「芋虫」は大好きです。これを言うと人に引かれるかもしれないと思って誰にも言わなかったんですがお仲間がいてよかった~^^
ナイス!
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08/10 20:11
こんばんは、財布にジャックさん。 藤月はなです。 私も「芋虫」は大好きです。これを言うと人に引かれるかもしれないと思って誰にも言わなかったんですがお仲間がいてよかった~^^
ナイス!
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08/10 20:11
なんだろ・・・悪夢から、現実のなんでもない日常に引き戻された。江戸川乱歩の「妖かしい世界」。少しずつ紐解かれていく謎。それら全てが読み手の予想を遥かに上回る、想像だにしなかった答え合わせ・・。素晴らしいです。序盤、諸戸が蓑浦に想いを打ち明ける場面では、思い詰めた様子が伝わってきて、まるで自分がその告白をされているような息苦しさを覚えた。(少しBLなだけに切ない・・) 諸戸が最期まで一途なのも哀しい。読後に表紙を見ると、この物語の象徴が描かれていて、おぞましさが再び甦ってくる。
Lily
文さん ここ会津でも、原発の影響は・・・やっぱりありますね・・・。観光業・農作物、そして子供たちの未来・健康は守ってあげられるのだろうかか・・・。先が見えないだけに、不安です。早く収束して欲しいです。
ナイス!
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04/26 22:25
文さん ここ会津でも、原発の影響は・・・やっぱりありますね・・・。観光業・農作物、そして子供たちの未来・健康は守ってあげられるのだろうかか・・・。先が見えないだけに、不安です。早く収束して欲しいです。
ナイス!
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04/26 22:25
文庫フリーク@灯れ松明の火
原発がここまで長引くとは思っていませんでした。本当に早く早く収束して欲しいです。こちら千葉でも観光やさまざまな産業に影響出ています。余震まだ有りそうですし。これ以上何も起こらないこと祈ります。
ナイス!
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04/26 22:34
原発がここまで長引くとは思っていませんでした。本当に早く早く収束して欲しいです。こちら千葉でも観光やさまざまな産業に影響出ています。余震まだ有りそうですし。これ以上何も起こらないこと祈ります。
ナイス!
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04/26 22:34
はじめて乱歩作品を読みました。面白い、どんどん謎が解けていくので次が気になって仕方なかったです。同性愛ミステリー、何故 同性愛を混ぜたのだろうかと考えてしまいます。
最後の一文字を目で追ったあとからあとから、涙がこぼれてきた。醜悪で恐ろしくて美しくて奇っ怪な、まさに乱歩作品なのに、ミステリなのに。道雄の、蓑浦への思慕の情に思いをやると、涙があふれてとまらない。読了した今、タイトルから連想するのは、道雄のことだけだ。こんなに胸がきゅうっと苦しくなるなんて。私が求める耽美はここにもあった。
「どうか僕から逃げないでくれ給え。僕の話相手になってくれ給え。そして僕の友情丈けなりとも受入れてくれ給え…」 箕浦は道雄の孤独を癒し、反面その孤独を深めさせた。片割れの男の子もそうだけど、実らない恋情ってほんとやっかい。想ってても苦しいだけなのにね。
乱歩はなぜか文章が馴染まないんですけど、これはさすがにおもしろかった。本格から伝奇へと移ろう骨組も魅力的だが、全体的な雰囲気を決定づけているのはむしろ「同性愛」「不具者」といった細部である……というのは言うまでもなさそうで。
何度読んでも面白い、解説に同性愛ミステリーの最初とか書かれてて、そこなの?とも思ったけど。諸戸の気持ちを理解しながら手玉に取る箕浦もある意味鬼だよ。
孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション 7巻の
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感想・レビュー:47件
















































